魔法使いと皇の剣

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1章 出会い

幕間

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「貴方の名前はなんていうの」

 少女は小さな蛇に問いかけた、蛇は困ったようにチュルチュル舌をだし、ウネウネと身体を捩っていた少女はそんな様子が面白く、しゃがみ込むと蛇に手を差し出した

「おいで名前が無いなら私と一緒。私が名前をつけてあげる」

 蛇は不思議そうに少女の手に乗ると、小さな手に収まりきらない自分の身体を落ちないようまきつけた

 少女はそんな蛇を自身の顔の前まで、持ってきてよく見ようとした。蛇の目はよくみると美しく何処までも続くような漆黒で、身体の色とは真逆だった。

 そんな蛇に少女は名前をつけた。

 つけた名前に意味はなかったほんとに思いつきの名前だった、しかし名前を与えられた蛇はその時に始めて世の中と繋がった、自分に名前をつけてくれた少女に蛇も名前をつけた。

 そして小さな蛇は大きくなった少女に外なすもの食べ大きくなった。

 少女と蛇の周りには多数の者が集まり崇めた、しかし大きな身体はいつしかその身でも収まらず、ある時に蛇はその姿のみ残して脱皮した。

 残された蛇の身体を多くの生き物が食らった。

 蛇を食らった者は皆変わっていた。蛇と共にいた少女は大きくなり美しく成長していた、、蛇がいなくなったことを嘆き、友達の亡骸を食らったものを憎んでいた⋯

 蛇にとって少女は友達だった、少女に憧れていた、少女になりたいと思っていた。脱皮した蛇は少女になっていた。

 少女と蛇は1つになった。

 同じ姿になれた蛇は喜び、少女もまた喜んだ。

 いつかしか蛇と少女は成長していき。

 成長した女性は蛇を食らったものに復讐できると蛇の力を使った。

 しかし女性の身体は蛇の身体と同じように使えなくなってしまった。

 蛇は悲しんだ幾年も嘆いていた、女性はもういない、蛇は自分の力を使う事を考えた、自身を生んだ、生と死から生まれた力を⋯

 力は絶大だった、生と死から離された命は再び蛇を女性にした

 女性と蛇は心まで混じり始め、女性の怒りが蛇の怒りとなって同じ結末なる事も沢山あった。

 蛇は女性を戦わせないよう、いつまでも女性になれるよう。自らを、女性を守る国を作ったそして永劫続くよう大陸を閉じた

 ~『童話 蛇神と巫女』~
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