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魔王の王41
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トカゲ人は通称リザードマンって呼ばれてる
スネークマンって種族もいるけど、彼らはここからかなり離れたところにいるからまだ見たことないんだよね
リザードマンの国は森林地帯にあって、その奥で原始的な生活をしてるらしい
かつて食木の魔王という魔王が倒されていて、その時魔王を倒した勇者が、赤熱の勇者というリザードマンの勇者だった。ってエルヴィスが説明してくれた
「もうすぐ着くはずです」
送ってくれてるマリオンちゃんが教えてくれる
マリオンちゃんの内部って程よい気温で、さらに結構広くて快適
「見えてきました」
窓から覗くと森の中にポツンと集落のような場所があって、それらが点々と点在してるのが分かる
「突然降りたら驚かれるので、少し離れたところに着地しますね」
マリオンちゃんは国の入り口からちょっとだけ離れた広場に降り立つ
そこで私達を降ろして、お礼を言いながら飛び去って行ってしまった
「あそこが国の入り口みたいね」
メアリーが遠目をして眺める
私からも見えてる
なんかだんまくがかかってて、歓迎って書いてある
意外とオープンなんだ
「取りあえず入国しましょう。ミア、道しるべはどうなっていますの?」
「ちょっと待ってね」
再び魔法を発動させると、道しるべが見える。それはまっすぐに入り口から集落の内部を指し示していた
すでにあの黒い影はいないかもしれないけど、ここでも恐らく魔王を復活させてるはず
「急いだほうがいいかも。多分もう、魔王は復活してる」
走って国に入ると、そこは既にボロボロだった
たくさんのリザードマンが倒れてて、倒れた冒険者もちらほら見える
「まだ息があるでござる!」
どうやら亡くなってる人はいないみたいで、私は仙術と魔術を使って一気に治療した
魔術を仙術で拡大させて、広範囲における治療魔法を施したってわけ
「大丈夫ですか?」
近くにいた鎧を着たリザードマンの女性を起こすフィオナちゃん
「あ、ありがとう。突然木の化け物が襲ってきて、応戦したけど皆やられたの。観光に来てた冒険者さんたちまで」
木の化け物ってことは、食木の魔王かも
「その化け物はどっちへ?」
「こ、子供達を攫って、東の集落の方へ。見たところあなた達勇者様のパーティーね? 三人もの勇者が一緒にいるのは初めて見たけど。お願い、子供達を助けて」
「もちろんです!!」
私は巨大化して、全員を乗せると東の集落がある道を駆けだした
スネークマンって種族もいるけど、彼らはここからかなり離れたところにいるからまだ見たことないんだよね
リザードマンの国は森林地帯にあって、その奥で原始的な生活をしてるらしい
かつて食木の魔王という魔王が倒されていて、その時魔王を倒した勇者が、赤熱の勇者というリザードマンの勇者だった。ってエルヴィスが説明してくれた
「もうすぐ着くはずです」
送ってくれてるマリオンちゃんが教えてくれる
マリオンちゃんの内部って程よい気温で、さらに結構広くて快適
「見えてきました」
窓から覗くと森の中にポツンと集落のような場所があって、それらが点々と点在してるのが分かる
「突然降りたら驚かれるので、少し離れたところに着地しますね」
マリオンちゃんは国の入り口からちょっとだけ離れた広場に降り立つ
そこで私達を降ろして、お礼を言いながら飛び去って行ってしまった
「あそこが国の入り口みたいね」
メアリーが遠目をして眺める
私からも見えてる
なんかだんまくがかかってて、歓迎って書いてある
意外とオープンなんだ
「取りあえず入国しましょう。ミア、道しるべはどうなっていますの?」
「ちょっと待ってね」
再び魔法を発動させると、道しるべが見える。それはまっすぐに入り口から集落の内部を指し示していた
すでにあの黒い影はいないかもしれないけど、ここでも恐らく魔王を復活させてるはず
「急いだほうがいいかも。多分もう、魔王は復活してる」
走って国に入ると、そこは既にボロボロだった
たくさんのリザードマンが倒れてて、倒れた冒険者もちらほら見える
「まだ息があるでござる!」
どうやら亡くなってる人はいないみたいで、私は仙術と魔術を使って一気に治療した
魔術を仙術で拡大させて、広範囲における治療魔法を施したってわけ
「大丈夫ですか?」
近くにいた鎧を着たリザードマンの女性を起こすフィオナちゃん
「あ、ありがとう。突然木の化け物が襲ってきて、応戦したけど皆やられたの。観光に来てた冒険者さんたちまで」
木の化け物ってことは、食木の魔王かも
「その化け物はどっちへ?」
「こ、子供達を攫って、東の集落の方へ。見たところあなた達勇者様のパーティーね? 三人もの勇者が一緒にいるのは初めて見たけど。お願い、子供達を助けて」
「もちろんです!!」
私は巨大化して、全員を乗せると東の集落がある道を駆けだした
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