535 / 1,022
勇者の成長5
しおりを挟む
「あっという間に浄化してしまった手腕! さすがです神様! それにアイシスもすごくカッコよかった」
かえって来るなりキーラはまくし立てるように話し始めた
神々の降臨とその偉業、そして親友のすごさに感動したようだ
「私も、アイシスや神様みたいになれるかな?」
「ふむ、君はサニアの直系の子孫だからね。彼女の神力が受け継がれていると考えていい、ふんぬぅ」
決めポーズを見てもキーラはキラキラとした目をしている
「よし決めた! アイシス! 私アルケイン様みたいなムキムキになって強くなりたい!」
「「「それは駄目!!」」」
その夢は女神二柱とアイシスに全力で止められた
「え、なんで?」
「筋肉はいらないってキーラ。この神様のは趣味! さっきの力も全然筋肉使ってなかっただろう」
「そうそう、こんなのに憧れたらカワイイのに台無し!」
「ホントにもう、憧れるならわたくしにしなさいな」
「でも筋肉、かっこいいのに・・・」
「フハハハ、この良さが分かるとは流石だぞ少女よ! うむ、さすれば私が直々に鍛えてあげよう。だが筋肉は駄目だ。君の場合筋力をつけると余計に動きが悪くなってしまうよ。だがそうだな、魔族が浄化の力を使えるというのは素晴らしい。ぜひ私の弟子になってほしい」
「本当ですか!?」
「うむ!」
キーラはこれでなんと神の弟子になることが決まった
そのため神界に帰る女神二柱と別れ、アルケインは精霊の国に残ることにしたようだ
瘴気を消した数日後にはキーラはアルケインに力の使い方を習い始めた
そのためアイシスの見守りはできなくなったが、リドリリが見守るということで落ち着いたようだ
そしてキーラがアルケインに指示したその日も夜のこと、アイシスは再び夢を見た
その夢では金色の猫が数匹毛づくろいをしている
非常に可愛らしい猫たちで、アイシスにすり寄って来た
「おお、おお、可愛い!」
すぐにアイシスは猫たちを愛で始めた
するといつの間にか頭の上が重くなっていることに気づく
見上げると猫耳の少女が眠そうな目で微笑んでいた
「よっす、んにゃ、この超絶美麗猫ちゃんのニャコ様が来てやったからにはもう安心、暮らしの安全守る招き猫、最強の猫、おいらこそが猫界の頂点であるのにゃ!」
頭の上でぴょんぴょこ跳ねながら盛大な自己紹介をするニャコ
アイシスはそんな猫神ニャコを頭から降ろして抱き上げた
「ニャコ様、ですか?」
「んにゃ、おいらこそが猫神にゃこであるにゃ。ワコの力は受け取ったみたいだにゃ。でもまあおいらの力に比べたらあいつの力なんて大したことないにゃ」
「その力とはどういうものなのですか?」
ニャコの耳裏を指でコシコシとさすってあげるとニャコは嬉しそうに目を細めてそのまま説明を続ける
さすが猫だけあって喉を鳴らしながらだ
「ゴロゴロ、うーんそこそこ、なかなかわかってるにゃ大勇者。ではおいらの力の説明をするにゃ」
アイシスはごくりと生唾を飲み込んで聞いた
「おいらの力はフリースペースなのにゃ」
「フリースペース? それは一体どんなちからなのですか!?」
目を輝かせてニャコをガクガクと振るとニャコは目を回した
「うう、激しいのはお嫌いなのにゃ」
「す、すみません!」
「いいのにゃ、おいらは寛大だからにゃ。で、おいらの力を教えるにゃ。このフリースペースでは何でもできるにゃ。いやまあ攻撃には使えないにゃけど、ここでは休憩遊び、なんでもござれだにゃ。やりたいようにできるのにゃ。そしてその中では時間が経たないにゃ」
「時間が経たない?」
「そうにゃ、いくらでも休めるし、歳も取らないにゃ」
それを聞いてアイシスは一つ思いついたことがある
修行場だ
時間が経たないならいくらでも修行ができる
彼女は力を使いこなすことに集中するための部屋を手に入れたのだ
「ありがとうございますニャコ様!」
「うむ、存分に活用してほしいのにゃ」
ニャコがグッドポーズをとっている形で消えていく
目が覚める前兆だ
まわりで寝ていた金猫がアイシスの体内に飛び込んでいく
それによりニャコからの力を受け取ったことを感じた
かえって来るなりキーラはまくし立てるように話し始めた
神々の降臨とその偉業、そして親友のすごさに感動したようだ
「私も、アイシスや神様みたいになれるかな?」
「ふむ、君はサニアの直系の子孫だからね。彼女の神力が受け継がれていると考えていい、ふんぬぅ」
決めポーズを見てもキーラはキラキラとした目をしている
「よし決めた! アイシス! 私アルケイン様みたいなムキムキになって強くなりたい!」
「「「それは駄目!!」」」
その夢は女神二柱とアイシスに全力で止められた
「え、なんで?」
「筋肉はいらないってキーラ。この神様のは趣味! さっきの力も全然筋肉使ってなかっただろう」
「そうそう、こんなのに憧れたらカワイイのに台無し!」
「ホントにもう、憧れるならわたくしにしなさいな」
「でも筋肉、かっこいいのに・・・」
「フハハハ、この良さが分かるとは流石だぞ少女よ! うむ、さすれば私が直々に鍛えてあげよう。だが筋肉は駄目だ。君の場合筋力をつけると余計に動きが悪くなってしまうよ。だがそうだな、魔族が浄化の力を使えるというのは素晴らしい。ぜひ私の弟子になってほしい」
「本当ですか!?」
「うむ!」
キーラはこれでなんと神の弟子になることが決まった
そのため神界に帰る女神二柱と別れ、アルケインは精霊の国に残ることにしたようだ
瘴気を消した数日後にはキーラはアルケインに力の使い方を習い始めた
そのためアイシスの見守りはできなくなったが、リドリリが見守るということで落ち着いたようだ
そしてキーラがアルケインに指示したその日も夜のこと、アイシスは再び夢を見た
その夢では金色の猫が数匹毛づくろいをしている
非常に可愛らしい猫たちで、アイシスにすり寄って来た
「おお、おお、可愛い!」
すぐにアイシスは猫たちを愛で始めた
するといつの間にか頭の上が重くなっていることに気づく
見上げると猫耳の少女が眠そうな目で微笑んでいた
「よっす、んにゃ、この超絶美麗猫ちゃんのニャコ様が来てやったからにはもう安心、暮らしの安全守る招き猫、最強の猫、おいらこそが猫界の頂点であるのにゃ!」
頭の上でぴょんぴょこ跳ねながら盛大な自己紹介をするニャコ
アイシスはそんな猫神ニャコを頭から降ろして抱き上げた
「ニャコ様、ですか?」
「んにゃ、おいらこそが猫神にゃこであるにゃ。ワコの力は受け取ったみたいだにゃ。でもまあおいらの力に比べたらあいつの力なんて大したことないにゃ」
「その力とはどういうものなのですか?」
ニャコの耳裏を指でコシコシとさすってあげるとニャコは嬉しそうに目を細めてそのまま説明を続ける
さすが猫だけあって喉を鳴らしながらだ
「ゴロゴロ、うーんそこそこ、なかなかわかってるにゃ大勇者。ではおいらの力の説明をするにゃ」
アイシスはごくりと生唾を飲み込んで聞いた
「おいらの力はフリースペースなのにゃ」
「フリースペース? それは一体どんなちからなのですか!?」
目を輝かせてニャコをガクガクと振るとニャコは目を回した
「うう、激しいのはお嫌いなのにゃ」
「す、すみません!」
「いいのにゃ、おいらは寛大だからにゃ。で、おいらの力を教えるにゃ。このフリースペースでは何でもできるにゃ。いやまあ攻撃には使えないにゃけど、ここでは休憩遊び、なんでもござれだにゃ。やりたいようにできるのにゃ。そしてその中では時間が経たないにゃ」
「時間が経たない?」
「そうにゃ、いくらでも休めるし、歳も取らないにゃ」
それを聞いてアイシスは一つ思いついたことがある
修行場だ
時間が経たないならいくらでも修行ができる
彼女は力を使いこなすことに集中するための部屋を手に入れたのだ
「ありがとうございますニャコ様!」
「うむ、存分に活用してほしいのにゃ」
ニャコがグッドポーズをとっている形で消えていく
目が覚める前兆だ
まわりで寝ていた金猫がアイシスの体内に飛び込んでいく
それによりニャコからの力を受け取ったことを感じた
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる