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鉱洞調査
説教と戦場の残影
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「維!!!」
スリングがそう言いながら体を起こすと全身に激痛が走りその場でもだえ苦しんだ。
「ルミスさん、分隊長が目を覚ましました」
横からミツリの声が聞こえ周囲に目を向けるとそこが自身の部屋のベッドの上だとわかった。
痛みが引いてから異様に煙草が吸いたくなり探していると近づくその気配に背筋が凍り、慌ててベッドの中に潜ろうっとしたが時は既に遅かった。
「おう、2日間も寝ててまた寝ようとかいい度胸だな?」
怒気を含んだルミスの声が響き、恐る恐る視線を出入り口に向けると腕を組んだルミスが仁王立ちしていた。
スリングは、大人しくベッドから降りると静かに正座をした。
「怪我人だ、ベッドの上で許してやる」
ルミスのその言葉に甘えてスリングは、ベッドに戻るとそこで正座をしなおした。
「それで、何か言い訳はあるか?」
「この度は、私の判断が甘く、怪我を負ってしまい誠に申し訳ありませんでした」
スリングは、そう言いながら頭を下げるとルミスは、椅子にゆっくりと座った。
「判断が間違えた事も怪我負う事も、この仕事している限り仕方ない事さね、生きているだけよかったっと言えるけど、怒っているのはそこじゃない」
「え?じゃなに?」
スリングがそう顔を上げるとルミスが盛大な溜息を吐きながら天を仰いだ。
「ニーナさん、例のモノを頂戴」
ルミスのその言葉が合図だったかの様にドアの近くで気配を隠していたニーナが姿を現し、ルミスに一つの小瓶を渡した。
その小瓶の蓋を開けるとルミスはスリングにそれを少しだけかけた。
次の瞬間、スリングの体に電気が走り、それと同時に負った傷の痛みが重なる。
「hふぉういえhrwh!!」
スリングの悲鳴がそれから5分間洋館内に響き渡った。
5分後、痺れ薬の効果が終わり、スリングはベッドの上で動けなくなっていた。
「これ、いい効果ね、ニーナさん、もう数本お願いしていい?説教用に丁度いいわ」
「了解」
頭上で行われている、恐ろしい会話に今後の隊員達のことを思いながらスリングは、心の中で手を合わせる。
「それで話戻すけど、なんで自分が怒られてるかわかってる?」
こちらの地獄もまだ終わってない様子でスリングは、暫くの思考した後に唯一の心当たりを見つけた。
「もしかして、応戦した事でしょうか?」
恐る恐る、訊くと正解だったのかルミスから盛大な溜息が再び漏れた。
「お前、無茶はしないって言ったよな?」
その問いにスリングは、口を噤むと静かに頭を下げる事しか出来ずにいた。
無論、スリングもこんな無茶をする気はなかったがどうしてこうなったか説明するとルミスの怒りを再燃させるのは火を見るより明らかだったのでここは、沈黙が金だと考えて貝になった。
「お前完全に途中から頭に血が上っていたよな?」
そして、そんなささやかな抵抗もまた簡単にバレてしまうのも世の常である。
スリングは、もう下手な言い訳は、寿命を縮めるだけだと悟り静かに返事をしながら再度謝罪の意を込めて頭を下げた。
拳骨かそれともふっ飛ばされるのかとりあえず命を落とさない様に身構えているとルミスから聞こえたのは、鼻を一つ鳴らす音だけだった。
思いも寄らぬ返しに恐る恐るその表情を確認するとその目に共感の光が見え、勝てないと思い少しだけ張っていた力が抜けた。
「ライゼスくんの事だろ?」
「はい、あれとあの時の光景が重なって、ブチ切れました」
スリングが観念した様に答えるとルミスから軽い拳骨が振り落とされた。
「気持ちは、わかるけどアンタが死んだらもっと意味がないでしょうが」
何も言い訳は出来ずにスリングは、再度深く頭を下げる事しか出来なかった。
普段なら余計な事を言うニーナも小さく鼻を鳴らすだけで何も答える事はなく。
「とりあえず、今は治療に専念しなさい」
ルミスは、そう言うとゆっくりと部屋を出て行った。
スリングは、静かにベッドに戻ると天井を見上げながら色んな事が頭を過り、眠る事が出来ないと思い煙草を探して起き上がるとドアがノックされて返事をするとニーナが入って来るなりスリングに向かって煙草を投げつけてきた。
「ライターは?」
スリングがそう訊くとニーナはそっとジッポライターを取り出すと火を点けた。
珍しい事もあるもんだと思い、煙草を咥えて火を点け、燻らせた。
「これ、ライゼスからの貰いもんだっけ?」
ジッポライターの蓋をしながらニーナが問い、スリングは静かに頷いた。
「誕生日プレゼントだ」
その返しにニーナは、そっかっと言いながらスリングの手にそれを渡した。
「あたしも姐さんっと同じ、アンタが死んだら意味がないんだから、気をつけな」
その一言にスリングは、軽く頭を下げるとニーナは部屋を後にした。
何をしてるんだかな、スリングはそう思いながらベッドに座り、煙を勢いよく吐いた。
トモフリア戦線、北西部のテイク国との国境付近で5年前に起きた戦争。
スリングは、魔導師兵としてルミス、ニーナとそしてもう1人、ライゼスと共に参加していた。
先制攻撃してきたのはテイク国でスリング達の目的は侵略するテイク国の迎撃するという防衛線がメインっとなっていた。
元々、ルミス、ニーナ、ライゼスは、スリングと同じ師の元で魔導師兵っとして研鑽を積んできた。
その事から師のトレードマークでもあるその髪色から金色の魔導師達っと呼ばれ、その戦線でも別の部隊からも好奇の目で見られていた。
スリング達も魔導師兵っとなって何度目かの戦場でそんな扱いにも慣れていた。
その戦場もスリングの目から見てもそこまで警戒するモノではなかったが万が一を考えるスリングは警戒心を怠る事はなかった。
しかし、日を追う事に相手の動きが弱くなっていく現状に当時の指揮官は、周囲の声に押されて進軍を開始してしまう。
スリングは、斥候して調べて安全を確認するべきだと進言したが聞き入れてもらえず進軍の先頭を命令されてしまった。
魔導師兵と言え、何処まで行っても軍人であり、縦社会の軍部で逆らう事は、出来ずに作戦に参加
した。
それが起きたのは、鬱蒼と生い茂る森の中で開けた場所に着いた時だった。
ルミス、そしてスリングは、相手からの攻撃がないか魔力感知を解いていなかったがそれは、そんな感知をすり抜けて攻撃をしかけてきたのだ。
「退避!!!」
ライゼスがいち早く気づきその攻撃に巻き込まれた。
次にスリングが、爆撃を食らい吹き飛ばされたが警戒を解いてなかった事で兵装の防御機能が働いたお陰で軽度のダメージと脳震盪だけで済んだ。
攻撃を仕掛けてきたのは、テイク国の新型の魔導機でそれは、魔力感知を相殺する魔力を発信する機能を搭載していた。
それがわかったのは、スリングがブチ切れてそれを破壊して、国に残骸を持ち帰りわかった事だがその代償に仲間を失った。
暫くスリングは、軍部の中で英雄扱いされもしたがその時は何度も軍部を辞め様と考えていた。
だが、結果的にやめる事無くその後も何度かに戦線に参加したがその事が切っ掛けで無理して進軍する指揮官っとしばしばぶつかる事が多くなった。
しかし、結果を残していたスリング達に指揮官達は、抑えきれなくなり、異動という名の部隊解体をさせられる事になった。
そこから、まさかの王宮警護官に異動して、慣れない環境に胃を痛めながら早2年が経ち、今は18分隊の隊長になった。
「何してんだかな」
スリングは、そう呟くと煙草を灰皿に押し付けて、ベッドへと突っ伏した。
全身に痛みが走るが今は、その痛みがこのどうしようもない感覚を和らげてくれるように感じて目を閉じた。
スリングがそう言いながら体を起こすと全身に激痛が走りその場でもだえ苦しんだ。
「ルミスさん、分隊長が目を覚ましました」
横からミツリの声が聞こえ周囲に目を向けるとそこが自身の部屋のベッドの上だとわかった。
痛みが引いてから異様に煙草が吸いたくなり探していると近づくその気配に背筋が凍り、慌ててベッドの中に潜ろうっとしたが時は既に遅かった。
「おう、2日間も寝ててまた寝ようとかいい度胸だな?」
怒気を含んだルミスの声が響き、恐る恐る視線を出入り口に向けると腕を組んだルミスが仁王立ちしていた。
スリングは、大人しくベッドから降りると静かに正座をした。
「怪我人だ、ベッドの上で許してやる」
ルミスのその言葉に甘えてスリングは、ベッドに戻るとそこで正座をしなおした。
「それで、何か言い訳はあるか?」
「この度は、私の判断が甘く、怪我を負ってしまい誠に申し訳ありませんでした」
スリングは、そう言いながら頭を下げるとルミスは、椅子にゆっくりと座った。
「判断が間違えた事も怪我負う事も、この仕事している限り仕方ない事さね、生きているだけよかったっと言えるけど、怒っているのはそこじゃない」
「え?じゃなに?」
スリングがそう顔を上げるとルミスが盛大な溜息を吐きながら天を仰いだ。
「ニーナさん、例のモノを頂戴」
ルミスのその言葉が合図だったかの様にドアの近くで気配を隠していたニーナが姿を現し、ルミスに一つの小瓶を渡した。
その小瓶の蓋を開けるとルミスはスリングにそれを少しだけかけた。
次の瞬間、スリングの体に電気が走り、それと同時に負った傷の痛みが重なる。
「hふぉういえhrwh!!」
スリングの悲鳴がそれから5分間洋館内に響き渡った。
5分後、痺れ薬の効果が終わり、スリングはベッドの上で動けなくなっていた。
「これ、いい効果ね、ニーナさん、もう数本お願いしていい?説教用に丁度いいわ」
「了解」
頭上で行われている、恐ろしい会話に今後の隊員達のことを思いながらスリングは、心の中で手を合わせる。
「それで話戻すけど、なんで自分が怒られてるかわかってる?」
こちらの地獄もまだ終わってない様子でスリングは、暫くの思考した後に唯一の心当たりを見つけた。
「もしかして、応戦した事でしょうか?」
恐る恐る、訊くと正解だったのかルミスから盛大な溜息が再び漏れた。
「お前、無茶はしないって言ったよな?」
その問いにスリングは、口を噤むと静かに頭を下げる事しか出来ずにいた。
無論、スリングもこんな無茶をする気はなかったがどうしてこうなったか説明するとルミスの怒りを再燃させるのは火を見るより明らかだったのでここは、沈黙が金だと考えて貝になった。
「お前完全に途中から頭に血が上っていたよな?」
そして、そんなささやかな抵抗もまた簡単にバレてしまうのも世の常である。
スリングは、もう下手な言い訳は、寿命を縮めるだけだと悟り静かに返事をしながら再度謝罪の意を込めて頭を下げた。
拳骨かそれともふっ飛ばされるのかとりあえず命を落とさない様に身構えているとルミスから聞こえたのは、鼻を一つ鳴らす音だけだった。
思いも寄らぬ返しに恐る恐るその表情を確認するとその目に共感の光が見え、勝てないと思い少しだけ張っていた力が抜けた。
「ライゼスくんの事だろ?」
「はい、あれとあの時の光景が重なって、ブチ切れました」
スリングが観念した様に答えるとルミスから軽い拳骨が振り落とされた。
「気持ちは、わかるけどアンタが死んだらもっと意味がないでしょうが」
何も言い訳は出来ずにスリングは、再度深く頭を下げる事しか出来なかった。
普段なら余計な事を言うニーナも小さく鼻を鳴らすだけで何も答える事はなく。
「とりあえず、今は治療に専念しなさい」
ルミスは、そう言うとゆっくりと部屋を出て行った。
スリングは、静かにベッドに戻ると天井を見上げながら色んな事が頭を過り、眠る事が出来ないと思い煙草を探して起き上がるとドアがノックされて返事をするとニーナが入って来るなりスリングに向かって煙草を投げつけてきた。
「ライターは?」
スリングがそう訊くとニーナはそっとジッポライターを取り出すと火を点けた。
珍しい事もあるもんだと思い、煙草を咥えて火を点け、燻らせた。
「これ、ライゼスからの貰いもんだっけ?」
ジッポライターの蓋をしながらニーナが問い、スリングは静かに頷いた。
「誕生日プレゼントだ」
その返しにニーナは、そっかっと言いながらスリングの手にそれを渡した。
「あたしも姐さんっと同じ、アンタが死んだら意味がないんだから、気をつけな」
その一言にスリングは、軽く頭を下げるとニーナは部屋を後にした。
何をしてるんだかな、スリングはそう思いながらベッドに座り、煙を勢いよく吐いた。
トモフリア戦線、北西部のテイク国との国境付近で5年前に起きた戦争。
スリングは、魔導師兵としてルミス、ニーナとそしてもう1人、ライゼスと共に参加していた。
先制攻撃してきたのはテイク国でスリング達の目的は侵略するテイク国の迎撃するという防衛線がメインっとなっていた。
元々、ルミス、ニーナ、ライゼスは、スリングと同じ師の元で魔導師兵っとして研鑽を積んできた。
その事から師のトレードマークでもあるその髪色から金色の魔導師達っと呼ばれ、その戦線でも別の部隊からも好奇の目で見られていた。
スリング達も魔導師兵っとなって何度目かの戦場でそんな扱いにも慣れていた。
その戦場もスリングの目から見てもそこまで警戒するモノではなかったが万が一を考えるスリングは警戒心を怠る事はなかった。
しかし、日を追う事に相手の動きが弱くなっていく現状に当時の指揮官は、周囲の声に押されて進軍を開始してしまう。
スリングは、斥候して調べて安全を確認するべきだと進言したが聞き入れてもらえず進軍の先頭を命令されてしまった。
魔導師兵と言え、何処まで行っても軍人であり、縦社会の軍部で逆らう事は、出来ずに作戦に参加
した。
それが起きたのは、鬱蒼と生い茂る森の中で開けた場所に着いた時だった。
ルミス、そしてスリングは、相手からの攻撃がないか魔力感知を解いていなかったがそれは、そんな感知をすり抜けて攻撃をしかけてきたのだ。
「退避!!!」
ライゼスがいち早く気づきその攻撃に巻き込まれた。
次にスリングが、爆撃を食らい吹き飛ばされたが警戒を解いてなかった事で兵装の防御機能が働いたお陰で軽度のダメージと脳震盪だけで済んだ。
攻撃を仕掛けてきたのは、テイク国の新型の魔導機でそれは、魔力感知を相殺する魔力を発信する機能を搭載していた。
それがわかったのは、スリングがブチ切れてそれを破壊して、国に残骸を持ち帰りわかった事だがその代償に仲間を失った。
暫くスリングは、軍部の中で英雄扱いされもしたがその時は何度も軍部を辞め様と考えていた。
だが、結果的にやめる事無くその後も何度かに戦線に参加したがその事が切っ掛けで無理して進軍する指揮官っとしばしばぶつかる事が多くなった。
しかし、結果を残していたスリング達に指揮官達は、抑えきれなくなり、異動という名の部隊解体をさせられる事になった。
そこから、まさかの王宮警護官に異動して、慣れない環境に胃を痛めながら早2年が経ち、今は18分隊の隊長になった。
「何してんだかな」
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