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幼馴染からの卒業(回顧録 中学生)

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「……服を脱いで大和君――お姉ちゃんが、その……て、手でしてあげるから……」

 恥ずかし気に胸を隠しながら、ブラのホックを留め直した由佳ちゃんが、気恥ずかしそうに呟く。由佳ちゃんの細く滑らかな指が、いきり立った肉茎に触れ優しく包み込む。たどたどしい手付きだが、それが却って情欲を引き立て、緩やかな上下の往復運動だけでも更に硬く屹立していく。

「うあっ!」

 由佳ちゃんの指で軽く擦られただけで腰は浮き上がり、目の前が点滅するように真っ白に染まっていく。あまりの心地よさと快感に、思わず情けない声が洩れてしまった。

「ひゃあっ! ご、ごめん、大和君! 痛かったの?」
「はっ、はあっ……ち、違うよ、由佳ちゃん! き、気持ち良すぎて……」
「そ、そっか! 大和君、気持ちいいんだ……」

 経験の無い快感に翻弄され、身悶える事しかできない。そんな私を見た由佳ちゃんは、頬を赤く染めながらも、いたずらっぽい笑みを浮かべていた。

「ふふっ♡ 大和君の気持ち、分かったかも! 攻めるのって、ちょっと楽しいね」

 由佳ちゃんの手の動きがスムーズになり、大胆で絶妙な動きに変化していく。ズボンも脱がされ、由佳ちゃんの柔らかい指が、窮屈げに反り返った男根を、下着越しに優しく扱きあげてくる。くっきりと形が浮き上がった茎の輪郭をなぞるように撫でさすり、敏感な先端も手の平で包み込みながら円を描くように擦りあげてくる。

「あぁぁっっ――、ま、待って、由佳ちゃん! はあっ、うあっっ……!」
「くすっ、大和君可愛い♡ ふふっ♪ お姉ちゃんが、もっと気持良くしてあげるね」

 イニシアチブを握って満足気の由佳ちゃんが、甘やかすような口調で羞恥を煽ってくる。由佳ちゃんに下着をずり下げられ、ギンギンに勃起したペニスが何度も下着に引っ掛かり、むず痒いような快楽で腰が浮き上がってしまう。

「……! 大きい!? それに、一緒にお風呂に入った時と比べて――形が全然違うよ」

 ずり下げられた下着からピーンと弾み出た――猛る熱い塊を、由佳ちゃんが興味深そうに見つめている。

「一緒にお風呂に入ったのって幼稚園の時……あぐっ、くぅぅつ!」

 張り裂けんばかり屹立した男根が、滑らかで温かな感触に包まれる。由佳ちゃんの手の中で、締め付けられた剛直がビクンビクンと脈を打っている。
 
「ふふっ! ちょっと、グロテスクでビックリしたけど、ピクピクしていて以外と可愛いかも?」 

 私の物を、ねっとりと包み込んだ由佳ちゃんの手が、優しく上下に動き出す。最初は戸惑うような手つきだったが、次第に快楽を引き出すような焦らしや緩急をつけた愛撫に洗練されていく。
 
「大和君の表情を見てれば分かるよ! ここが気持ち良いんだよね♡」

 由佳ちゃんは、親指と人差し指で輪っかを作り、カリの段差を引っ掛けるように扱いてくる。裏スジもツッーと指で撫でられ、由佳ちゃんの手の中で反り返った剛直が、淫靡な刺激に翻弄されてビクンビクンと暴れ戦慄わなないている。

「わっ、どんどんカチカチになってくよ! それに先っぽからもヌルヌルした物が……」
「うあっ! あっ、ダメだよ由佳ちゃん! もう出るッ!!!」


 目の前で白い光がチカチカと点滅するような快感と共に、甘く蕩けるような痺れが全身を駆け巡る。絶頂で腰は浮き上がり、由佳ちゃんの手の中におびただしい量の熱い欲情の証を解き放ってしまった。

「きゃあっ! 大和君すごく出たね! ふふっ! お姉ちゃんの手の中に、こんなに出して――そんなに気持ち良かったのかな~! ……えっ、嘘!? 大和君の――また大きくなっているよ」

 うっとりするほどの陶酔感を得てもなお、未知の快楽を味わってしまった若い獣欲は、留まることを知らない。更なる愉悦を求めるように淫欲が鎌首をもたげ、射精して間もない男根は、瞬く間に硬さを取り戻し熱く滾り始めた。 

「くすっ! 大和君は、本当にHなんだから……! いいよ、お姉ちゃんが、何回でもしてあげる!」

 仰向けになっている私に、身をすり寄せるように密着した由佳ちゃんがキュッと抱き付いてくる。由佳ちゃんの熱気を帯びた身体から――甘い柑橘系の香りが、ほんのりと漂う。ブラカップの中で、窮屈そうに揺れる柔らかな膨らみが、お互いの身体で押し潰されて淫らに形を変えていく。煽情的な肢体と艶めかしい感触は刺激的で、体の芯に火が付くような昂りと、激しいまでの劣情に支配されていく。

「もういっかいキスしようよ」

 由佳ちゃんの、桜色の艶やかな唇がゆっくりと近づいてくる。触れ合った唇から伝わる――しっとりとした柔らかい感触は、蕩けるほど甘美で心臓がドキドキと脈を打つ。

「大和君、んっ……。ちゅっ、んんッ……」
「由佳ちゃん、由佳ちゃん! ん、ちゅぷっん。ちゅっ、ちゅっ……」

 熱い想いをぶつけるように、由佳ちゃんを強く抱きしめ、何度も唇を重ねていく。絡み合ったお互いの唾液がクチュクチュと湿った淫靡な音を奏でる。由佳ちゃんは、恥ずかしそうに肢体をくねらせながらも、私の下腹部に再び手を滑らせていった。

 情熱的なキスを交わしながらも、由佳ちゃんのしなやかな指が絶頂直後のペニスに絡みついてくる。根元から先端を、ゆったりと扱き抜くような往復を繰り返したかと思うと、カリ首の付け根で小刻みに指を蠢かせ、緩急のついた絶妙なストロークを加えてくる。敏感な先端も、指の腹で捏ねるように撫でまわされ、ヒクついた鈴口からヌルヌルした先走りが後から後から滲み出てくる。付着していた白濁液や先走りが、硬く屹立した茎全体に広がり、ヌメリを帯びながらテラテラと光沢を放っている。ヌメリがローション代わりになり、由佳ちゃんの手の動きも滑らかになり、追い込むようなピッチの速い動きに変化していく。ヌメった男根を暖かな手でキュッと締め付けながら、スナップを利かした激しい昇降運動で擦り扱いてくる。搾り取られるような怒涛の快楽を浴びせられ、勝手に腰が跳ね上がってしまう。

「んっ、ちゅっ……。ふふっ! 大和君、我慢しなくていいよ! 好きな時に出して……」

 甘いキスと言葉を囁きながらの愛撫に、ゾクゾクとした強烈な快感が背中を走る。じわじわと熱い物が遡るような衝動に男根はヒクつき打ち震える。昂った身体は愉悦で痺れ、頭の中まで真っ白に弾けるような快感と共に、灼熱の精のたぎりを吐き出してしまうのであった。

 気怠さと絶頂の余韻に浸りながら、荒い息を吐く。――だが、心の奥で渦巻く欲望は未だに満たされてない。異性を求める牡の本能に突き動かされた私は、彼女の背に手をまわし腕の中に荒々しく引き寄せるのであった。

「きゃあっ! 大和君、急にどうしたの?」
「由佳ちゃん! 僕、由佳ちゃんとHしたい……もう、我慢できないよ!」

 私の言葉に、由佳ちゃんは恥ずかし気に俯き、黙りこくってしまう。やがて、意を決したように視線を上げた由佳ちゃんが、耳元で囁く。

「うん……。 や、大和君ならいいよ……お姉ちゃん、大和君のこと大好きだから…。でも、お姉ちゃんの事を一生大事にしなければダメだからね! それと、お姉ちゃんは凄く嫉妬深いんだよ。他の女の子とこんな事をしたら、絶対に許さないんだからね!」
「僕も、由佳ちゃんのこと大好きだから! 小さい頃から憧れていて、ずっと好きだったんだよ! 他の男には絶対に渡さない!」

 
 由佳ちゃんを仰向けに寝かして、しなやかで柔らかな身体を抱きしめる。何度もキスを重ねながら、彼女の背中に回した手で、ブラのホックを外すのであった。
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