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「……はぁ。ついに、この日が来てしまいましたわね」
私は、王家の紋章が刻まれた巨大な鉄の扉を見上げ、重い溜息をついた。
目の前にそびえ立つのは、かつて私が「公爵令嬢」として優雅に……いや、隠れてドーナツを自作していた、王宮の裏口である。
「……安心しろ、チュロス。私がついている。何があろうと、お前とフライパンだけは死守してみせる」
隣で、正装であるはずの軍服をわざわざ脱ぎ捨て、すでに「捏ね専用」のノースリーブシャツ一枚になっているベーグル中将が、力強く頷いた。
彼の背後には、特注の巨大なボウルと、数リットルの最高級油を担いだ騎士団の若手たちが、緊張した面持ちで整列している。
「閣下。王宮に行くのに、なぜそんなに戦闘態勢なんですの? 今日は調理をしに行くだけですわよ」
「……いや。王宮の厨房は、ある意味では戦場よりも危険だ。特に、プライドを傷つけられた料理人たちの執念は、魔獣の牙よりも鋭いからな」
中将の予言は、厨房の扉を開けた瞬間に的中した。
「あらあら! これはこれは、油臭い『ドーナツ女』ではありませんか!」
待ち構えていたのは、扇子を激しく仰ぎ、勝ち誇った笑みを浮かべるホイップ・シュガー様。
そして、その後ろには王宮専属の料理長をはじめとする、白衣の集団がズラリと並んでこちらを睨みつけていた。
「ホイップ様。なぜあなたが王宮の厨房に? ここはパンケーキを焼く場所ではなく、国家の胃袋を支える聖域ですわよ」
「失礼ね! 私は国王陛下より、本日のお茶会の『特別アドバイザー』に任命されましたの。陛下はパンケーキに飽きたとおっしゃいましたが、それは私の愛が深すぎたせい……。あなたの下俗な揚げ菓子など、一口召し上がればすぐに『おえっ』となりますわ!」
ホイップ様が指示を出すと、料理長が一歩前に出た。
「チュロス・デ・リング元令嬢。陛下がお呼びだ。……だが、我が聖域である厨房を油で汚すことは許さん。隅にある、その古びたコンロを使うがいい」
案内されたのは、換気も悪く、火力の安定しない最悪の場所だった。
中将が「……ふざけるな。この火力では、生地の膨らみが……」と拳を固めたが、私はそれを手で制した。
「構いませんわ。閣下。……道具のせいにしているうちは、三流ですの。最高の一流は、焚き火であっても究極の輪っかを揚げてみせますわ!」
「……さすがだ、チュロス。お前のその『揚げ物への傲慢さ』、嫌いではないぞ」
私たちは早速、準備に取り掛かった。
中将が凄まじい速度で生地を叩きつける音が、静かな厨房に『ドォン! ドォン!』と爆音のように響き渡る。
王宮の料理人たちがその迫力にたじろぐ中、私は油の温度を指先……ではなく、空気の揺らぎで感じ取っていた。
「よし……いい温度ですわ。……では、投入しますわよ!」
私がドーナツを油に滑り込ませようとした、その時だった。
「……あら、手が滑りましたわ!」
ホイップ様が、ニヤニヤしながら私のフライパンの真上で、水の入ったグラスを傾けた。
「……っ!? 危ないですわ!!」
高温の油に水が入れば、爆発的な油跳ねが起きる。
私の顔に、あるいは大切な生地に、熱い油が降り注ぐ――そう確信した瞬間、視界が真っ暗になった。
「……グッ……!」
重厚な肉の壁が、私を包み込んだ。
ベーグル中将が、その鍛え抜かれた背中で私を庇ったのだ。
バチバチッ! という激しい音と共に、中将の背中に数滴の油が飛ぶ。
「か、閣下!? 大丈夫ですの!? 今すぐ氷を……!」
「……案ずるな。私の筋肉は、これくらいの熱では怯まん。……それより、チュロス。……生地を守れ」
中将は眉一つ動かさず、私を抱きしめたまま低く命じた。
私は彼の胸板から顔を出し、フライパンを見た。……無事だ。中将が水滴の大部分をその広い肩で弾き飛ばしてくれたおかげで、油はまだ澄んでいる。
「……ホイップ様。……今のは、宣戦布告と受け取ってよろしいかしら?」
私の声から、温度が消えた。
ホイップ様は「ひっ……!」と短く悲鳴を上げ、後ずさりした。
「わ、私、ただ手が滑っただけで……!」
「……いいでしょう。では、お返しに最高に『重たい愛』を陛下に届けて差し上げますわ。……閣下。捏ねを、あと三十秒だけ追加してください。……私を庇ってくれた、あなたの『怒り』を生地に込めて!」
「……了解した。……全筋肉、全力を解放する!!」
中将の筋肉が、限界を超えて膨張した。
そして完成したのが、王室の威厳に相応しい究極の一品――。
『ロイヤル・ジャスティス・リング ~騎士の背中仕立て~』。
一時間後。豪華な謁見の間にて、国王陛下がそのドーナツを手に取った。
「……ほう。これが、我が息子を骨抜きにし、サラダ教授を幼児退行させたという例の菓子か」
陛下は厳格な顔つきで、その黄金の輪を見つめる。
横では、包帯を巻いたカスタード王子と、震えるホイップ様が固唾を呑んでいた。
陛下が一口、大きくかじる。
パリッ……フワッ……モチィィィッ!
「………………っ!!!!」
陛下がガタッと椅子から立ち上がった。
そして、そのまま自分の王冠を脱ぎ、テーブルの上に置いた。
「……美味しい。あまりにも、美味しい……。余は、今まで何を食べていたのだ? この穴の向こう側に……我が王国の、明るい未来が見えるではないか!」
「へ、陛下!? 王冠を脱いではいけません!」
「チュロスよ! お前、今すぐ王宮に戻れ! いや、余の専属『国営ドーナツ官』になれ! 給料は言い値で払おう!」
陛下のまさかのスカウトに、会場は大混乱に陥った。
私は、誇らしげに胸を張り、隣で背中を赤くしている中将の手をそっと握った。
「陛下。光栄な申し出ですが……私は、下町の小さなお店で、阁下と共に生地を捏ねるのが一番幸せなのですわ。……ただし、一つだけお願いがございます」
「なんでも言うがよい! 油田の一つや二つ、贈呈しようではないか!」
「油田は魅力的ですが……王宮の御用達として、毎日十ダースの注文をいただけますかしら? もちろん、特注の『筋肉代』込みのお値段で!」
こうして、私のドーナツはついに国家公認の味となった。
しかし、その影で。
「……おのれ、チュロス……! これなら、最後の手段を使うしかありませんわね……!」
ホイップ様の瞳に、今までとは違う、不穏な黒い輝きが宿っていた。
私は、王家の紋章が刻まれた巨大な鉄の扉を見上げ、重い溜息をついた。
目の前にそびえ立つのは、かつて私が「公爵令嬢」として優雅に……いや、隠れてドーナツを自作していた、王宮の裏口である。
「……安心しろ、チュロス。私がついている。何があろうと、お前とフライパンだけは死守してみせる」
隣で、正装であるはずの軍服をわざわざ脱ぎ捨て、すでに「捏ね専用」のノースリーブシャツ一枚になっているベーグル中将が、力強く頷いた。
彼の背後には、特注の巨大なボウルと、数リットルの最高級油を担いだ騎士団の若手たちが、緊張した面持ちで整列している。
「閣下。王宮に行くのに、なぜそんなに戦闘態勢なんですの? 今日は調理をしに行くだけですわよ」
「……いや。王宮の厨房は、ある意味では戦場よりも危険だ。特に、プライドを傷つけられた料理人たちの執念は、魔獣の牙よりも鋭いからな」
中将の予言は、厨房の扉を開けた瞬間に的中した。
「あらあら! これはこれは、油臭い『ドーナツ女』ではありませんか!」
待ち構えていたのは、扇子を激しく仰ぎ、勝ち誇った笑みを浮かべるホイップ・シュガー様。
そして、その後ろには王宮専属の料理長をはじめとする、白衣の集団がズラリと並んでこちらを睨みつけていた。
「ホイップ様。なぜあなたが王宮の厨房に? ここはパンケーキを焼く場所ではなく、国家の胃袋を支える聖域ですわよ」
「失礼ね! 私は国王陛下より、本日のお茶会の『特別アドバイザー』に任命されましたの。陛下はパンケーキに飽きたとおっしゃいましたが、それは私の愛が深すぎたせい……。あなたの下俗な揚げ菓子など、一口召し上がればすぐに『おえっ』となりますわ!」
ホイップ様が指示を出すと、料理長が一歩前に出た。
「チュロス・デ・リング元令嬢。陛下がお呼びだ。……だが、我が聖域である厨房を油で汚すことは許さん。隅にある、その古びたコンロを使うがいい」
案内されたのは、換気も悪く、火力の安定しない最悪の場所だった。
中将が「……ふざけるな。この火力では、生地の膨らみが……」と拳を固めたが、私はそれを手で制した。
「構いませんわ。閣下。……道具のせいにしているうちは、三流ですの。最高の一流は、焚き火であっても究極の輪っかを揚げてみせますわ!」
「……さすがだ、チュロス。お前のその『揚げ物への傲慢さ』、嫌いではないぞ」
私たちは早速、準備に取り掛かった。
中将が凄まじい速度で生地を叩きつける音が、静かな厨房に『ドォン! ドォン!』と爆音のように響き渡る。
王宮の料理人たちがその迫力にたじろぐ中、私は油の温度を指先……ではなく、空気の揺らぎで感じ取っていた。
「よし……いい温度ですわ。……では、投入しますわよ!」
私がドーナツを油に滑り込ませようとした、その時だった。
「……あら、手が滑りましたわ!」
ホイップ様が、ニヤニヤしながら私のフライパンの真上で、水の入ったグラスを傾けた。
「……っ!? 危ないですわ!!」
高温の油に水が入れば、爆発的な油跳ねが起きる。
私の顔に、あるいは大切な生地に、熱い油が降り注ぐ――そう確信した瞬間、視界が真っ暗になった。
「……グッ……!」
重厚な肉の壁が、私を包み込んだ。
ベーグル中将が、その鍛え抜かれた背中で私を庇ったのだ。
バチバチッ! という激しい音と共に、中将の背中に数滴の油が飛ぶ。
「か、閣下!? 大丈夫ですの!? 今すぐ氷を……!」
「……案ずるな。私の筋肉は、これくらいの熱では怯まん。……それより、チュロス。……生地を守れ」
中将は眉一つ動かさず、私を抱きしめたまま低く命じた。
私は彼の胸板から顔を出し、フライパンを見た。……無事だ。中将が水滴の大部分をその広い肩で弾き飛ばしてくれたおかげで、油はまだ澄んでいる。
「……ホイップ様。……今のは、宣戦布告と受け取ってよろしいかしら?」
私の声から、温度が消えた。
ホイップ様は「ひっ……!」と短く悲鳴を上げ、後ずさりした。
「わ、私、ただ手が滑っただけで……!」
「……いいでしょう。では、お返しに最高に『重たい愛』を陛下に届けて差し上げますわ。……閣下。捏ねを、あと三十秒だけ追加してください。……私を庇ってくれた、あなたの『怒り』を生地に込めて!」
「……了解した。……全筋肉、全力を解放する!!」
中将の筋肉が、限界を超えて膨張した。
そして完成したのが、王室の威厳に相応しい究極の一品――。
『ロイヤル・ジャスティス・リング ~騎士の背中仕立て~』。
一時間後。豪華な謁見の間にて、国王陛下がそのドーナツを手に取った。
「……ほう。これが、我が息子を骨抜きにし、サラダ教授を幼児退行させたという例の菓子か」
陛下は厳格な顔つきで、その黄金の輪を見つめる。
横では、包帯を巻いたカスタード王子と、震えるホイップ様が固唾を呑んでいた。
陛下が一口、大きくかじる。
パリッ……フワッ……モチィィィッ!
「………………っ!!!!」
陛下がガタッと椅子から立ち上がった。
そして、そのまま自分の王冠を脱ぎ、テーブルの上に置いた。
「……美味しい。あまりにも、美味しい……。余は、今まで何を食べていたのだ? この穴の向こう側に……我が王国の、明るい未来が見えるではないか!」
「へ、陛下!? 王冠を脱いではいけません!」
「チュロスよ! お前、今すぐ王宮に戻れ! いや、余の専属『国営ドーナツ官』になれ! 給料は言い値で払おう!」
陛下のまさかのスカウトに、会場は大混乱に陥った。
私は、誇らしげに胸を張り、隣で背中を赤くしている中将の手をそっと握った。
「陛下。光栄な申し出ですが……私は、下町の小さなお店で、阁下と共に生地を捏ねるのが一番幸せなのですわ。……ただし、一つだけお願いがございます」
「なんでも言うがよい! 油田の一つや二つ、贈呈しようではないか!」
「油田は魅力的ですが……王宮の御用達として、毎日十ダースの注文をいただけますかしら? もちろん、特注の『筋肉代』込みのお値段で!」
こうして、私のドーナツはついに国家公認の味となった。
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