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夢の結晶 第6話
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「ところで、この間、平井先生の結婚式のサプライズの話しを、したけど、式場は押さえられたんだけど、その日は大安吉日で、神主が、見つけられなくて、裕次郎に、心当たりないかと思って。」「神主ね。誰かいたかな。」「ああ、あるよ、心当たり。」「本当に。」「うん。一昨年の京都の学会で泊まったホテルのロビーで、高校の時、社会科を、教わった先生に合って話しをした時に、今は、実家の家業を継いで、神主をやっていると、言っていた。確か、その時に、もらった名刺があるはず。」僕は、デスクの引き出しから名刺を、探し出し、奥田の前に置いた。「早速、電話で聞いてみる。」「うん、頼むよ。」「じゃあ、式は神前なんだ。」「そうなんだ、奥さんにまっ白な花嫁衣装をと、思って。平井先生、教会は、あまり好きそうにないから。奥さんのあまりの綺麗さに、きっと驚くよ。」「それは、楽しみだね。」僕と奥田が、そんな話しで盛り上がっていると、井上君は、その間に、空になった重箱を、きれいに、洗って乾かし、紙袋に、入れて持って来た。「奥田先生、紙袋の中に、洗った重箱と、少しですが、砂糖、サラダ油、紅茶、が入っていますので、平井先生の奥様に、お家で使って下さいと、お伝え下さい。」「井上君、ありがとう。私も、午後の診察時間になるので、そろそろ、おいとま、しますか。三島、神主の件、よろしく頼む。私の携帯に、連絡してくれ。じゃあな。」言うが早いか、奥田は、風の如く帰って行った。「三島先生、急患です。救急車あと、2、3分で到着します。」その声に私は、急に現実の世界に、引き戻された。
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