91 / 97
綺麗に並べて
風の噂③
しおりを挟む
街の散策をした翌日、ララスティとカイルはルドルフの誘いで、街にある劇場に訪れる予定となっていた。
三人が朝食の席でその話をしていると、案の定エミリアが自分も同行すると言い出し、メイド達はエミリアの支度を手伝う事になった。
「観劇なんて、王都に居た時にお父さんとお母さんと一緒に行ったことがあるけど、遠い席から見てもつまらないのよね」
エミリアはしたく途中でメイドにそんな愚痴を言うが、メイドは特に反応せずに黙々と準備を進めていく。
「お父さんはオペラグラスだっけ? それを使えばいいとか言ったけど、あんなのをずっと持ってたら手が疲れちゃうじゃない? そこまでしてみたいとは思えないわ。どうせなら平民みたいに近くの席に座れたらいいのに、なんであんな遠い席にしなくちゃいけないのかしら」
そう言ったエミリアは大きくため息をつき、メイドが用意したドレスを確認する。
ララスティが持ち込んだ、装飾品が多い見栄えするドレス。
「……お姉さまってば、いつの間にこんなドレスを作ったのかしら。別邸には入れなくなっちゃたから知らなかったけど、こういうのをいっぱい隠してるなんてずるいわよね」
続けてアクセサリーも印象に残るものばかりで、エミリアはララスティが知らないものをいつの間にかそろえていることに眉を寄せた。
「なんだかんだ言って、お姉さまは自分の好きなものをいつでも用意できるのよ。だからあたしにこんな風に簡単になんでも譲ってくれるんだわ」
エミリアはシングウッド公爵領に来る前、ララスティの準備していた衣装類を貸してと言い、ルドルフが「荷物を渡してしまいなさい」と言ったことを忘れている。
全てララスティの意思でエミリアに譲ったと解釈しているのだ。
エミリアがメイドの反応を得られないまま独り言を続ける間も準備は進んで行き、ドレスを着せ終わりアクセサリーを付け終わったところで大きな姿見で全身を確認する。
「ふーん、なかなかいいじゃない」
レースやフリルがふんだんにあしらわれたドレスは、どう考えてもララスティの趣味ではなくエミリアの趣味のものだ。
なぜそんなものをララスティが持ち込んだのかも考えず、エミリアは自分好みのドレスに満足げに笑みを浮かべる。
この姿でカイルの隣に居る自分の姿を想像し、絶対にお似合いの恋人に見えると自信を持つ。
「準備はこれで終わりよね?」
エミリアの問いにメイドの一人が頷くと、エミリアは「そう」とそっけなく答えてさっさと部屋を出て行った。
残ったメイド達はエミリアの気配が遠のいたのを確認してから大きく息を吐きだし、「見た目だけ派手で安いドレスやアクセサリーがよく似合う子よね」と笑い合う。
「ララスティ様は、あの子に奪われる前提で今回の荷物を用意したっていう話よ」
「そりゃそうよね。あんなドレスやアクセサリーはララスティ様にはお似合いにならないもの」
「それよりもあの子、ドレスの見た目だけを気にして、品質はまったく気にしてないみたい。アクセサリーだって見た目が派手で品位の欠片もないのに」
「まるで五歳の社交界デビューしたばかりの幼女が憧れそうなものばかりよね」
クスクスと笑い合いながら片づけを終えたメイド達は、部屋を出ると何事もなかったようにそれぞれの持ち場に戻っていった。
メイド達にそんなことを言われているとは知らないエミリアは、玄関ホールに一人で到着すると、そこにはすでにララスティたちが揃っている。
カイルとルドルフは派手さはないものの品があり、仕立てのいい服だと一目でわかるものを着用しており、ララスティも華美な装飾は控えめながらも、十二歳という若さをしっかりと出すようにフリルとレースを上品に使ったドレスを着用している。
ララスティのドレスはこちらに来て購入したものだが、カイルと並ぶと揃いで誂えたように見え、揃いのデザインのアクセサリーを身につけている。
よく見ればルドルフのジャケットの色合いや、裏地の模様など、ララスティのドレスと共通したモチーフを使われているのだが、それに気づくよりも、だれもがカイルとの合わせに目を引かれる。
「カイル殿下! お待たせしました」
エミリアはカイルの隣に走って行くと、自分こそが恋人なのだと言うようにカイルの横に並んだ。
その様子はバランスが全く取れておらす、失笑を買うものであったが、カイルは突き放すことはせずにエミリアの好きにさせている。
ララスティやルドルフも何か言うこともない。
ただ、屋敷の一部の使用人を除き、その滑稽さに秘かに笑う。
「見て下さいこのドレス。あたし好みなんですよ! ふふ、こういうドレスはあたしにこそ似合いますよね」
クルリとその場で回ってドレスを見せるエミリアだが、十二歳が着るにはやはり幼児趣味すぎるものに、カイルは特に誉め言葉を言わずに微笑んだ。
「……そろそろ出発しよう」
「はい、叔父上」
ルドルフの声に四人は馬車に乗り込むために移動を始める。
「え? 何この馬車……」
エミリアは玄関を出て用意されている馬車を見て、思わずそんな声を出してしまった。
用意されている馬車は公爵令嬢であるエミリアが見たこともないほど立派なもので、漆黒の外装に純銀で装飾がなされ、家門には純金が使用されている。
見ただけでもランバルト公爵家で使用した馬車と比べものにならない大きさだが、中に入ってみればその内装にもエミリアはあんぐりと口を開けた。
滑らかな曲線を描く壁には全面に皮が張られ、座椅子に座ればその柔らかさに驚いてしまう。
四人が乗っても狭さを感じず、気づけば動き出していた馬車は揺れをほとんど感じることがない。
「な、なによこの馬車!」
カイルの隣でそう叫んだエミリアに、三人は不思議そうな視線を向ける。
「どうかしたかい? 乗り心地に問題が?」
「問題どころじゃないです! こんなの公爵令嬢のあたしですら乗ったことないような豪華さじゃないですか!」
エミリアの叫びにララスティたちは何とも言えない表情を浮かべるしかない。
この馬車はあくまでもシングウッド公爵家やアインバッハ公爵家はもとより、王家では権威を見せるための通常基準のもの。
地位や財力をわかりやすく示すための道具として用いられ、公式な行事では普通に使用される。
けれども、没落寸前のランバルト公爵家では用意できない。ただそれだけのことだ。
今回の観劇は、シングウッド公爵家の次期当主であるルドルフが、公的に劇場を訪問して領民に王太子とその婚約者をお披露目するという目的のため、この馬車が使用されている。
「カイル殿下だってこんな馬車は初めてですよね?」
「……いや、公式行事なんかの時はこういう馬車だよ」
「ええ!? あたしの家に来る時は違うじゃないですか! こっちに来る時だって、普通の馬車でした! どうしてですか!?」
たった今、公式行事とカイルが言った言葉を聞かなかったのだろうか、と三人は思ったが、苦笑を崩さないままエミリアを見る。
エミリアは勘違いしているが、旅程に使用した馬車は通常の長期移動用の馬車よりも格段に品質がいいものだ。
公的行事でもなく、権威を見せつけながら移動する必要もなかったので、シングウッド公爵家基準の普通の馬車を使用したに過ぎない。
ただ、エミリアにとってはその普通の馬車が自分の知る最高基準の馬車だっただけだ。
ランバルト公爵家に残っている馬車は少ない。
アーノルトは自分の移動はもちろん、クロエやエミリアが移動する際には常に最高の馬車を使わせていた。
だからエミリアにとって、ラインバルト公爵家にある最高の馬車が普通の馬車の基準になってしまっている。
それを察したルドルフとララスティは内心で笑ってしまう。
カイルがエミリアを迎えに行ったときに使用した馬車は、確かに普通の馬車だった。
自分たちを示すような装飾もなく、外観に華美なものや特徴的な装飾もない。
それでも乗り心地や頑丈さは一級品のもの。
見た目だけで普通と思われては困る品物だが、それは一部の裕福で高位の存在だけに許された基準でしかない。
そのことをエミリアに説明しても理解しないだろう。
カイルもそれを察しているのか、エミリアに苦笑を向け宥めるように声を掛けてはいるが、言葉を訂正することはしていない。
エミリアがカイルに宥められながらも、物珍しそうに馬車を堪能している間に目的地に到着する。
真っ先に馬車を降りたルドルフに続きカイルが降りて中に向かって手を差し出す。
その様子を見ていただれもが、カイルにエスコートされるのはララスティだと疑わない。
だが、カイルの手に自分の手を乗せて馬車から降りてきたのはエミリアで、その姿に領民は驚きとともに落胆の色を隠せない。
だが、エミリアが馬車から降りるのを手伝った後、その場に残ったカイルが続けて中に手を差し伸べ、登場したララスティに領民は感嘆の息を漏らした。
品のいいドレス、品のいいアクセサリー。
婚約者同士で揃えたような衣装は二人の仲の良さを表しているように見える。
「あれが、未来の王太子夫妻」
誰かがそう呟いた声は、小さいものだったにもかかわらず、エミリアの耳に深く突き刺さった。
三人が朝食の席でその話をしていると、案の定エミリアが自分も同行すると言い出し、メイド達はエミリアの支度を手伝う事になった。
「観劇なんて、王都に居た時にお父さんとお母さんと一緒に行ったことがあるけど、遠い席から見てもつまらないのよね」
エミリアはしたく途中でメイドにそんな愚痴を言うが、メイドは特に反応せずに黙々と準備を進めていく。
「お父さんはオペラグラスだっけ? それを使えばいいとか言ったけど、あんなのをずっと持ってたら手が疲れちゃうじゃない? そこまでしてみたいとは思えないわ。どうせなら平民みたいに近くの席に座れたらいいのに、なんであんな遠い席にしなくちゃいけないのかしら」
そう言ったエミリアは大きくため息をつき、メイドが用意したドレスを確認する。
ララスティが持ち込んだ、装飾品が多い見栄えするドレス。
「……お姉さまってば、いつの間にこんなドレスを作ったのかしら。別邸には入れなくなっちゃたから知らなかったけど、こういうのをいっぱい隠してるなんてずるいわよね」
続けてアクセサリーも印象に残るものばかりで、エミリアはララスティが知らないものをいつの間にかそろえていることに眉を寄せた。
「なんだかんだ言って、お姉さまは自分の好きなものをいつでも用意できるのよ。だからあたしにこんな風に簡単になんでも譲ってくれるんだわ」
エミリアはシングウッド公爵領に来る前、ララスティの準備していた衣装類を貸してと言い、ルドルフが「荷物を渡してしまいなさい」と言ったことを忘れている。
全てララスティの意思でエミリアに譲ったと解釈しているのだ。
エミリアがメイドの反応を得られないまま独り言を続ける間も準備は進んで行き、ドレスを着せ終わりアクセサリーを付け終わったところで大きな姿見で全身を確認する。
「ふーん、なかなかいいじゃない」
レースやフリルがふんだんにあしらわれたドレスは、どう考えてもララスティの趣味ではなくエミリアの趣味のものだ。
なぜそんなものをララスティが持ち込んだのかも考えず、エミリアは自分好みのドレスに満足げに笑みを浮かべる。
この姿でカイルの隣に居る自分の姿を想像し、絶対にお似合いの恋人に見えると自信を持つ。
「準備はこれで終わりよね?」
エミリアの問いにメイドの一人が頷くと、エミリアは「そう」とそっけなく答えてさっさと部屋を出て行った。
残ったメイド達はエミリアの気配が遠のいたのを確認してから大きく息を吐きだし、「見た目だけ派手で安いドレスやアクセサリーがよく似合う子よね」と笑い合う。
「ララスティ様は、あの子に奪われる前提で今回の荷物を用意したっていう話よ」
「そりゃそうよね。あんなドレスやアクセサリーはララスティ様にはお似合いにならないもの」
「それよりもあの子、ドレスの見た目だけを気にして、品質はまったく気にしてないみたい。アクセサリーだって見た目が派手で品位の欠片もないのに」
「まるで五歳の社交界デビューしたばかりの幼女が憧れそうなものばかりよね」
クスクスと笑い合いながら片づけを終えたメイド達は、部屋を出ると何事もなかったようにそれぞれの持ち場に戻っていった。
メイド達にそんなことを言われているとは知らないエミリアは、玄関ホールに一人で到着すると、そこにはすでにララスティたちが揃っている。
カイルとルドルフは派手さはないものの品があり、仕立てのいい服だと一目でわかるものを着用しており、ララスティも華美な装飾は控えめながらも、十二歳という若さをしっかりと出すようにフリルとレースを上品に使ったドレスを着用している。
ララスティのドレスはこちらに来て購入したものだが、カイルと並ぶと揃いで誂えたように見え、揃いのデザインのアクセサリーを身につけている。
よく見ればルドルフのジャケットの色合いや、裏地の模様など、ララスティのドレスと共通したモチーフを使われているのだが、それに気づくよりも、だれもがカイルとの合わせに目を引かれる。
「カイル殿下! お待たせしました」
エミリアはカイルの隣に走って行くと、自分こそが恋人なのだと言うようにカイルの横に並んだ。
その様子はバランスが全く取れておらす、失笑を買うものであったが、カイルは突き放すことはせずにエミリアの好きにさせている。
ララスティやルドルフも何か言うこともない。
ただ、屋敷の一部の使用人を除き、その滑稽さに秘かに笑う。
「見て下さいこのドレス。あたし好みなんですよ! ふふ、こういうドレスはあたしにこそ似合いますよね」
クルリとその場で回ってドレスを見せるエミリアだが、十二歳が着るにはやはり幼児趣味すぎるものに、カイルは特に誉め言葉を言わずに微笑んだ。
「……そろそろ出発しよう」
「はい、叔父上」
ルドルフの声に四人は馬車に乗り込むために移動を始める。
「え? 何この馬車……」
エミリアは玄関を出て用意されている馬車を見て、思わずそんな声を出してしまった。
用意されている馬車は公爵令嬢であるエミリアが見たこともないほど立派なもので、漆黒の外装に純銀で装飾がなされ、家門には純金が使用されている。
見ただけでもランバルト公爵家で使用した馬車と比べものにならない大きさだが、中に入ってみればその内装にもエミリアはあんぐりと口を開けた。
滑らかな曲線を描く壁には全面に皮が張られ、座椅子に座ればその柔らかさに驚いてしまう。
四人が乗っても狭さを感じず、気づけば動き出していた馬車は揺れをほとんど感じることがない。
「な、なによこの馬車!」
カイルの隣でそう叫んだエミリアに、三人は不思議そうな視線を向ける。
「どうかしたかい? 乗り心地に問題が?」
「問題どころじゃないです! こんなの公爵令嬢のあたしですら乗ったことないような豪華さじゃないですか!」
エミリアの叫びにララスティたちは何とも言えない表情を浮かべるしかない。
この馬車はあくまでもシングウッド公爵家やアインバッハ公爵家はもとより、王家では権威を見せるための通常基準のもの。
地位や財力をわかりやすく示すための道具として用いられ、公式な行事では普通に使用される。
けれども、没落寸前のランバルト公爵家では用意できない。ただそれだけのことだ。
今回の観劇は、シングウッド公爵家の次期当主であるルドルフが、公的に劇場を訪問して領民に王太子とその婚約者をお披露目するという目的のため、この馬車が使用されている。
「カイル殿下だってこんな馬車は初めてですよね?」
「……いや、公式行事なんかの時はこういう馬車だよ」
「ええ!? あたしの家に来る時は違うじゃないですか! こっちに来る時だって、普通の馬車でした! どうしてですか!?」
たった今、公式行事とカイルが言った言葉を聞かなかったのだろうか、と三人は思ったが、苦笑を崩さないままエミリアを見る。
エミリアは勘違いしているが、旅程に使用した馬車は通常の長期移動用の馬車よりも格段に品質がいいものだ。
公的行事でもなく、権威を見せつけながら移動する必要もなかったので、シングウッド公爵家基準の普通の馬車を使用したに過ぎない。
ただ、エミリアにとってはその普通の馬車が自分の知る最高基準の馬車だっただけだ。
ランバルト公爵家に残っている馬車は少ない。
アーノルトは自分の移動はもちろん、クロエやエミリアが移動する際には常に最高の馬車を使わせていた。
だからエミリアにとって、ラインバルト公爵家にある最高の馬車が普通の馬車の基準になってしまっている。
それを察したルドルフとララスティは内心で笑ってしまう。
カイルがエミリアを迎えに行ったときに使用した馬車は、確かに普通の馬車だった。
自分たちを示すような装飾もなく、外観に華美なものや特徴的な装飾もない。
それでも乗り心地や頑丈さは一級品のもの。
見た目だけで普通と思われては困る品物だが、それは一部の裕福で高位の存在だけに許された基準でしかない。
そのことをエミリアに説明しても理解しないだろう。
カイルもそれを察しているのか、エミリアに苦笑を向け宥めるように声を掛けてはいるが、言葉を訂正することはしていない。
エミリアがカイルに宥められながらも、物珍しそうに馬車を堪能している間に目的地に到着する。
真っ先に馬車を降りたルドルフに続きカイルが降りて中に向かって手を差し出す。
その様子を見ていただれもが、カイルにエスコートされるのはララスティだと疑わない。
だが、カイルの手に自分の手を乗せて馬車から降りてきたのはエミリアで、その姿に領民は驚きとともに落胆の色を隠せない。
だが、エミリアが馬車から降りるのを手伝った後、その場に残ったカイルが続けて中に手を差し伸べ、登場したララスティに領民は感嘆の息を漏らした。
品のいいドレス、品のいいアクセサリー。
婚約者同士で揃えたような衣装は二人の仲の良さを表しているように見える。
「あれが、未来の王太子夫妻」
誰かがそう呟いた声は、小さいものだったにもかかわらず、エミリアの耳に深く突き刺さった。
250
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
お姉様のお誕生日を祝うのが、なぜ我儘なの?
月白ヤトヒコ
ファンタジー
健康で、元気なお姉様が羨ましかったの。
物心付いたときから、いつも体調が悪かった。いつもどこかが苦しかった。
お母様が側にいてくれて、ずっと看病してくれた。お父様は、わたしのお医者様の費用やお薬代を稼ぐのが大変なんだってお母様が言ってた。
わたし、知らなかったの。
自分が苦しかったから。お姉様のことを気にする余裕なんてなかったの。
今年こそは、お姉様のお誕生日をお祝いしたかった……んだけど、なぁ。
お姉様のお誕生日を祝うのが、なぜ我儘なの?
※『わたくしの誕生日を家族で祝いたい、ですか? そんな我儘仰らないでくださいな。』の、妹視点。多分、『わたくしの誕生日を~』を先に読んでないとわかり難いかもです。
設定はふわっと。
【完結】王都に咲く黒薔薇、断罪は静かに舞う
なみゆき
ファンタジー
名門薬草家の伯爵令嬢エリスは、姉の陰謀により冤罪で断罪され、地獄の収容所へ送られる。 火灼の刑に耐えながらも薬草の知識で生き延び、誇りを失わず再誕を果たす。
3年後、整形と記録抹消を経て“外交商人ロゼ”として王都に舞い戻り、裏では「黒薔薇商会」を設立。
かつて自分を陥れた者たち
――元婚約者、姉、王族、貴族――に、静かに、美しく、冷酷な裁きを下していく。
これは、冤罪や迫害により追い詰められた弱者を守り、誇り高く王都を裂く断罪の物語。
【本編は完結していますが、番外編を投稿していきます(>ω<)】
*お読みくださりありがとうございます。
ブクマや評価くださった方、大変励みになります。ありがとうございますm(_ _)m
公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌
招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」
毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。
彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。
そして…。
【完結】そして、誰もいなくなった
杜野秋人
ファンタジー
「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げられ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆小説家になろう様でも公開しています。話数の関係上あちらの方が進みが早いです。
3/27、なろう版完結。あちらは全8話です。
3/30、小説家になろうヒューマンドラマランキング日間1位になりました!
4/1、完結しました。全14話。
処刑台の皇妃、回帰して復讐を誓う ~冷酷公爵と偽りの婚約者~ おまえたちは許さない!
秦江湖
ファンタジー
皇妃エリアーナは、夫である皇帝アランと、たった一人の親友イザベラの策略により、無実の罪で処刑される。
民衆に罵られ、アランの冷酷な目とイザベラの嘲笑を「始まりの景色」として目に焼き付けながら絶命した彼女は、しかし、処刑の記憶を持ったまま三年前の過去に回帰する。
「おまえたちは許さない」
二度目の人生。
エリアーナの目的はただ一つ、自分を陥れた二人への完璧な復讐。
彼女はまず、アラン(皇太子)からの婚約内示を拒絶。そして、アラン最大の政敵である「北の冷血公爵」ルシアン・ヴァレリウスに接触する。
1周目で得た「未来の知識」を対価に、エリアーナはルシアンに持ちかける。
「貴方様には帝国の覇権を。わたくしには復讐の舞台を。そのための『契約婚約』を――」
憎悪を糧に生きる皇妃と、氷の瞳を持つ公爵。
二人の偽りの婚約の行く末は……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる