大陸の中央に位置するミット皇国。
不可侵国として絶対的な安全を約束されているが故に腐敗していた内部を、徹底的に粛清した皇帝が居た。
冷血皇帝とも呼ばれるその人物は、血の惨劇とも言われる粛清を終え、異母弟が成人するとともに退位し殆ど表舞台に顔を出さなくなってしまう。
だが、誰もが忘れたわけではない。彼の残酷さを……。
「やだわ、そんな昔話なんて物騒ね。かわいい異母弟の為に頑張っただけだし、今はなによりヘルセ様に愛を乞う憐れな男よ」
そう言って聖女であるヘルセと優雅にお茶を飲む姿は、確かに冷血などという言葉とは遠いように見える。
先日、ミット皇国の聖女として派遣されたヘルセ。
出会った時から積極的に前皇帝のハディアスにアプローチされるものの、そう言った方面の知識がほとんどないため「この人は優しくていい人だけど、なんかたまにドキドキする?」としか受け止めることが出来ない。
オネエ口調だけど肉食系な前皇帝と天然系平和主義聖女の追いかけっこの行く末は!?
「教皇様に、私が平和に過ごしていれば何の問題もないと言われています」
穏やかに微笑むヘルセの隠された秘密とはなんなのか。
そしてミット皇国の皇室に隠された事情とは?
【第一章 聖人・聖女たるものは 完結】
【第二章 花の紋を背負う家 始まりました!】
※不定期更新になります(><)出来るだけ毎日更新したいと思ってます!
※ご都合主義満載。主人公愛され系。
※お相手はオネエ口調なだけで中身はバリバリ肉食系男子です。
※タグ・レーティングは必要が出たら増えます。
文字数 150,724
最終更新日 2022.05.24
登録日 2022.04.17
あ、この世界、乙女ゲームの『デッド・オブ・ラブ』の世界だ、と思い出したのは、わたくしが三歳の時。
特に怪我をしたとか、高熱を出したとかというお約束はなく、ただ、すとんと、そういうものなのだ、と納得できた。
しかしながら、わたくしの立ち位置は、ヒロインでもなければ、悪役令嬢でもなく、しかも悪役令嬢の取り巻きでもない。
名も無き、なんだったら本編にかすりもしないモブ。
そもそも、この『デッド・オブ・ラブ』なのだが、スマホ版アプリとして配信されているものの、もとを正せば、パソコン版の十八禁ゲーム。
十年前のリバイバル版として、スマホアプリに移植し、いわゆる、そう言うスチルや表現は無くなったものの、かなりにおわせた表現、尚且つ、豪華声優陣を起用した激甘ボイスとスチルに、年代問わず多くのユーザーを虜にしていた。
それで、まあ、モブキャラに転生したわたくしは、ツェツゥーリア=デュランバルと申しまして、父一人、兄二人に溺愛されている、絶賛三歳児だったりする。
いやね、なんというかさ……、どうしろと?
わたくしを転生させた神様よ。
世の中にはお約束ってものがあるんだぞ?
って、思っていた時期が、わたくしにもありました。
ごめんなさい、神様。
謝るので、わたくしの平穏を返してください!
聖王とか魔王の加護を貰った辺境侯爵家の令嬢とか、身分的にどう考えても攻略対象や悪役令嬢と接点がないはずがないじゃない。
もうっこうなったら前世知識チートしまくるからね!
※番外編も含めて無事に完結しました!
※他サイトでも掲載しています。
文字数 941,568
最終更新日 2022.05.20
登録日 2021.10.09
前世で廃課金をして人生を捧げた乙女ゲームに転生したのはいいけれど、悪役令嬢!?
別に婚約破棄も断罪もあるキャラクターじゃないけれど、ヒロインに優しくないというだけで悪者扱いされるのは気に入らない!
子供の頃に転生したことに気が付いて、乙女ゲーム開始までに色々予防線を張っておいたけど、貴方達!
ヒロインは異母妹であってわたくしではなくってよ!
それにわたくしには世界で一番素敵な婚約者が居るからいい寄られても迷惑ですの!
そちらの思い込みでわたくしを勝手に婚約者扱いするのはやめていただけますか!
#世界樹にアクセスできちゃうチート能力者
#お前のような化け物ステータスがあってたまるか
#周囲を振り回す系悪役令嬢爆誕!
#婚約者がいつの間にか溺愛してくる
#ヒロインは攻略がうまくいかない責任を擦り付けるという死亡フラグを立てる
#転生してきたヒロインは乙女ゲームの世界とは言え現実だと理解していない
#無茶も無謀もチートだから許される
2022/02/01
HOTランキング3位に入りました!変な声出ました!
2022/02/02
HOTランキング1位になりました!? え、夢!?!?
ありがとうございます!
第十五回恋愛大賞参加中!
ロリから始まりますがよければ一票よろしくおねがいします!
文字数 391,487
最終更新日 2022.02.24
登録日 2022.01.29
妹に婚約者を寝取られた挙句に妊娠されて婚約破棄をされたと思ったら、今度は神様から異世界への勧誘!?
よくわかりませんが、このままこの世界で生き恥をさらすぐらいだったら新しい世界で暮らすのも悪くないかもしれません。
と、思っていたのにしょっぱなからハプニング!?
神様のうっかりで二人一組になるはずが一人余ってしまいました。
その代わりと言っては何ですが、神様が与えてくれたチートの力で乗り切ろうと思います。
でも、わたくしの眷属になる者達がわたくしよりもチートな気がするのはどうしてなのでしょうか?
※他サイトにも掲載しています
※ジャンル迷子(助けて)
文字数 299,035
最終更新日 2021.10.31
登録日 2021.06.28
「ミレイア、お前との婚約を破棄させてもらう!」
王国の由緒ある学園の卒業パーティーで、突き付けられた婚約破棄。
婚約者である王子の隣には、『渡り人』であるマリナの姿があった。
王家からの強引な婚約であったにも関わらず、婚約破棄を宣言されたミレイアの心は冷めている。
心にあるのは「貴様如きが」という感情。
けれども、王子との婚約を無かったことにしたかったミレイアにとっては、渡りに船。
婚約の白紙を受け入れ、かねてから計画していた通りに、領民とジュピタル公爵家に所属している者を連れて、隣国である皇国に移住した。
そこには、ミレイアの事を可愛がってくれる皇族、そして一心に愛してくれる婚約者になった皇太子がいる。
稀代の魔導士、聖女の生まれ変わりとも言われるミレイアは、自分の非常識さを棚の上にあげて、自分の周りには非常識な人しかいないのだろうかと悩みつつ、マイペースに暮らしていく。
一方、ミレイアを、その実家であるジュピタル公爵家を失った王国は、『渡り人』のマリナを担ぎ上げるもうまくいかず、国民は不満の感情をあらわにしていく。
焦った国王が、ジュピタル公爵一族を取り戻そうと、皇国にミレイアの元婚約者のマロンと、その婚約者になったマリナを使者として送り込んだが、ミレイア達が頷くわけもなく、さっさと帰れとぞんざいに扱う。
しかしながら、ミレイアの新しい婚約者であるワーグナーに一目惚れしたマリナが、「あたしと結婚してください。聖女であるあたしと結婚したほうがいいですよ」と言い始めた。
文字数 97,657
最終更新日 2021.10.14
登録日 2021.09.01
皆様は『メメント・モリ』という言葉をご存じだろうか。
「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」もしくは、「死を忘れるな」という意味で、多くの芸術作品などのモチーフに使われていたりもする。
とある乙女ゲームのモチーフにもなっており、登場する攻略対象はそれぞれ『死』に対して何かしらのトラウマを抱えていたり、何かしらの感情を持っている。
ヒロインはそんな彼らのトラウマや感情を克服させていくという事がコンセプトになっている。
そもそも、ヒロイン自体が母親が死んだことにより、父親に引き取られ貴族の一員となり、貴族の学園に通う所から物語が始まる。
始まりから『死』が関わってくるのだ。
ヒロイン自身も母親の『死』に対して思うところがあり、攻略対象と共に成長をしていく。
貴族になりたての、ついこの間まで平民だったヒロインが貴族社会に馴染むために登場するのが、お助けキャラとなる公爵令嬢。
そして、それがわたくしメレディス=アグーシャン。
母は元王女、祖母は隣国の王女であるという血統書付きの令嬢で、攻略対象全員と何かしらの関係性を持っており、ヒロインに対して好感度や相手の好きな物、好ましい選択肢や行動のアドバイス、その他にも貴族社会に馴染めるように色々と手配をする、都合のいいキャラクターだ。
ヒロインの為に行動することを目的として生み出されたキャラクターのせいなのか、その能力は高く、ヒロインのフォローを欠かすことなく行う、乙女ゲームを進行させるために何の情報もない時点ではなくてはならない存在。
けれども、情報が出回っていたり、何周もゲームをして慣れてしまったユーザーにとっては、どうでもいい存在に成り下がってしまい、ヒロインに攻略対象を紹介したり、イベントに必要な催し物に招待する『だけ』の存在になってしまう。
これは、そんな都合のいい存在から逃れようと足掻くわたくしの物語。
文字数 107,053
最終更新日 2021.09.21
登録日 2021.08.09
古代遺跡からとある少女が発見された。
それはかつて、英雄たちが魔王と戦った場所であり、魔王を封印した聖女が眠るとされる場所であった。
そして、その少女は伝説の聖女と全く同じ容姿をしており、人々は神に選ばれた聖女は老いることなく、朽ちることもなく眠り続けていたのだと思い、その少女を古代遺跡から連れ出した。
けれども、人々は知らなかったのだ。
聖女は自らの命を持って魔王を封じたという事を。
少女の体の中に眠っているのは、魔王そのものであることを。
だが、古代遺跡から連れ出された少女は目覚めてしまう。
それは、聖女の皮を被った魔王の復活の瞬間だった。
文字数 54,060
最終更新日 2021.08.17
登録日 2021.08.01
きつい目じりに厚化粧、性格は高飛車で人を見下し、それなのにもかかわらず目上の者に対しては媚を売る。
ミラージュ=マキシムとはそう言われている人物である。
少なくとも、とある世界における乙女ゲームで描かれているミラージュ=マキシムはそういう人物なのだ。
けれども現実は違う。
紅茶色の髪を緩やかに編み込み、柔らかな紅茶色の瞳を持つ、優しい雰囲気の公爵家の少女。
花を愛で、花に愛でられる、そんな心優しい少女なのだ。
婚約者である公爵子息との仲も良好であり、学園に入学する前からその素晴らしい才能に期待を持たれ、生徒会入りすることが決定している。
婚約者にも家族にも恵まれ、本人も美しく礼儀正しく、まさに非の打ち所のない、そんな少女を否定する少女が現れた。
ディシュ=レンバール、最近になって女伯爵の伴侶の庶子であることが判明して引き取られたという少女。
彼女は学園に入学してすぐにミラージュの元に行き、「あたしの事を庶子だからってバカにしないでください!」と叫んで大泣きしたという噂がある。
もちろん、ミラージュがそんな事を言うはずもなく、完全にディシュの演技なのだが、あまりの大騒ぎに集まった生徒は何事かとミラージュに説明を求め、ミラージュはディシュが突然泣き出してしまったと事実を報告することしか出来なかった。
ミラージュとしては、庶子であろうとも、この学園で共に学び、それぞれに見合った実力をつけることこそが使命だと思っている為、庶子だからと言ってディシュを非難するつもりはない。
一方、ディシュはといえば、学園でも地位の高い子息に秋波を送り、酌婦顔負けの手管で近づいていっていると噂されている。
その事に対して、ミラージュはとても残念な事だと思っている。
いくら女伯爵の伴侶の庶子とは言え、伯爵家に引き取られたのであれば、それ相応の態度を示すべきだと、そう、一度だけ注意した。
※好評だったら連載します
文字数 12,103
最終更新日 2021.07.27
登録日 2021.07.24
あなたも知ってると思うけど、私の羽は昔はとても美しい純白だったわ。
でも、ある人を愛してしまって、私はその人の為に、どれほどの痛みを負っても、自慢の羽が黒く変色しても、美しかった水色の瞳が赤く染まっても、堕ちた証の角が生えても、その人を愛してその人の為なら何でもしたの。
え? 見返りは求めないのかって?
私、これでも純白の天使だったのよ?
その心まで捨ててしまったら、私は本当に堕天使になってしまうじゃない。
もちろん、あの人が私の愛に応えてくれたらそれ以上の喜びはないけれど、あの人が誰の物にもなっていないから、それで私は満足なの。
馬鹿だと思う?
でもね、私は幸せなのよ。
だからもう、私を引き戻すためにわざわざ足を運ぶ必要はないの。
天界と違って人間界には穢れが多いのよ。
ずっと居たらあなたまで穢れてしまうわ。
え? 最後に答えて欲しい事? なにかしら?
……もしあの人が誰かのものになってしまったら、ですって?
そうね、どうなってしまうのかしらね。
嫉妬に狂って更に堕ちてしまうかもしれないし、絶望のあまり命を絶ってしまうかもしれない。
それは私にもわからないわ。
さあ、質問にはもう答えたでしょう。
もう天界にお戻りなさい。
願わくば、あなたは私のように愛に狂ったりしないで頂戴ね。
文字数 2,775
最終更新日 2021.07.25
登録日 2021.07.24
短編をまとめたものになります。
思い付き設定など投稿予定です。
大体の傾向
・ヤンデル
・婚約破棄
・執着
・性格悪い
・達観
・年不相応
・誤字脱字
・内容が薄い
文字数 110,572
最終更新日 2021.06.19
登録日 2017.11.23
優雅なティータイムを邪魔しに来たのは最近わたくしの婚約者の周りをうろうろとしている女生徒。
何を言い出すのかと思っていれば「解放してあげて」とは笑わせてくれますわね。
(恋愛してないけど、一応恋愛ジャンルにしてます)
文字数 1,529
最終更新日 2021.05.19
登録日 2021.05.19
容姿端麗頭脳明晰、その歌声は美しく、筆を握れば天才級の絵画を生み出すご令嬢水鐘琴音(みかねことね)。
けれども彼女には究極の欠点があった。
それは異常なまでに脆弱な体質でそのせいか何事においても気力とを割くという事がひどく億劫に感じるのだ。
だがしかし、彼女は薔薇学園(そうびがくえん)のトップに君臨するSA所属の生徒。
どうしたって厄介ごとからは逃げられない!?
高等部から編入してきた佐伯蘭子(さえきらんこ)が学園をかき回すたびに、少ない気力を振り絞って対応に当たらなければいかない。
しかも蘭子の取り巻きには琴音の婚約者である六角悠人(ろっかくゆうと)もいて、なんだか不穏な気配を漂わせている。
口頭注意をする度に蘭子は自分がさも被害者のように振舞い琴音を逆に責め立てるように周囲を先導する。
しかも蘭子の持ち物まで琴音が壊したと言いだして!?
悪役令嬢とかそんなことしている気力がないので、悲劇のヒロインを演じたいのなら他をあたってください。
文字数 43,071
最終更新日 2021.05.05
登録日 2021.04.30
チリンとベルが鳴り、お店の扉が開きます。
今日も不滅のダンジョンを攻略すべくこの村を訪れた方々がご来店なさったようです。
「いらっしゃいませ、ようこそベリー商店へ。本日はどのようなご用件でしょうか? 各種道具を取り揃えて、魔王討伐に向かう方へのサポートに心を配ります。お持ちいただいた素材の買取も行っておりますのでお気軽にお申し付けください」
ニコリと微笑むわたくしは店主のシューベリーと申しまして、親しい方にはティナと呼んでいただいております。
ここは世界最高難易度を誇る不滅のダンジョン前の村でございます。
お金の都合が付くのであれば、古今東西どんな品物でもご準備いたしましょう。
とある事情で祖国を出てこの村にやってきたわたくしは、この村で懐かしい顔に出会う事になります。
もう会う事は無いと思っていた再会に嬉しいこともあったり、戸惑いもあったり様々でございます。
そう、わたくしの愛しい人バシレウ様。
貴方はどうしてここにきてしまわれたのでしょうか。
黙って姿を消したわたくしの事なんて、呆れて憎んでそして忘れてくださればいいと、そう願っておりましたのよ。
わたくしはバシレウ様を前にしてしまうと、己の犯した罪の意識に苛まれ、閉じ込めていたはずの苦しみと悲しみが決壊してしまうのです。
ああ、けれども貴方は今でもわたくしの事を熱く燃えるような瞳で絡め取ってくるのですね。
酷いお方。
けれども、本当に酷いのは他でもないわたくしなのでございましょう。
貴方にわたくしの犯した罪を話すことが出来た時、きっとわたくしはもう一度その手に触れることが出来るのかもしれません。
文字数 139,126
最終更新日 2021.05.03
登録日 2021.04.12
これは内緒のお話ですわよ。
わたくしはこの世界が実は小説の中の世界とそっくりだという事を知っておりますの。
そうしてわたくしはその小説の中では悪役令嬢と言う役回り。
けれども、好き好んで破滅を待つなんてするわけがございませんでしょう?
ですからわたくしはきめましたのよ。
物語を抜け出せないのなら、壊してしまえばいい、ってね。
手始めに、ヒロインである異母妹のお相手であるわたくしの婚約者との婚約破棄をいたしましょうか。
婚約破棄をした後は、わたくしはとある方と婚約をしたいと思っておりますの。
それは、学園の講師をなさっているシグリット先生。
見込みはありますのよ、だってあの方はいつだってわたくしの事を熱い目で見てきますもの。
ふふふ、大丈夫、わたくしはこれでも次期女大公となるべく教育を受けた女ですわ。
それにしても、第三王子であるわたくしの婚約者の浮気が原因とはいえ、政略結婚を破棄するのは意外と大変ですね。
けれども、その間に存分にわなを仕掛けて狙った獲物を手に入れることが出来ましたわ。
でもなんだかおかしいのです。
わたくしが罠にかけたはずですのに、なんだかわたくしの方がシグリット先生を好きになってしまったようなのです。
おかしいですわよね。
これでは木乃伊取りが木乃伊になったようではございませんか。
けれども、わたくしの事を愛していると仰ってくださるシグリット先生の事をどうしても悪く思えませんし、これはこれでいいと思うわたくしが居りますのよ。
学園を卒業して、わたくしの十八歳の誕生日、その日にわたくしはシグリット先生と結婚をいたします。
ええ、そうなんですの。これはもう決定事項ですわ。
わたくしとシグリット先生との間で咲き誇る花の香りをどうぞお楽しみくださいませね。
文字数 65,525
最終更新日 2021.04.09
登録日 2021.03.27
おはよう世界。目が覚めたら私は真っ裸で森の中に放置されていました。
おかしい、寝るときは社畜の鏡らしくよれよれのジャージを着ていたはずなのに、どうしてこうなった、どうしてこうなった?
とりあえず、モフモフを堪能します
文字数 9,538
最終更新日 2021.03.22
登録日 2021.03.22
この世界は乙女ゲームの舞台だと思い込んでいるヒロインの前に立ちふさがるのは完璧なるライバル役の悪役令嬢。
けれども彼女には彼女の事情があって、乙女ゲームなんかに構ってなんかいられない。
強すぎる魔力、美しすぎる容姿、高潔なる血脈、彼女はすべてを持っていた。
「命が惜しいなら目の前から消えなさい」
その忠告は虚しく消えていく。
古き神も暗躍する乙女ゲームは次第に不穏な旋律を奏でだしていき、主人公、ナルシャの恋の行方は如何に?
文字数 40,816
最終更新日 2021.02.12
登録日 2021.01.31