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種まきの章 ー 落花生と猫娘 ー
オレイユ・ド・ブールドネージュ
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やがて母屋の陰から現れたのは、白銀と見紛うばかりの美しい色の、長い髪の女だった。髪だけでなく、肌も透き通るように白い。おまけに瞳は大粒のサファイアをはめ込んで、しかもその後ろから月の光をくぐらせたかのように、静かに、かつどこか挑戦的に輝いている。ようするに、たいそうな美女だ。
「誰が性悪ですって? ミャケちゃん」
「げえっ、姉様……」
その美女が微笑みながらたしなめると、ミャケは地団駄をやめ、決まり悪そうに手の甲の毛を舐め始めた。
美女は、ミャケが地面に放り投げた銅の剣を、楚々としたしぐさで拾い上げた。彼女が屈むと、あたりにふわりと花の香りが漂う。傍にいたマメシバが、なんとも心地よさそうに目を閉じ、鼻をピクつかせた。すかさず仰向けに寝転び無防備な腹を見せ、愛撫をねだったマメシバだったが、彼女はそれには目もくれずに立ち上がった。
マメシバは、無様に仰向けになったまま、くーんとむせび泣いた。
「わたくし、セイート・ビレッジ・ニュースの取締役をしております、ミフネと申します。妹を取材によこしたのもわたくしの判断です。先ほどは妹が大変失礼をいたしました。お詫び申し上げます」
「妹? ということは、ミャケさんのお姉さんですか?」
ええ、と答えながら、ミフネはかぶっていた帽子をとった。帽子の下から、先端が愛らしく折れ曲がった、ピンク色の地肌が薄い白毛にうっすら透けて見える耳が現れた。
ボッカはその砂糖菓子のような耳と、ミャケの焼けぼっくいのような煤けた黒い耳とを、交互に見やった。
「ミャケ、自分から取材を申し込んだからには、せめて一日は勇者様に張り付きなさい。貴女も新聞記者の端くれでしょう」
「えー……。お言葉ですけど姉様、この人勇者じゃなくて無職のプー太郎なんですよ。モンスターだって本当に退治できるか怪しいもんですよ」
口をとがらせるミャケ。ミフネは拾い上げた銅の剣をボッカへ差し出しながら言った。
「では、わたくしから勇者様に、モンスター退治のお願いをいたしましょう。そうすれば、ボッカ様が本当に勇者様なのか、無職のプー様なのかが、はっきりしますものね。ミャケちゃんは、ボッカ様の戦いぶりを取材して、記事にしなさい」
へーい、と気のない返事をするミャケ。ボッカは剣を受け取りながら微笑んだ。
「わかりました。でも、夕方には帰ります。エサやりが遅れると、またニワトリにつつかれるから」
* * *
ボッカとミャケ、そして何故かマメシバの三名は、セイート村の中央に位置する高台にある、遺跡群へと向かった。
村全体を見下ろす位置にあるこの高台一帯は、セイート遺跡群と呼ばれている。広大な草原と田園が広がる中に、およそ300基の土造りの遺跡・祠が点在している。古の時代に、当時権力を振るった一族が埋葬された跡と言われているが、実はそれほど詳しいことはわかっていない。
ミフネの話では、遺跡群の中でも一際大きい遺跡で、セイート村のランドマーク的存在でもある、通称「鬼の窟」の中に、モンスターが巣を作りつつあるとのことだった。そのモンスターの退治が、ミフネからの依頼である。
「遺跡の中に巣を作るなんて、たぶん、テゲスズメバチくらいでしょ。ハチの駆除なんて、役所の生活課でもやってるっつーの。勿体ぶって、本当性格悪いんだから」
ミャケは不満たらたらである。
「きれいで素敵なお姉さんじゃないの。若いのに新聞社の取締役もして、立派だと思うけど」
ボッカが呑気そうに言うと、ミャケは両手をすくめて大きなため息をついた。答えるのもバカらしいとばかりである。
気まずい空気を引きずりながら、一行はやがて台地を上り、遺跡群の一つ、鬼の窟へとたどり着いた。
「おー。あれか」
ボッカがライトで照らした先には、米俵を三つ束ねてぶら下げたような、大きく薄気味の悪い土塊が、暗がりの中から三人を見下ろしていた。土塊は壺のように内部が空洞となっているようだ。壺の口にあたる部分から、ライトに反応してか、カラスほどの大きさの巨大なハチが一匹、ずるっと頭を覗かせた。
「ヒィッ!」
ハチと目が合ったミャケが、ボッカの後ろにさっと隠れながら言った。
「そ、それで、どうするんですか。殺虫剤とか、何にも持ってきてないみたいですけど。まさか、この弓矢で巣を落とすとか?」
ボッカは背中に弓と矢を背負っている。
「いや。それは危なそうだな。内部に何匹いるかわからないし、飛び回られると、手がつけられなくなる」
ガチッ! ガチッ! という、固いものが勢いよく合わさる時の音がする。テゲスズメバチが、万力のようながっちりした大あごを、噛み合わせている音だ。今にも襲い掛かってきそうである。
驚いて慌てて逃げ出そうとするミャケを制止するように、前に立ちふさがったのはマメシバだ。
「刺激しちゃだめだ。遺跡の出口まで、ゆっくり後ろに下がって」
口ほどにもなく腰の引けているミャケを挟むようにして、一行は遺跡の出口まで後退した。その様子をうかがい、一匹、また一匹と、ハチが顔を出した。全部で四、五匹はいる。もし不用意に近づいたり、巣を叩き落したりすれば、取り囲まれて袋叩きにされていたかもしれない。
「よし。呪文を使おう」
「おおーっ!? やっと「っぽく」なってきましたね!? 炎の呪文バチバー系? それとも冷気の呪文シシーモ系!?」
やにわに目を輝かせたミャケの前で、ボッカが何事かをブツブツとつぶやき、両手を広げて前に差し出した。十本の指の先端から、勢いよく迸ったのは……炎でも冷気でもなく、黒煙だった。たちまち遺跡の中に立ち込めた濃厚な煙は、出口から入る光も遮り、内部を完全な暗闇に変えた。その暗闇の中で、視界と呼吸、そして嗅覚を奪われたハチ達が、大パニックになって飛び回る音がする。初めは大型のディーゼルエンジンにもひけを取らないほどの飛翔音であったが、やがて少しずつ静かになった。煙が晴れると、遺跡の中には点々と、腹を見せて小さく縮こまった、変わり果てたハチの姿が残されていた。
「煙の呪文、モクスーモ。僕の十八番」
「地味」
―続―
「誰が性悪ですって? ミャケちゃん」
「げえっ、姉様……」
その美女が微笑みながらたしなめると、ミャケは地団駄をやめ、決まり悪そうに手の甲の毛を舐め始めた。
美女は、ミャケが地面に放り投げた銅の剣を、楚々としたしぐさで拾い上げた。彼女が屈むと、あたりにふわりと花の香りが漂う。傍にいたマメシバが、なんとも心地よさそうに目を閉じ、鼻をピクつかせた。すかさず仰向けに寝転び無防備な腹を見せ、愛撫をねだったマメシバだったが、彼女はそれには目もくれずに立ち上がった。
マメシバは、無様に仰向けになったまま、くーんとむせび泣いた。
「わたくし、セイート・ビレッジ・ニュースの取締役をしております、ミフネと申します。妹を取材によこしたのもわたくしの判断です。先ほどは妹が大変失礼をいたしました。お詫び申し上げます」
「妹? ということは、ミャケさんのお姉さんですか?」
ええ、と答えながら、ミフネはかぶっていた帽子をとった。帽子の下から、先端が愛らしく折れ曲がった、ピンク色の地肌が薄い白毛にうっすら透けて見える耳が現れた。
ボッカはその砂糖菓子のような耳と、ミャケの焼けぼっくいのような煤けた黒い耳とを、交互に見やった。
「ミャケ、自分から取材を申し込んだからには、せめて一日は勇者様に張り付きなさい。貴女も新聞記者の端くれでしょう」
「えー……。お言葉ですけど姉様、この人勇者じゃなくて無職のプー太郎なんですよ。モンスターだって本当に退治できるか怪しいもんですよ」
口をとがらせるミャケ。ミフネは拾い上げた銅の剣をボッカへ差し出しながら言った。
「では、わたくしから勇者様に、モンスター退治のお願いをいたしましょう。そうすれば、ボッカ様が本当に勇者様なのか、無職のプー様なのかが、はっきりしますものね。ミャケちゃんは、ボッカ様の戦いぶりを取材して、記事にしなさい」
へーい、と気のない返事をするミャケ。ボッカは剣を受け取りながら微笑んだ。
「わかりました。でも、夕方には帰ります。エサやりが遅れると、またニワトリにつつかれるから」
* * *
ボッカとミャケ、そして何故かマメシバの三名は、セイート村の中央に位置する高台にある、遺跡群へと向かった。
村全体を見下ろす位置にあるこの高台一帯は、セイート遺跡群と呼ばれている。広大な草原と田園が広がる中に、およそ300基の土造りの遺跡・祠が点在している。古の時代に、当時権力を振るった一族が埋葬された跡と言われているが、実はそれほど詳しいことはわかっていない。
ミフネの話では、遺跡群の中でも一際大きい遺跡で、セイート村のランドマーク的存在でもある、通称「鬼の窟」の中に、モンスターが巣を作りつつあるとのことだった。そのモンスターの退治が、ミフネからの依頼である。
「遺跡の中に巣を作るなんて、たぶん、テゲスズメバチくらいでしょ。ハチの駆除なんて、役所の生活課でもやってるっつーの。勿体ぶって、本当性格悪いんだから」
ミャケは不満たらたらである。
「きれいで素敵なお姉さんじゃないの。若いのに新聞社の取締役もして、立派だと思うけど」
ボッカが呑気そうに言うと、ミャケは両手をすくめて大きなため息をついた。答えるのもバカらしいとばかりである。
気まずい空気を引きずりながら、一行はやがて台地を上り、遺跡群の一つ、鬼の窟へとたどり着いた。
「おー。あれか」
ボッカがライトで照らした先には、米俵を三つ束ねてぶら下げたような、大きく薄気味の悪い土塊が、暗がりの中から三人を見下ろしていた。土塊は壺のように内部が空洞となっているようだ。壺の口にあたる部分から、ライトに反応してか、カラスほどの大きさの巨大なハチが一匹、ずるっと頭を覗かせた。
「ヒィッ!」
ハチと目が合ったミャケが、ボッカの後ろにさっと隠れながら言った。
「そ、それで、どうするんですか。殺虫剤とか、何にも持ってきてないみたいですけど。まさか、この弓矢で巣を落とすとか?」
ボッカは背中に弓と矢を背負っている。
「いや。それは危なそうだな。内部に何匹いるかわからないし、飛び回られると、手がつけられなくなる」
ガチッ! ガチッ! という、固いものが勢いよく合わさる時の音がする。テゲスズメバチが、万力のようながっちりした大あごを、噛み合わせている音だ。今にも襲い掛かってきそうである。
驚いて慌てて逃げ出そうとするミャケを制止するように、前に立ちふさがったのはマメシバだ。
「刺激しちゃだめだ。遺跡の出口まで、ゆっくり後ろに下がって」
口ほどにもなく腰の引けているミャケを挟むようにして、一行は遺跡の出口まで後退した。その様子をうかがい、一匹、また一匹と、ハチが顔を出した。全部で四、五匹はいる。もし不用意に近づいたり、巣を叩き落したりすれば、取り囲まれて袋叩きにされていたかもしれない。
「よし。呪文を使おう」
「おおーっ!? やっと「っぽく」なってきましたね!? 炎の呪文バチバー系? それとも冷気の呪文シシーモ系!?」
やにわに目を輝かせたミャケの前で、ボッカが何事かをブツブツとつぶやき、両手を広げて前に差し出した。十本の指の先端から、勢いよく迸ったのは……炎でも冷気でもなく、黒煙だった。たちまち遺跡の中に立ち込めた濃厚な煙は、出口から入る光も遮り、内部を完全な暗闇に変えた。その暗闇の中で、視界と呼吸、そして嗅覚を奪われたハチ達が、大パニックになって飛び回る音がする。初めは大型のディーゼルエンジンにもひけを取らないほどの飛翔音であったが、やがて少しずつ静かになった。煙が晴れると、遺跡の中には点々と、腹を見せて小さく縮こまった、変わり果てたハチの姿が残されていた。
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「地味」
―続―
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