俺の装備は拾い物

豪之伸

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60話 ゴシン、内見する。

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 皆で家の中を見て回った。

 まず、玄関。
 入口には、馬車で乗り付けても濡れない様に、大きな日差しが張りだしている。まるで高級宿のようだ。中も凄かった。外観は四階建てなんだが、その四階まで吹き抜けになっていて、広い玄関がなお一層広く感じられる様になっている。外の光もふんだんに取り入れられる様大きな窓も開いている。窓にはガラスも入っている。何時入れたんだろう?

 玄関を入って固まっていた俺たちを、ミサが声を掛けて中へと誘導する。

 次に連れてこられたのはリビング。
 ここも広かった!百人位余裕で入れるんじゃないか!?足元には毛足の長い絨毯が敷いてあり大きなソファーとローテーブルがいくつもあった。座ってよし、転がってよしって感じ。ちなみに、玄関に入ったときに強制的に武装解除させられ、しなかった場合中には絶対入れないのだそうだ。試しに入ろうとしてみたが、結界に阻まれ本当に入れなかった!おまけに土禁だった。だから安心して転がってくれだってさ。
 あと、ひじ掛け付きのソファーが数脚。聞くと、ゴーレム達のチャージ用の椅子だった。急速チャージも出来るらしい。もちろん普通にソファーとしても使用可能だ。ゴーレム達も静かに喜んでる。


 次に連れてこられたのは、キッチン。ここも広々としていた。4~5人が余裕で動き回れそうだが、先程の部屋と比べて道具類は一切無かった。まぁ俺たちの中で料理を作れるのは俺くらいしかいないしな!いっそ潔いだろう。


 次は、トイレと風呂だ。
 トイレは座って用をたすタイプだった。しかし良く見ると、何か乗ってる。聞くと、今流行りの、浄化機能付きの便座だった。何でも、数年前に転生者なるものが作ったらしい。ウォシュレットってのも付いてるらしい。試してみたくなり、ウォシュレットだけやってみた。

 「ひゃっ!?」

 変な声を出した為、皆に笑われた。恥ずかしくなり、ならお前達もやってみろと、ゼノ達の中から男女一名づつ選び、ウォシュレットをやらせた。

 「うおっ!?」

 「ひっ!!」

 なかなかの反応を示してくれてこれも皆で笑った!出てきた二人も、緑の肌が、見るからに赤くなってて恥ずかしそうだった。

「マスターさっきは笑ってすいません!あれは初めてやったら変な声でます!」

「癖になりそうです…」

 …まぁ嫌じゃ無さそうなのでいいかな?

 次に風呂だ。ここも広かった!浴槽は50Mx30Mさらにもうお湯が張ってある!?ミサに聞くと大地から魔力を引きお湯を温めてるのだそうだ。だから何時で風呂に入り放題だ。水も地下から引いているから、水に関するコストは掛かってないらしい。更に浄化の魔法も組み込み済みなので、お湯も常に浄化されているという念の入れようだ。ちなみに男女は別々になってる。

 ここで思った。広すぎないか?

 どうやら、空間拡張もしているらしい。いや半ば異空間か?話を聞くとどうやらそっちらしい。だから最悪建物が全損しても中の俺たちはまったくの無傷!と言うことらしい。
 ここを建てる時のモカの魔力は、主にこっちに使われたのか。通りでモカが疲れるはずだと、納得してしまった。

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