俺の装備は拾い物

豪之伸

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72話 ゴシン、 街の由来を聞く

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 翌日、早速大所帯でダンジョンへ!
 あっ、昨日の晩御飯はとても美味しかったです。


 俺達がダンジョンへ行くため、昨日のうちに留守番ゴーレムをモカに作ってもらった。
 内訳はハウスキーパーとして戦闘力は無いが器用さ重視のゴーレムが2体と、戦闘力のある戦士タイプが10体だ。
 戦闘力と言っても、前に作ってもらったチビゴーレムを少し強くした程度なのでたいして強くない。まぁ、抑止力程度になれば良いかな。


 屋敷を出る時になって、そう言えばダンジョンが何処に有るのか知らないなと思い聞いたら呆れられた。「ダンジョンに行きたかったのなら、情報ぐらい集めておけ!」だって。その通りです、すみません。

 ナオヤによると、ダンジョンは此処とは反対側にあたる、街の東側にあると言う。
 そもそも ヤマトの街は、街道沿いにある小さな宿場町だった。 だが、その町の近くにダンジョンが発見され、ダンジョンを警戒する必要が出てきた。それは、ダンジョン及びその周辺の管理、さらにスタンピードへの警戒等、多岐にわたった。しかし、その当時のヤマトの町はあまりにも小さすぎた。


 ダンジョンは、そこから得られる素材や魔石等の恩恵を与えるが、 魔物の氾濫… スタンピード起こす危険をはらんでいた。


 当時の国の反応はす早かった。

  当時その土地を治めていたワーカソホ伯爵(のちに侯爵)にダンジョンそばに町を移築させたのだ。 ……そのダンジョンから王都側にあたる西に、スタンピードを受け止める事ができる城塞都市を建設させたのだ。

 建設には十数年の歳月がかかった。
 それは、うっそうとした森で、魔物を倒し、森を切り開き、城塞を建設する。 ある意味十数年と言うが、それでも早い完成だったかもしれない。
 その十数年の間、作業者を守るため、多くの冒険者が集められた。冒険者の活動がなければ、 作業者は安全に作業する事ができない。そしてその集められた冒険者のほとんどが 新しくできたヤマトの町に移住した。王国の東の外れにあるこの街が、別名 「冒険者の町」 と言われている由縁かもしれない。


 ナオヤから、大まかな街の歴史を聞いた。 実際、迷宮が原因のスタンピードは、この100年で3回ほど起きているらしい。 そのどれもこの街は耐えきっている。


 俺は内心にやけていた。


 もちろんダンジョンに入れるということもあるんだが、俺がにやけるもうひとつの理由。それは、スタンピードの防衛戦があったという情報。

 久しぶりに 俺の「拾い物」が活躍しそうだ。ダンジョンから帰って来てからのお楽しみだ。
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