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「夢精…。」
「!?」
「してんだよ。起きてる時には全く反応しないくせしてさ…。」
「…ほう。」
海は何とも言えない表情で、どういう感情だかわからない相槌を打った。
「毎回夢精する訳じゃないし、内容を正確に記憶している訳じゃないけどさ。実は、ほぼ毎日特定の女の子の夢を見るんだよ。」
「…ほう。」
さっきと同じ声で、今度は少しニヤける様に相槌を打つ。
海でもそんな表情するんだな。
「えーっと、高橋くんは、その子のことが好きなの?」
何故か海の頬が赤く染まっている。
恥ずかしいなら質問するなよ。
釣られて俺まで顔が熱くなってくる。
「いや…。めちゃくちゃ可愛いと思ってるし、一緒にいると楽しいけど、好きな子は別にいるからなー。好きとは違うと思う。」
一花と汐ちゃんの名前は伏せて正直に話す。
わかってはいたが、俺はなんて最低な奴なんだ。
海の彼女に横恋慕しながら、海の妹の淫夢を見てしまうという相談を海にしているなんて。
心の中で何度も土下座する。
「うーん。純粋な疑問なんだけど…。高橋くん、好きな子のこと本当に好き?」
「…え?」
一花のことが本当に好きかと海の口から言われると目が泳いでしまう。
いや、好きだろ。
ここ1ヶ月くらいの間に気付いたばっかりの新鮮な気持ちだし、それで美玲と別れたんだから、好きに決まっている。
「あー、えっとね。否定してるんじゃなくて、本当に純粋に疑問だっただけだよ?」
上手く答えられない俺の様子を見て、海が自分の発言にフォローを入れた。
「なんかね。聞いてる側の印象としてだけど、好きな人の存在が希薄なんだよね。気持ちが有る無いとは別に、元カノは勃たなくなる程に出来事を引き摺っていてさ、夢に出てくる女の子はほぼ毎日夢を見る程気になっている訳じゃない?」
「…ほう。」
今度は俺が何とも言えない相槌を打ってしまった。
「その好きな人っていうのは、今の高橋くんの心をどのくらい占めているのかと思って。」
言われてハッとする。
最近一花を想った時間はどのくらいあっただろうか。
一花と顔を合わせれば嬉しい気持ちになるし、可愛いと思うし、何か頼まれれば叶えてあげたいと思う。
ただ、会わない間に一花を想って過ごす時間は以前のように多くは無いかもしれない。
そして、最近は触りたいと思う気持ちを自制していないのに、触らずに済んでいる気がする。
「『好きな人』にカテゴライズしたまま、気持ちだけ変化している可能性もあるよね?」
耳が痛い。
園田も同じようなこと言っていた。
『欲しい』から『欲しかった』に変化しているかもって。
「まあ、難しいよね。付き合って別れるみたいに大きな切っ掛けがないと、いつ『好きな人』が『人として好きな人』に変化したのか自分でもわからないことってあるんだろうね。俺は一花さん以外は片思いすら殆ど経験ないから、想像で言っている部分も多いけど…。」
語ってしまった自分を恥じる様に、海は照れくさそうに笑った。
「そうなのか…。そうなのかも…。いや、悪い。ちょっと頭混乱してるかも…。」
「そうだよね。ごめんごめん。俺の意見が正しいかはわからないし、最終的には高橋くんの出す答えが大事だから、忘れて良いよ。」
慌てた様子で海が言う。
気を遣わせたことに胸が痛む。
突然呼びつけた俺なんかの為に、一緒に悩んで考えてくれている。
それなのに応えられない。
海の言うことは間違っていない気がしてきた。
「取り敢えずさ、今現在に確実なことだけ整理していい?」
心配そうに俺の顔を覗き込んで海が言った。
「まずさ。勃たない原因は『元カノ』である可能性が高いけど、確定してはいない。『好きな子』のことは、今でも好きなのか既にそうでなくなっているのかっていう点も確定はしていない。『夢の女の子』のことを好きなのかも確定していない。」
海は分かりやすく顔の横に手を広げると、指を一本ずつ折りながら整理していく。
「確定していないことがあると人はストレスを感じるから、どうしても焦って結論付けてしまいそうになるよね。だから今日は一つでも確定していることを上げて、今のところは心を落ち着けよう。」
「おう。頼む。」
海は少し勿体付けたようにコホンと咳払いをして俺を見据える。
「高橋くんは、毎日夢で見る程、夢の女の子に欲情している!」
今日一番良い声でそう宣言した。
『毎日夢で見る程、夢の女の子に欲情している!』
なんて情けない確定事項なんだ。
これが現在唯一の確定事項なんだぞ?
もっと他に言い方は無かったのか?
「ふはっ」
俺は我慢できずに吹き出した。
釣られて海も笑っている。
何一つ解決していないのに、随分と胸が軽くなった。
俺は美玲を引き摺り、一花に好意があるんだかないんだか微妙な状態で、汐ちゃんを好きなのかもわからないままに、汐ちゃんに欲情しているらしい。
最低野郎に終始しているな。
だけどそう認めたら何だか楽しくなってきた。
「高橋くん、良いんだよ。誰を好きか好きじゃないかとかは考えなくてもさ。どうしたって突き付けられる瞬間がくるから。無理に白黒付けないで保留にしておいて大丈夫。」
海は優しい笑顔で、俺を取り巻く空気を暖かくしてくれた。
「そんで、今まで通り夢の女の子に欲情して夢精しとけば大丈夫。」
そして急に悪戯っぽく冗談を言った。
随分言うようになりやがったな。
「やめてくれ。リアルでもその子と顔合わせるんだからな。これ以上続くと気まづいわ。」
笑って返す俺に海も笑って続ける。
「夢や妄想でなら何したって良くない?俺毎日一花さん虐めるの想像して抜いてるよ。」
「え?お前毎日抜いてるの?しかも自分の彼女で?」
突然のカミングアウトに思わず食いついてしまった。
なんでコイツっていつもサラッとヤバいこと言うの?
「うん。会わない日は思い出しちゃってムラムラするし、会う日は暴走しないように少し抜いてから会ってるし。」
海って、こんな見た目してるくせに結構性欲強いんだな。
自分の最低さを棚に上げてちょっと引く。
「一花さんて虐めると凄く良い反応するんだけど、調子に乗ってやり過ぎて嫌われたら嫌だし、付き合ってても多少躊躇うじゃん。本人にはとてもできないことは妄想で昇華したり、次は何処までだったらいけるかなって考えながら予行演習的にシミュレーションすると興奮するよね。」
恍惚とした顔で遠くを見ながら語る海。
こいつドSだ。
一花も大変だな。
「俺みたいなヤバい奴がシレッとした顔で普通に生活してるんだから、高橋くんも夢の子に夢精してても気にしなくて大丈夫!」
何が大丈夫なんだよ。
大丈夫じゃない奴が二人に増えただけじゃね?と心の中でツッコミを入れるが、何の根拠もなく本当に大丈夫な気がしてくるから心強い。
海に相談して良かった。
自分の気持ちはまだはっきりしていないけど、一花への気持ちにしろ、汐ちゃんへの気持ちにしろ、どう転がっても海を失望させないよう、真剣に向き合うと心に決めた。
「!?」
「してんだよ。起きてる時には全く反応しないくせしてさ…。」
「…ほう。」
海は何とも言えない表情で、どういう感情だかわからない相槌を打った。
「毎回夢精する訳じゃないし、内容を正確に記憶している訳じゃないけどさ。実は、ほぼ毎日特定の女の子の夢を見るんだよ。」
「…ほう。」
さっきと同じ声で、今度は少しニヤける様に相槌を打つ。
海でもそんな表情するんだな。
「えーっと、高橋くんは、その子のことが好きなの?」
何故か海の頬が赤く染まっている。
恥ずかしいなら質問するなよ。
釣られて俺まで顔が熱くなってくる。
「いや…。めちゃくちゃ可愛いと思ってるし、一緒にいると楽しいけど、好きな子は別にいるからなー。好きとは違うと思う。」
一花と汐ちゃんの名前は伏せて正直に話す。
わかってはいたが、俺はなんて最低な奴なんだ。
海の彼女に横恋慕しながら、海の妹の淫夢を見てしまうという相談を海にしているなんて。
心の中で何度も土下座する。
「うーん。純粋な疑問なんだけど…。高橋くん、好きな子のこと本当に好き?」
「…え?」
一花のことが本当に好きかと海の口から言われると目が泳いでしまう。
いや、好きだろ。
ここ1ヶ月くらいの間に気付いたばっかりの新鮮な気持ちだし、それで美玲と別れたんだから、好きに決まっている。
「あー、えっとね。否定してるんじゃなくて、本当に純粋に疑問だっただけだよ?」
上手く答えられない俺の様子を見て、海が自分の発言にフォローを入れた。
「なんかね。聞いてる側の印象としてだけど、好きな人の存在が希薄なんだよね。気持ちが有る無いとは別に、元カノは勃たなくなる程に出来事を引き摺っていてさ、夢に出てくる女の子はほぼ毎日夢を見る程気になっている訳じゃない?」
「…ほう。」
今度は俺が何とも言えない相槌を打ってしまった。
「その好きな人っていうのは、今の高橋くんの心をどのくらい占めているのかと思って。」
言われてハッとする。
最近一花を想った時間はどのくらいあっただろうか。
一花と顔を合わせれば嬉しい気持ちになるし、可愛いと思うし、何か頼まれれば叶えてあげたいと思う。
ただ、会わない間に一花を想って過ごす時間は以前のように多くは無いかもしれない。
そして、最近は触りたいと思う気持ちを自制していないのに、触らずに済んでいる気がする。
「『好きな人』にカテゴライズしたまま、気持ちだけ変化している可能性もあるよね?」
耳が痛い。
園田も同じようなこと言っていた。
『欲しい』から『欲しかった』に変化しているかもって。
「まあ、難しいよね。付き合って別れるみたいに大きな切っ掛けがないと、いつ『好きな人』が『人として好きな人』に変化したのか自分でもわからないことってあるんだろうね。俺は一花さん以外は片思いすら殆ど経験ないから、想像で言っている部分も多いけど…。」
語ってしまった自分を恥じる様に、海は照れくさそうに笑った。
「そうなのか…。そうなのかも…。いや、悪い。ちょっと頭混乱してるかも…。」
「そうだよね。ごめんごめん。俺の意見が正しいかはわからないし、最終的には高橋くんの出す答えが大事だから、忘れて良いよ。」
慌てた様子で海が言う。
気を遣わせたことに胸が痛む。
突然呼びつけた俺なんかの為に、一緒に悩んで考えてくれている。
それなのに応えられない。
海の言うことは間違っていない気がしてきた。
「取り敢えずさ、今現在に確実なことだけ整理していい?」
心配そうに俺の顔を覗き込んで海が言った。
「まずさ。勃たない原因は『元カノ』である可能性が高いけど、確定してはいない。『好きな子』のことは、今でも好きなのか既にそうでなくなっているのかっていう点も確定はしていない。『夢の女の子』のことを好きなのかも確定していない。」
海は分かりやすく顔の横に手を広げると、指を一本ずつ折りながら整理していく。
「確定していないことがあると人はストレスを感じるから、どうしても焦って結論付けてしまいそうになるよね。だから今日は一つでも確定していることを上げて、今のところは心を落ち着けよう。」
「おう。頼む。」
海は少し勿体付けたようにコホンと咳払いをして俺を見据える。
「高橋くんは、毎日夢で見る程、夢の女の子に欲情している!」
今日一番良い声でそう宣言した。
『毎日夢で見る程、夢の女の子に欲情している!』
なんて情けない確定事項なんだ。
これが現在唯一の確定事項なんだぞ?
もっと他に言い方は無かったのか?
「ふはっ」
俺は我慢できずに吹き出した。
釣られて海も笑っている。
何一つ解決していないのに、随分と胸が軽くなった。
俺は美玲を引き摺り、一花に好意があるんだかないんだか微妙な状態で、汐ちゃんを好きなのかもわからないままに、汐ちゃんに欲情しているらしい。
最低野郎に終始しているな。
だけどそう認めたら何だか楽しくなってきた。
「高橋くん、良いんだよ。誰を好きか好きじゃないかとかは考えなくてもさ。どうしたって突き付けられる瞬間がくるから。無理に白黒付けないで保留にしておいて大丈夫。」
海は優しい笑顔で、俺を取り巻く空気を暖かくしてくれた。
「そんで、今まで通り夢の女の子に欲情して夢精しとけば大丈夫。」
そして急に悪戯っぽく冗談を言った。
随分言うようになりやがったな。
「やめてくれ。リアルでもその子と顔合わせるんだからな。これ以上続くと気まづいわ。」
笑って返す俺に海も笑って続ける。
「夢や妄想でなら何したって良くない?俺毎日一花さん虐めるの想像して抜いてるよ。」
「え?お前毎日抜いてるの?しかも自分の彼女で?」
突然のカミングアウトに思わず食いついてしまった。
なんでコイツっていつもサラッとヤバいこと言うの?
「うん。会わない日は思い出しちゃってムラムラするし、会う日は暴走しないように少し抜いてから会ってるし。」
海って、こんな見た目してるくせに結構性欲強いんだな。
自分の最低さを棚に上げてちょっと引く。
「一花さんて虐めると凄く良い反応するんだけど、調子に乗ってやり過ぎて嫌われたら嫌だし、付き合ってても多少躊躇うじゃん。本人にはとてもできないことは妄想で昇華したり、次は何処までだったらいけるかなって考えながら予行演習的にシミュレーションすると興奮するよね。」
恍惚とした顔で遠くを見ながら語る海。
こいつドSだ。
一花も大変だな。
「俺みたいなヤバい奴がシレッとした顔で普通に生活してるんだから、高橋くんも夢の子に夢精してても気にしなくて大丈夫!」
何が大丈夫なんだよ。
大丈夫じゃない奴が二人に増えただけじゃね?と心の中でツッコミを入れるが、何の根拠もなく本当に大丈夫な気がしてくるから心強い。
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