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第四章
第36話 社会勉強③ (Side:アルヴィン)
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「妬いてるのか?『きれいなお連れさん』?」
ニヤニヤ笑って揶揄され、むっとする。どうせ僕は女顔だ。
「悪い悪い。お前の反応が毎回新鮮で、つい、な」
「どういうこと?」
「シャロンは、うっかり俺がデート中に目の前で女を褒めても、表情一つ変えなかったからな。腹の中でめちゃくちゃ怒ってんのか、マジで俺に興味がないのか、何考えてるかわからなかったんだ。その点、お前はわかりやすくムッとするから――お前の中のシャロンも、ちょっとは妬いてくれんのかと思うと、な」
店員からお代わりを受け取って酒を煽るカルロは陽気に笑っている。酒で気が大きくなっているのかもしれない。
僕は微かに眉を顰める。
「そりゃ……シャロンは、何も言わないだろうさ。貴族の娘だよ。本音なんて、全部腹の中に押し込めるに決まってる」
「へぇ?じゃぁ――本音はどうだったんだ?」
探るような視線を向けられ、ドキリと心臓が跳ねる。
「それは――」
「昔からいまいち、わからないんだよな。さすがに嫌われてはいない――いや、どっちかっていうと好かれてる部類に入ってるとは思ってたんだが、明確に何か言われたり意思表示をされたことがあるわけじゃないし」
ごくりと喉を潤してから、カルロはまっすぐに僕を見る。
「いい機会だ。はっきりさせておこうぜ」
「な――」
「シャロンは本当は俺のこと、どう思ってるのか」
少し酒に酔っているのかもしれない。いつになく真剣な深紅の瞳が、逃がさないぞとでも言いたげに僕を捕らえた。
ぎゅぅっと胸が締め付けられるように痛くなる。
もちろん僕は、シャロンの本当の気持ちを知っている。
だけど、もしここで僕が、シャロンの気持ちとは真逆のことを言ったなら――
――彼は、シャロンを見限って、力強く新しい未来を選び取れるのではないか。肩ひじを張らずに、カルロがカルロらしく、気楽に笑って毎日を過ごせる相手と――
そうだとしたら、僕は――
「――――いや待て。待て待て待て。やっぱりナシだ。何も言うな」
「え……?」
意を決して口を開こうとした僕が音を紡ぐよりも先に、カルロが手で制して前言撤回をする。
「やめろ、んな深刻な雰囲気で申し訳なさそうな顔すんな。冷水ぶっかけられたかと思った。一瞬で酔いが全部吹っ飛んだだろ」
「?」
「こんなトコであっさりフラれたら立ち直れない。せめて社交シーズンのギリギリまで足掻かせろ」
見れば、顔が気の毒になるくらい真っ蒼だ。恐怖に震える手でカップを握り、頭を下げる。
「俺が悪かった。そもそも、今のお前から聞いていいことじゃない。ちゃんと、シャロン本人に聞く」
「う……うん」
頷くと、カルロは安堵したように深い溜め息をついて、恐怖を飲み下すように杯を煽った。そのまま口の中でぶつぶつと、「まだ大丈夫。焦るな」「はっきり口にされたわけじゃない」「こっから惚れさせればいい」などと呟いている。
僕が、シャロンの気持ちを代弁する形でカルロを拒絶することを言いだそうとした空気を察知したようだ。さすが、危機察知能力が高い。
「あの――」
「言うな!何も聞かないぞ。今はまだ、俺はシャロンの婚約者なんだ。たとえ口約束だろうと、社交シーズンまでは俺が婚約者だっていう事実は変わらない。揺らがない」
「えっと……」
「俺はギリギリまで全力でこの肩書に縋っていくぞ。シャロンが俺をどう思っていようが、この肩書があるうちは俺がシャロンの一番傍にいていいわけだし、シャロンも他の男に目移りすることは許されない」
「う、うん……それはまぁ、そうだけど……」
北の山脈の頂上で、他の男に目移りも何もないと思うけれど。
精神を安定させるように残った酒を一気に飲み干してもう一杯お代わりを頼むカルロが少し哀れで、僕は一つだけ、告げることにした。
「……シャロンは」
「ぁん?」
「シャロンは――君に、感謝をしていたよ。それは本当だ」
シャロンの意識が混濁して、気持ちが表情に出てしまわないよう、僕はそっと瞼を伏せる。
――大丈夫。
感情を押し込めることは得意だ。幼いころから、何度も訓練させられてきた。
「感謝?」
「あぁ。シャロンは危険を避けるあまり、幼いころから家に引き籠ってばかりだった。そうしろと言ったのは僕ら家族だけれど――君と出逢うまで、それが一番安全で、シャロンにとっても幸せなんだと、誰一人疑っていなかった。……シャロン自身も、だ」
シャロンの世界は、酷く狭かった。
フロスト領のカントリーハウスの敷地内――それだけが、少女の世界の全てだった。
彼女と言葉を交わせる使用人も、全て家族の許可制だった。家族は世界中からあらゆる書物を取り寄せて、気軽に外出できない少女になるべく外の世界の情報に触れさせようとしていたが、どうしても限界はある。
シャロンは、領内の美しい自然も、整えられた王都の見事な街並みも、書物や絵画でしか知らなかった。
いつか本物を見てみたいと思うことはあっても、そんなことを口にしては我儘になると知っていた。
本当に幼い頃に数度、ねだったことがあるからわかる。
そのとき、家族はとても困った顔をした。それでも哀れな娘の希望を叶えようと、信頼できる護衛を何人も雇い、莫大な金をかけて安全を確保してくれた。
そうして方々に迷惑をかけて家を出て――結果、毎度トラブルに巻き込まれるのだから、目も当てられない。
いつからか、シャロンは諦めを覚えた。
自分はそういう星の元に生まれたのだと――何よりも自身の身を案じてくれる愛すべき家族がいるだけありがたいのだと、そう思って、与えられた環境で幸せを享受するように考えを改めた。
シャロンが殊更、自分の感情を口に出さない引っ込み思案になったのは、そうした幼少期も影響しているだろう。
「だから、君には感謝してる。カルロがいなかったら、シャロンは何も出来ない女の子のままだった。王都どころか、自領内だって知らない子だったんだから」
カルロは、どんなときも自分が守るから、と言ってシャロンを色々な所に連れ出してくれた。
フロスト領の美しく広大な湖も、王都の見事な国立劇場も――カルロが連れ出してくれなければ、一生足を運ぶことはなかったかもしれない。
書物で読んだ知識とは違って、生きた経験はシャロンの心を鮮やかに彩らせた。
自分も、自由を望んでよいのだと――広い世界に足を踏み出して良いのだと知ったシャロンが、新しい世界を次々に見せてくれるカルロに惹かれるのは、すぐだった。
「シャロンは、誰よりも君に感謝してる。ありがとう。彼女の代わりに、伝えるよ」
胸に手を当てて、頭を下げると、カルロは大きくため息を吐いた。
「俺が今欲しいのは感謝の言葉じゃないんだけどな。……まぁ、受け取っておく。ドウイタシマシテ」
「ふふっ……ありがとう、カルロ」
憮然とした顔で受け取ってくれたカルロに微笑んで、僕もカップを傾けたのだった。
ニヤニヤ笑って揶揄され、むっとする。どうせ僕は女顔だ。
「悪い悪い。お前の反応が毎回新鮮で、つい、な」
「どういうこと?」
「シャロンは、うっかり俺がデート中に目の前で女を褒めても、表情一つ変えなかったからな。腹の中でめちゃくちゃ怒ってんのか、マジで俺に興味がないのか、何考えてるかわからなかったんだ。その点、お前はわかりやすくムッとするから――お前の中のシャロンも、ちょっとは妬いてくれんのかと思うと、な」
店員からお代わりを受け取って酒を煽るカルロは陽気に笑っている。酒で気が大きくなっているのかもしれない。
僕は微かに眉を顰める。
「そりゃ……シャロンは、何も言わないだろうさ。貴族の娘だよ。本音なんて、全部腹の中に押し込めるに決まってる」
「へぇ?じゃぁ――本音はどうだったんだ?」
探るような視線を向けられ、ドキリと心臓が跳ねる。
「それは――」
「昔からいまいち、わからないんだよな。さすがに嫌われてはいない――いや、どっちかっていうと好かれてる部類に入ってるとは思ってたんだが、明確に何か言われたり意思表示をされたことがあるわけじゃないし」
ごくりと喉を潤してから、カルロはまっすぐに僕を見る。
「いい機会だ。はっきりさせておこうぜ」
「な――」
「シャロンは本当は俺のこと、どう思ってるのか」
少し酒に酔っているのかもしれない。いつになく真剣な深紅の瞳が、逃がさないぞとでも言いたげに僕を捕らえた。
ぎゅぅっと胸が締め付けられるように痛くなる。
もちろん僕は、シャロンの本当の気持ちを知っている。
だけど、もしここで僕が、シャロンの気持ちとは真逆のことを言ったなら――
――彼は、シャロンを見限って、力強く新しい未来を選び取れるのではないか。肩ひじを張らずに、カルロがカルロらしく、気楽に笑って毎日を過ごせる相手と――
そうだとしたら、僕は――
「――――いや待て。待て待て待て。やっぱりナシだ。何も言うな」
「え……?」
意を決して口を開こうとした僕が音を紡ぐよりも先に、カルロが手で制して前言撤回をする。
「やめろ、んな深刻な雰囲気で申し訳なさそうな顔すんな。冷水ぶっかけられたかと思った。一瞬で酔いが全部吹っ飛んだだろ」
「?」
「こんなトコであっさりフラれたら立ち直れない。せめて社交シーズンのギリギリまで足掻かせろ」
見れば、顔が気の毒になるくらい真っ蒼だ。恐怖に震える手でカップを握り、頭を下げる。
「俺が悪かった。そもそも、今のお前から聞いていいことじゃない。ちゃんと、シャロン本人に聞く」
「う……うん」
頷くと、カルロは安堵したように深い溜め息をついて、恐怖を飲み下すように杯を煽った。そのまま口の中でぶつぶつと、「まだ大丈夫。焦るな」「はっきり口にされたわけじゃない」「こっから惚れさせればいい」などと呟いている。
僕が、シャロンの気持ちを代弁する形でカルロを拒絶することを言いだそうとした空気を察知したようだ。さすが、危機察知能力が高い。
「あの――」
「言うな!何も聞かないぞ。今はまだ、俺はシャロンの婚約者なんだ。たとえ口約束だろうと、社交シーズンまでは俺が婚約者だっていう事実は変わらない。揺らがない」
「えっと……」
「俺はギリギリまで全力でこの肩書に縋っていくぞ。シャロンが俺をどう思っていようが、この肩書があるうちは俺がシャロンの一番傍にいていいわけだし、シャロンも他の男に目移りすることは許されない」
「う、うん……それはまぁ、そうだけど……」
北の山脈の頂上で、他の男に目移りも何もないと思うけれど。
精神を安定させるように残った酒を一気に飲み干してもう一杯お代わりを頼むカルロが少し哀れで、僕は一つだけ、告げることにした。
「……シャロンは」
「ぁん?」
「シャロンは――君に、感謝をしていたよ。それは本当だ」
シャロンの意識が混濁して、気持ちが表情に出てしまわないよう、僕はそっと瞼を伏せる。
――大丈夫。
感情を押し込めることは得意だ。幼いころから、何度も訓練させられてきた。
「感謝?」
「あぁ。シャロンは危険を避けるあまり、幼いころから家に引き籠ってばかりだった。そうしろと言ったのは僕ら家族だけれど――君と出逢うまで、それが一番安全で、シャロンにとっても幸せなんだと、誰一人疑っていなかった。……シャロン自身も、だ」
シャロンの世界は、酷く狭かった。
フロスト領のカントリーハウスの敷地内――それだけが、少女の世界の全てだった。
彼女と言葉を交わせる使用人も、全て家族の許可制だった。家族は世界中からあらゆる書物を取り寄せて、気軽に外出できない少女になるべく外の世界の情報に触れさせようとしていたが、どうしても限界はある。
シャロンは、領内の美しい自然も、整えられた王都の見事な街並みも、書物や絵画でしか知らなかった。
いつか本物を見てみたいと思うことはあっても、そんなことを口にしては我儘になると知っていた。
本当に幼い頃に数度、ねだったことがあるからわかる。
そのとき、家族はとても困った顔をした。それでも哀れな娘の希望を叶えようと、信頼できる護衛を何人も雇い、莫大な金をかけて安全を確保してくれた。
そうして方々に迷惑をかけて家を出て――結果、毎度トラブルに巻き込まれるのだから、目も当てられない。
いつからか、シャロンは諦めを覚えた。
自分はそういう星の元に生まれたのだと――何よりも自身の身を案じてくれる愛すべき家族がいるだけありがたいのだと、そう思って、与えられた環境で幸せを享受するように考えを改めた。
シャロンが殊更、自分の感情を口に出さない引っ込み思案になったのは、そうした幼少期も影響しているだろう。
「だから、君には感謝してる。カルロがいなかったら、シャロンは何も出来ない女の子のままだった。王都どころか、自領内だって知らない子だったんだから」
カルロは、どんなときも自分が守るから、と言ってシャロンを色々な所に連れ出してくれた。
フロスト領の美しく広大な湖も、王都の見事な国立劇場も――カルロが連れ出してくれなければ、一生足を運ぶことはなかったかもしれない。
書物で読んだ知識とは違って、生きた経験はシャロンの心を鮮やかに彩らせた。
自分も、自由を望んでよいのだと――広い世界に足を踏み出して良いのだと知ったシャロンが、新しい世界を次々に見せてくれるカルロに惹かれるのは、すぐだった。
「シャロンは、誰よりも君に感謝してる。ありがとう。彼女の代わりに、伝えるよ」
胸に手を当てて、頭を下げると、カルロは大きくため息を吐いた。
「俺が今欲しいのは感謝の言葉じゃないんだけどな。……まぁ、受け取っておく。ドウイタシマシテ」
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