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父は弁護士だから、逮捕された人を見てきている。これから取り調べが行われて、追求されるそうだ。それは優しいものではなくて、まさか知らないとは言わないだろうということだ。えん罪は恐ろしい。やっていないことはやっていないと言わないといけないが、3人も二葉に関係する同級生だということだから、やったのだろうと思った。
「夏樹。ネットに出ているかも知れないけど、テレビのニュースで、捜査員に連れられた彼女達の動画が出ているぞ。お前はSNSをやっていないんだろう?」
「うん。止められているんだ。悠人は事務所の方で対策を取るそうだよ。……あ、いつも通りにするの?そっか。お父さんに伝えるよ。そういうことだって。伊吹お兄ちゃんにも何かあったかな?もうないよね……」
「ブロッコリー社には、あるようでないそうだ。聞いたことがあるだろう。ネット通販サイト運営会社の社長さんのことを……。悪戯電話の類いはあるそうだぞ。だから、すべてその彼のせいにしていたそうだ」
「そっか……。みんなに話しておくよ。あ、黒崎さんが戻ってきたよ。かわる?」
「いや、いい。また明日にでも連絡すると伝えてくれ。おやすみ」
「おやすみ……」
父との電話を終えると、二葉が吐き始めた。しかし、胃液しか出ていない。朝陽が背中をさすり、タオルで口元を拭いてあげている。そこで、俺は月島さんのことが心配になった。さっきから電話で話し続けており、大変そうだ。電話が終わるとまたどこからか掛かってきていて、状況が分からない。すると、電話を終えて、俺達のところに来てくれた。
「二葉君。大丈夫か?」
「うん……。急にこみ上げてきたんだ……。すみません。こんなことになって……」
「いや、僕は構わない。島川社長はどこだ?」
「あれ?いない!黒崎さんと居るのかな?」
俺がこっちに歩いてきている黒崎の姿を見ると、早瀬さんはいるが、やっぱり一貴さんの姿がない。ユーリーは二葉のそばに居て、お義父さんはどこかに電話中だ。そして、時々、怒鳴っている。
「そういうことは早く言え!大体、君という人は、何でも遅すぎる!」
「お義父さん、どうしたのかな。相手は誰だろう……。秘書さんかな……」
「なんだって?悪戯だと思ったのか。二葉の関係だと気がつくだろう。そうか、警察には知らせたのか。だったらこっちにも連絡が必要だろう。なに?圭一に着信拒否をされていただと?いつの話だ?あの子はしていない!会社に電話してこい!君が自分の名前を伝えれば、副社長室に繋がるようにしてあると、あの子から聞いてあっただろう!いい加減にしろ!これから二葉を聖加世病院に連れて行こうと思っている。そうだ、精神科かもしれないぞ!君には要らないかも知れないが、二葉にとっては必要な科なんだ。この子は繊細なんだ。しっかりと診察を受けさせる。そうだ。また病院に連れて行くことになった。この間はいつだった覚えているだろう。そうだ、圭一の誕生日の夜だ!その日に、圭一と話しただろう。どうしてその時に言わなかったんだ?覚えのない出前の配達が悪戯だと分かった時点で、同じ奴だと思わなかったのか?そんなに君の会社は悪戯をされることが多いのか?ん?なんだって?声を小さくしろだと?ここは私の家だ!庭に出ている!近所迷惑なほど狭くない!君ほど態度もでかくない!」
「お義父さん、そんなに怒らないで……」
電話の相手はママだと分かった。お義父さんのスマホの画面には烏丸真琴と出ていたし、話の内容からそうじゃないかなとは思った。俺はお義父さんの隣に立ち、途方に暮れる思いがした。声が黒崎とそっくりで、まるで黒崎が怒鳴り散らしているように聞こえて、親子なんだと感動したと同時に、こうなると誰にも止められないのも同じなんじゃないかと思った。
「夏樹。ネットに出ているかも知れないけど、テレビのニュースで、捜査員に連れられた彼女達の動画が出ているぞ。お前はSNSをやっていないんだろう?」
「うん。止められているんだ。悠人は事務所の方で対策を取るそうだよ。……あ、いつも通りにするの?そっか。お父さんに伝えるよ。そういうことだって。伊吹お兄ちゃんにも何かあったかな?もうないよね……」
「ブロッコリー社には、あるようでないそうだ。聞いたことがあるだろう。ネット通販サイト運営会社の社長さんのことを……。悪戯電話の類いはあるそうだぞ。だから、すべてその彼のせいにしていたそうだ」
「そっか……。みんなに話しておくよ。あ、黒崎さんが戻ってきたよ。かわる?」
「いや、いい。また明日にでも連絡すると伝えてくれ。おやすみ」
「おやすみ……」
父との電話を終えると、二葉が吐き始めた。しかし、胃液しか出ていない。朝陽が背中をさすり、タオルで口元を拭いてあげている。そこで、俺は月島さんのことが心配になった。さっきから電話で話し続けており、大変そうだ。電話が終わるとまたどこからか掛かってきていて、状況が分からない。すると、電話を終えて、俺達のところに来てくれた。
「二葉君。大丈夫か?」
「うん……。急にこみ上げてきたんだ……。すみません。こんなことになって……」
「いや、僕は構わない。島川社長はどこだ?」
「あれ?いない!黒崎さんと居るのかな?」
俺がこっちに歩いてきている黒崎の姿を見ると、早瀬さんはいるが、やっぱり一貴さんの姿がない。ユーリーは二葉のそばに居て、お義父さんはどこかに電話中だ。そして、時々、怒鳴っている。
「そういうことは早く言え!大体、君という人は、何でも遅すぎる!」
「お義父さん、どうしたのかな。相手は誰だろう……。秘書さんかな……」
「なんだって?悪戯だと思ったのか。二葉の関係だと気がつくだろう。そうか、警察には知らせたのか。だったらこっちにも連絡が必要だろう。なに?圭一に着信拒否をされていただと?いつの話だ?あの子はしていない!会社に電話してこい!君が自分の名前を伝えれば、副社長室に繋がるようにしてあると、あの子から聞いてあっただろう!いい加減にしろ!これから二葉を聖加世病院に連れて行こうと思っている。そうだ、精神科かもしれないぞ!君には要らないかも知れないが、二葉にとっては必要な科なんだ。この子は繊細なんだ。しっかりと診察を受けさせる。そうだ。また病院に連れて行くことになった。この間はいつだった覚えているだろう。そうだ、圭一の誕生日の夜だ!その日に、圭一と話しただろう。どうしてその時に言わなかったんだ?覚えのない出前の配達が悪戯だと分かった時点で、同じ奴だと思わなかったのか?そんなに君の会社は悪戯をされることが多いのか?ん?なんだって?声を小さくしろだと?ここは私の家だ!庭に出ている!近所迷惑なほど狭くない!君ほど態度もでかくない!」
「お義父さん、そんなに怒らないで……」
電話の相手はママだと分かった。お義父さんのスマホの画面には烏丸真琴と出ていたし、話の内容からそうじゃないかなとは思った。俺はお義父さんの隣に立ち、途方に暮れる思いがした。声が黒崎とそっくりで、まるで黒崎が怒鳴り散らしているように聞こえて、親子なんだと感動したと同時に、こうなると誰にも止められないのも同じなんじゃないかと思った。
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