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俺達は3人で、学生2人に注意する今村先生を残し、廊下の隅っこに移動した。今村先生は中にいた2人に怒り続けている。彼らは服を着た後だ。じろじろ見るのが悪いと思うから、目線が合わない位置までやって来た。
今村先生としては、許可無く入って危険なことが起きたらどうするのかということ、淫らなことをする場所では無いこと、タバコを吸うなど、火を持ち込んでいなかったかという安全管理の話をしている。学生達は雷を落とされて、居心地が悪そうだ。そこで、俺は小さな声で上楽先生に話しかけた。
「こそこそ。上楽先生。こういうことはよくあるんですか?」
「それがね、あるんだよ。ここの教室が心霊スポットになっているから、無断で入る学生が後を絶たない。窓を施錠していたらいいんだけど、割ってまで入る生徒がいたらいけないから、閉めていないんだ。だから、入り放題といえる。彼らのような人が起こす物音とか人影で、幽霊が出るって勘違いをしているのかも知れない。早く部室として使うべきだと思ったよ」
「そうだね。それしても、今村先生の顔が怒っているよ」
「それはそうだ。ん?ああ、吸ったのは電子タバコか。火は出ないけど、紙たばこを吸う子がいるかもしれないなあ。あ、紙たばこって告白したぞ~」
上楽先生が今村先生のことを見て、話を聞き取った。そして、先生のお説教がヒートアップしてきたから、そろそろ止めようかと言った。後で処分が下されるからでもあるという。厳重注意ならまだいいが、たばこを吸うのは校則違反であり、それには処分が待っているのだという。
「夏樹君の大学では無かったことだろう。みんなが真面目だ」
「そうだねえ。今日みたいな事は無かったねえ。タバコだって持ち込んでいなかったかと思うよ」
「そうだろう。ここがうちの緩いところだ。大人になっているようで、そうでないところがある。火は厳禁なんだ。花火をしていた学生がいたことがあって、そこから火の不始末でボヤが起きて、消防車を呼んだことがある。一度乱れると元に戻るまでには時間が掛かる」
「うん。そう聞くよ。先生、そろそろ今村先生のことを止めて上げたらいいよ」
「あ、そうだった。……今村先生。そろそろ見回りに行きましょう」
上楽先生が今村先生に話しかけた。すると、学生2人がホッとした顔をしていた。これで先生からのお説教が終わるからだろうか。そして、それはその通りだと分かった。今村先生の顔がものすごく怒っているから怖かった。彼らもそう思っているのだろう。
処分の内容はどんな物だろう。俺のいた大学で構内で喫煙をしたら、学長からのお説教が待っていた。そして、その時間が授業に出られないから、単位が足りなくて焦っている生徒からすると、留年の危機があった。怪我で大学に来られなくなる生徒を目の当たりにして、校内で喫煙・飲酒という掟破りをする生徒がいなかったから、そういう雰囲気にならなかったというもの理由になるだろう。
「今村先生。そろそろやめておきましょう」
「上楽先生!いけません!紙たばこなんです。君、ここで毎回吸っていたんだろう?」
「今村先生。それじゃ取り調べになりますから、話し合いで解決しましょう。はいはい」
ヒートアップしている今村先生の方をさすり、上楽先生が学生達に助け船を出した。反省しているだろう?とという言葉によって。彼らはもちろん、頷いた。
「今村先生。反省しているそうです。もう無断で入らないし、校内での喫煙もしないそうです。ここにはお酒も無かったですし、今日のところはこれでいいでしょう」
「そうですね……。先生がそうおっしゃるなら……」
上楽先生の取りなしにより、今村先生が語気を和らげた。そして、表情も落ち着いた。そんな彼らの様子を見て、似合いのコンビだなと思った。厳しい今村先生と柔らかな上楽先生の組み合わせは、今日の学生2人にとっては良かったことだろう。もしかして、他の先生だったら、大変なことになっていたかも知れない。留年の危機があったかも知れない。
今村先生としては、許可無く入って危険なことが起きたらどうするのかということ、淫らなことをする場所では無いこと、タバコを吸うなど、火を持ち込んでいなかったかという安全管理の話をしている。学生達は雷を落とされて、居心地が悪そうだ。そこで、俺は小さな声で上楽先生に話しかけた。
「こそこそ。上楽先生。こういうことはよくあるんですか?」
「それがね、あるんだよ。ここの教室が心霊スポットになっているから、無断で入る学生が後を絶たない。窓を施錠していたらいいんだけど、割ってまで入る生徒がいたらいけないから、閉めていないんだ。だから、入り放題といえる。彼らのような人が起こす物音とか人影で、幽霊が出るって勘違いをしているのかも知れない。早く部室として使うべきだと思ったよ」
「そうだね。それしても、今村先生の顔が怒っているよ」
「それはそうだ。ん?ああ、吸ったのは電子タバコか。火は出ないけど、紙たばこを吸う子がいるかもしれないなあ。あ、紙たばこって告白したぞ~」
上楽先生が今村先生のことを見て、話を聞き取った。そして、先生のお説教がヒートアップしてきたから、そろそろ止めようかと言った。後で処分が下されるからでもあるという。厳重注意ならまだいいが、たばこを吸うのは校則違反であり、それには処分が待っているのだという。
「夏樹君の大学では無かったことだろう。みんなが真面目だ」
「そうだねえ。今日みたいな事は無かったねえ。タバコだって持ち込んでいなかったかと思うよ」
「そうだろう。ここがうちの緩いところだ。大人になっているようで、そうでないところがある。火は厳禁なんだ。花火をしていた学生がいたことがあって、そこから火の不始末でボヤが起きて、消防車を呼んだことがある。一度乱れると元に戻るまでには時間が掛かる」
「うん。そう聞くよ。先生、そろそろ今村先生のことを止めて上げたらいいよ」
「あ、そうだった。……今村先生。そろそろ見回りに行きましょう」
上楽先生が今村先生に話しかけた。すると、学生2人がホッとした顔をしていた。これで先生からのお説教が終わるからだろうか。そして、それはその通りだと分かった。今村先生の顔がものすごく怒っているから怖かった。彼らもそう思っているのだろう。
処分の内容はどんな物だろう。俺のいた大学で構内で喫煙をしたら、学長からのお説教が待っていた。そして、その時間が授業に出られないから、単位が足りなくて焦っている生徒からすると、留年の危機があった。怪我で大学に来られなくなる生徒を目の当たりにして、校内で喫煙・飲酒という掟破りをする生徒がいなかったから、そういう雰囲気にならなかったというもの理由になるだろう。
「今村先生。そろそろやめておきましょう」
「上楽先生!いけません!紙たばこなんです。君、ここで毎回吸っていたんだろう?」
「今村先生。それじゃ取り調べになりますから、話し合いで解決しましょう。はいはい」
ヒートアップしている今村先生の方をさすり、上楽先生が学生達に助け船を出した。反省しているだろう?とという言葉によって。彼らはもちろん、頷いた。
「今村先生。反省しているそうです。もう無断で入らないし、校内での喫煙もしないそうです。ここにはお酒も無かったですし、今日のところはこれでいいでしょう」
「そうですね……。先生がそうおっしゃるなら……」
上楽先生の取りなしにより、今村先生が語気を和らげた。そして、表情も落ち着いた。そんな彼らの様子を見て、似合いのコンビだなと思った。厳しい今村先生と柔らかな上楽先生の組み合わせは、今日の学生2人にとっては良かったことだろう。もしかして、他の先生だったら、大変なことになっていたかも知れない。留年の危機があったかも知れない。
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