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ザーーー……。
景色が見えるスポットに到着した。休憩所だ。さすがに高い位置まで透明の壁が囲っていた。外を眺めている人や、友達同士で自撮りをしている人がいた。自分たちは密着したスタイルで眺めた。イチャついている姿を見せるのは迷惑な気がするが、今日だけはいいかと思った。背後から早瀬が覆いかぶさっている。その胸にもたれて、目の前に広がる白と青のコントラストを目に焼き付けた。
空はうっすらと雲がかかっている。光が差し込んでは波が白く輝き、いっそう強くなった。それは向こうから走ってきた遊覧船によるものだ。波しぶきをあげているのは、”流線形ボディー”だ。
「ゆうとー、シャッターチャンスだぞ」
「おおーー、屋上に人が出てきたよ。ここを観たいからだよ!おーーい!」
早瀬がシャッターを切ってくれた。その間、屋上の人たちに手を振った。気づかないかもしれない。それでもいいから続けていると、ひとり、またひとりと、こっちを見上げてきた。
大空にカモメが飛んでいる光景の中、船の上に20人ぐらいが立っていて、一斉に手を振り返してくれた。両手を振ってくれた人もいる。早瀬が写真に収めて、さらに俺のことも撮っていた。
彼らが通り過ぎた後、自分たちのことも写した。顔を寄せ合い、どの角度がいいかと囁きあった。その結果、後ろにヨロけてしまった。画面に残ったのは、悲鳴を上げている俺の顔だった。
「もうーーっ」
「すごい顔をしているぞ。ステージとは違った感じだ。はははは」
待ち受けにしようとした手を押さえつけて、ジタバタ動いているうちに、すっかり体が温まった。残っている紅茶を飲むと熱く感じた。
「冷たいものが飲みたいよー」
「はいはい。あと10分ぐらい歩こうね。すぐに自販機があるはずだ」
二人羽織りのスタイルで、ずるずると歩き始めた。歩きづらいのにゴールまで続けた。疲れてきたよと笑っていると、”芝浦 SHIBAYRA” という表示が地面に出ていた。ここがゴール地点だ。何となく写真を撮りたくなり、シャッターを切った。
景色が見えるスポットに到着した。休憩所だ。さすがに高い位置まで透明の壁が囲っていた。外を眺めている人や、友達同士で自撮りをしている人がいた。自分たちは密着したスタイルで眺めた。イチャついている姿を見せるのは迷惑な気がするが、今日だけはいいかと思った。背後から早瀬が覆いかぶさっている。その胸にもたれて、目の前に広がる白と青のコントラストを目に焼き付けた。
空はうっすらと雲がかかっている。光が差し込んでは波が白く輝き、いっそう強くなった。それは向こうから走ってきた遊覧船によるものだ。波しぶきをあげているのは、”流線形ボディー”だ。
「ゆうとー、シャッターチャンスだぞ」
「おおーー、屋上に人が出てきたよ。ここを観たいからだよ!おーーい!」
早瀬がシャッターを切ってくれた。その間、屋上の人たちに手を振った。気づかないかもしれない。それでもいいから続けていると、ひとり、またひとりと、こっちを見上げてきた。
大空にカモメが飛んでいる光景の中、船の上に20人ぐらいが立っていて、一斉に手を振り返してくれた。両手を振ってくれた人もいる。早瀬が写真に収めて、さらに俺のことも撮っていた。
彼らが通り過ぎた後、自分たちのことも写した。顔を寄せ合い、どの角度がいいかと囁きあった。その結果、後ろにヨロけてしまった。画面に残ったのは、悲鳴を上げている俺の顔だった。
「もうーーっ」
「すごい顔をしているぞ。ステージとは違った感じだ。はははは」
待ち受けにしようとした手を押さえつけて、ジタバタ動いているうちに、すっかり体が温まった。残っている紅茶を飲むと熱く感じた。
「冷たいものが飲みたいよー」
「はいはい。あと10分ぐらい歩こうね。すぐに自販機があるはずだ」
二人羽織りのスタイルで、ずるずると歩き始めた。歩きづらいのにゴールまで続けた。疲れてきたよと笑っていると、”芝浦 SHIBAYRA” という表示が地面に出ていた。ここがゴール地点だ。何となく写真を撮りたくなり、シャッターを切った。
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