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お洒落な店が建ち並ぶ街へ着いた。近くのタワー駐車場から降りると、すぐに賑やかな装飾の世界が広がっていた。歩道の木には飾りつけがされている。200メートル先まで続いているそうだ。何組かのグループが、歩道のイルミネーションをバックに自撮りをしたり、それをメインに撮ったりしている。
この楽しい街の中、黒崎の腕にすがりつくようにして歩いた。マスクのすき間からは白くなった息が漏れている。黒崎の吐く息も白い。
「今の気温はマイナス2度だってさ。車が多いから、体感温度は高いかな?」
「もっと暖かいだろう。もっとしっかりマフラーを巻いておけ」
「巻いてるよ?」
「もっとだ。立ち止まれ」
「うん」
黒崎からマフラーを巻き直された。ざっくり首周りに巻いていただけだから、すき間があり寒かった。巻き直されると、すぐに温かくなった。
「ありがとう~」
「世話のかかる奴だ。……向こうの方にスカイツリーが見えている」
「まだ一度も行っていないね。人混みが苦手でも、買い物には行ってみたいよ」
「そうか。平日に行こう。休みが取れるはずだ」
「うんっ。もうすぐ忙しくなるよね?異動とかで」
「……今回は小規模だ。合併後に混乱があった。今年は落ち着きたい」
「そっか。営業企画部には新入社員さんが来るの?」
「今年は10名だ。来年は桜木君が仲間入りする。うちに配属されるだろう」
「広報をやりたがっていたよね……」
「まずはうちだ。広報にいく社員が通るルートだ」
「楽しみだね」
「どうだ。落ち着いたか?」
「うん。やっと日常が帰ってきた感じだよ」
コンテストは昨日のことなのに、もっと前のことのように感じる。それだけやり切った感があるのだろうか。
この楽しい街の中、黒崎の腕にすがりつくようにして歩いた。マスクのすき間からは白くなった息が漏れている。黒崎の吐く息も白い。
「今の気温はマイナス2度だってさ。車が多いから、体感温度は高いかな?」
「もっと暖かいだろう。もっとしっかりマフラーを巻いておけ」
「巻いてるよ?」
「もっとだ。立ち止まれ」
「うん」
黒崎からマフラーを巻き直された。ざっくり首周りに巻いていただけだから、すき間があり寒かった。巻き直されると、すぐに温かくなった。
「ありがとう~」
「世話のかかる奴だ。……向こうの方にスカイツリーが見えている」
「まだ一度も行っていないね。人混みが苦手でも、買い物には行ってみたいよ」
「そうか。平日に行こう。休みが取れるはずだ」
「うんっ。もうすぐ忙しくなるよね?異動とかで」
「……今回は小規模だ。合併後に混乱があった。今年は落ち着きたい」
「そっか。営業企画部には新入社員さんが来るの?」
「今年は10名だ。来年は桜木君が仲間入りする。うちに配属されるだろう」
「広報をやりたがっていたよね……」
「まずはうちだ。広報にいく社員が通るルートだ」
「楽しみだね」
「どうだ。落ち着いたか?」
「うん。やっと日常が帰ってきた感じだよ」
コンテストは昨日のことなのに、もっと前のことのように感じる。それだけやり切った感があるのだろうか。
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