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……ray of light~ ……you and my~
……司会進行役の。
……ヴィジブルレイのセットリストを。
打ち上げ会場の控え室に到着した。沢山のスタッフさんが行きかう通路では、バンドの楽曲が流されていた。もう何度も耳にしたものだ。”ray of light、光線”というタイトルの、クラシックベースのヘヴィメタルだ。最初に聞いたときは、その綺麗な旋律に驚いた。佐久弥が作曲したものだ。この楽曲を歌っている。
19時からパーティーが始まる。大広間のステージには機材がセットされて、いつでも演奏ができるようになっている。卒業式での答辞を思い出した。めくれたシートにつまずいて転んだ。全校生徒の前でだ。同情して泣いている人がいた。そうならないようにしよう。そう思うことで気持ちを静めた。日常を感じると落ち着くことが分かった。この控え室内も日常の光景が広がっている。悠人と佐久弥が喧嘩をして遊んでいるからだ。
「……ゆうとくーん」
「うるさい!」
「緊張してもムダだぞ。どうせ下手くそだぞー」
「もうーーー」
「ぎゃはははーー」
「いい子マン、助けてよーー!」
「……自分で言いなさい。夏樹君、俺と同じ動作をしてくれ」
「はい!」
早瀬さんからストレッチをしようと声をかけられた。さっそく肩を回して深呼吸をはじめた。それに習って動作をした。大きく肩を回して声を出した。早瀬さんは真面目な様子だ。
「すーーっと、ふーーっと」
「すーーっと、ふーーっと」
「おじさーーん」
「おじさーーん」
「くーーろーー」
「くーーろーー」
「さーーきーー」
「さーーきーー」
「……おい」
「圭一さーん。聞き流してよー」
「ひゃひゃひゃーー」
黒崎が怒った。しかし、すぐに表情を和らげて、室内に飾られた花を見始めた。関係各所から贈られたもので、廊下や会場の入り口にも飾っている。田中先生からも贈られている。黒崎がメモを取っている。ここが終わった後で、お礼の連絡をするために。
「株式会社ブロッコリーからも贈られている」
「お兄ちゃん、そんなことしなくてもいいのに」
「あれでいて、しっかり線を引く人だ」
「うん。先にお礼を……」
「R&Wの高野君から届いている」
「デビュー前なのに。お礼の電話を……」
「……俺に投げておけ」
ポンポンと頭を叩かれた。そうはいっても、性格がすぐに変わるわけではない。黒崎のメモを覗き込んで頭に入れていると、早瀬さんから止められて椅子に座った。
「夏樹君。休んで下さい」
「懐かしいね。その話し方」
「黒崎社長に丸投げでどうぞ」
秘書時代の話し方で諭された。素直に頷くと黒崎がヤキモチを妬いてしまった。それが嬉しかった。なるべく家の中にいるように振舞われている。するとその時だ。悠人が佐久弥から逃げ出した。
一体どうしたのか?その答えは、限定商品のかぼちゃロールパンを食べられたからだった。早瀬さんが仲裁に行き、ちょうど到着した蔵之介さんが悠人に謝っていた。“悪気があってしたことだ”と。その真面目な様子に、黒崎と二人で吹き出して笑った。
……司会進行役の。
……ヴィジブルレイのセットリストを。
打ち上げ会場の控え室に到着した。沢山のスタッフさんが行きかう通路では、バンドの楽曲が流されていた。もう何度も耳にしたものだ。”ray of light、光線”というタイトルの、クラシックベースのヘヴィメタルだ。最初に聞いたときは、その綺麗な旋律に驚いた。佐久弥が作曲したものだ。この楽曲を歌っている。
19時からパーティーが始まる。大広間のステージには機材がセットされて、いつでも演奏ができるようになっている。卒業式での答辞を思い出した。めくれたシートにつまずいて転んだ。全校生徒の前でだ。同情して泣いている人がいた。そうならないようにしよう。そう思うことで気持ちを静めた。日常を感じると落ち着くことが分かった。この控え室内も日常の光景が広がっている。悠人と佐久弥が喧嘩をして遊んでいるからだ。
「……ゆうとくーん」
「うるさい!」
「緊張してもムダだぞ。どうせ下手くそだぞー」
「もうーーー」
「ぎゃはははーー」
「いい子マン、助けてよーー!」
「……自分で言いなさい。夏樹君、俺と同じ動作をしてくれ」
「はい!」
早瀬さんからストレッチをしようと声をかけられた。さっそく肩を回して深呼吸をはじめた。それに習って動作をした。大きく肩を回して声を出した。早瀬さんは真面目な様子だ。
「すーーっと、ふーーっと」
「すーーっと、ふーーっと」
「おじさーーん」
「おじさーーん」
「くーーろーー」
「くーーろーー」
「さーーきーー」
「さーーきーー」
「……おい」
「圭一さーん。聞き流してよー」
「ひゃひゃひゃーー」
黒崎が怒った。しかし、すぐに表情を和らげて、室内に飾られた花を見始めた。関係各所から贈られたもので、廊下や会場の入り口にも飾っている。田中先生からも贈られている。黒崎がメモを取っている。ここが終わった後で、お礼の連絡をするために。
「株式会社ブロッコリーからも贈られている」
「お兄ちゃん、そんなことしなくてもいいのに」
「あれでいて、しっかり線を引く人だ」
「うん。先にお礼を……」
「R&Wの高野君から届いている」
「デビュー前なのに。お礼の電話を……」
「……俺に投げておけ」
ポンポンと頭を叩かれた。そうはいっても、性格がすぐに変わるわけではない。黒崎のメモを覗き込んで頭に入れていると、早瀬さんから止められて椅子に座った。
「夏樹君。休んで下さい」
「懐かしいね。その話し方」
「黒崎社長に丸投げでどうぞ」
秘書時代の話し方で諭された。素直に頷くと黒崎がヤキモチを妬いてしまった。それが嬉しかった。なるべく家の中にいるように振舞われている。するとその時だ。悠人が佐久弥から逃げ出した。
一体どうしたのか?その答えは、限定商品のかぼちゃロールパンを食べられたからだった。早瀬さんが仲裁に行き、ちょうど到着した蔵之介さんが悠人に謝っていた。“悪気があってしたことだ”と。その真面目な様子に、黒崎と二人で吹き出して笑った。
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