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8-1 悠人の大学生活
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9月18日、火曜日。午前5時。
朝になり、寝室のベッドで目を覚ました。大学の夏休み期間が終わり、今日から授業開始だ。さっそく法学と経済の授業がある。夏休みの間は、生活リズムに変化はなかった。決まった時間に起きて寝ている。もしあのまま寮生活をしていれば、好きな時間まで寝ていただろう。
目覚まし時計をセットしなくても平気だ。早瀬が起こしてくれるからだ。普通に起こされるかどうかは、その日によって異なる。
モゾモゾ……。タオルケットに包まって寝返りを打つと、夜明け近い空が見えていた。日の出が遅くなったことで、まだ薄暗い。
カチャ。寝室のドアが開く音がした後、ベッドのスプリングが沈んだ。早瀬が覆いかぶさるように腰かけてきたということだ。そして、肩を揺すられた。
「ゆうとくーん、起きる時間だよ」
「うん……」
「出ておいで」
「うーん……」
「プレーンオムレツを焼くから、手伝ってくれ」
「オムレツ?」
「そうだよ。君が好きなメーカーのバターを使うよ?」
「起きる!」
早瀬が作るものはなんでも美味しいが、特に好きなのがビーフシチュー、オムレツ、ハニーマスタードドレッシングだ。そのうちの一つがあるなら、さっさと起きる気になった。
タオルケットから顔を出して起き上がろうとすると、さらに早瀬が覆いかぶさってきた。起きろと言ったくせに、反対のことをしていると思った。
「裕理さん。起きられないよー」
「美味しそうな子を食べる」
「んんっ」
濃厚なキスをされた。そして、タオルケットを取られて、Tシャツを捲り上げられた。このままでは朝ご飯の前に美味しく頂かれてしまう。お互いに仕事と大学があるというのに。だから俺は抵抗した。
「裕理さん、ダメだよっ」
「キスマークを付けるだけだ。もう薄くなっている」
「んっ」
左右の首筋に付けるのが習慣になっている。服に隠れる部分だから許している。完全に消えたことなどないと思う。早瀬の息が首筋に掛かった後、のしかかっている重みが消えた。そして、抱き起されてベッドに座ると、そのままTシャツを取られた。
「自分で脱ぐから!」
「シャワーを浴びるだろう。ここで全部脱いでいくといい」
「ちょっと!どこに触ってんだよ!?」
「君が気に入っている場所。こことか、ここ……」
「トリャー!」
両足で早瀬の体を押しのけようと試みたものの、あっさり押さえつけられてしまった。そして、至近距離で見つめられて、胸の鼓動が高鳴った。早瀬の黒いTシャツの襟ぐりから鎖骨が見えていたからだ。それがなんだか色気があり、顔が熱くなった。すると、早瀬の目が細められて、誘うように笑われた。ますます心拍数があがった。目に毒だと思った。
「今、Tシャツを脱ごうか?」
「何のことだよ?起きるから」
「はい、どうぞ」
「いいってば……」
右手を取られて、鎖骨に押し付けられた。俺が昨夜、早瀬に鎖骨が気になると言ったからだ。それを思い出したことがバレて、さらに恥ずかしくなった。目を伏せても許してもらえず、手の甲や指先に唇で触れられた。その息が熱くて、昨夜抱かれたときのことを連想させられた。
「どうしたんだ?顔が赤いよ」
「誘うなよ!」
「気がついたのか。大人になったね?」
「からかうなよっ」
「しかたないな。ここで許してあげる。さあ、起きよう」
「あ……」
早瀬がベッドから下りた。いつもの爽やかな人に戻っている。しかし、またからかわれないとは限らないから、すぐにベッドから降りて、バスルームへ走って行った。シャワーを浴びて、頭をスッキリさせて切り替えたいからだ。早瀬からは邪魔をされずに済んで、ホッとした。
朝になり、寝室のベッドで目を覚ました。大学の夏休み期間が終わり、今日から授業開始だ。さっそく法学と経済の授業がある。夏休みの間は、生活リズムに変化はなかった。決まった時間に起きて寝ている。もしあのまま寮生活をしていれば、好きな時間まで寝ていただろう。
目覚まし時計をセットしなくても平気だ。早瀬が起こしてくれるからだ。普通に起こされるかどうかは、その日によって異なる。
モゾモゾ……。タオルケットに包まって寝返りを打つと、夜明け近い空が見えていた。日の出が遅くなったことで、まだ薄暗い。
カチャ。寝室のドアが開く音がした後、ベッドのスプリングが沈んだ。早瀬が覆いかぶさるように腰かけてきたということだ。そして、肩を揺すられた。
「ゆうとくーん、起きる時間だよ」
「うん……」
「出ておいで」
「うーん……」
「プレーンオムレツを焼くから、手伝ってくれ」
「オムレツ?」
「そうだよ。君が好きなメーカーのバターを使うよ?」
「起きる!」
早瀬が作るものはなんでも美味しいが、特に好きなのがビーフシチュー、オムレツ、ハニーマスタードドレッシングだ。そのうちの一つがあるなら、さっさと起きる気になった。
タオルケットから顔を出して起き上がろうとすると、さらに早瀬が覆いかぶさってきた。起きろと言ったくせに、反対のことをしていると思った。
「裕理さん。起きられないよー」
「美味しそうな子を食べる」
「んんっ」
濃厚なキスをされた。そして、タオルケットを取られて、Tシャツを捲り上げられた。このままでは朝ご飯の前に美味しく頂かれてしまう。お互いに仕事と大学があるというのに。だから俺は抵抗した。
「裕理さん、ダメだよっ」
「キスマークを付けるだけだ。もう薄くなっている」
「んっ」
左右の首筋に付けるのが習慣になっている。服に隠れる部分だから許している。完全に消えたことなどないと思う。早瀬の息が首筋に掛かった後、のしかかっている重みが消えた。そして、抱き起されてベッドに座ると、そのままTシャツを取られた。
「自分で脱ぐから!」
「シャワーを浴びるだろう。ここで全部脱いでいくといい」
「ちょっと!どこに触ってんだよ!?」
「君が気に入っている場所。こことか、ここ……」
「トリャー!」
両足で早瀬の体を押しのけようと試みたものの、あっさり押さえつけられてしまった。そして、至近距離で見つめられて、胸の鼓動が高鳴った。早瀬の黒いTシャツの襟ぐりから鎖骨が見えていたからだ。それがなんだか色気があり、顔が熱くなった。すると、早瀬の目が細められて、誘うように笑われた。ますます心拍数があがった。目に毒だと思った。
「今、Tシャツを脱ごうか?」
「何のことだよ?起きるから」
「はい、どうぞ」
「いいってば……」
右手を取られて、鎖骨に押し付けられた。俺が昨夜、早瀬に鎖骨が気になると言ったからだ。それを思い出したことがバレて、さらに恥ずかしくなった。目を伏せても許してもらえず、手の甲や指先に唇で触れられた。その息が熱くて、昨夜抱かれたときのことを連想させられた。
「どうしたんだ?顔が赤いよ」
「誘うなよ!」
「気がついたのか。大人になったね?」
「からかうなよっ」
「しかたないな。ここで許してあげる。さあ、起きよう」
「あ……」
早瀬がベッドから下りた。いつもの爽やかな人に戻っている。しかし、またからかわれないとは限らないから、すぐにベッドから降りて、バスルームへ走って行った。シャワーを浴びて、頭をスッキリさせて切り替えたいからだ。早瀬からは邪魔をされずに済んで、ホッとした。
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