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朝食の時間を迎えている。メニューは鮭の塩焼き、厚焼き玉子、温野菜サラダ、筑前煮だ。筑前煮は美味しく仕上がったのだと、夏樹が自慢している。それらを食べながら、本日のお互いの予定を話し合った。
「インターンシップの説明会は10時からだ」
「うん。8階の会議室だよね」
「一緒に行くか?」
「駅まででいいよ。さすがにインターンシップは、自分で行くから……」
今日は黒崎製菓でインターンシップの説明会を開く。夏樹の希望は、短期インターンシップだ。グループワークや講義を受ける3日間のコースだ。まずは説明会に参加をして、申し込みをすることになる。今回参加するきっかけになったのは、父からの勧めだった。夏樹が興味を持ったため、やらせることにした。
「……取引先関係から声を掛けられる可能性がある。社員からもあるかもしれない。どういう対応をするか、覚えているな?」
「うん。短く答えて余計な単語を入れないこと。話しかけてきた相手の名前を覚えておいて報告すること。困った質問をされた時には、黒崎に確認しますと答えること。この3つだね」
「その通りだ。知らない人について行かないことも付け加える」
「さすがにそれは大丈夫だよ~っ」
「どうだかな……。今日は開催の挨拶を担当する。それ以外は役員室にいる。連絡をマメにしてこい」
「りょーかい!」
夏樹の頭を撫でて、頬をつねった。過保護だと呆れられつつも、インターンシップの話を続けた。楽しんでこい。そう言うと、俯きながら頷いていた。どうやら彼は緊張しているようだ。頬に触れてつねってやると元気を出した。今日は楽しめるといい。そう思った。
「インターンシップの説明会は10時からだ」
「うん。8階の会議室だよね」
「一緒に行くか?」
「駅まででいいよ。さすがにインターンシップは、自分で行くから……」
今日は黒崎製菓でインターンシップの説明会を開く。夏樹の希望は、短期インターンシップだ。グループワークや講義を受ける3日間のコースだ。まずは説明会に参加をして、申し込みをすることになる。今回参加するきっかけになったのは、父からの勧めだった。夏樹が興味を持ったため、やらせることにした。
「……取引先関係から声を掛けられる可能性がある。社員からもあるかもしれない。どういう対応をするか、覚えているな?」
「うん。短く答えて余計な単語を入れないこと。話しかけてきた相手の名前を覚えておいて報告すること。困った質問をされた時には、黒崎に確認しますと答えること。この3つだね」
「その通りだ。知らない人について行かないことも付け加える」
「さすがにそれは大丈夫だよ~っ」
「どうだかな……。今日は開催の挨拶を担当する。それ以外は役員室にいる。連絡をマメにしてこい」
「りょーかい!」
夏樹の頭を撫でて、頬をつねった。過保護だと呆れられつつも、インターンシップの話を続けた。楽しんでこい。そう言うと、俯きながら頷いていた。どうやら彼は緊張しているようだ。頬に触れてつねってやると元気を出した。今日は楽しめるといい。そう思った。
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