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14-1 歓迎会
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4月4日、金曜日。19時。
今夜はバンドメンバーとの集まりがあり、居酒屋にやって来た。黒崎の方は営業企画部の歓迎会があり、今夜はお互いに遅くなる。
創作料理店『焔』という看板の下でタクシーを降りると、すぐ前に停まっていた車から、藤沢が降りて来た。今日は撮影の仕事があったそうだ。俺は彼の私服姿を見て、大学生になったのだと実感した。制服姿が馴染んでいたから、まるで別人のように見えた。今日はTシャツを着ていた。
「夏樹、久しぶりだね!」
「藤沢、カッコいいね。Tシャツ姿、久しぶりに見るよ」
「このTシャツ、良いと思わないか?さっきの撮影で貰ったんだ。着て出てこないと失礼になるからさ。着てきたんだ」
「そうなんだね」
「でも、汚しそうだから、自分の服に着替えるよ。洗面所で着替えさせてもらう。今日の店、けっこう静かな場所にあるだろう。落ち着いて話せる店だそうだよ」
「ここに来るまでにドキドキしたよ。初めて集まるし」
「大丈夫だよ。夏樹の家から近かっただろう?」
「うん。でも、タクシーで来たんだ。電車で来たかったよ」
「かえって遠回りだ。タクシーの方が安上がりかもしれないよ」
「そうなのか~」
そういうものなのか。これから少しずつ覚えて行こうと思った。賑わっているビルの中に入ると、エレベーター前が混雑していた。少し待って乗り込もうとすると、俺達の名前を呼ばれた。そこに居たのは悠人だった。スマホを見ながら、ホッとした顔をしていた。
「悠人、大丈夫?何かあった?」
「悠人君!どうしたの?不安そうだよ」
「方向音痴だから迷いかけたんだ。バイト先から近いけど。へへへ……」
「そっか。俺も迷いそうだったよ」
「さあ、入ろう」
藤沢と悠人は会うのが初めてだそうだ。でも、さっそく気が合っているようだ。話をしながらエレベーターに乗り込み、6階のボタンを押した。
今夜はバンドメンバーとの集まりがあり、居酒屋にやって来た。黒崎の方は営業企画部の歓迎会があり、今夜はお互いに遅くなる。
創作料理店『焔』という看板の下でタクシーを降りると、すぐ前に停まっていた車から、藤沢が降りて来た。今日は撮影の仕事があったそうだ。俺は彼の私服姿を見て、大学生になったのだと実感した。制服姿が馴染んでいたから、まるで別人のように見えた。今日はTシャツを着ていた。
「夏樹、久しぶりだね!」
「藤沢、カッコいいね。Tシャツ姿、久しぶりに見るよ」
「このTシャツ、良いと思わないか?さっきの撮影で貰ったんだ。着て出てこないと失礼になるからさ。着てきたんだ」
「そうなんだね」
「でも、汚しそうだから、自分の服に着替えるよ。洗面所で着替えさせてもらう。今日の店、けっこう静かな場所にあるだろう。落ち着いて話せる店だそうだよ」
「ここに来るまでにドキドキしたよ。初めて集まるし」
「大丈夫だよ。夏樹の家から近かっただろう?」
「うん。でも、タクシーで来たんだ。電車で来たかったよ」
「かえって遠回りだ。タクシーの方が安上がりかもしれないよ」
「そうなのか~」
そういうものなのか。これから少しずつ覚えて行こうと思った。賑わっているビルの中に入ると、エレベーター前が混雑していた。少し待って乗り込もうとすると、俺達の名前を呼ばれた。そこに居たのは悠人だった。スマホを見ながら、ホッとした顔をしていた。
「悠人、大丈夫?何かあった?」
「悠人君!どうしたの?不安そうだよ」
「方向音痴だから迷いかけたんだ。バイト先から近いけど。へへへ……」
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「さあ、入ろう」
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