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黒崎製菓の新体制、グループの成長、社長・副社長のインタビュー。3年前の合併からの流れと収益。全て黒崎から習った内容が出ている。3期連続最高益だと書かれているから、ため息が出た。すごいなと。
黒崎のインタビュー記事を見つけた後、慌てて口を閉じて、声を上げるのを堪えた。黒崎の写真が、ページ半分の大きさで掲載されていたからだ。小さく載せるように頼んだかと思ったのに。景気づけというものだろう。
副社長室で撮ったことが分かった。深川さんとの2人で写ったものがある。取締役メンバー全員の写真も載っている。電子版と紙版、両方が欲しくなった。
この写真の黒崎は、以前と変わりない。ふとした時の角度や、ちょっとした笑顔が拓海さんに似ているのだと、お義父さんが白状した。2年ぐらい前から気づいていたそうだ。それを教えたら、喜んでいたと思う。
「待ち受け画面にしたいなあ。ノートに貼りたいな。うへへ」
この素敵な男性が俺のパートナーであり、診察室から出て来るのを待っている。代わりに問診票へ記入して、文字の見比べをした。寝言で名前も呟かれた。
写真を見た人に伝えたいぐらいだ。俺のものだと。しかし、それは以前の自分の姿ではある。魅力的だからモテるのは仕方ない。お互いに束縛し合って喜んでいるから、知っている人からは、ドン引きされている。
これは取材を受けた時に教えてもらった話だ。テレビ収録を見学する間、俺の方を見て、黒崎がデレデレしていたそうだ。かっこいい人だなと思って見ていたら、別の意味で二度見したという。
「ああ、営業企画部だ。役員室だねえ~。枝川さんは写っているかな?南波さんだ。あれ?二葉だ。どうしてかな?」
営業企画部のオフィスが載っていた。その中には、二葉が小さく写り込んでいる。俺たちが見れば分かる程度だ。真剣な顔をしてメモを取っている様子だ。写っている角度がちょうど良くて、黒崎と見間違えるレベルだ。普段はここまで思わないのに。
「似ているなあ。自然体だな。よかった」
黒崎家で暮らし始めた後、女の子向けのオモチャを貰って喜んでいた。プレゼントされた人形と家セットは、まめに埃を取り、部屋に飾ってある。子供向けの贈り物が嬉しかったそうだ。
それを知らないうちはこう思っていた。二葉の中身は女の子であり、男になろうと無理をしているのかな?と。しかし、本人以外が口にするものではない。ただし、家族として知っておかないと、普段からフォローできない。それを前置きして、黒崎が改めて話を聞いたのが、就任式典の後のことだった。
答えは、分からないだった。オフィスの更衣室等を考える為にも、どちらがやりやすいかを聞くと、男性がいいと返事されたそうだ。社内では人気者になった。イケメン秘書であり人当たりもいい。女性からは、キャーキャー言われているらしい。
次のページを開くと、黒崎ホールディングスの文字があり、胸がどきっとした。子会社からスタートして独立し、各分野ごとに会社を作った。ひとまとめに管理する為に、ホールディングスになった。そして、3年前に対等な関係で合併し、承継したレストラン事業が成功。数年先には子会社化して、カフェとレストランに分ける視野も入れていると書かれている。
そして、新しい項目が目を引いた。黒崎ホールディングスの、前身になった会社のことが詳しく載っている。それは、海外拠点の会社だった。国内のレストラン事業ではない。
黒崎のインタビュー記事を見つけた後、慌てて口を閉じて、声を上げるのを堪えた。黒崎の写真が、ページ半分の大きさで掲載されていたからだ。小さく載せるように頼んだかと思ったのに。景気づけというものだろう。
副社長室で撮ったことが分かった。深川さんとの2人で写ったものがある。取締役メンバー全員の写真も載っている。電子版と紙版、両方が欲しくなった。
この写真の黒崎は、以前と変わりない。ふとした時の角度や、ちょっとした笑顔が拓海さんに似ているのだと、お義父さんが白状した。2年ぐらい前から気づいていたそうだ。それを教えたら、喜んでいたと思う。
「待ち受け画面にしたいなあ。ノートに貼りたいな。うへへ」
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これは取材を受けた時に教えてもらった話だ。テレビ収録を見学する間、俺の方を見て、黒崎がデレデレしていたそうだ。かっこいい人だなと思って見ていたら、別の意味で二度見したという。
「ああ、営業企画部だ。役員室だねえ~。枝川さんは写っているかな?南波さんだ。あれ?二葉だ。どうしてかな?」
営業企画部のオフィスが載っていた。その中には、二葉が小さく写り込んでいる。俺たちが見れば分かる程度だ。真剣な顔をしてメモを取っている様子だ。写っている角度がちょうど良くて、黒崎と見間違えるレベルだ。普段はここまで思わないのに。
「似ているなあ。自然体だな。よかった」
黒崎家で暮らし始めた後、女の子向けのオモチャを貰って喜んでいた。プレゼントされた人形と家セットは、まめに埃を取り、部屋に飾ってある。子供向けの贈り物が嬉しかったそうだ。
それを知らないうちはこう思っていた。二葉の中身は女の子であり、男になろうと無理をしているのかな?と。しかし、本人以外が口にするものではない。ただし、家族として知っておかないと、普段からフォローできない。それを前置きして、黒崎が改めて話を聞いたのが、就任式典の後のことだった。
答えは、分からないだった。オフィスの更衣室等を考える為にも、どちらがやりやすいかを聞くと、男性がいいと返事されたそうだ。社内では人気者になった。イケメン秘書であり人当たりもいい。女性からは、キャーキャー言われているらしい。
次のページを開くと、黒崎ホールディングスの文字があり、胸がどきっとした。子会社からスタートして独立し、各分野ごとに会社を作った。ひとまとめに管理する為に、ホールディングスになった。そして、3年前に対等な関係で合併し、承継したレストラン事業が成功。数年先には子会社化して、カフェとレストランに分ける視野も入れていると書かれている。
そして、新しい項目が目を引いた。黒崎ホールディングスの、前身になった会社のことが詳しく載っている。それは、海外拠点の会社だった。国内のレストラン事業ではない。
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