【完結】29歳で「売れ残り」とお見合い勧告されましたが、裏では最強のアルファ部長が「運命だ」と逃がしてくれません

Marine

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④※

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 風呂上がりにガウンだけを羽織って、裸足でリビングを横切った。
 空調は完璧なのに、下着をつけていないから下がスースーして、何だか心もとない。
 
 高級ホテルのコーナースイートと呼ばれる部屋。
 壁一面のガラスはL字型になっていて、まるで空中散歩をしているようだ。
 バスルームからリビングを通り、五段ほどのステップを登ると、そこにはベッドが置かれていた。
 桐生部長はまるで玉座のように、悠然と腰かけている。
 
 バスローブの合わせ目から覗く、鍛え上げられた胸板。
 無造作に組まれた足が雄の象徴のようで、目が吸い寄せられる。

 これから何が始まるのか怖いのに、手招きに従ってしまう。
 彼の目の前に立つと、満足そうな吐息が聞こえた。
 手が伸びてきて、バスローブの帯がするりと外れた。

「本当にエロいな、お前の体は」

 彼の声がねっとりと耳を這う。
 大きい手が腰に回り、まるでボトルキープのように、しっかりと握られた。
 
「肌は白くてなめらかで……ここだけこんなにピンクで……」

 語尾が胸の突起に溶ける。
 彼の唇が乳首を覆うと、その温かく湿った感触に、小さく息をついた。
 桐生部長は舌で先端を転がしていたが、やがて強めにちゅっ、と吸った。
 
 その瞬間、ぐっと力が込められ――
 俺の身体は、そのまま彼の腿の上に落とされた。
 気づいた時には硬い筋肉の上に座らされていて、ぎゅっと抱きしめられていた。

――!?

 呆然としていると、彼は耳元で低く囁いた。

「昨日は事故みたいに抱いてしまったからな……初夜のやり直しだ」

(初夜? やり直し? どういうことだ?)

 混乱している俺の唇に、ちゅっと軽く下から柔らかいものが触れた。
 桐生部長が、俺を膝に乗せながら、舌を伸ばして催促している。
 そのしぐさがエロくて格好良くて……きゅん、と腹の奥が痛み、気付いたらその舌を受け入れていた。
 
 唇を合わせずに舐め上げられて、舌を絡ませる。
 ギリギリまで近づいた唇の間から、絡め合う舌が見えて、頭がおかしくなりそうだ。
 粘膜同士がこすれ合い、水音が耳の近くで鳴っている。
 
 ぐいっと後頭部が大きな手で抱えられて、唇が深く合わさった。
 息ができないほど吸われて、キスを返して……だんだん頭がぼうっとなってくる。
 その間に、彼の手がバスローブの裾を割って入ってきた。
 
 下は何もつけていない。
 白いバスローブの隙間から、立ち上がってしまっているペニスを暴かれた。
 それはもう期待に震えていて……彼の手を待っている。
 
 しかし、彼はそっちには触れてくれなかった。代わりにそっと足を開かせて――ペニスの先端から裏筋までとろりと伝う蜜を、確かめるように人差し指ですくいあげる。
 
「……こんなに濡らして……エロすぎだろう」
 
 彼の指が尻を割り、そのまま蜜を後穴に馴染ませる。
 太い指がそこに触れて、入り口をていねいに解していく。

「や、です。そんな……とこ」
「言っただろう、お前の全部がほしい」

 強い言葉とは裏腹に、指は優しく後孔を刺激する。
 小刻みに、あるいはゆっくりと、円を描くように。
 指の先がゆっくりと中に埋まっていく。それを抜いたとき、とぷっと中から蜜が溢れた。

「あ……」
「だいぶ潤んできたな。本当に昨日が初めてなのか?」
「当たり前です、俺なんか、誰も……」
「野暮ったいスーツの下にこんな宝が隠されているなんて、誰も思わないだけだ」

――え?

 つぷっ、と中指が第一関節まで入った。
 硬い爪、太い指が、柔らかい内側を撫でる。
 いつもこの手がパソコンを叩いているのを見ていたのに、今は俺の……。

「……んっ」
「痛いか?」
「な、なんか……圧迫感があって、ぞくぞくして……ひっ」

 中で指がゴリっと動く。声が飛び出る。

「ゾクゾクしてる……か。感じやすいな」
「そっ、そんな、こと……」
「なあ、ここをどうしてほしい?」

 彼の指が抜き差しされるたびに、ちゅくっ、ちゅくっと水音が聞こえる。
 これが……俺が分泌した愛液……?
 こんなに、たくさん……。
 熱い愛液が、太腿を伝って、シーツにまで染みを作っている。
 
「ど、どうって……」
「お前はこれから、ここで俺のを咥え込むんだよ。そのために、一番気持ちいい方法で開発してやる」
「……っ!」
「俺に舐められたいか?」

――彼に後孔を? そんなの絶対に嫌だ。

「いま、中がきゅっと締まったぞ。期待しているだろう」
「ちっ、ちが……」
「それとも、指で弄られながらキスされるほうがいいか?」

 彼がにやりと笑って、舌を出した。
 凄まじい雄の色気に吸い寄せられる。
 唇を合わせると、待ってましたとばかりに下から舌が差し込まれてくる。

「んんっ……」
「この方がよさそうだな」

 指がもう一本、ゆっくりと入ってくる。
 それなのに痛くなくて……二本の指で不規則に中を掻きまわされる。
 それが嬉しいみたいに、じゅんと蜜を分泌しているのがわかる。
 俺の中から出たものが、部長の指をどろどろに汚している。

 指の違和感なんて、もう感じない。
 舌をからめるたびに、頭の芯が痺れて……下の熱と溶け合って、わけがわからなくなる。

 彼が指をくぷっと引き抜いた。
 そこから蜜がとろりと溢れて、また彼の指を汚す。
 
「ふぅっ……ん」

 後孔が物足りなそうにひくひくと口を開けた。
 愛液に濡れていた後孔が、指の体温を失って、冷たい空気に晒される。
 一瞬の喪失感は、すぐにそれ以上の熱によって塞がれた。
 
「あ……」

 彼の大きな陰茎が、濡れそぼった後孔に押し当てられた。
 冷えていた入り口が、彼の熱に溶かされるようで……その温度差にくらくらしながら、必死でしがみついた。
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