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「若いオメガはダメだね。前の妻なんて、僕のカードでブランド品を買い漁るばかりで、夕飯の一つも作らないんだ」
老舗ホテルにある、高級中華料理店の個室で、俺の表情は『無』になっていた。
料理はとうに食べ終わり、二人の前には冷めたコーヒーが置かれている。
「精神的に未熟でね。ちょっと注意しただけですぐ泣くし、ヒステリーを起こす。疲れたよ」
俺の目の前でべらべらと喋っているのは、会社が用意した『お見合い』相手、五洋物産の物流企画部、次長の佐藤さんだ。
「その点、牧田さんはいい。人事データを見せて貰ったけど、ずっと真面目にアシスタントをしてきたんだろう?」
桐生部長と本格的に恋人になって、総務課長にもそのことを伝えたばかりだ。
しかし、取引先の会社の見合い相手ということで、キャンセルはしないことになった。
「もうすぐ30だし、浮ついたところがないのがいい。君なら、前の妻みたいに僕を振り回したりしないだろうしね」
終わるまで黙って話を聞くしかないのだが、この時間はいつまで続くのだろう。
「僕は年収1200万ある。同年代の平均よりかなり上だ。生活の心配はさせないよ」
1200万……たしか、桐生部長の腕時計、一本分くらいかな……。
「だから君には、仕事を辞めて家事に専念してほしい。僕が帰ったら完璧な夕食と風呂、掃除の行き届いた部屋。それが君の『仕事』だ」
家事はヘルパーにまかせればいいって、部長は言ってたよな。
仕事も俺がやりたいかなら続けさせてくれるだろう。ハイヤーで送り迎えされるのは困るけど……。
まあ年収1200万円では、そこまでは無理か。
「夜のほうは期待していないよ。君もその歳なら、もうフェロモンも枯れてるだろう?」
枯れるどころか部長にめちゃくちゃ開発されて、出まくってるんだが……。
こいつきっと、テクニックや経験も少ないんだろうな。
「そういう処理は僕も『店』で済ませるから、君も変に色気を出さなくていい。お互いドライにいこう」
うわあ、こいつ最低だ。
平然と浮気宣言かよ。
桐生部長は、アメリカに1週間の出張でも、絶対に俺以外としようとはしなかったのに。
……って、なんで俺、いちいち比べちゃってるんだ。
こんなこと、相手にとって失礼だと分かってはいる。
だが、この退屈な話を聞いていると、どうしても桐生部長のことを考えてしまう。
「次は外で会う必要はないね。金もかかるし。
来週の日曜、僕のマンションに来てくれ。夕食を作ってもらう。
味付けと手際を確認したいから、食材は冷蔵庫にあるもので考えてくれ」
……あ、限界がきた。
俺は財布を取り出して、一万円札を三枚、置いた。
「……そういうことでしたら、俺とは条件が合わないようなので、失礼させて頂きます」
「待ってくれ! 君の条件は? 僕は年収もあるし、充分なはずだ」
「俺の条件は『俺だけを愛して、俺のためならすべてを捨てられる人』です。……あなたのように、妥協で選ぶ人じゃなくて」
佐藤は驚いたように目を見開いた。
俺は軽く一礼して、その場を後にした。
個室を出てロビーに進むと、桐生部長がソファに座っているのが見えた。
俺を見つけて、歩み寄って来てくれた。
「……終わったか?」
「はい。待っていてくれたんですね」
「いや、攫いにきた」
真面目な顔をして言うから、つい笑ってしまう。
「おい、待ってくれ! 話はまだ終わってないぞ!」
背後から、佐藤さんの苛立った声が響いた。
やはり、一方的に席を立ったのは不味かっただろうか。謝って、もう一度断りを入れようと俺が振り返りかけた、その時だ。
「見るな」
桐生部長の大きな手が、俺の頬を包み込み、視線を遮った。
そのまま、俺の顔を覗き込むようにして、背後の佐藤さんへ鋭い視線を投げる。
彼の瞳はロイヤルゴールドに輝いていた。
「っ……ひ、あ……」
佐藤さんの足音が、ピタリと止まった。
今の今まで怒鳴り散らしていた人間が、まるで捕食者に睨まれた小動物のように、喉の奥で引きつった悲鳴を漏らす。
「部長……?」
「ゴミが落ちていただけだ。行くぞ、渉」
部長は瞬時に甘い笑顔に戻り、俺の腰を抱き寄せた。
背後で、佐藤さんが腰を抜かしたのか、ドサリと床へ崩れ落ちる音が聞こえた気がしたが、部長の腕に引かれて歩き出した俺には、もう関係のないことだった。
ホテルの前に待たせていたハイヤーに乗り込むと、重厚なドアが音もなく閉められた。
外界の雑音を完全に遮断する静寂と、肌に吸い付くような本革のシート。
佐藤さんが誇っていた「ささやかな贅沢」とは、次元の違う世界がここにある。
「どこに連れて行かれるんですか?」
「俺のマンションだ」
そうやって、またベッドに釘付けになる週末の続きを過ごすことになるのか。
俺が「腹が減ったから、飯を作りたい」と言っても、まだここにいろと抱きしめてくる。
その腕に、その必死さに、いつも絆されてしまう。
「……我慢できない。ここでお前を喰ってしまいたい」
「ダメですよ、ハイヤーじゃ」
ここで抵抗しなかったら、今度からハイヤーでするのが標準になってしまう。
慌てて断ったら、やっぱり少し拗ねた顔をしていた。
それがかわいいと思うなんて、俺も随分変わってしまったかもしれない。
「……」
「家まで我慢できたら、……朝まで好きにしていいですから」
俺はシートの隣に座っている彼の肩に、そっと身を預けた。
老舗ホテルにある、高級中華料理店の個室で、俺の表情は『無』になっていた。
料理はとうに食べ終わり、二人の前には冷めたコーヒーが置かれている。
「精神的に未熟でね。ちょっと注意しただけですぐ泣くし、ヒステリーを起こす。疲れたよ」
俺の目の前でべらべらと喋っているのは、会社が用意した『お見合い』相手、五洋物産の物流企画部、次長の佐藤さんだ。
「その点、牧田さんはいい。人事データを見せて貰ったけど、ずっと真面目にアシスタントをしてきたんだろう?」
桐生部長と本格的に恋人になって、総務課長にもそのことを伝えたばかりだ。
しかし、取引先の会社の見合い相手ということで、キャンセルはしないことになった。
「もうすぐ30だし、浮ついたところがないのがいい。君なら、前の妻みたいに僕を振り回したりしないだろうしね」
終わるまで黙って話を聞くしかないのだが、この時間はいつまで続くのだろう。
「僕は年収1200万ある。同年代の平均よりかなり上だ。生活の心配はさせないよ」
1200万……たしか、桐生部長の腕時計、一本分くらいかな……。
「だから君には、仕事を辞めて家事に専念してほしい。僕が帰ったら完璧な夕食と風呂、掃除の行き届いた部屋。それが君の『仕事』だ」
家事はヘルパーにまかせればいいって、部長は言ってたよな。
仕事も俺がやりたいかなら続けさせてくれるだろう。ハイヤーで送り迎えされるのは困るけど……。
まあ年収1200万円では、そこまでは無理か。
「夜のほうは期待していないよ。君もその歳なら、もうフェロモンも枯れてるだろう?」
枯れるどころか部長にめちゃくちゃ開発されて、出まくってるんだが……。
こいつきっと、テクニックや経験も少ないんだろうな。
「そういう処理は僕も『店』で済ませるから、君も変に色気を出さなくていい。お互いドライにいこう」
うわあ、こいつ最低だ。
平然と浮気宣言かよ。
桐生部長は、アメリカに1週間の出張でも、絶対に俺以外としようとはしなかったのに。
……って、なんで俺、いちいち比べちゃってるんだ。
こんなこと、相手にとって失礼だと分かってはいる。
だが、この退屈な話を聞いていると、どうしても桐生部長のことを考えてしまう。
「次は外で会う必要はないね。金もかかるし。
来週の日曜、僕のマンションに来てくれ。夕食を作ってもらう。
味付けと手際を確認したいから、食材は冷蔵庫にあるもので考えてくれ」
……あ、限界がきた。
俺は財布を取り出して、一万円札を三枚、置いた。
「……そういうことでしたら、俺とは条件が合わないようなので、失礼させて頂きます」
「待ってくれ! 君の条件は? 僕は年収もあるし、充分なはずだ」
「俺の条件は『俺だけを愛して、俺のためならすべてを捨てられる人』です。……あなたのように、妥協で選ぶ人じゃなくて」
佐藤は驚いたように目を見開いた。
俺は軽く一礼して、その場を後にした。
個室を出てロビーに進むと、桐生部長がソファに座っているのが見えた。
俺を見つけて、歩み寄って来てくれた。
「……終わったか?」
「はい。待っていてくれたんですね」
「いや、攫いにきた」
真面目な顔をして言うから、つい笑ってしまう。
「おい、待ってくれ! 話はまだ終わってないぞ!」
背後から、佐藤さんの苛立った声が響いた。
やはり、一方的に席を立ったのは不味かっただろうか。謝って、もう一度断りを入れようと俺が振り返りかけた、その時だ。
「見るな」
桐生部長の大きな手が、俺の頬を包み込み、視線を遮った。
そのまま、俺の顔を覗き込むようにして、背後の佐藤さんへ鋭い視線を投げる。
彼の瞳はロイヤルゴールドに輝いていた。
「っ……ひ、あ……」
佐藤さんの足音が、ピタリと止まった。
今の今まで怒鳴り散らしていた人間が、まるで捕食者に睨まれた小動物のように、喉の奥で引きつった悲鳴を漏らす。
「部長……?」
「ゴミが落ちていただけだ。行くぞ、渉」
部長は瞬時に甘い笑顔に戻り、俺の腰を抱き寄せた。
背後で、佐藤さんが腰を抜かしたのか、ドサリと床へ崩れ落ちる音が聞こえた気がしたが、部長の腕に引かれて歩き出した俺には、もう関係のないことだった。
ホテルの前に待たせていたハイヤーに乗り込むと、重厚なドアが音もなく閉められた。
外界の雑音を完全に遮断する静寂と、肌に吸い付くような本革のシート。
佐藤さんが誇っていた「ささやかな贅沢」とは、次元の違う世界がここにある。
「どこに連れて行かれるんですか?」
「俺のマンションだ」
そうやって、またベッドに釘付けになる週末の続きを過ごすことになるのか。
俺が「腹が減ったから、飯を作りたい」と言っても、まだここにいろと抱きしめてくる。
その腕に、その必死さに、いつも絆されてしまう。
「……我慢できない。ここでお前を喰ってしまいたい」
「ダメですよ、ハイヤーじゃ」
ここで抵抗しなかったら、今度からハイヤーでするのが標準になってしまう。
慌てて断ったら、やっぱり少し拗ねた顔をしていた。
それがかわいいと思うなんて、俺も随分変わってしまったかもしれない。
「……」
「家まで我慢できたら、……朝まで好きにしていいですから」
俺はシートの隣に座っている彼の肩に、そっと身を預けた。
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