ポーションメーカーとして国家に尽くしてましたが、婚約破棄されちゃいました!

安奈

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33話 罪と罰 その5

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 久しぶりに見た気がする、ルデルテ公爵の顔……いえ、今は「元」公爵だったっけ。地下牢での生活によるストレスと、今までよりは粗末な食事で少しだけ痩せているようにも感じられる。


 痩せているっていうか、やつれているわね……。


「ルデルテ公爵……申し訳ありませんでした……」


「シャロック……! 貴様、なぜ、サウス王子殿下と一緒に居る!? いや、それよりも……なぜ、レミュラ・ミセット側に付いているのだ!」


 もう輩としか感じさせない、ルデルテ公爵の発言。シャロックに完全に八つ当たりをしている。


「私は今まで、公爵の命令を何の疑いもなく遂行してまいりました。あなたが私を育ててくれたからです。それが例え、自らの命令を絶対に聞くマシーンを育てる意味合いだったとしても、私は感謝しておりました……」


「では、なぜだ……! どういう了見で、貴様は私を裏切った!?」


「静かにしてください、ルデルテ。あまり言葉が過ぎると、口を塞がなくてはならなくなる」


「くっ……!」


 ルデルテ公爵は、周囲に立っている兵士達に叱責を受けている。もしかしたら、これみよがしに兵士達もルデルテ公爵に対する鬱憤を晴らしているのかもしれない。普通なら可哀想だと思うけれど、私としては、そんな状況を見ても特に何も感じなかった。


 ルデルテ公爵も堕ちたものね……としか。けっこうドライかな……?



「最早、影であったシャロックの想いは分かっているはずだ、ルデルテ公爵……」


「……!!」


 サウス王子殿下に図星を突かれたからか、ルデルテ公爵は鬼の形相へと変わっていた。鬼の形相へと変わったところで、議会に対する印象も悪くなるし、良いことなんて1つもないんだけどね。


「メイスン議長……シャロックの発言は、ルデルテ公爵の罰を決定する上で、大きな根拠になるかな?」


「もちろんですとも、サウス王子殿下。これ以上ない程にね……ふふふ」


 サウス王子殿下の出来レースとも言える発言……メイスン議長は怪しげに笑って見せていた。うわぁ……私は裁かれる側ではないからいいけど、これは裁かれる側……つまりはルデルテ公爵の立場だと、生きた心地がしないでしょうね……。


 ルデルテ公爵はどのくらいの罰を受けるのかしら……少しだけ、同情の念が湧かないでもなかった。
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みんなの感想(85件)

ぽんたごん
2020.10.19 ぽんたごん

続きが気になって、夜しか眠れない😴

解除
キリン
2020.10.11 キリン

イエスマンを信用や信頼って危ないんですけどね、ソレを当たり前の様に錯覚しちゃったのがコレの敗因でしょう。 だとするとレミュラさんは止め係?

解除
オラトリオ
2020.10.09 オラトリオ

20話、成果は失敗に違いということかとあるが、失敗に違いないの間違いではないですか。

解除

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