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ガルバトルのその後中編
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ゼノスが討伐されてから一週間が経った。
結論から言うとゼノスが倒された後、結界は消失していたらしい。
おそらくこれ以上闘技場に閉じ込めても意味がないと判断されたのだろう。
ヴァルハラの連中なら無駄なことはしないので、ありえる話だ。
そしてクーソだが事件の真相を調べるため、投獄されることになった。
だが投獄されて二日が経った頃。
クーソは牢屋の中で、喉を串刺しにされて死んでいた。
そのため、今回の事件の真相は闇の中へと消えてしまうのだった。
まあ最初からヴァルハラの奴らの情報が出てくることは、期待はしていなかったがな。
奴らは狡猾で残虐だ。
必ず用済みになったクーソを始末すると思っていた。
俺はヴェルゼリアが王位継承のために、リシャールとリアの殺害を企んでいたのかと初めは考えていた。だがクーソは国外への逃亡を企てていた。おそらく今回の騒動は、ヴァルハラの奴らの企みであることは間違いないだろう。
それにあの二振りの剣⋯⋯あれはヴァルハラの城の宝物庫にあったものだ。そして剣はクーソが殺害された後、消えていた。
聖属性を持つ素晴らしい剣だったが、持っているとヴァルハラの奴らが回収に来ると思い、あえて俺は闘技場に置いてきたのだ。
今はまだ奴らに目をつけられる訳にはいかない。今は⋯⋯な。
しかし今回の騒動⋯⋯ヴァルハラの奴らに目をつけられた可能性は否定できないが、悪いことばかりではなかった。
それは⋯⋯
トントン
時間通りだな。
俺は宿の部屋で寛いでいると、突然部屋のドアがノックされた。
「入っていいぞ」
「失礼します」
俺が返答するとドアが開き、オルタンシアが部屋の中に入ってきた。
そして俺の前に膝をつく。
何故オルタンシアが俺の前に膝をつくかというと⋯⋯
「昨日は本当にありがとうございました。この恩は一生をかけて返させて頂きます」
「これから頼んだぞ」
「わかりました」
オルタンシアが俺にかしずく理由はいくつかある。
闘技場で父親の仇の一人であるアーホを倒すため、力を貸してやったこともそうだが、一番の理由は母親の命を救ったことだろう。
この世界で結核は不治の病と言われている。
だが俺は解放の力を使って結核を治したのだ。
ちなみにその時に解放したのは母親の免疫力である。
免疫力を上げるため日の光に当たり、ビタミンDが豊富にある魚を食べさせていた。
そして僅かに上がった免疫力を解放し、結核を治したという訳だ。
しかしその時の話をリアとフローラに話したら、滅茶苦茶機嫌が悪くなったな。
「ひ、人妻にまで手を出すなんて⋯⋯」
「ユウトさんは守備範囲が広いんですね。最低です」
「まさか二人ともオルタンシアの母親にキスしたと思っているのか?」
「「違うんですか?」」
二人は声を合わせて返答してくる。
「人妻とのキスは気持ち良かったですか?」
「私達とは経験値が違いますからね。経験値が」
何故か二人の心が病んでいるように感じるが、気のせいか?
とりあえず二人には真実を教えてやろう。
「手を繋いだだけだ」
「えっ? 手を? それで解放することができるんですか?」
「私達とはキスをしているのに⋯⋯まさか解放を理由に、ユウトさんが私達とキスをしたいだ⋯⋯あいたっ!」
フローラが俺を乏しめるような発言をしたので、俺は頭を小突く。
「ばかなことを言うんじゃない。今回は一部の能力を解放するだけだったからだ。その場合は手を繋ぐだけで事足りる。二人も力だけを解放するなら、手を繋ぐだけでも大丈夫だが」
「いえ、私は全ての能力を伸ばしたいのでキ、キスでお願いします」
「わ、私も今まで通りで大丈夫です」
というようなやり取りがあった。とりあえずこの後は二人とも何故か機嫌が戻っていたので俺は安堵した。
結論から言うとゼノスが倒された後、結界は消失していたらしい。
おそらくこれ以上闘技場に閉じ込めても意味がないと判断されたのだろう。
ヴァルハラの連中なら無駄なことはしないので、ありえる話だ。
そしてクーソだが事件の真相を調べるため、投獄されることになった。
だが投獄されて二日が経った頃。
クーソは牢屋の中で、喉を串刺しにされて死んでいた。
そのため、今回の事件の真相は闇の中へと消えてしまうのだった。
まあ最初からヴァルハラの奴らの情報が出てくることは、期待はしていなかったがな。
奴らは狡猾で残虐だ。
必ず用済みになったクーソを始末すると思っていた。
俺はヴェルゼリアが王位継承のために、リシャールとリアの殺害を企んでいたのかと初めは考えていた。だがクーソは国外への逃亡を企てていた。おそらく今回の騒動は、ヴァルハラの奴らの企みであることは間違いないだろう。
それにあの二振りの剣⋯⋯あれはヴァルハラの城の宝物庫にあったものだ。そして剣はクーソが殺害された後、消えていた。
聖属性を持つ素晴らしい剣だったが、持っているとヴァルハラの奴らが回収に来ると思い、あえて俺は闘技場に置いてきたのだ。
今はまだ奴らに目をつけられる訳にはいかない。今は⋯⋯な。
しかし今回の騒動⋯⋯ヴァルハラの奴らに目をつけられた可能性は否定できないが、悪いことばかりではなかった。
それは⋯⋯
トントン
時間通りだな。
俺は宿の部屋で寛いでいると、突然部屋のドアがノックされた。
「入っていいぞ」
「失礼します」
俺が返答するとドアが開き、オルタンシアが部屋の中に入ってきた。
そして俺の前に膝をつく。
何故オルタンシアが俺の前に膝をつくかというと⋯⋯
「昨日は本当にありがとうございました。この恩は一生をかけて返させて頂きます」
「これから頼んだぞ」
「わかりました」
オルタンシアが俺にかしずく理由はいくつかある。
闘技場で父親の仇の一人であるアーホを倒すため、力を貸してやったこともそうだが、一番の理由は母親の命を救ったことだろう。
この世界で結核は不治の病と言われている。
だが俺は解放の力を使って結核を治したのだ。
ちなみにその時に解放したのは母親の免疫力である。
免疫力を上げるため日の光に当たり、ビタミンDが豊富にある魚を食べさせていた。
そして僅かに上がった免疫力を解放し、結核を治したという訳だ。
しかしその時の話をリアとフローラに話したら、滅茶苦茶機嫌が悪くなったな。
「ひ、人妻にまで手を出すなんて⋯⋯」
「ユウトさんは守備範囲が広いんですね。最低です」
「まさか二人ともオルタンシアの母親にキスしたと思っているのか?」
「「違うんですか?」」
二人は声を合わせて返答してくる。
「人妻とのキスは気持ち良かったですか?」
「私達とは経験値が違いますからね。経験値が」
何故か二人の心が病んでいるように感じるが、気のせいか?
とりあえず二人には真実を教えてやろう。
「手を繋いだだけだ」
「えっ? 手を? それで解放することができるんですか?」
「私達とはキスをしているのに⋯⋯まさか解放を理由に、ユウトさんが私達とキスをしたいだ⋯⋯あいたっ!」
フローラが俺を乏しめるような発言をしたので、俺は頭を小突く。
「ばかなことを言うんじゃない。今回は一部の能力を解放するだけだったからだ。その場合は手を繋ぐだけで事足りる。二人も力だけを解放するなら、手を繋ぐだけでも大丈夫だが」
「いえ、私は全ての能力を伸ばしたいのでキ、キスでお願いします」
「わ、私も今まで通りで大丈夫です」
というようなやり取りがあった。とりあえずこの後は二人とも何故か機嫌が戻っていたので俺は安堵した。
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