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毒の真相を掴め
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シルルがクラウの病気を治療した礼としてラニに願い事を要求する様を部屋にいる全員が固唾を飲んで見守る。
「私、今日帝都に来たばかりで⋯⋯これから住む場所が⋯⋯」
ん? これは⋯⋯何か嫌な予感がしてきたぞ。まさかとは思うが⋯⋯。
「わかりました⋯⋯シルルさんはクラウの命の恩人です。何泊でもこの屋敷を使って下さい」
「ううん⋯⋯私、ユクトの家に住みたい」
そう来たか⋯⋯シルルが泊まる場所の話を出した時に嫌な予感がしたが⋯⋯。
「えっ? ですがそれは私の一存では⋯⋯」
ラニもシルルの思いもしなかった願いに困惑しており、恩は忘れないと言った手前どうすればいいのか迷っていた。
これは仕方ないな。
「シルル⋯⋯俺から娘達にうちに住めないか頼んでみるよ。だがもし娘達が反対するようだったら諦めてくれ⋯⋯それでいいか?」
「うん⋯⋯いいよ」
ふう⋯⋯後は娘達に聞くだけだがおそらく嫌だとは言わないだろう。
娘達と仲がいいラニの弟を救った話をすればむしろ歓迎してくれると思う。
「ユクト様申し訳ありません」
「ユクトさんすみません」
ラニとクラウくんがシルルの願いを俺が叶えることになったことで頭を下げてくる。
「大丈夫だ⋯⋯部屋は余っているし何とかなるだろう。それに可愛い弟子の弟を救ってくれた恩人だ⋯⋯俺も報いてやりたい気持ちがあるしな」
「そ、そんな⋯⋯可愛いだなんて⋯⋯」
突然ラニが両手で頬を押さえ、モジモジとし始める。
「ありがとうございます。僕はユクトさんと知り合えて本当に良かったです」
「それよりいつか完全に治るといいな」
「お医者さんからもらった薬を飲んでも身体の中の痛みは改善されなかったので僕に取っては今の状態で十分に満足です」
ん? クラウくんの体調が良くなって深く考えなかったが完全には治らなかったんだよな。
もしかしたらクラウくんは生まれつきの先天性の病気とは別に他の病気にもかかっていたということか。
俺は疑問に思いクラウくんに問いかけてみる。
「クラウくんは数年前に新しい病気にかかったのかな? それとも生まれつきの病気が悪化したのか?」
「お医者さんが言うには生まれつきの病気が悪化したと言ってました」
おかしい⋯⋯そうなると青の泉で育ったアオヅミグサを飲んだ時に治るはずだ。
医者が診断を間違えて見逃しただけなのか? いやそもそも熱、倦怠感がある症状から新しい病気にかかったわけでもないのに、急に身体の中の痛みや血を吐く症状が出るものなのか?
医学に関して専門ではないからハッキリと言うことはできないが俺は頭の中で1つの仮説がたった。
「クラウくんが普段飲んでいる薬を見せてもらえないか」
「は、はい⋯⋯わかりました」
クラウくんは机の引き出しから小瓶を出して俺に手渡ししてくれた。
「どうぞ」
「ありがとう」
俺は瓶の蓋を開けてみると中には透明の液体が入っている。
「1日に2回、朝と夜に飲むよう言われています。ただ薬を飲んだ直後は体調が悪くなることもありますけど副作用なので気にしないようにと」
なるほど⋯⋯その副作用で血を吐いたり身体の中に痛みがあるのか。
「この薬⋯⋯1つもらっていいか」
「ど、どうぞ」
クラウくんとラニは俺が薬をほしいと言ったことに疑問を持っているようだ。
俺の予想が正しければ⋯⋯疑いを持たない2人には見破るのは難しいか。
「「「あっ!」」」
俺は瓶の中身を一気に飲み干すとシルル以外から声を上がる。
そして俺は舌でじっくりと味わって薬を飲むと予想が確信に変わった。
「これは薬じゃない」
「えっ? ユクト様それはどういう⋯⋯」
ラニは俺の言葉に対して驚きの表情を浮かべ問いかけてくる。この後、俺が口にする内容を聞けばさらに驚くだろう。
「これは毒だ⋯⋯キルカブト草と言ってそのまま食すれば身体に激痛が走り、消火器系の臓器に付着してダメージを与えるものだと言われている。おそらく薄めたやつをクラウくんに飲ませていたのだろう。だからアオヅミグサを煎じた薬を飲んだ時、毒の効果だけなくなったんだ」
俺も昔おやっさんに薬草と毒草を見分けるためだと言ってキルカブト草を誤って食べてしまった時、身体が激痛で叫び声しか上げることができず、血反吐を吐いた思い出がある。
今回クラウくんが飲んでいた薬には独特の苦味がありキルカブト草であることは間違いないだろう。
「そ、そんな!」
「いったい誰がそんなことを!」
黒幕は他にいると思うが誰がクラウくんに薬を渡したかは想像がつく。
「クラウくんの担当の医者じゃないのか」
「トグラ先生が!」
ラニの言葉に怒気が含まれる。自分の弟が毒を飲まされたんだ無理もない。
「そういえば10日程前にルナファリア公国のお医者さんに診てもらった時に僕の症状は通常の病気では考えられないと仰っていました」
もしかしたらその医者は何か気づいていたのかもしれないな。だが毒だということは気づかなかったか、大事になるため毒かもしれないと口にすることができなった可能性もある。
「とにかくその医者にこの薬のことを問いただしたい。ここに連れてくることはできないか? もちろんキルカブト草のことは伝えずにな」
「それは可能です。すぐに手配致しますがそれより毒を飲んでユクト様のお身体は大丈夫ですか!」
ラニ慌てた様子で俺に問いかけてくる。
「ああ⋯⋯俺は訓練で毒に耐性があるから大丈夫だ」
実際は毒に慣れていて我慢できるというレベルだが、こうでも言わないと心配をかけるため秘密にしておく。それにクラウくんの命を奪おうとしている毒はジワジワと効くようなものだと考えていた。少なくとも今俺の身体に異常は出ていない。それと万が一身体に症状が出てきたら後二枚あるアオヅミグサを飲めばいいだけだ。
「さすがユクト様です⋯⋯では至急クラウの担当医を連れてくるよう手配致しますね」
そしてラニは兵士に指示して医者を連れてくるように話をする。
「後この薬を念のためにルナファリア公国から来た医者に分析してもらったらどうだ?」
「わかりました」
ふう⋯⋯後はその医者が来るのを待つだけだ。それにしても医者をを使ってクラウくんを殺害しようとするなんて手の込んだことを⋯⋯。
出来れば医者に黒幕であると予想されるあの男の名前を吐いてもらえるといいのだが⋯⋯。
「ユクト様?」
俺は医者が来た時にどうやって対応するか考えているとラニが話しかけてきた。
「どうした?」
「その⋯⋯改めて助けて頂きありがとうございます」
「さっきも言ったが気にしなくていいぞ」
「いえ、毒のこともそうですが⋯⋯5日程前に屋敷に侵入し、私やクラウを殺害しようとした者がいまして⋯⋯ゴードン理事長とリリー理事長、後数名の冒険者の方に助けて頂きました」
念のためあの2人にラニ達の護衛を頼んでおいて正解だったようだ。
「ただお二人は学校の責任者ということもあり外套で顔を隠していましたが⋯⋯たまたま近くにいたので助けに来たと仰ってました。ユクト様がお二人に私達の護衛をお願いされたのですよね?」
「屋敷の護りを信用していなかったわけじゃなかったが、万が一のことを考えてな」
俺はチラリとレイラさんに視線を送る。ラニを護衛しているレイラさんに取っては面白くないことだったかもしれない。
「ラフィーニ様を護るためなら私のちっぽけなプライドなど必要ありません」
レイラさんは俺の考えを察してくれたのか気遣った言葉を返してくれた。
俺は騎士ではないけどその気持ちはわかる。俺も娘達を護るためならどんなことだってするつもりだ。
「お父様が屋敷を警護する兵士を増やして下さると仰ってくれましたが⋯⋯」
ラニの声がつまる⋯⋯もしかしたらその中にドミニクの手の者がいるかもしれないからラニ達に取っては気が置けないと言った所か。
トントン
そしてこの時部屋の扉がノックされた。
「クラウ様、ラフィーニ様⋯⋯トグラ医師がおみえになりました」
「通してください」
メイドと思われる声にラニが言葉を返す。
クラウくんに毒を渡した奴が現れたようだ。
トグラという医者は問い詰めた時にどんなことを語ってくれるのか⋯⋯。
この部屋にいる者達は緊張した赴きでトグラを迎え入れるのであった。
「私、今日帝都に来たばかりで⋯⋯これから住む場所が⋯⋯」
ん? これは⋯⋯何か嫌な予感がしてきたぞ。まさかとは思うが⋯⋯。
「わかりました⋯⋯シルルさんはクラウの命の恩人です。何泊でもこの屋敷を使って下さい」
「ううん⋯⋯私、ユクトの家に住みたい」
そう来たか⋯⋯シルルが泊まる場所の話を出した時に嫌な予感がしたが⋯⋯。
「えっ? ですがそれは私の一存では⋯⋯」
ラニもシルルの思いもしなかった願いに困惑しており、恩は忘れないと言った手前どうすればいいのか迷っていた。
これは仕方ないな。
「シルル⋯⋯俺から娘達にうちに住めないか頼んでみるよ。だがもし娘達が反対するようだったら諦めてくれ⋯⋯それでいいか?」
「うん⋯⋯いいよ」
ふう⋯⋯後は娘達に聞くだけだがおそらく嫌だとは言わないだろう。
娘達と仲がいいラニの弟を救った話をすればむしろ歓迎してくれると思う。
「ユクト様申し訳ありません」
「ユクトさんすみません」
ラニとクラウくんがシルルの願いを俺が叶えることになったことで頭を下げてくる。
「大丈夫だ⋯⋯部屋は余っているし何とかなるだろう。それに可愛い弟子の弟を救ってくれた恩人だ⋯⋯俺も報いてやりたい気持ちがあるしな」
「そ、そんな⋯⋯可愛いだなんて⋯⋯」
突然ラニが両手で頬を押さえ、モジモジとし始める。
「ありがとうございます。僕はユクトさんと知り合えて本当に良かったです」
「それよりいつか完全に治るといいな」
「お医者さんからもらった薬を飲んでも身体の中の痛みは改善されなかったので僕に取っては今の状態で十分に満足です」
ん? クラウくんの体調が良くなって深く考えなかったが完全には治らなかったんだよな。
もしかしたらクラウくんは生まれつきの先天性の病気とは別に他の病気にもかかっていたということか。
俺は疑問に思いクラウくんに問いかけてみる。
「クラウくんは数年前に新しい病気にかかったのかな? それとも生まれつきの病気が悪化したのか?」
「お医者さんが言うには生まれつきの病気が悪化したと言ってました」
おかしい⋯⋯そうなると青の泉で育ったアオヅミグサを飲んだ時に治るはずだ。
医者が診断を間違えて見逃しただけなのか? いやそもそも熱、倦怠感がある症状から新しい病気にかかったわけでもないのに、急に身体の中の痛みや血を吐く症状が出るものなのか?
医学に関して専門ではないからハッキリと言うことはできないが俺は頭の中で1つの仮説がたった。
「クラウくんが普段飲んでいる薬を見せてもらえないか」
「は、はい⋯⋯わかりました」
クラウくんは机の引き出しから小瓶を出して俺に手渡ししてくれた。
「どうぞ」
「ありがとう」
俺は瓶の蓋を開けてみると中には透明の液体が入っている。
「1日に2回、朝と夜に飲むよう言われています。ただ薬を飲んだ直後は体調が悪くなることもありますけど副作用なので気にしないようにと」
なるほど⋯⋯その副作用で血を吐いたり身体の中に痛みがあるのか。
「この薬⋯⋯1つもらっていいか」
「ど、どうぞ」
クラウくんとラニは俺が薬をほしいと言ったことに疑問を持っているようだ。
俺の予想が正しければ⋯⋯疑いを持たない2人には見破るのは難しいか。
「「「あっ!」」」
俺は瓶の中身を一気に飲み干すとシルル以外から声を上がる。
そして俺は舌でじっくりと味わって薬を飲むと予想が確信に変わった。
「これは薬じゃない」
「えっ? ユクト様それはどういう⋯⋯」
ラニは俺の言葉に対して驚きの表情を浮かべ問いかけてくる。この後、俺が口にする内容を聞けばさらに驚くだろう。
「これは毒だ⋯⋯キルカブト草と言ってそのまま食すれば身体に激痛が走り、消火器系の臓器に付着してダメージを与えるものだと言われている。おそらく薄めたやつをクラウくんに飲ませていたのだろう。だからアオヅミグサを煎じた薬を飲んだ時、毒の効果だけなくなったんだ」
俺も昔おやっさんに薬草と毒草を見分けるためだと言ってキルカブト草を誤って食べてしまった時、身体が激痛で叫び声しか上げることができず、血反吐を吐いた思い出がある。
今回クラウくんが飲んでいた薬には独特の苦味がありキルカブト草であることは間違いないだろう。
「そ、そんな!」
「いったい誰がそんなことを!」
黒幕は他にいると思うが誰がクラウくんに薬を渡したかは想像がつく。
「クラウくんの担当の医者じゃないのか」
「トグラ先生が!」
ラニの言葉に怒気が含まれる。自分の弟が毒を飲まされたんだ無理もない。
「そういえば10日程前にルナファリア公国のお医者さんに診てもらった時に僕の症状は通常の病気では考えられないと仰っていました」
もしかしたらその医者は何か気づいていたのかもしれないな。だが毒だということは気づかなかったか、大事になるため毒かもしれないと口にすることができなった可能性もある。
「とにかくその医者にこの薬のことを問いただしたい。ここに連れてくることはできないか? もちろんキルカブト草のことは伝えずにな」
「それは可能です。すぐに手配致しますがそれより毒を飲んでユクト様のお身体は大丈夫ですか!」
ラニ慌てた様子で俺に問いかけてくる。
「ああ⋯⋯俺は訓練で毒に耐性があるから大丈夫だ」
実際は毒に慣れていて我慢できるというレベルだが、こうでも言わないと心配をかけるため秘密にしておく。それにクラウくんの命を奪おうとしている毒はジワジワと効くようなものだと考えていた。少なくとも今俺の身体に異常は出ていない。それと万が一身体に症状が出てきたら後二枚あるアオヅミグサを飲めばいいだけだ。
「さすがユクト様です⋯⋯では至急クラウの担当医を連れてくるよう手配致しますね」
そしてラニは兵士に指示して医者を連れてくるように話をする。
「後この薬を念のためにルナファリア公国から来た医者に分析してもらったらどうだ?」
「わかりました」
ふう⋯⋯後はその医者が来るのを待つだけだ。それにしても医者をを使ってクラウくんを殺害しようとするなんて手の込んだことを⋯⋯。
出来れば医者に黒幕であると予想されるあの男の名前を吐いてもらえるといいのだが⋯⋯。
「ユクト様?」
俺は医者が来た時にどうやって対応するか考えているとラニが話しかけてきた。
「どうした?」
「その⋯⋯改めて助けて頂きありがとうございます」
「さっきも言ったが気にしなくていいぞ」
「いえ、毒のこともそうですが⋯⋯5日程前に屋敷に侵入し、私やクラウを殺害しようとした者がいまして⋯⋯ゴードン理事長とリリー理事長、後数名の冒険者の方に助けて頂きました」
念のためあの2人にラニ達の護衛を頼んでおいて正解だったようだ。
「ただお二人は学校の責任者ということもあり外套で顔を隠していましたが⋯⋯たまたま近くにいたので助けに来たと仰ってました。ユクト様がお二人に私達の護衛をお願いされたのですよね?」
「屋敷の護りを信用していなかったわけじゃなかったが、万が一のことを考えてな」
俺はチラリとレイラさんに視線を送る。ラニを護衛しているレイラさんに取っては面白くないことだったかもしれない。
「ラフィーニ様を護るためなら私のちっぽけなプライドなど必要ありません」
レイラさんは俺の考えを察してくれたのか気遣った言葉を返してくれた。
俺は騎士ではないけどその気持ちはわかる。俺も娘達を護るためならどんなことだってするつもりだ。
「お父様が屋敷を警護する兵士を増やして下さると仰ってくれましたが⋯⋯」
ラニの声がつまる⋯⋯もしかしたらその中にドミニクの手の者がいるかもしれないからラニ達に取っては気が置けないと言った所か。
トントン
そしてこの時部屋の扉がノックされた。
「クラウ様、ラフィーニ様⋯⋯トグラ医師がおみえになりました」
「通してください」
メイドと思われる声にラニが言葉を返す。
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