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対抗戦編
エピローグ「ハンペンに転生しました」
しおりを挟む対抗戦から三日が経った。ベーゼは無事に正気を取り戻し、体調も快復していた。
しかし、ぐだぐだに終わった連隊戦のツケをベーゼは支払うことになっていた。
具体的には、ユニークスキルを暴走させるようなクラスが代表に選ばれるべきかという裁定だ。
これに対してコーニコリスらは暴走した生徒を八名で押さえ込めないAクラスの実力を指摘し反論に出たが、意見は対立するばかりで結局、暴走したその張本人であるベーゼとサルカツスの決闘を行い、勝った方をクラス代表にするという結論になった。
そして今に至る。
「んで、アドルフィネお嬢様」
「何かしら暴走問題児さん?」
「今回の手抜きは?」
「勝ち以外に価値はないわ」
「へいへい」
「はいと言いなさい。それと一回でいいわ」
「はは」
「いはどこに行ったのかしら?」
「はい」
「よろしい!」
ベーゼはクラス連中が固唾を飲んで見てる中、石畳で出来た舞台に上がる。
正面には既にサルカツスがスタンバイしており意気込みは充分だった。
「現われたな」
「今回は、棄権できなかった」
「ふん、ユニークスキルさえ暴走しなければ大したことあるまい」
「安心しろってユニークスキルは暴走させないようにすっからよお」
「それなら安心だ。今回は魔法も武器も何でもありの決闘だ。せいぜい気をつけるんだ」
「そりゃどうも」
「おしゃべりはそこまで、それでは始めなさい」
Aクラスの女担任が合図する。
「来いよ。サルカツス?」
「行かせてもら――」
一瞬で距離を詰めたベーゼの拳がサルカツスの顔面に現われる。
顔面、喉、胸、腹とベーゼの攻撃が炸裂する。
刹那の時で全てが終わる。
「これでいい?」
ベーゼは担任に問う。
「……え?」
「いや、だから決闘はこれでいいのかって?」
「……勝者、ベーゼ」
ベーゼは気怠そうに石畳の壇上から降りるとアドルフィネのところに向う。
「面子は保ったぞい」
「うむ、苦しゅうない……と言いたいのだけれど談合とかしてないわよね?」
「モチ」
「ダメだ……ベーゼが人間じゃないの未だに慣れないわ!」
「慣れるもなにも俺は俺だ」
「はぁ……それもそうね」
「おうよ! じゃあ次はクロハンペンが相手だな!」
「クロハンペンのエビカマ学園よ!」
「あ、そうだったか?」
「あんたねえ……まぁいいわ」
「おうよ!」
「さて、祝杯は何が良いかしら?」
「あ、じゃあ豚肉のトンカツがいいな!」
「アンタねえ……こういう祝いの席はさつま揚げよ?」
「んえ……?」
「このちくわぶ野郎!」
「は? ちくわぶ?」
「バカとかアホとか無作法とか言う意味よ!」
「ほんと! ほんっっっとにこの世界、すり身好きだよなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ひとまず 完
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