この異世界は理不尽で残酷で儚く、そして竜を狩り、国を護り、獣が吠えた。

白井伊詩

文字の大きさ
66 / 117

獣ノ65話「Q人型魔獣ってメス多いよね。 A男性を捕まえる方が楽ですからね」

しおりを挟む
 
 
 時はジークが竜狩りを行っている頃と同刻になる。
 アジサイもパッツァーナの奥地で魔獣討伐の任務を実行していた。
 
 ここからが問題である。アジサイは目を開くと暗闇にいた。体の自由は利かず、まるで布を巻き付けてその上からロープで縛られているような感覚である。呼吸もマスクを三重に付けているような状態で息苦しい。
 頭も重く、まるで酔っているような気分だった。いくら酒好きのアジサイとは言え任務中に必要性もなく酒を飲む行為はあまりしない。
 となれば今の状況から察するにアルコールを無理やり摂取した。違う毒物を注入された。魔術による攻撃のどれかが可能性として濃厚である。その中でもパッツァーナという自然豊かな森の中と仮定するなら毒物が濃厚である。
 アジサイはパッツァーナに来てからことを思い出す。
「えっと、ジークと別れた後、エンプレスワプスの働き蜂に襲われて、毒針を受けたあと、体勢を立て直すために……あっ、それでクイーンアピスのテリトリーに入って襲われて意識を無くして、あー、解毒しねえと」
 アジサイは解毒魔術を発動する。
「これでよし、てか、この解毒魔術ってどういう理屈で毒が消えんだろ……しかし、アナフィラキシーショックを起こすとは思わなかったな、生きているのが奇跡だ」
 季装を展開して、自分に巻き付いている布のようなものを空気で斬り裂く。あたりを見回すとまるで夜のような場所だが、背の高い木々が密集して光を遮っているだけである。その証拠としてわずかに木漏れ日が目で捉えられた。
 改めて自分を拘束していた物へ目を配ると、繭上の糸の塊がそこにあった。アジサイは周囲を見回すと繭玉が大なり小なりいくつも木の太い枝につりさげられたり、幹に縛りつけたり、地面に放置しているものもあった。
 アジサイは地面に右手を着くと錬金術を発動させて粗製のナイフを作成する。ナイフで手近な繭玉を裂いて中身を確認すると、動物の皮と骨がそこにはあった。骨はバラバラになり、皮も丁寧に畳まれている。
 アジサイは底知れぬ恐怖を覚えた。即座に危険と判断し空気を操り大樹よりも高い場所へ体を浮かせる。
 ジェット機のように体を上昇させた瞬間、アジサイは手足と顔に鋭い痛みが走った。上昇を止めて状況を把握する。手足からは血が流れ、剃刀に斬られたような鋭利な裂傷が生まれていた。よく見ると細い糸がアジサイの手足に絡まっていた。
 
 瞬間、アジサイは地面に叩きつけられた。
 衝撃と共に空気が肺から飛び出すと鈍痛が広がる。地面に倒れると今度は足を引っ張られ、地面を引きずられ、持ち上げられ、叩きつけられ木に吊るされる。装具を発動する隙すら与えられなかった。
 アジサイは宙ずりにされた状態で四肢を縛りつけられる。
 
「また冒険者ですか」
 そう言いながら、一人の女が現れる。不思議なことに女は空中を歩いていた。アジサイは脳震盪で歪んだ視界でよく観察すると、張り巡らされた糸の上を歩いていた。
「どうも、討伐依頼が出ていたもので」
 アジサイは軽口を叩く。
 女は人差し指をくいっと曲げる。その動きに連動してアジサイの首に巻かれた糸が締まるのがわかった。
「その割には殺意が感じないのだけれど?」
 白い髪に自分の糸で編んだと思われる白い着物、白い肌が美しい女がアジサイに顔を近づける。言葉を放つ瞬間に見えた口の中は蜘蛛と人間を合わせたような構造で、人間の歯と内頬のあたりから牙のようなものが左右対になって伸びている。
 何より不気味だったのは、目である。一つの目玉に対して、瞳孔が四つついている。目の奇形にも見えるが、様子を見る限り問題なく機能しているようにアジサイは感じた。
「白い髪に、白い肌……神性持ちということは神獣の類か」
「詳しいのね、さて、今私は生殺与奪をどうしようか考えているのですが、交渉の席に立つつもりは?」
「いいよ」
「即答でいいと言った人間はあなたが初めてです白髪人間」
「白髪人間って……アジサイって名前があるんだからそう呼んで欲しいな」
「アジサイですね、わかりました」
「さて、それで交渉とは?」
「あなたを見逃す代わりにここであったことを他言しないこと、私に付いて詮索しないことをアジサイの依頼元に伝えること。この二つ」
「うんうん、つまるところ、君は平穏に静かに誰かに襲われないような場所でひっそり暮らしたいっていうこと?」
「心情としてはそれで合っています。それで、答えは?」
「その前にいくつか前提の話がしたいな」
「どうぞ」
「俺はアラクネという蜘蛛の魔獣を討伐するように命令されているんだ。君がアラクネなら殺す。君がアラクネでないなら見なかったことにするし他言もしない。条件を飲むよ」
 アジサイがアラクネというワードを出した瞬間、両目で八つある瞳孔を収縮させた。
「アラクネは……母は死にました」
「じゃあ、君は?」
「私はタラント、蜘蛛の魔獣アラクネと人の間に生まれた魔獣です」
「ああ……」
 アジサイは昔読んだ本を思い出す。この世界では魔獣と人の間に子をなせるという話である。眉唾物であると思い込んでいたが間違っていたのはアジサイの方だった。
「ちなみにタラントさんの母君は人間に殺された?」
「いえ、病死です。少しでも栄養と魔力を摂取してもらおうと人間を集めたことはあります。人間との関わりは父親と集めた人間くらいです」
「君のお父さんは?」
「母の血肉となりました」
「そうですか」
「話が逸れましたが、答えは?」
「交渉に応じるよ。ターゲットが殺されているのならここに居る必要もないし」
「そうですか、なら解放します」
「でも、思うんだけど、そうやって君が人を解放するからアラクネの討伐依頼がこっちに上がって来たのでは?」
「それは……母が元々人間だから、人には出来る限り優しくしろって……」
 アジサイは目を見開いた。人間を魔獣に変えることが出来る能力など、心当たりはひとつしかない。ウィズアウトの構成メンバーであるエスエッチという科学者に魔獣と人間を合成する能力がある。恐らくエスエッチの能力で合成されたキメラが逃げ出したのだろう。
「はぁ……このままここに居ても俺みたいなやつがどんどん押し寄せるぞ?」
「じゃあ、あなたがなんとかして下さい」
「おう、んじゃあ付いて来きな」
 アジサイは季装の能力で蜘蛛の糸を燃やすと、地面に着地する。
「魔力を使わず糸を焼き切った……」
 タラントは驚きながらアジサイの立つ地面に並ぶ。
「あっ、そうだ」
 アジサイは右手を差し出す。タラントはその行為がどういう意味なのか理解しておらず、小首を傾げる。
「手を握って、俺たちはこうやって友好を示すんだ」
 タラント頷いて右手を差し出す。
「醜女ですが、よろしくお願いします」
「はっはっは、美人だよ。確かにその目と口は人間から見たら異物だけど、十分可愛いと思うよ」
「変な人間」
「よく言われる。それと俺の荷物知らない?」
「これですか?」
 タラントは糸を操りアジサイの目の間にバックパックを吊るす。
「おお、ありがと。じゃあ、ちょっと報復に行ってきますか」
「ちょっと待ってください、近くにエンプレスワプスがいます。ずいぶんと気が立ってますね」
「いいね、どうせそいつらに用があるし」
「あの蜂共を殺すのですか?」
「そうだね」
「クイーンアピスも迷惑がっていましたし交渉も無駄だったので清々します」
 アジサイは空気の壁を自分とタラントの周りに展開し守りを固める。
「空気が止まっている……?」
「わかるんだ」
「糸から伝わりますので」
「この糸すごいよね。強い、細い、綺麗、の三拍子揃っている」
 アジサイは感心しながら、周囲の警戒を怠らない。
「ところで隷属契約はしないのですか?」
「魔獣を無理やり従えるのはちょっとな、んでも隷属はいないわけじゃない。今後会うことになるから仲良くしてな」
「それがどういう意味を示すかわかっていますか?」
 タラントは八つある瞳孔を開いて右人差し指を曲げる。
 アジサイは首に違和感を覚えた。気が付くと糸が首に絡まっていた。
「殺そうと思えば殺せると?」
「そうです。と言うか見ず知らずの化け物を二つ返事で横に置くのも如何なものかと」
「ド正論過ぎて何も言えないな!」
「どうしてそこまでリスクを冒す?」
「すぐにわかるよ」
 タラントは気味悪がった。ひとまずアジサイの首を解放すると、アジサイは安堵の息を漏らした。
「蜂が来てる」
 タラントは警告する。
「もうそろそろ巣か」
 鬱蒼とした森の中を進むと、大樹の洞から蜂がせせこましく出入りをしている。蜂と言っても大きさは三十センチほどで、オオスズメバチに姿はよく似ている。気性は極めて凶暴で好戦的、自分よりも大きな相手でも数の暴力で圧倒する。何より恐ろしいのが毒と顎である。毒を一刺しで数ミリリットルを注入する。スズメバチの毒は別名毒のカクテルと呼ばれるほど複雑に数多くの毒が混ぜられている。
 わかりやすく端的に結論を述べてしまえば、刺されたら死ぬということだ。アジサイは刺されたが運良く生き延びたが心臓がいつ止まってもおかしくなかった。たまたま装備していた義装の能力でアドレナリンを分泌させていたことでアナフィラキシーショックが緩和されたと言うのもこの奇跡の要因であった。
「さてと、タラント、そこを動かないで少なくともそこは安全地帯だからね」
 アジサイはそう言うとバックから瓶を三本ほど取り出す。瓶の中にはアルコールが詰められている。瓶の飲み口を持つとアジサイは大樹の洞にアルコールの入った瓶を放り投げる。
パリンパリンと音を立てて割れると蜂たちの羽音が騒がしくなり。洞の入り口付近に蜂たちが密集し始める。ある程度蜂が溢れているのを確認するとアジサイは季装の力で洞の淵を発火させる。
 
 爆発的にアルコールが燃え盛り蜂たちはパチパチを燃えながら巣の中に逃げていく。
「なるほど、やっぱり蜂は蜂か、アルコールに誘引されるんだな」
 アジサイは感心しながら火が収まるのを眺めていた。
「酷い……」
「何も言えないけどこっちも必死だからね。魔術を使うと魔力の残り香で魔獣を引き寄せちゃうからね」
 魔獣や魔物と呼ばれる者たちの多くは魔力を多く持つ人間を好んで襲う習性がある。体内に魔力を取り込むことで肉体を強化できるからだ。冒険者でも魔術師や回復職が狙われやすいのはこのためである。特に回復職は魔力を放出する時間が長いため恰好の的になる。
 洞が焼け落ちると、中からひときわ大きな蜂が現れる。女王バチである。大きさは小さな子供くらいである。
 アジサイはため息をついて、装具の能力を発揮する。女王は即座に凍り、取り巻きの蜂たちも動かなくなる。
 十分な冷凍が終わると蜂が残っていないか洞を覗き込むが羽音どころか足音も聞こえない。洞を破壊して大樹の中も確認するが、十人分くらいの人骨が見つかる以外に特に収穫はなかった。
「よし」
 
「……こういうことですか」
 タラントは納得した。

 エンプレスワプス討伐。



「よし、次行こう。場所は分かってるからね……あっ、エンプレスワプスが人語を理解できるか確認するの忘れた……また今度でいいや」
 アジサイは軽くなった荷物を持って、早々に足を運ぶ。
「あの、クイーンアピスも殺すのですか?」
「様子を見てからかな、エンプレスワプスは飼うにしても危険すぎるからね。それに問答無用で襲ってくる縄張り意識から移住もだめだ」
「クイーンアピスはおとなしい気性ですし、私の友人でもあるので」
「なら、今回は気楽だな」
 アジサイはクイーンアピス戦が楽になるなと思っていたが、想定とはよく外れるものである。



「降参します! 降参! なので働き蜂を殺さないでください!」
 
 
 戦闘するまでもなかった。クイーンアピスの女王バチが白旗を持ってアジサイにひれ伏した。
 クイーンアピス、名の通りミツバチの魔獣であるが、蜂そものがエンプレスワプスのように大きいわけではなくただのミツバチである。ただ女王バチは人の形を成しており、黄色い髪に虹彩の無い黒い瞳が特徴的なスレンダーで長身の女性である。スタイルはそこそこ良い。

「仲間になりますか?」
「はい……」
「お名前は?」
「三代目クイーンのアピスです」
「あっ、これ種族名じゃなくて固体名だったんだ……」
 クイーンアピスが仲間になった。ちなみにアピスが集める蜂蜜は高級品として扱われる、それに加えてアピスは人語を理解できるため元々アジサイは殺すつもりは毛頭なかった。
 今回拾った魔獣は、一度、王城に連れて帰り、飼育の許可をもらう運びとなった。



「あ、そうだ、ヴェスピーアからアンラ達を呼び寄せて歓迎パーティーをしよう。大量の蜂も王城に連れていけないし寄り道だな」
 だがこの時、アジサイもジークも知らなかった。王城でとある事件が発生していたことに。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい

空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。 孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。 竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。 火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜? いやいや、ないでしょ……。 【お知らせ】2018/2/27 完結しました。 ◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜

伽羅
ファンタジー
【幼少期】 双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。 ここはもしかして異世界か?  だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。 ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。 【学院期】 学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。 周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。  

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...