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4日目 女の嫉妬
しおりを挟むその頃のトルストイ家ーー
パーティーも終わり、夜はウィリアム王子と幸せな時間を過ごしていた。
「これからは、共に幸せに暮らしていけるな。愛している。」
ウィリアム王子の甘い言葉に
クリスティーヌは微笑む。
「私を選んで頂きとても嬉しいです。
愛しております。ウィリアム様」
そう言うと、ウィリアム王子に抱きついた。口元のにやけが止まらない。
バカ王子もよく役に立った。
愛してるわけもない。
顔はまあまあイケメンだが、大した教育も受けていないのだろうか。とてもじゃないが頭は良くないし、チョロい男だった。
愛よりも大金持ち夫人になることが私の夢だったのだ。
これからは、私を贅沢で優雅に暮らせるくらいには幸せにしてください。
と言葉にはせずに心で思う。
ふふふっと笑いが溢れる。
ああ私はなんて頭がいいのでしょう。
憎たらしいアリエッタをこの国から追い出すことに成功した。
ウィリアム王子を虜にし、次期王妃の座
を奪い、これで完璧に裕福な生活が出来る。
アリエッターーー
とても美しく聡明な彼女は、人気がありそんな彼女がクリスティーヌは気に食わなかった。
今までだって、私より目立つ女は許せなかった。私よりも幸せになるのは絶対に許せない。
辺境伯であるアリエッタが、
この国の王子と婚約が決まった時から苛立ちでいっぱいであった。
私よりも賢く、私よりも美しい?
そんなはずがない。
辺境伯だなんて、きっと私よりも貧しい暮らしをしていたに違いない。
田舎臭いアリエッタが王妃になるなんて、100年早いわ。
結局王子は私のところに来てくれた。
パーティーの時のアリエッタの表情を思い出すだけでも笑いが止まらない。
...だが、隣国のロイド王太子がパーティーに参加していてアリエッタと婚約を結ぶと言っていたことだけが気になる。
なぜ隣国のロイド様がわざわざパーティーに参加して、アリエッタを迎えたのか。
ウィリアム様も、あの後複雑な顔をしていたのにも腹が立つ。
私が1番でないとダメだわ。
隣国の王太子も少し
引っ掛けて見ようかしら。
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