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04 弟子入り志願少女
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――メイガス大草原
「さぁてと、そろそろ戻るかな」
羊の群れを束ね、草原を歩く少女。
少女の名前は、『條 ひろみ』
「さぁ!皆、戻るよー」
「メェ~」
「え?まだ草を食べ足りてないって?」
「メェー」
ひろみは、生まれながらに動物と話す能力を持っていた。
だからか、ひろみは小さい頃から羊番の仕事を任されていた。
「もう、仕方がないなぁ~」
ひろみは、そう呟くと大の字に横になった。
「青空がきれいだねぇ~~」
ひろみは、空を見上げながら呟いた。
「このまま寝ちゃおうかなー
って、ダメだよね」
「さぁ、皆、私が眠らないうちに帰りますよ!!」
羊たちは、溜息を付きながらゆったりと歩き始めた。
「私は、草原の羊飼い~~♪」
ひろみは、楽しそうに歌いながら歩んだ。
すると、目の前でカピバラの群れが横切った。
「あ、カピバラだ~~」
ひろみは、そう言うと嬉しそうに飛び跳ねた。
そして、そのカピバラを追いかけるかのように、一匹のカピバラがゆらゆらと後を追っていた。
そのカピバラは、掌サイズの大きさで、しかも空を飛んでいた。
そして、ひろみと目があった。
「きゅぃ……」
するとその小さなカピバラは、その場で落ちた。
「小さな小さなカピバラ君
どうしたの?
皆に、置いて行かれるよー?」
ひろみは、そのカピバラを片手に乗せると、優しく撫でた。
「きゅぃ……」
小さなカビバラは、ひとみの掌に乗ると安心したのかそのまま眠りについた。
「わぁぁぁぁぁ!!
どうしましょ!!!
このまま無視なんて、出来ません!!」
ひろみは、そのカピバラをゆっくりと胸ポケットにしまった。
「だ、誰にもばれませんように……」
ひろみは、そう呟くとサラバ村に戻った。
サラバ村は、小さな村で、ひろみは、その村の村長の孫娘だった。
「おじいちゃん、今帰ったよ~」
「おや、ひろみ、今日は遅かったねぇ~」
「あはは……
ちょっと羊達が言う事を聞かなくて……」
「お前にもそんな時があるんだねぇ~」
「う、うん……」
「所で、ひろみ……?」
「な、なんでしょう?」
「胸にしまっているのは、何だい?」
村長は、そう言うと膨らんでいるひろみの胸をタッチした。
すると、ひろみはすかさず村長の頭にチョップをした。
「セ、セクハラで訴えますよ??」
「なんじゃい、減るもんじゃないし……」
「これは、さっきカピバラの群れで拾ったんですよー」
ひろみは、そう言って胸ポケットから、先ほど拾ったちいさなカピバラを祖父に見せた。
「これは、面妖な……」
「ちっちゃいでしょ!
しかも、この子、宙を浮いていたんですよー」
「これは……」
「おじいちゃん、何かわかる??」
「ただのカピバラじゃ……」
「えー?
そんな、宙に浮いていたんですよ?」
「今時、猫でもウィングの魔法を使えるわい」
「じゃ、飼ってもいいですかー?」
「きちんと面倒をみるんだぞ?」
「はーい」
「じゃ、ボーディガー様の所に行き、今日の報告をしてきなさい」
「はーい」
―ボーディガー
神々の5つの武器の一つで、村ではこの武器を崇拝している。
ひろみは、ボーディガーを祭っている祭壇に向かうと手を合わせて祈った。
「ボーディガー様、今日、友達が一人増えました
名前は……
あ、聞いてないや……
名前は、今度報告しますね。
小さいけど、とっても可愛いんです。
たぶん、カピバラさんだと思います。
優しく見守って下さいね」
ひろみは、そう呟くとその祭壇から離れた。
「よぅ、ひろみ!」
「あ、俊どうしたんですか?」
「ウチの猫がさ、最近機嫌が悪いんだけど
原因をちょっと聞いてくれないか?」
「あ、わかりました!
それくらい、お安いご用ですよ♪」
【立花 俊】
俊とひろみは、幼馴染で昔から仲が良かった。
俊は、村で一番強くファルシオンの騎士団入団テストに合格し、来年の春から入団する事が決まっていた。
そんな俊をひろみは、その俊に密かに恋心を寄せていた。
「ありがとうな。
そだ、今日、飯は俺の所で食べて行けよ」
「そ、それはおじいちゃんに聞いてみないと……」
「そっか、まぁ取りあえず猫の様子を見に来てくれよ」
「あ、はい、じゃ、行きましょう……」
俊は、ニッコリと笑うとひろみの手を握りしめた。
ひろみは、恥ずかしそうに頬を赤らめた。
「昔はさ、こうやって良く手を繋いで歩いたよな……」
「そ、そうですね……」
「その敬語も、昔のまんまだ……」
「そ、そんなことなよぉ……」
「無理しなくていいって……」
「俊は、意地悪です」
「あはは……」
ひろみは、思っていた。
こんな毎日が続けばいいと……
「さぁてと、そろそろ戻るかな」
羊の群れを束ね、草原を歩く少女。
少女の名前は、『條 ひろみ』
「さぁ!皆、戻るよー」
「メェ~」
「え?まだ草を食べ足りてないって?」
「メェー」
ひろみは、生まれながらに動物と話す能力を持っていた。
だからか、ひろみは小さい頃から羊番の仕事を任されていた。
「もう、仕方がないなぁ~」
ひろみは、そう呟くと大の字に横になった。
「青空がきれいだねぇ~~」
ひろみは、空を見上げながら呟いた。
「このまま寝ちゃおうかなー
って、ダメだよね」
「さぁ、皆、私が眠らないうちに帰りますよ!!」
羊たちは、溜息を付きながらゆったりと歩き始めた。
「私は、草原の羊飼い~~♪」
ひろみは、楽しそうに歌いながら歩んだ。
すると、目の前でカピバラの群れが横切った。
「あ、カピバラだ~~」
ひろみは、そう言うと嬉しそうに飛び跳ねた。
そして、そのカピバラを追いかけるかのように、一匹のカピバラがゆらゆらと後を追っていた。
そのカピバラは、掌サイズの大きさで、しかも空を飛んでいた。
そして、ひろみと目があった。
「きゅぃ……」
するとその小さなカピバラは、その場で落ちた。
「小さな小さなカピバラ君
どうしたの?
皆に、置いて行かれるよー?」
ひろみは、そのカピバラを片手に乗せると、優しく撫でた。
「きゅぃ……」
小さなカビバラは、ひとみの掌に乗ると安心したのかそのまま眠りについた。
「わぁぁぁぁぁ!!
どうしましょ!!!
このまま無視なんて、出来ません!!」
ひろみは、そのカピバラをゆっくりと胸ポケットにしまった。
「だ、誰にもばれませんように……」
ひろみは、そう呟くとサラバ村に戻った。
サラバ村は、小さな村で、ひろみは、その村の村長の孫娘だった。
「おじいちゃん、今帰ったよ~」
「おや、ひろみ、今日は遅かったねぇ~」
「あはは……
ちょっと羊達が言う事を聞かなくて……」
「お前にもそんな時があるんだねぇ~」
「う、うん……」
「所で、ひろみ……?」
「な、なんでしょう?」
「胸にしまっているのは、何だい?」
村長は、そう言うと膨らんでいるひろみの胸をタッチした。
すると、ひろみはすかさず村長の頭にチョップをした。
「セ、セクハラで訴えますよ??」
「なんじゃい、減るもんじゃないし……」
「これは、さっきカピバラの群れで拾ったんですよー」
ひろみは、そう言って胸ポケットから、先ほど拾ったちいさなカピバラを祖父に見せた。
「これは、面妖な……」
「ちっちゃいでしょ!
しかも、この子、宙を浮いていたんですよー」
「これは……」
「おじいちゃん、何かわかる??」
「ただのカピバラじゃ……」
「えー?
そんな、宙に浮いていたんですよ?」
「今時、猫でもウィングの魔法を使えるわい」
「じゃ、飼ってもいいですかー?」
「きちんと面倒をみるんだぞ?」
「はーい」
「じゃ、ボーディガー様の所に行き、今日の報告をしてきなさい」
「はーい」
―ボーディガー
神々の5つの武器の一つで、村ではこの武器を崇拝している。
ひろみは、ボーディガーを祭っている祭壇に向かうと手を合わせて祈った。
「ボーディガー様、今日、友達が一人増えました
名前は……
あ、聞いてないや……
名前は、今度報告しますね。
小さいけど、とっても可愛いんです。
たぶん、カピバラさんだと思います。
優しく見守って下さいね」
ひろみは、そう呟くとその祭壇から離れた。
「よぅ、ひろみ!」
「あ、俊どうしたんですか?」
「ウチの猫がさ、最近機嫌が悪いんだけど
原因をちょっと聞いてくれないか?」
「あ、わかりました!
それくらい、お安いご用ですよ♪」
【立花 俊】
俊とひろみは、幼馴染で昔から仲が良かった。
俊は、村で一番強くファルシオンの騎士団入団テストに合格し、来年の春から入団する事が決まっていた。
そんな俊をひろみは、その俊に密かに恋心を寄せていた。
「ありがとうな。
そだ、今日、飯は俺の所で食べて行けよ」
「そ、それはおじいちゃんに聞いてみないと……」
「そっか、まぁ取りあえず猫の様子を見に来てくれよ」
「あ、はい、じゃ、行きましょう……」
俊は、ニッコリと笑うとひろみの手を握りしめた。
ひろみは、恥ずかしそうに頬を赤らめた。
「昔はさ、こうやって良く手を繋いで歩いたよな……」
「そ、そうですね……」
「その敬語も、昔のまんまだ……」
「そ、そんなことなよぉ……」
「無理しなくていいって……」
「俊は、意地悪です」
「あはは……」
ひろみは、思っていた。
こんな毎日が続けばいいと……
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