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華に乞われる
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「ヒュルルル。ヒュルルル。」
花は時折鳴き声を上げながら、目的地があるのか森の中を迷いなく進んでいく。
足の部分は、沢山の蔦が枝分かれしていて、触手の様に蠢いている。
思ったより揺れも少なく静かな移動だ。
あーこれは世間で流行っているラノベの言う所の異世界転移というやつなんでしょうか?
私、ファンタジーに縁のない生活を送ってた人間なんですが・・。
これって帰れるの・・?
・・どうやって来たのかも分からないのに?
段々冷静になったきたら、不安ばかり押し寄せてくる。
この花、私をどうする気なんだろう。
まさか食べられちゃうのかしら・・。
ぞわっと悪寒が走り、鳥肌がたった。
「ピユルゥ。」花の鳴き声が変わった。
気づけば、前方に別の花が見える。
この花より2~3mは大きいようだ。
花の色は濃い青、クレマチスの様な形で体の蔦も濃い深緑色をしている。
するとこの花は、クレマチスの花を避け迂回する行動をとった。
あの花より小さいから?
良く見たら、体の蔦も白っぽいし全体に細い。もしかしたらこの花は弱い個体なのかしら?
この世界も花の種類が色々有るようだ。
白い花の事は、便宜上『ダリア』と呼ぶ事にした。
そうこうして30分も移動しただろうか、少し開けた水辺にでた。
小さな滝があり、流れ落ちた水が川下に緩やかに流れていく。
ダリアは、ひょいと蔦を水に浸したと思うと、私の口元に持ってくる事を何度も繰り返しす。
どうやら水を飲ませようとしている様だ。
異世界の水って大丈夫なんだろうか?
生水だけど背に腹は代えられない、脱水症状で死ぬよりましだ。
おずおずと蔦に手を添え口をつける。
美味しい水だ、体に染み渡る。
「ヒュルッ。ヒュルッ。」
又鳴き声が変わる。
この風みたいな鳴き声って、ダリア達の言語なのかもしれない、言語があるなら意思の疎通は可能なのだろうか?
「あ、ありがとうね。」
一応お礼は言っておこうと、口元のと体に巻き付いた蔦を撫でてみる。
「キュキュキュル。キュキュキュル。」
鳴き声のトーンが高くなって、心持ち嬉しそうに聞こえるの、私の気のせいだろうか?
また、ひょいと持ち上げられ、顔の前に対峙させられた。
段々と顔が近づいてくる。
表情がないので、何を考えてるのかさっぱり読めない。
不安がせせりあがって来る。
何本もの蔦で持ち上げられているので、体に負担はかからない。
やっぱり私の扱いに気をつかってる様に思えるが、その蔦がびりびりと服を破き始めた。
ここで食べられちゃうの?
恐怖で思わずきつく目を閉じた。
蔦が、無防備になった下腹部をするりと撫でた。
「やだ!嘘!止めて!」
膣内までには侵入してこないが、入り口を執拗に攻めてくる。
ダリアの顔の目前、宙吊りの状態で足を開かれ、蔦に犯されていく。
花芯を小刻みに揺らされ、何本もの蔦が浅い所をバラバラと蠢き出入りする。
ダリアはその痴態をじっと見ている。
あっという間に淫らな音がぐちぐちと聞こえだし、愛液が滴る程溢れた。
「あぁ・・いやぁ・。」
どれだけ攻められたろう、腹の奥に熱が燻り始めた時、ダリアの顔が股部に埋められたを感じた。
花は時折鳴き声を上げながら、目的地があるのか森の中を迷いなく進んでいく。
足の部分は、沢山の蔦が枝分かれしていて、触手の様に蠢いている。
思ったより揺れも少なく静かな移動だ。
あーこれは世間で流行っているラノベの言う所の異世界転移というやつなんでしょうか?
私、ファンタジーに縁のない生活を送ってた人間なんですが・・。
これって帰れるの・・?
・・どうやって来たのかも分からないのに?
段々冷静になったきたら、不安ばかり押し寄せてくる。
この花、私をどうする気なんだろう。
まさか食べられちゃうのかしら・・。
ぞわっと悪寒が走り、鳥肌がたった。
「ピユルゥ。」花の鳴き声が変わった。
気づけば、前方に別の花が見える。
この花より2~3mは大きいようだ。
花の色は濃い青、クレマチスの様な形で体の蔦も濃い深緑色をしている。
するとこの花は、クレマチスの花を避け迂回する行動をとった。
あの花より小さいから?
良く見たら、体の蔦も白っぽいし全体に細い。もしかしたらこの花は弱い個体なのかしら?
この世界も花の種類が色々有るようだ。
白い花の事は、便宜上『ダリア』と呼ぶ事にした。
そうこうして30分も移動しただろうか、少し開けた水辺にでた。
小さな滝があり、流れ落ちた水が川下に緩やかに流れていく。
ダリアは、ひょいと蔦を水に浸したと思うと、私の口元に持ってくる事を何度も繰り返しす。
どうやら水を飲ませようとしている様だ。
異世界の水って大丈夫なんだろうか?
生水だけど背に腹は代えられない、脱水症状で死ぬよりましだ。
おずおずと蔦に手を添え口をつける。
美味しい水だ、体に染み渡る。
「ヒュルッ。ヒュルッ。」
又鳴き声が変わる。
この風みたいな鳴き声って、ダリア達の言語なのかもしれない、言語があるなら意思の疎通は可能なのだろうか?
「あ、ありがとうね。」
一応お礼は言っておこうと、口元のと体に巻き付いた蔦を撫でてみる。
「キュキュキュル。キュキュキュル。」
鳴き声のトーンが高くなって、心持ち嬉しそうに聞こえるの、私の気のせいだろうか?
また、ひょいと持ち上げられ、顔の前に対峙させられた。
段々と顔が近づいてくる。
表情がないので、何を考えてるのかさっぱり読めない。
不安がせせりあがって来る。
何本もの蔦で持ち上げられているので、体に負担はかからない。
やっぱり私の扱いに気をつかってる様に思えるが、その蔦がびりびりと服を破き始めた。
ここで食べられちゃうの?
恐怖で思わずきつく目を閉じた。
蔦が、無防備になった下腹部をするりと撫でた。
「やだ!嘘!止めて!」
膣内までには侵入してこないが、入り口を執拗に攻めてくる。
ダリアの顔の目前、宙吊りの状態で足を開かれ、蔦に犯されていく。
花芯を小刻みに揺らされ、何本もの蔦が浅い所をバラバラと蠢き出入りする。
ダリアはその痴態をじっと見ている。
あっという間に淫らな音がぐちぐちと聞こえだし、愛液が滴る程溢れた。
「あぁ・・いやぁ・。」
どれだけ攻められたろう、腹の奥に熱が燻り始めた時、ダリアの顔が股部に埋められたを感じた。
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