精霊の王と契約し世界を自由に楽しむ

騎士王国ロイヤルレイド

僕はやっと準決勝の決着をつけました！

僕とフード男の戦闘は混戦をきわめた。

「はぁ！はぁ！はぁー！」

「ひ、ひ、ひ、ひ！」

僕の黒刀ブラックとフード男のダガーが幾度もなくぶつかり合い相手に届くことはなかった。

「キリがないな！」

「ひ、ひ！」

お互い攻め手に欠けて攻めきれないでいた。

「仕方ない！《レーザー》」

僕は《レーザー》を唱える。この大会では初めて使う魔法だ。《レーザー》は相手に向かって一直線に向かっていく。フード男を僕が魔法を発動したことに若干おどろいてはいたがすぐに反応して躱した。

「よし！」

相手が魔法に驚き《レーザー》に気を向けた一瞬の隙に相手に向かって攻撃を仕掛ける。

「ひ！？」

「はぁぁぁ！」

相手は僕が向かってくるのに気付いたが間に合わずにフード男は僕の刀を防ぐことも避ける事も出来ず吹き飛ばされていく。

「ここだ！」

僕は畳み掛けるようにどんどん刀を振り相手を追い詰めていく。

「ひ、ひ」

フード男はもうどうする事も出来ず反撃して来ようとはするが僕は反撃する時間を与えないように攻め続ける。

「ひひ！」

フード男は何も出来ずにいてイライラが溜まったのか大きく振りかざして来た。

「トドメだ！」

僕はフード男に出来た大きな隙をつき相手を叩きつけた。

「はぁ、はぁ、勝てたな！」

フード男は立ち上がることができず意識を失っているようだ。

「勝者レイク！ そしてレイクの決勝進出が決まりだ！」

ベージュが勝者宣言をし、そして僕の決勝進出が決まった。