精霊使いの紋章～無双してハーレムをつくる～

留学

「来たか、待っておったぞ」

僕が校長室へと向かうとそこにはストラ先生が僕たちがここに来るのがわかっていたかのように立っていた。

「さぁ、入っておいで」

「失礼します！」

ストラ先生に招かれて僕は校長室の部屋のへと入る。

「さて結論から言おう、レインにはこの学園を出てもらう！」

ストラ先生は僕が部屋へと入ると今回の騒動について結論を出した。

「ほとぼりが冷めるまで身を隠すがよい」

今は急に精霊王が出て来たことで興奮しているがそれも時間が経てばマシになるだろうとのことだ。それでもマシになるだけで鎮火することはないだろうとも言った。

「それでだがレインには身を隠す場所としてアニマルビースト学園に行ってもらおうと思っているのだ」

「アニマルビースト学園にですか？」

僕は身を隠すというからどこか田舎の方へと向かうのかと思ったがストラ先生からはアニマルビースト学園に行ってもらうと言われた。

「今回の交流会は終わってはおらぬ、そのためアニマルビースト学園に行って交流をして来てもらいたいのだ」

交流会は一方的にアニマルビースト学園から来るのではなくこちらからも生徒を送りアニマルビースト学園で交流を深めるものだと言うことでその一員として僕も身を隠す代わりに行って欲しいとのことだった。

「アニマルビースト学園は獣人達が通う学園だ、精霊王についての強い力の精霊ってぐらいの認識だからこちらよりマシなはずだ」

アニマルビースト学園は獣人が通うための学園で人族が使う精霊については詳しいことは知らないだろうとのことだ。もちろん詳しい人もいるかもしれないが知らない人の方が多いだろう。そのためこっちのほとぼりが冷めるまで身を隠すには持って来いの場所だ。

「そうですね、僕はアニマルビースト学園に向かうことにします！」

「そうかそれはよかった、はぁ～昔から手のかかる子だ」

「すいません！」

僕が小さい頃もこうやってストラ先生に助けてもらったことがあった。今回もまたストラ先生に助けられた。

「それですぐにでもアニマルビースト学園に向かってもらうぞ」

急な話のように思えるがこれは予定にはなかったことなのだ。僕が急にアニマルビースト学園に行くことになった、本来のアニマルビースト学園に交流しに行く生徒は向かっているのでそれに追いつくために急がなければならない。

「それじゃ準備して来なさい」

「はい、ありがとうございました！」

僕は寮に戻りすぐにアニマルビースト学園へと向かうための準備を始めた。