精霊使いの紋章～無双してハーレムをつくる～

説明

ラネとの模擬戦から1日が経った。今日は学校がある日なので学校に登校していた。そのため家を出た僕はすぐにたくさんの人に追いかけられた。僕は囲まれる寸前に気がついたので無事に逃げることが出来たのだ。

「はぁ～憂鬱だな～」

「どんまいなのじゃ！」

僕は思わずため息をついた。これからみんなからリティのことについて聞かれると思うと思わずため息が出る。リティは精霊王でした、で終わればいいのだがそんな説明では納得できずあれやこれやと聞いてくるだろう。

「自業自得なのじゃな！」

「まぁそうなんだけどな～」

確かに俺が自分からリティが精霊王だとわかってしまうことをしたんだけど（別に隠してはいない）あの模擬戦でラネが全力を出して戦ってきたので僕も全力を出して戦って見たくなったから僕の全力である【精霊王化】を使ってしまったんだ。

「まぁ、もう終わったことだし、今はこの状況をどうするのか考えよう！」

ラネと戦った模擬戦はもう過去のことで変えられないので今はどうやってこのたくさんの人から逃れる方法を考えるのが先決だ。

「こっち」

僕が走っていると、建物の陰からエイラが現れて僕を手招きして、ちょんちょんと隠れられそうな場所を指さしていた。

「ありがと！」
 
僕はエイラを信じて言われた通りの場所に身を隠した。

「ここからどうやって学校に行くかな？」

「私が幻影をかける、大丈夫」

僕が隠れてすぐに僕を探す声と足音が聞こえて来たがここにまで来ることはなく何処かへ行った。そして僕はこれからどうやって学校へ向かおうか悩んでいるとエイラが幻影をかけてくれることになった。エイラの幻影で僕の見た目をバレないように変化させるとのことだった。

「それじゃ行く」

「そうだな、行こっか」

僕は内心バレてしまわないか不安になりながらもエイラと一緒に学校へと向かった。途中僕を探す集団に声をかけられて、バレてしまったかと思ったが如何やら僕の目撃証言を聞いて回っていただけのようだった。そうして僕はバレることなく学校へと到着することが出来た。

「ありがとう！僕はこれから校長室へと行って来るよ」

「わかった、先に教室に行ってる」

学校に着くと僕はエイラと分かれて校長室へと向かった。

なぜ校長室に向かったかというとストラ先生は僕が精霊王と契約をしていたことを知っているのでどうすればこの騒動を収めることができるのか聞きに行くことにしたのだ。