愛され令嬢は白金毛猫

栗原さとみ

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★番外編2(ジェイドversion)

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セルの誕生日から3ヶ月程たったある夕暮れ時、仕事帰りのジェイドは、再びリコの店を訪れた。

「ジェイド様、いらっしゃいませ。」

「リコさん、こんにちは。まだ、時間は大丈夫かな。」

「勿論、大丈夫ですよ。」
閉店の準備をしていたリコに、ジェイドはチョコレートの袋を差し出した。

「これは?」

「ランツのチョコレート。この前素敵な誕生日プレゼントを薦めてくれたお礼。」

「ランツのチョコレート?!あの?!嬉しい…。ジェイド様、どうもありがとう。」

「いや、知育の玩具、すごく喜んでさ、仕事帰りに寄ったんだ。客じゃなくて悪い。」

「そんな…。ちょうど閉める所だったし、わざわざ来てくれて嬉しい…。」

「じゃあさ、俺も帰るところでお腹もすいてるし、一緒に食事でもどうかな。何か美味しいものをご馳走するよ。」

「え?お土産だけで十分だよ。…でも…。お腹すいてるなら、私の家で夕食食べていく?」

「え?それじゃあ悪いよ。」

「そんなたいしたお料理じゃないの。ジェイド様、カレーって知ってる?」

「ああ、たしか、友達の奥さんが隣国出身で、たまに作ってくれるって言ってたな。昔聖女が広めた料理で、辛くて美味しいとか。」

「そう、辛いの苦手じゃなければ。仕事の合間に仕込んで、いっぱい作っちゃったから、良かったら…。」

「じゃあ、ご馳走になろうかな。」

「ふふ、どうぞ。」
店の奥のドアを開け、リコさんの居住する部屋へと案内された。

・・・

通された部屋は、暖かい雰囲気の落ち着いたリビングで、とても居心地が良かった。

「お口に合うといいんだけど…。
それと、ジェイド様、アルコールはお好き?」

「うん、好きだよ。リコさんは飲める?」

「うん、そんなに強くはないけど…。私、23歳だから。ビールでいいかな。」

「ビール、いいね。リコさんの年齢がわかってたら持ってきたのにな。ちなみに、俺は29歳の独身男だから。」

「ふふ、それじゃ、どうぞ。」
リコがビールを注いでくれた。

テーブルに並んだ美味しい料理に、キンキンに冷えたビール…。ミステリアスな異世界の女性。ジェイドは久しぶりに自分の男の部分を刺激され、いい気分で、リコとの会話を楽しんだ。
お酒も進んで、色っぽくとろんとした目で、ふわふわとした口調で過去のリコの話を聞かせてくれた。
聞けば、元いた異世界では、男と深い関係になった事はないらしい。胸が小さいのがコンプレックスで迫られると逃げての繰り返しで長続きしなかったとか。

「ジェイド様はすごくモテそう…。」
ジト目でちょっと拗ねた顔が可愛いくて、笑ってしまった。

「それなりに女の子と遊んでいた時期もあったけど、女性を食事に誘ったのは2年振りなんだ。しかも、自分から口説きたくて誘ったのは生まれて初めてだよ。」

「…本当?」

リコの潤んだ目の瞼に、軽くキスを落とす。
少し驚いた様子でぱちぱちと瞬きをしているリコに、次々にキスを落としていく。
「ん、ゃ…ぁ」
頬、耳たぶ、首すじにキスをしながら、服を脱がして胸に手を滑りこませた。
「え?イヤ…」

「拒絶の言葉は聞かないよ。」

そのままソファへ倒し、覆い被さると、あっという間に下着も剥ぎ取り、やわやわと胸を揉みしだきながら、口唇を吸ったり舐めたりして貪る。

「っん、あ、ゃ」

「敏感だね…。とても綺麗だよ。リコ。」

今度は胸をぴちゃぴちゃ舐めながら、指で蜜口を撫でたり擦ったりして、リコの反応を楽しむ。

「ーーっ、ぁぁ、やめ、ひぁ」

ジェイドの巧みな愛撫に、言葉にならない喘ぎが止まらない。

「あぁ、はぁ、も、、ジェ、ジェイド、さ、まぁ」

「ああ、リコ、たまらないな、」

ヒクヒクと体を震わせて、絶頂を繰り返すリコが可愛いらしくて、ジェイド自身の屹立もガチガチに固くなっていた。今日はここまでするつもりはなかったが、紳士の嗜みでゴムは持っている。
胸の先端を舌で転がすように味わいながら、ジェイドは中指を、愛液を溢れさせる蜜口に入れた。

「ーーっっ!」

「ああ、リコ、ナカも素敵だよ。うねうねして、熱くて」

耳元で囁いたりキスをしたり、ジェイドの手技舌技は容赦がない。

「ぁふ、んんー、ゃぁ…」

身体をよじり、逃げるようにイヤイヤをするリコの細腰をがっちりと押さえ、指を増やして掻き回す。クチュクチュと淫猥な水音が響く。身体中へのキスや愛撫も途切れることはない。

「リコ、俺も辛くなってきた、挿入れるね。」

「待って、ジェ、ジェイド、あぁん、やぁん」

「待てない、リコ」

屹立を擦りつけ、先走りでぬらぬらとした自身に早業でゴムを装着すると、蜜口に宛がった。
 
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