8 / 29
無自覚モード
第7話 ハーレムの作り方
しおりを挟む
一週間後。
特に進展はなし……と。
前世の記憶で無双! という訳にはいかない。
何故なら……最近読んだライトノベルが好感度100%から始まってて、美少女の落とし方とか載ってなかったから!
甘々イチャイチャの一途ラブコメも良いよ、好きだよ。
でも美少女の落とし方が知りたかった!
「はぁ……」
ベッドに寝転び、何度目か分からないため息をつく。
何故そこまでハーレムを作りたいのか。
美少女、美人にちやほやされたいから。
以上!!
それが男のロマンだろっ!
ただのハーレムじゃないぞ。
美少女、美人だけで構成されたハーレムをつくり……僕はヒモになる!!
前世であれば、最低な決意ではあるが、貞操逆転世界では当たり前らしい。
一夫多妻も普通にある。
女性が働き男性を養うのは貞操逆転世界では常識らしい。
なので本来、男子が学園に通うことが事態珍しい。
まぁ学歴によって給付される金額が上がるのでそれ目的で通っている人もいるだろう。
「ひまー」
テレビもつまらないし……。
この世界は僕にとって娯楽がほぼない。
スマホを使って、動画や画像などのアダルト系のものを検索するとしよう。
出てくるのは、全て男性。
筋肉ムキムキマッチョ(Tの水着着用)や女らしい、なよなよした細身の男(女物の下着着用)ばかり。
……トラウマだ。
コンビニの奥に置いてあるエロ雑誌。
これも外出した際、確認したら全て―――そろそろやめておこう。トラウマだ。
……僕の娯楽、男のモザイクだらけ。
「一人で考えててもしょうがない」
と、鹿波ちゃんに電話をかける。
ワンコールで繋がった。
「もしもし鹿波ちゃん?」
『どうしたの大晴?』
「ちょっと相談したいことがあって」
『珍しいわね。何?』
「ハーレム作りたいんだけど……」
ガシャーン!
奥から食器が割れた音。
耳が痛い……。
「鹿波ちゃん大丈夫!?」
『え、ええ。ちょっと手が滑ってしまって』
いつも冷静な鹿波ちゃんが珍しい。
『それで、大晴はハーレムを作りたいのね。……何故?』
「美少女にちやほやされたいから! あわよくば毎日甘やかされるヒモ生活!」
自分で言ってて最低だと思う。
『ふーん……。(私が全部してあげれるけど……)いいわ、手を貸してあげる』
「ほんと! ありがとう!」
鹿波ちゃん優しすぎる……。
彼女に拾ってもらえて良かった。
『ハーレムと広く視野を見るから上手くいかないのよ。視野を狭くして一つずつクリアしていかないと。手始めに生徒会に所属する、七崎立夏、香久山美奈、兎月弥夕。この3名を攻略するわよ』
「どうしてその3人なの?」
『この学園の生徒の中で一番権利を持っているのが生徒会だからよ。その3人さえ落とせば、あとの生徒は放っておいても落ちるわ』
「なるほど……」
確かに、上の立場の美少女を落とせば、釣られてハーレムに入りたい美少女が集まってくる可能性が……。
鹿波ちゃん頭いい!!
生徒会は5人構成で、あと2人残っているが、その人たちは後回し……というか、ハーレムには入れる訳にはいかない。
『もし、失敗しても私が大晴を夫に貰ってあげるわ』
夫……つまり、結婚してくれるってことだよね?
え…………?
「……いいの?」
『ええ、もちろん』
……やだ。惚れちゃう。
これはハーレムとヒモへの第一歩じゃないか!
「なる! 僕鹿波ちゃんの夫になる!」
『ふふ、ちゃんと言って』
「僕、日浦大晴は九空鹿波ちゃんの夫になります!」
『よろしい。作戦はLIMEで送るから今日はもう寝なさい』
「分かった!」
通話を切る。
よし、明日から頑張るぞー!!
*****
「良かったのですか、お嬢様」
先ほどから私の横にいた執事。
この男は義澄。
代々、九空家に使える執事である。
「ええ。大晴は私に恩があるし、他の女が増えようと問題ないわ」
「ティーカップを落とすほど動揺されてましたが……」
「義澄」
「はい」
「さっきのことは忘れなさい」
「承知しました」
相談ごとでハーレムを作りたいと言われたら、さすがの私でも動揺するわ。
「それにしても……大晴は面白いわね。男なのにモテたい、ましてやハーレムを作りたいだなんて」
「確かに珍しいですね。この世界の男性は皆、極力女性と関わりたくない方が多いというのに」
「それだけではないわ」
「……と言いますと?」
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……彼女たちはどうなってしまうのやら」
考えるだけでワクワクする。
この退屈な世界で唯一、楽しませてくれる存在が大晴。
「さて、始めましょうか。攻略済みゲームの延長戦を」
特に進展はなし……と。
前世の記憶で無双! という訳にはいかない。
何故なら……最近読んだライトノベルが好感度100%から始まってて、美少女の落とし方とか載ってなかったから!
甘々イチャイチャの一途ラブコメも良いよ、好きだよ。
でも美少女の落とし方が知りたかった!
「はぁ……」
ベッドに寝転び、何度目か分からないため息をつく。
何故そこまでハーレムを作りたいのか。
美少女、美人にちやほやされたいから。
以上!!
それが男のロマンだろっ!
ただのハーレムじゃないぞ。
美少女、美人だけで構成されたハーレムをつくり……僕はヒモになる!!
前世であれば、最低な決意ではあるが、貞操逆転世界では当たり前らしい。
一夫多妻も普通にある。
女性が働き男性を養うのは貞操逆転世界では常識らしい。
なので本来、男子が学園に通うことが事態珍しい。
まぁ学歴によって給付される金額が上がるのでそれ目的で通っている人もいるだろう。
「ひまー」
テレビもつまらないし……。
この世界は僕にとって娯楽がほぼない。
スマホを使って、動画や画像などのアダルト系のものを検索するとしよう。
出てくるのは、全て男性。
筋肉ムキムキマッチョ(Tの水着着用)や女らしい、なよなよした細身の男(女物の下着着用)ばかり。
……トラウマだ。
コンビニの奥に置いてあるエロ雑誌。
これも外出した際、確認したら全て―――そろそろやめておこう。トラウマだ。
……僕の娯楽、男のモザイクだらけ。
「一人で考えててもしょうがない」
と、鹿波ちゃんに電話をかける。
ワンコールで繋がった。
「もしもし鹿波ちゃん?」
『どうしたの大晴?』
「ちょっと相談したいことがあって」
『珍しいわね。何?』
「ハーレム作りたいんだけど……」
ガシャーン!
奥から食器が割れた音。
耳が痛い……。
「鹿波ちゃん大丈夫!?」
『え、ええ。ちょっと手が滑ってしまって』
いつも冷静な鹿波ちゃんが珍しい。
『それで、大晴はハーレムを作りたいのね。……何故?』
「美少女にちやほやされたいから! あわよくば毎日甘やかされるヒモ生活!」
自分で言ってて最低だと思う。
『ふーん……。(私が全部してあげれるけど……)いいわ、手を貸してあげる』
「ほんと! ありがとう!」
鹿波ちゃん優しすぎる……。
彼女に拾ってもらえて良かった。
『ハーレムと広く視野を見るから上手くいかないのよ。視野を狭くして一つずつクリアしていかないと。手始めに生徒会に所属する、七崎立夏、香久山美奈、兎月弥夕。この3名を攻略するわよ』
「どうしてその3人なの?」
『この学園の生徒の中で一番権利を持っているのが生徒会だからよ。その3人さえ落とせば、あとの生徒は放っておいても落ちるわ』
「なるほど……」
確かに、上の立場の美少女を落とせば、釣られてハーレムに入りたい美少女が集まってくる可能性が……。
鹿波ちゃん頭いい!!
生徒会は5人構成で、あと2人残っているが、その人たちは後回し……というか、ハーレムには入れる訳にはいかない。
『もし、失敗しても私が大晴を夫に貰ってあげるわ』
夫……つまり、結婚してくれるってことだよね?
え…………?
「……いいの?」
『ええ、もちろん』
……やだ。惚れちゃう。
これはハーレムとヒモへの第一歩じゃないか!
「なる! 僕鹿波ちゃんの夫になる!」
『ふふ、ちゃんと言って』
「僕、日浦大晴は九空鹿波ちゃんの夫になります!」
『よろしい。作戦はLIMEで送るから今日はもう寝なさい』
「分かった!」
通話を切る。
よし、明日から頑張るぞー!!
*****
「良かったのですか、お嬢様」
先ほどから私の横にいた執事。
この男は義澄。
代々、九空家に使える執事である。
「ええ。大晴は私に恩があるし、他の女が増えようと問題ないわ」
「ティーカップを落とすほど動揺されてましたが……」
「義澄」
「はい」
「さっきのことは忘れなさい」
「承知しました」
相談ごとでハーレムを作りたいと言われたら、さすがの私でも動揺するわ。
「それにしても……大晴は面白いわね。男なのにモテたい、ましてやハーレムを作りたいだなんて」
「確かに珍しいですね。この世界の男性は皆、極力女性と関わりたくない方が多いというのに」
「それだけではないわ」
「……と言いますと?」
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……彼女たちはどうなってしまうのやら」
考えるだけでワクワクする。
この退屈な世界で唯一、楽しませてくれる存在が大晴。
「さて、始めましょうか。攻略済みゲームの延長戦を」
61
あなたにおすすめの小説
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
男女比5対1の女尊男卑の世界で子供の頃、少女を助けたら「お嫁さんになりたい!」と言って来た。まさか、それが王女様だったなんて……。
楽園
恋愛
「将来、あなたのお嫁さんになりたい」
10年前、俺は魔法の力で一人の少女を救った。
……そして現在。ここは男女比5:1の女尊男卑の世界。
男は女に「選ばれる」ためだけの存在する。
俺、アルトは、前世の記憶と女でさえ持っていない無限の魔力を隠し、父と静かに暮らす「モブ」になるはずだった。
「待っていましたわ、アルト」
学園で再会したあの時の少女は、驚くべきことにリリアーナ王女だった。
どうやら彼女、あの日の「約束」を本気で果たしに来たらしい。
(俺の平穏なモブ生活が……!)
最強を隠したい男と、その秘密ごと彼を手に入れたい王女の、すれ違い学園ファンタジー!
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる