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第一章 海域
プロローグ れっつ異世界!
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異世界に行きたい。そんなことを思うのはおかしいのだろうか。
俺は毎日考えている。どうすれば異世界に行けるのかと。たとえチート能力を得られなかったとしても、俺は異世界に行きたい。
地球はつまらなすぎる。いや、確かに地球にだって未探索の地はいくらでもあるはずだ。
例えば地下深くには何があるのか。何処までも掘り進めたら何があるのか。既に知られていることではあるが、実際にそれを目にしたものはいないだろう。
例えば海底。海の深い場所には未だ発見されていない珍しい生物が大量にいるという。
他にも、陸上にだって未発見の生物はいくらでもいるそうだ。調べてみると、割と頻繁に新種の生物が報告されている。
俺はそういう、新しい発見に満ち溢れた鮮やかな人生を送りたい。
だが、だが! それらを成すには金が要る! もしくは金を諦めねばならない!
努力して、勉強して、金を払って資格を得たり、賃金が発生しないのに自費で研究しなくては行けなかったり。
訳が分からん。もっとお手軽に研究したり、新種の生物を発見したり、未開の地を探検したりできないものか!
そう考えて行きついたのが、異世界である。異世界ならば未開の地はいくらでもある。新種の生物はいくらでもいる。
もし行きつくのが地球よりも文明の発達した、未来の異世界であったとしても、そこは俺にとって全く知らない未開の地。そこを歩くだけでもこの地球よりも果てなき探求、果てなきワクワクが待っている。
そして俺は異世界に行く方法を徹底的に調べた。そして絶望した。
そう、もっとも一般的な異世界への生き方を実践するには、一度死ぬ必要があるのだ。
死ぬの怖い。痛いの怖い。死んでもし異世界に行けなかったらと考えると、死ぬ気にもなれん!
だから死なずに異世界に行く方法も調べた。そして再び絶望した。
そう、死なずに異世界に行く方法として最も代表的なのは、高校生の教室が丸ごと転移してしまう、もしくは放課後教室で誰かが転移してしまう、というものだ。
しかし俺はもう社会人。ついこの間高校を卒業してしまった。だからこの方法を実践することはできない。
稀に教師も転移してしまうことがあるそうだが、高卒の俺に教員免許なんてあるはずもない。
行き詰った、完全に。最悪死んで転生する方法を実践する場合も、社畜として重労働を課せられている場合か、引きこもりのニートがたまに外出した場合が多い。
しかし地元でも高卒就職者が多い母校に来る求人はほぼ田舎のホワイト企業。俺が勤務しているのももちろんホワイト企業である。
仕事は楽しいし不満はない。近年稀に見る大当たりくじを引いた。
他に異世界に行く方法もあるが、ほぼ運だ。
どのくらいの確率かというと、外出中に隕石が自宅に落ち、帰ってきたときに別の物件が建っているほどの確率である。
まあ俺がテキトウに計算して導き出したものだが。
「ああ~異世界に行けないかな~」
このまま異世界に行けず、お先真っ暗のこの国で一生生きていくなんて耐えられん。
俺が会社からの帰り、誰もいない夕暮れの田舎道を歩きながらそんなことを考えていると、不意に視界の端に不自然な影が見えた。
よくよくそちらを見てみると、木のものとは思えない円形の影があった。夕暮れ時だというのに、地面のアスファルトも見えないほど黒いその影はあまりに不自然である。
穴、としか表現できない黒の影。一切光を通さないそれは影とも言えないな。
「なんだぁこれ?」
穴かと思って触れてみると、確かにアスファルトの手触りを感じた。
穴の縁を視認できないことから、実際に穴がない可能性は十分にあったが、だとしたらこれは本当に何なんだ?
光を全て吸収する特殊な塗料とかか? 前にそんな感じの話しを聞いたことがあるような気がする。
「私の力を求めているのは君だね?」
「のうあぁッ!?」
俺が穴を触っていると、不意に俺の腕に水のようなものが触れた。不審な黒い穴から何かが這い出てきたのだから、当然驚いて尻もちをつく。あまりの驚きにとんでもない声も出てしまった。
「初めまして、私は異世界の境界を司る大魔王。君を異世界に連れて行ってあげようか」
そいつの声は機械音声のように平坦で、それでいてまったく雑音のないクリーンな声だった。
「ひ、ひぃぃッ!」
そいつは小さな穴から大量に溢れだし、俺の手を掴む。まるで握手でもするかのように。
不気味にも程がある。そこいらの心霊映像よりも遥かに恐ろしい。
色はあの穴と同じく光を一切通さない色。
「ああ、この姿が怖いんだね。すまないすまない」
そう言うと奴を構成している流体が人型を形成し始める。流体はすぐに一般的な人間と言えるものになった。
身長は180cm程度の男性。真っ白の肌に、白目と黒目が逆転した不気味な瞳。黒い薄着の羽織と黒のジーンズという何とも絶妙にダサいセンスをしている。
一般に全身黒というのはそこまでダサいというほどでもないのだが、その男は絶妙にダサい服を着ていた。
「これで落ち着いたかな? 私の名前はパラレル。先ほども言ったけど、異世界の境界を操る大魔王だ。君をこの退屈な世界から開放し、楽しい楽しい異世界に送ってあげよう。私にできることは異世界に送るだけで、特殊な力を与えることはできないけどね」
何とも胡散臭い顔をする。普通の笑顔なら間違いなく美青年なのだが、どうにも信用しきれない。
いや、あの小さな穴とも言えない平面から現れたのだから、その力は本物なのだろう。
きっと話しの大筋は真実を言っている。しかしどこかに嘘を交えているような気がした。ノリと勢いのコミュ力だけで生きてきた俺がそこまで感じ取れるのだから、彼にとっては気づかれてもかまわないことなのだろう。むしろ意図的に気づかせようとしているのかもしれない。
「異世界に行く方法はどのようなものだ? 死ぬ必要はあるか?」
「だいぶ警戒されちゃってるねぇ。でも大丈夫だよ。死にたくないと言うのなら君をそのまま異世界に連れていくことはできる。ただ、もしその姿ではない姿で異世界に行きたいと言うのなら死んでもらう必要もあるけど」
なるほど、死なずに異世界に行く方法もあると。だがせっかく異世界に行くのに一般的な人間というのはどうなんだ。できれば人間以外の姿にもなってみたい。もしかしたらそのような魔法もあるかもしれないが、必ずしも使えるとは限らない。特殊な力を与えることはできないと言っていたしな。
……いや、ちょっと待て。これも聞いておかないといけないな。
「その異世界はどのような場所だ? できれば剣と魔法のファンタジーがあふれていて、未開の地だらけだと嬉しいんだが」
「ああ、もちろんそこは大丈夫だよ。剣で戦いあり魔法で冒険ありのファンタジー世界さ。未開の地もかなり沢山あるはずだよ。他に何か質問は? 君の気が済むまで聞いてくれていい」
他に質問か。これは俺の人生において最大の選択である。きっと今日ほど大きな決断をする日はこないだろう。何せ自分の命を秤にかけているのだ。高校を卒業して中古一軒家を買った時よりも重たい緊張が俺の心臓を締め付けた。
質問は大量にしておいて損はない。質問をしつつ心の準備も整えるのだ。
「そうだなぁ。例えば転生するとして、どんな種族になれるんだ?」
「う~ん、それはかなり幅の広い質問だね。当然人間とかド定番のエルフとかドワーフにはなれるよ。他は鬼族とか小人族とかもあるね。人間以外にも知的生命体として、イカ族もいるよ。ああ、個人的なおすすめはタイタンロブスター族だね。転生する場合、子どもの小さい脳に君の知識を全てダウンロードする必要がある。その際には激しい痛みが伴うんだ。でもタイタンロブスター族は、他の水棲甲殻類とは違って神経系が退化している。だから痛みはほぼ感じない。長いこと生きれば知能を獲得することもできるしね」
なるほど、ロブスターか。意外な種族が出てきたな。
ってかあぶな! 普通の方法で転生したら激しい痛みが伴うのかよ! これはなんとしても痛覚の薄い種族に転生しないと。
それから俺は様々な質問をした。
転移の場合俺はその世界で生き残れるか。他に痛覚が薄いかつ知能のある種族はいないか。その世界での強者はどんな生物か。文明レベルはどの程度か。
とにかく質問攻めをし、どうでも良いことも聞きまくった。
そうして話し込んでいるうちに、赤かった空は暗くなり、少ない街灯が虫たちを誘っている。
長い質問攻めの末、俺は決断した。
「俺をタイタンロブスターに転生させてくれ。この世界に心残りはない。お前の言葉、若干の嘘を感じるが、その力は信用する。本当に異世界に行けたら、お前に最大限の感謝を捧げると誓おう」
「感謝、感謝ね。ありがとう。まさに、私は人に感謝されるためにこうして活動しているのだからね。君の決断は聞き入れた。さあ、異世界に行こう! 未だ知らない新しい人生が君を待っている!」
さようなら故郷。こんにちは異世界。今日、俺は生まれ変わる!
俺は毎日考えている。どうすれば異世界に行けるのかと。たとえチート能力を得られなかったとしても、俺は異世界に行きたい。
地球はつまらなすぎる。いや、確かに地球にだって未探索の地はいくらでもあるはずだ。
例えば地下深くには何があるのか。何処までも掘り進めたら何があるのか。既に知られていることではあるが、実際にそれを目にしたものはいないだろう。
例えば海底。海の深い場所には未だ発見されていない珍しい生物が大量にいるという。
他にも、陸上にだって未発見の生物はいくらでもいるそうだ。調べてみると、割と頻繁に新種の生物が報告されている。
俺はそういう、新しい発見に満ち溢れた鮮やかな人生を送りたい。
だが、だが! それらを成すには金が要る! もしくは金を諦めねばならない!
努力して、勉強して、金を払って資格を得たり、賃金が発生しないのに自費で研究しなくては行けなかったり。
訳が分からん。もっとお手軽に研究したり、新種の生物を発見したり、未開の地を探検したりできないものか!
そう考えて行きついたのが、異世界である。異世界ならば未開の地はいくらでもある。新種の生物はいくらでもいる。
もし行きつくのが地球よりも文明の発達した、未来の異世界であったとしても、そこは俺にとって全く知らない未開の地。そこを歩くだけでもこの地球よりも果てなき探求、果てなきワクワクが待っている。
そして俺は異世界に行く方法を徹底的に調べた。そして絶望した。
そう、もっとも一般的な異世界への生き方を実践するには、一度死ぬ必要があるのだ。
死ぬの怖い。痛いの怖い。死んでもし異世界に行けなかったらと考えると、死ぬ気にもなれん!
だから死なずに異世界に行く方法も調べた。そして再び絶望した。
そう、死なずに異世界に行く方法として最も代表的なのは、高校生の教室が丸ごと転移してしまう、もしくは放課後教室で誰かが転移してしまう、というものだ。
しかし俺はもう社会人。ついこの間高校を卒業してしまった。だからこの方法を実践することはできない。
稀に教師も転移してしまうことがあるそうだが、高卒の俺に教員免許なんてあるはずもない。
行き詰った、完全に。最悪死んで転生する方法を実践する場合も、社畜として重労働を課せられている場合か、引きこもりのニートがたまに外出した場合が多い。
しかし地元でも高卒就職者が多い母校に来る求人はほぼ田舎のホワイト企業。俺が勤務しているのももちろんホワイト企業である。
仕事は楽しいし不満はない。近年稀に見る大当たりくじを引いた。
他に異世界に行く方法もあるが、ほぼ運だ。
どのくらいの確率かというと、外出中に隕石が自宅に落ち、帰ってきたときに別の物件が建っているほどの確率である。
まあ俺がテキトウに計算して導き出したものだが。
「ああ~異世界に行けないかな~」
このまま異世界に行けず、お先真っ暗のこの国で一生生きていくなんて耐えられん。
俺が会社からの帰り、誰もいない夕暮れの田舎道を歩きながらそんなことを考えていると、不意に視界の端に不自然な影が見えた。
よくよくそちらを見てみると、木のものとは思えない円形の影があった。夕暮れ時だというのに、地面のアスファルトも見えないほど黒いその影はあまりに不自然である。
穴、としか表現できない黒の影。一切光を通さないそれは影とも言えないな。
「なんだぁこれ?」
穴かと思って触れてみると、確かにアスファルトの手触りを感じた。
穴の縁を視認できないことから、実際に穴がない可能性は十分にあったが、だとしたらこれは本当に何なんだ?
光を全て吸収する特殊な塗料とかか? 前にそんな感じの話しを聞いたことがあるような気がする。
「私の力を求めているのは君だね?」
「のうあぁッ!?」
俺が穴を触っていると、不意に俺の腕に水のようなものが触れた。不審な黒い穴から何かが這い出てきたのだから、当然驚いて尻もちをつく。あまりの驚きにとんでもない声も出てしまった。
「初めまして、私は異世界の境界を司る大魔王。君を異世界に連れて行ってあげようか」
そいつの声は機械音声のように平坦で、それでいてまったく雑音のないクリーンな声だった。
「ひ、ひぃぃッ!」
そいつは小さな穴から大量に溢れだし、俺の手を掴む。まるで握手でもするかのように。
不気味にも程がある。そこいらの心霊映像よりも遥かに恐ろしい。
色はあの穴と同じく光を一切通さない色。
「ああ、この姿が怖いんだね。すまないすまない」
そう言うと奴を構成している流体が人型を形成し始める。流体はすぐに一般的な人間と言えるものになった。
身長は180cm程度の男性。真っ白の肌に、白目と黒目が逆転した不気味な瞳。黒い薄着の羽織と黒のジーンズという何とも絶妙にダサいセンスをしている。
一般に全身黒というのはそこまでダサいというほどでもないのだが、その男は絶妙にダサい服を着ていた。
「これで落ち着いたかな? 私の名前はパラレル。先ほども言ったけど、異世界の境界を操る大魔王だ。君をこの退屈な世界から開放し、楽しい楽しい異世界に送ってあげよう。私にできることは異世界に送るだけで、特殊な力を与えることはできないけどね」
何とも胡散臭い顔をする。普通の笑顔なら間違いなく美青年なのだが、どうにも信用しきれない。
いや、あの小さな穴とも言えない平面から現れたのだから、その力は本物なのだろう。
きっと話しの大筋は真実を言っている。しかしどこかに嘘を交えているような気がした。ノリと勢いのコミュ力だけで生きてきた俺がそこまで感じ取れるのだから、彼にとっては気づかれてもかまわないことなのだろう。むしろ意図的に気づかせようとしているのかもしれない。
「異世界に行く方法はどのようなものだ? 死ぬ必要はあるか?」
「だいぶ警戒されちゃってるねぇ。でも大丈夫だよ。死にたくないと言うのなら君をそのまま異世界に連れていくことはできる。ただ、もしその姿ではない姿で異世界に行きたいと言うのなら死んでもらう必要もあるけど」
なるほど、死なずに異世界に行く方法もあると。だがせっかく異世界に行くのに一般的な人間というのはどうなんだ。できれば人間以外の姿にもなってみたい。もしかしたらそのような魔法もあるかもしれないが、必ずしも使えるとは限らない。特殊な力を与えることはできないと言っていたしな。
……いや、ちょっと待て。これも聞いておかないといけないな。
「その異世界はどのような場所だ? できれば剣と魔法のファンタジーがあふれていて、未開の地だらけだと嬉しいんだが」
「ああ、もちろんそこは大丈夫だよ。剣で戦いあり魔法で冒険ありのファンタジー世界さ。未開の地もかなり沢山あるはずだよ。他に何か質問は? 君の気が済むまで聞いてくれていい」
他に質問か。これは俺の人生において最大の選択である。きっと今日ほど大きな決断をする日はこないだろう。何せ自分の命を秤にかけているのだ。高校を卒業して中古一軒家を買った時よりも重たい緊張が俺の心臓を締め付けた。
質問は大量にしておいて損はない。質問をしつつ心の準備も整えるのだ。
「そうだなぁ。例えば転生するとして、どんな種族になれるんだ?」
「う~ん、それはかなり幅の広い質問だね。当然人間とかド定番のエルフとかドワーフにはなれるよ。他は鬼族とか小人族とかもあるね。人間以外にも知的生命体として、イカ族もいるよ。ああ、個人的なおすすめはタイタンロブスター族だね。転生する場合、子どもの小さい脳に君の知識を全てダウンロードする必要がある。その際には激しい痛みが伴うんだ。でもタイタンロブスター族は、他の水棲甲殻類とは違って神経系が退化している。だから痛みはほぼ感じない。長いこと生きれば知能を獲得することもできるしね」
なるほど、ロブスターか。意外な種族が出てきたな。
ってかあぶな! 普通の方法で転生したら激しい痛みが伴うのかよ! これはなんとしても痛覚の薄い種族に転生しないと。
それから俺は様々な質問をした。
転移の場合俺はその世界で生き残れるか。他に痛覚が薄いかつ知能のある種族はいないか。その世界での強者はどんな生物か。文明レベルはどの程度か。
とにかく質問攻めをし、どうでも良いことも聞きまくった。
そうして話し込んでいるうちに、赤かった空は暗くなり、少ない街灯が虫たちを誘っている。
長い質問攻めの末、俺は決断した。
「俺をタイタンロブスターに転生させてくれ。この世界に心残りはない。お前の言葉、若干の嘘を感じるが、その力は信用する。本当に異世界に行けたら、お前に最大限の感謝を捧げると誓おう」
「感謝、感謝ね。ありがとう。まさに、私は人に感謝されるためにこうして活動しているのだからね。君の決断は聞き入れた。さあ、異世界に行こう! 未だ知らない新しい人生が君を待っている!」
さようなら故郷。こんにちは異世界。今日、俺は生まれ変わる!
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