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第二章 アストライア大陸
第二十四話 村と功績
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俺はウチョニーの背に乗って、アストライア大陸の小さな湾を目指す。
付近には村もあり、何隻か舟も見えた。きっと漁業を主とした村なのだろう。
しっかし生態魔法は不便だ。タイタンロブスターの硬い外骨格が人間の柔らかい皮膚になってしまう。俺は元々そんなに身体の強いロブスターでもないが、それでもこの身体では多少不安がある。
それに、この魔法は一時的に身体を小さくしてしまう。
魔力は魂臓で生成されるが、魂臓に蓄えられるわけではない。魔力は基本的に全身に蓄えられているんだ。
だから身体が小さくなると魔力の貯蔵量は減るし、魂臓の形や大きさが変わってしまう分変換効率も下がる。魔術師である俺には、多少の変化でも致命的なのだ。
まあ、俺は脱皮で魔力を溜め込む細胞を若干強化しているから、通常の戦闘ならば問題ないが。
今の状態でも、魔力の生産効率と貯蔵量のふたつにおいて、まだウチョニーを上回っている。
しかしウチョニーはすごいな。彼女は魔法が得意ではないし、水流魔法を使っている様子もないのに結構な安定感だ。
人間の姿の俺を乗せていても左右に揺れることはない。いったい彼女の肉体はどうなっているというのか。
思えば、彼女は何故俺よりも魔力の貯蔵量が少ないのか。俺の何倍も大きい彼女が魔法が苦手だというのが納得いかない。俺とムドラストの研究にどこか間違いがあったのだろうか。
そんなことを考えながら浜辺に付くと、たくさんの人間たちが集まってくる。
やはりウチョニーは目立つな。人間よりも大きいし。
しかし彼らに警戒している様子はない。皆笑顔でウチョニーを出迎えてくれる。
人間たちは彼女が恐ろしくないのだろうか。これほど大きく、そして力強い彼女が。
「これはこれは、ムドラスト様ではないですか! お久しぶりですな。以前よりも少し大きくなりましたか?」
そう言いながら、一人の男性が近づいてきた。かなり高齢の人で、髪もひげも真っ白だ。しわも多い。
恐らくはこの村の村長だろう。他の者よりも一歩前に出て話しかけてきた。
それにしても、ムドラストの名前が出てくるとは。予想はしていたが、彼女はアストライア大陸でもかなり名前が知られているらしい。
彼女ほどの知識人、人間が頼るのも頷ける。
人間がウチョニーを警戒しないわけだ。ウチョニーはムドラストの妹で、外見上はほとんど同じだ。人間からすればどのタイタンロブスターも同じかもしれないが。
「アタシはムドラストではないよ、村の人。アタシはウチョニー。ムドラストの妹なの」
ウチョニーも村人が勘違いしているのに気付いたらしい。簡単な自己紹介から始めている。これもムドラストのネームバリューがあってこそ。人間たちに警戒されず会話を始められたのは僥倖だ。
「おぉこれは、ムドラスト様の妹様でしたか。それで、そちらの男の子は?」
「俺の名前はニーズベステニー。気軽にニーと呼んでくれると嬉しい。生態魔法は知っているか? 今は人間の姿をしているが、彼女と同じタイタンロブスターだ」
嘘は言わない。彼らにはこれから協力してもらうのだから、極力誠実な対応をすべきだ。俺は腹芸が得意ではないからな。そしてそれは、ウチョニーも同じだ。
「そうでしたか、てっきりウチョニー様が溺れた青年を助けてくださったのかと。あ、こんな所で立ち話も何ですから、食事でもしながらお話を聞かせてください。私の家に案内します」
俺は一言了承を伝え、踵を返して歩み出した村長に付いて行く。村の道はある程度の大きさがあり、ウチョニーも充分に通れる。
きっとムドラストを想定して作られたのだろう。彼女は頻繁にこの村を訪れているらしい。
歩きつつ、この村の状態も確認しておく。
やはりというべきか、宿屋は存在していない。この村にはまだ、金を取って旅人を泊めるという文化は存在しないらしい。
どころか、この村には市場も存在しない。商業という文化が全く根づいていないのだろう。村人はそれぞれ個別にやり取りし、知り合いや友人から物々交換をしている。
この規模の村なら、これだけでも充分なのだろう。当然ながら金銭は存在しない。全ては交渉次第だ。
家に泊めてもらうことも、食料を得ることも、そして情報を引き出すことも。
彼の家は木を単純につなぎ合わせて作った建物だった。しかし扉は大きく、建物全体もかなりの大きさ。一階建てなのにかなりの高さだ。
「大きい家ですね! アタシでも扉をくぐれるし、屋内も充分な広さ」
「ああそれは、以前にムドラスト様が連れてきたお連れ様がかなりの大きさだったので、その方の協力の元、大きく改築したのですよ。昔はもっと小さな家だったんですが、彼のご協力でこんなに立派になりまして。私の記憶では、ウチョニー様よりも大きかったと思います」
なるほど、そんな理由が。ムドラストのことを考えての設計だと思っていたが、そうではないらしい。
十中八九、父アグロムニーだろうな。
ここいらのタイタンロブスターは全て、アストライア族の者。そしてアストライア族の中で、ウチョニーよりも大きなタイタンロブスターとはそう多くない。ムドラストが連れてきたというのなら、間違いなく父だ。
確かに、この建物は父も入れそうなほどの大きさ。ウチョニーが入れて当然である。
しかしこんな村にまで訪れていたとは。俺は自由に旅をしているつもりで、父の跡を追っているのかもしれない。
「アストライア大陸には今大きな家畜を率いた賊が多いと聞いたが、ここの村は平和なんだな。何か対策方法があるのか?」
「えぇ、以前にムドラスト様が教えてくださった、この爆弾が役に立っています。村の入口に置いておけば、これの存在を知らないものは罠にかかって大けがを負うのですよ」
そう言って村長が見せてくれたのは、俺たちアストライア族には既におなじみの、ひっつき爆弾だった。
なるほど、確かにこれならば賊を追い返すのは簡単だろう。ひっつき爆弾は最新の技術で、ムドラストの支援を受けていない賊には理解できない魔法のはずだ。
この村には恐らくムドラストの魔法と思われる頑丈な石の壁もある。
あれはムドラストが長年研究していた、太陽光に分解されない魔法。
試作段階だけれど、あの規模なら地上でも約10年太陽光を耐え切ることが出来る。
太陽光は、微生物や特殊な消化器官を持つ甲殻類よりも、魔法や魔力を儚焔に分解する作用が強い。
海中では微生物を抑制すれば分解を阻止できたが、地上では太陽の勢力が強いのだ。
そこで彼女の研究。俺にはどうやっているのか分からなかったが、太陽光の分解作用を抑制できるそうだ。
あの壁とひっつき爆弾があれば、賊に襲われる心配は薄い。どころか、畑を荒らす魔獣の類も寄せ付けないはずだ。
他の村々にも技術提供をすれば、少なくとも賊に襲われる人は減るだろう。賊がこちらの技術を知る危険性もあるが、罠の有効性はこの村が示している。
「俺の作った魔法、こんなところでも活躍してるんだな……」
「え?」
村長の言葉に「なんでもない」と一言。自分の技術がこの村の人を助けていることに、少し感動しただけだ。
そして俺の技術と知識は、今後もっと多くの人を助けられるはずだ。
「村長、俺たちは旅をしている者なんだが、しばらくこの村に泊めてもらえないか? 俺たちにできることはなんでもしよう」
「そういうことなら、ぜひこの家をお使いください。息子が独立し、家内も少し前に他界しましたから、この広い家を持ち余しているのです。対価はそうですねぇ、技術の提供。これをお願いします。タイタンロブスターの皆様は一様に高い知識と技術を持っていますから」
にっこにこの笑顔で了承してくれる村長。実にありがたいことだ。この家ならウチョニーも問題なく暮らせるし、彼の提示した対価は俺の目的とも合致している。しばらくはこの家で厄介になるとしようか。
「ウチョニーはそれでも良いか?」
「もちろん! ニーを守るのが、アタシの役割だからね!」
はぁ、まだウチョニーにはガキだと思われているのか。もっとかっこよくなれるよう頑張らなくちゃな!
当面の目標は、この村の活性化と賊の情報収集だ。
付近には村もあり、何隻か舟も見えた。きっと漁業を主とした村なのだろう。
しっかし生態魔法は不便だ。タイタンロブスターの硬い外骨格が人間の柔らかい皮膚になってしまう。俺は元々そんなに身体の強いロブスターでもないが、それでもこの身体では多少不安がある。
それに、この魔法は一時的に身体を小さくしてしまう。
魔力は魂臓で生成されるが、魂臓に蓄えられるわけではない。魔力は基本的に全身に蓄えられているんだ。
だから身体が小さくなると魔力の貯蔵量は減るし、魂臓の形や大きさが変わってしまう分変換効率も下がる。魔術師である俺には、多少の変化でも致命的なのだ。
まあ、俺は脱皮で魔力を溜め込む細胞を若干強化しているから、通常の戦闘ならば問題ないが。
今の状態でも、魔力の生産効率と貯蔵量のふたつにおいて、まだウチョニーを上回っている。
しかしウチョニーはすごいな。彼女は魔法が得意ではないし、水流魔法を使っている様子もないのに結構な安定感だ。
人間の姿の俺を乗せていても左右に揺れることはない。いったい彼女の肉体はどうなっているというのか。
思えば、彼女は何故俺よりも魔力の貯蔵量が少ないのか。俺の何倍も大きい彼女が魔法が苦手だというのが納得いかない。俺とムドラストの研究にどこか間違いがあったのだろうか。
そんなことを考えながら浜辺に付くと、たくさんの人間たちが集まってくる。
やはりウチョニーは目立つな。人間よりも大きいし。
しかし彼らに警戒している様子はない。皆笑顔でウチョニーを出迎えてくれる。
人間たちは彼女が恐ろしくないのだろうか。これほど大きく、そして力強い彼女が。
「これはこれは、ムドラスト様ではないですか! お久しぶりですな。以前よりも少し大きくなりましたか?」
そう言いながら、一人の男性が近づいてきた。かなり高齢の人で、髪もひげも真っ白だ。しわも多い。
恐らくはこの村の村長だろう。他の者よりも一歩前に出て話しかけてきた。
それにしても、ムドラストの名前が出てくるとは。予想はしていたが、彼女はアストライア大陸でもかなり名前が知られているらしい。
彼女ほどの知識人、人間が頼るのも頷ける。
人間がウチョニーを警戒しないわけだ。ウチョニーはムドラストの妹で、外見上はほとんど同じだ。人間からすればどのタイタンロブスターも同じかもしれないが。
「アタシはムドラストではないよ、村の人。アタシはウチョニー。ムドラストの妹なの」
ウチョニーも村人が勘違いしているのに気付いたらしい。簡単な自己紹介から始めている。これもムドラストのネームバリューがあってこそ。人間たちに警戒されず会話を始められたのは僥倖だ。
「おぉこれは、ムドラスト様の妹様でしたか。それで、そちらの男の子は?」
「俺の名前はニーズベステニー。気軽にニーと呼んでくれると嬉しい。生態魔法は知っているか? 今は人間の姿をしているが、彼女と同じタイタンロブスターだ」
嘘は言わない。彼らにはこれから協力してもらうのだから、極力誠実な対応をすべきだ。俺は腹芸が得意ではないからな。そしてそれは、ウチョニーも同じだ。
「そうでしたか、てっきりウチョニー様が溺れた青年を助けてくださったのかと。あ、こんな所で立ち話も何ですから、食事でもしながらお話を聞かせてください。私の家に案内します」
俺は一言了承を伝え、踵を返して歩み出した村長に付いて行く。村の道はある程度の大きさがあり、ウチョニーも充分に通れる。
きっとムドラストを想定して作られたのだろう。彼女は頻繁にこの村を訪れているらしい。
歩きつつ、この村の状態も確認しておく。
やはりというべきか、宿屋は存在していない。この村にはまだ、金を取って旅人を泊めるという文化は存在しないらしい。
どころか、この村には市場も存在しない。商業という文化が全く根づいていないのだろう。村人はそれぞれ個別にやり取りし、知り合いや友人から物々交換をしている。
この規模の村なら、これだけでも充分なのだろう。当然ながら金銭は存在しない。全ては交渉次第だ。
家に泊めてもらうことも、食料を得ることも、そして情報を引き出すことも。
彼の家は木を単純につなぎ合わせて作った建物だった。しかし扉は大きく、建物全体もかなりの大きさ。一階建てなのにかなりの高さだ。
「大きい家ですね! アタシでも扉をくぐれるし、屋内も充分な広さ」
「ああそれは、以前にムドラスト様が連れてきたお連れ様がかなりの大きさだったので、その方の協力の元、大きく改築したのですよ。昔はもっと小さな家だったんですが、彼のご協力でこんなに立派になりまして。私の記憶では、ウチョニー様よりも大きかったと思います」
なるほど、そんな理由が。ムドラストのことを考えての設計だと思っていたが、そうではないらしい。
十中八九、父アグロムニーだろうな。
ここいらのタイタンロブスターは全て、アストライア族の者。そしてアストライア族の中で、ウチョニーよりも大きなタイタンロブスターとはそう多くない。ムドラストが連れてきたというのなら、間違いなく父だ。
確かに、この建物は父も入れそうなほどの大きさ。ウチョニーが入れて当然である。
しかしこんな村にまで訪れていたとは。俺は自由に旅をしているつもりで、父の跡を追っているのかもしれない。
「アストライア大陸には今大きな家畜を率いた賊が多いと聞いたが、ここの村は平和なんだな。何か対策方法があるのか?」
「えぇ、以前にムドラスト様が教えてくださった、この爆弾が役に立っています。村の入口に置いておけば、これの存在を知らないものは罠にかかって大けがを負うのですよ」
そう言って村長が見せてくれたのは、俺たちアストライア族には既におなじみの、ひっつき爆弾だった。
なるほど、確かにこれならば賊を追い返すのは簡単だろう。ひっつき爆弾は最新の技術で、ムドラストの支援を受けていない賊には理解できない魔法のはずだ。
この村には恐らくムドラストの魔法と思われる頑丈な石の壁もある。
あれはムドラストが長年研究していた、太陽光に分解されない魔法。
試作段階だけれど、あの規模なら地上でも約10年太陽光を耐え切ることが出来る。
太陽光は、微生物や特殊な消化器官を持つ甲殻類よりも、魔法や魔力を儚焔に分解する作用が強い。
海中では微生物を抑制すれば分解を阻止できたが、地上では太陽の勢力が強いのだ。
そこで彼女の研究。俺にはどうやっているのか分からなかったが、太陽光の分解作用を抑制できるそうだ。
あの壁とひっつき爆弾があれば、賊に襲われる心配は薄い。どころか、畑を荒らす魔獣の類も寄せ付けないはずだ。
他の村々にも技術提供をすれば、少なくとも賊に襲われる人は減るだろう。賊がこちらの技術を知る危険性もあるが、罠の有効性はこの村が示している。
「俺の作った魔法、こんなところでも活躍してるんだな……」
「え?」
村長の言葉に「なんでもない」と一言。自分の技術がこの村の人を助けていることに、少し感動しただけだ。
そして俺の技術と知識は、今後もっと多くの人を助けられるはずだ。
「村長、俺たちは旅をしている者なんだが、しばらくこの村に泊めてもらえないか? 俺たちにできることはなんでもしよう」
「そういうことなら、ぜひこの家をお使いください。息子が独立し、家内も少し前に他界しましたから、この広い家を持ち余しているのです。対価はそうですねぇ、技術の提供。これをお願いします。タイタンロブスターの皆様は一様に高い知識と技術を持っていますから」
にっこにこの笑顔で了承してくれる村長。実にありがたいことだ。この家ならウチョニーも問題なく暮らせるし、彼の提示した対価は俺の目的とも合致している。しばらくはこの家で厄介になるとしようか。
「ウチョニーはそれでも良いか?」
「もちろん! ニーを守るのが、アタシの役割だからね!」
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