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第二章 アストライア大陸
第三十六話 実録! 異世界の怪物
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あれから俺たちは17匹のプロツィリャントを捕獲し、それぞれ実験することに成功した。どうにもロンジェグイダさんの研究者魂に火をつけてしまったらしく、とんでもない勢いで見つけ出していたのだ。
プロツィリャントは夜行性で、本来なら日中は木の高いところに隠れている。上手いこと葉の多い場所を探し、気配を完全に消すのだ。魔力も一切外に漏らさない。俺の索敵能力では、17匹も見つけるのは到底不可能である。やはりロンジェグイダさんは人並外れた力を持っているらしいな。
実験の結果は予想通りで、17匹中14匹が迷いなく人参に食いついた。
ロンジェグイダさんの話によると、彼らはかなり警戒心が強いはずだが、人の手で育てられた人参を迷いなく食らったということは、それまでに人参を食べたことがあるということ。ならば、村に侵入して人参を掘り返している犯人である可能性は高い。
というわけで、ロンジェグイダさんの指導の下プロツィリャントを捕獲、または追い返すための罠を製作することにした。
しかし二人だけでは手が足りないため、まずは村に戻ってからということになった。
「にしても、こいつらを罠に嵌めるにはどうしたら良いんでしょうかね。飛行能力はあるし、この足の構造からして、地上を走る速度もかなりのものでしょう。牙も鋭いですし、翼を使わずとも垂直な木を登ることができます。こんな完璧な生態を持つ生物は見たことがない」
俺は個人的な研究目的で捕獲した一匹のプロツィリャントを撫でながら、ロンジェグイダさんに質問する。
こいつらの身体の構造は完璧の一言。どうしてこんな風に進化できたのか、今すぐにでも調べたい。
捕獲してみると、プロツィリャントという生物の構造が良くわかった。不可解なように見えて、その実、彼らの身体は哺乳類からそう離れていなかったのだ。
まず、一番目に付くこの骨格。足が二本で翼が一対。これの正体がようやく分かった。
翼のように見えたこの部位は、その実右前足と左後ろ足が変形したものだったのだ。付け根の部分の位置が若干不均一である。親指と思われる部位も、前と後ろの足で逆を向いているのだ。
鳥類は前足の二つを翼に変形させた。しかしそれでは後ろ足の歩幅が狭く、地上でのスピードはとても遅くなってしまう。やはり生物というのは、前足と後ろ足を交互に動かすことでスピードを上げるのだ。霊長類は例外的だが。
その点、このプロツィリャントは理想的な体形をしている。前足と後ろ足が存在し、歩幅も大きい。地上で走るのに最適な形だ。そのうえ翼も付いている。長い尻尾と翼でバランスをとり、樹上でも問題なく生活できるように進化したのだ。
さらに、彼らには鳥類のような嘴はなく、代わりに狼を彷彿とさせる立派な牙が生えていた。このことからも分かる通り、彼らは鳥類からではなく、哺乳類から進化しているのだ。雌個体には乳首も付いていた。
内臓を調べてみないと分からないが、恐らくは体内に子宮が存在するはず。
しかしその内臓がこれまた不思議で、翼を収納するためか、あばら骨の部分が内側にへこんでいるのだ。これでは消化器官や心臓などに悪影響が出る。子宮があるのなら、胎児の生育にも絶対に良くないはず。
そう思っていたら、彼が羽を広げて落ち着いた瞬間、あばら骨が膨らんだのだ。まるで内側の内臓が活力を取り戻したかのように。
詳しくはわからないが、地上で走るときはあばら骨を凹ませ、休む時はこれを元に戻す。そうやって内臓の活動をコントロールしているんだろう。
なんとも完璧な生物だ。こんなもの、自然の進化の中で生まれたとはとても思えない。まさに、誰かが意図的に作り出したかのような生物である。ゆえに、どんな罠が通用するのか、皆目見当もつかない。
「それなんだがなぁ、吾輩も具体的にどんな罠が通用するのかは分からん。だからこそ、吾輩もウチェリトも今まで手を焼いていたのだ。だが、だからといって何もしないわけにもいかん。プロツィリャントは森の生態系を乱す常習犯なのだ」
彼らは繁殖能力こそ低いが、生存能力は異様に高い。以前に起きた旱魃の際も、多くの生物が打撃を受けその数を減らした中、彼等だけはケロッとした表情でいつも通りの生活を送っていたそうだ。
プロツィリャントは旱魃で数を減らすことはなかったが、他の植物、動物は数を減らしている。雑食性の強い彼らは手当たり次第に魔獣を襲い始め、結果この森の生態系のバランスは崩れてしまったのだ。村の作物に手を出し始めたのも、もとを正せばそこが原因である。
旱魃の以前からも、彼らはこの森で好き放題やっている。大型の肉食獣ですら、彼らを捕獲対象にできないのだ。強力な雑食性の魔獣が如何に危険か良くわかる。
しかしやはり、俺にもどうすれば彼らの行動を抑制できるのか分からない。
例えば村により大きな壁を作ったとしても、彼らには飛行能力と垂直の木をも登る登攀能力がある。意味はないだろう。
地上に仕掛け、そこを踏み抜いた瞬間縄が縛られ捕獲する罠。
あれを用いるのも不可能だろう。数匹は捕らえられるだろうが、学習されれば今度は空中から襲ってくるはずだ。
「もういっそのこと、そっちもウチェリトさんに頼めないんですかね。トンビの群れが制空権を握ってくれれば、プロツィリャントも下手に動けないはずですし」
「それは無理だろうな。この森に住むトンビは、多くが昼行性だ。プロツィリャントとは活動時間が異なる。それに、いくら精霊種のトンビであっても、森の地と天を自在に移動できる奴らを捕らえるのは至難の業。何より、プロツィリャントにも若干ながら、精霊の血が混じっているのだ。舐めてかかると手痛い反撃を喰らう」
なるほど。俺の感覚が麻痺していたが、本気で隠れている彼らをこうも簡単に見つけられたのは、ロンジェグイダさんがいたからだ。逆を言えば、彼の協力なくしてプロツィリャントを捕獲するのは難しい。
であればやはり、罠を考え出して村だけでも守る方針の方が現実的か。この森に住むプロツィリャント全てを相手するのは不可能だ。数を減らす、という作戦は使えそうもない。
「じゃあ、村に着いてから改めて考えますか。三人寄れば文殊の知恵、って奴ですよ。二人じゃ思いつかないことも、村人たちと協力すれば意外にあっさり解決するかもしれません。ここを抜けたら、もうすぐ村につくはずですよ」
深い森の中だが、かすかに潮のにおいが漂ってきた。俺の強化された嗅覚ならば、このごくわずかなにおいすら感知できる。そして、これが帰るべき村のにおいであることも、手に取るようにわかった。
歩いて森を抜けると、視界は一気に広がる。森と海辺の境界線がハッキリしているのだ。
見えてくるのは村の畑。それも、恐らくこのプロツィリャントに荒らされたもの。それから、夜盗蛾に食われた水田も見えてきた。俺たちの村だ。
村の外壁付近まで行くと、昨日と同じくウチョニーが出迎えてくれる。隣には賊を閉じ込めた石の牢も見える。
「お帰り、ニー。頼まれてたこと終わらせておいたよ。賊から引き出した情報は……あとにしよっか。その人をお出迎えする方が先かな? あと、その可愛い子も」
「そうしてくれ。この方は精霊種の長、ロンジェグイダさんだ。森の調査を手伝ってくれている。今日は、このプロツィリャントが恐らく畑荒らしの犯人ではないか、というところまで分かったんだ」
俺は個人的な研究用に捕まえてきたプロツィリャントを大いに撫でまわしつつ、ウチョニーにロンジェグイダさんを紹介する。しかし、俺の言葉に真っ先に反応したのは彼女ではなく……。
「な、なんと! 森の大賢者ロンジェグイダ様! 何故貴方のようなお方が、こんな辺鄙な場所に!?」
村長を始めとした村の連中が、地面にキスでもするのではないかというくらい頭を下げ、彼を歓迎したのだ。
プロツィリャントは夜行性で、本来なら日中は木の高いところに隠れている。上手いこと葉の多い場所を探し、気配を完全に消すのだ。魔力も一切外に漏らさない。俺の索敵能力では、17匹も見つけるのは到底不可能である。やはりロンジェグイダさんは人並外れた力を持っているらしいな。
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ロンジェグイダさんの話によると、彼らはかなり警戒心が強いはずだが、人の手で育てられた人参を迷いなく食らったということは、それまでに人参を食べたことがあるということ。ならば、村に侵入して人参を掘り返している犯人である可能性は高い。
というわけで、ロンジェグイダさんの指導の下プロツィリャントを捕獲、または追い返すための罠を製作することにした。
しかし二人だけでは手が足りないため、まずは村に戻ってからということになった。
「にしても、こいつらを罠に嵌めるにはどうしたら良いんでしょうかね。飛行能力はあるし、この足の構造からして、地上を走る速度もかなりのものでしょう。牙も鋭いですし、翼を使わずとも垂直な木を登ることができます。こんな完璧な生態を持つ生物は見たことがない」
俺は個人的な研究目的で捕獲した一匹のプロツィリャントを撫でながら、ロンジェグイダさんに質問する。
こいつらの身体の構造は完璧の一言。どうしてこんな風に進化できたのか、今すぐにでも調べたい。
捕獲してみると、プロツィリャントという生物の構造が良くわかった。不可解なように見えて、その実、彼らの身体は哺乳類からそう離れていなかったのだ。
まず、一番目に付くこの骨格。足が二本で翼が一対。これの正体がようやく分かった。
翼のように見えたこの部位は、その実右前足と左後ろ足が変形したものだったのだ。付け根の部分の位置が若干不均一である。親指と思われる部位も、前と後ろの足で逆を向いているのだ。
鳥類は前足の二つを翼に変形させた。しかしそれでは後ろ足の歩幅が狭く、地上でのスピードはとても遅くなってしまう。やはり生物というのは、前足と後ろ足を交互に動かすことでスピードを上げるのだ。霊長類は例外的だが。
その点、このプロツィリャントは理想的な体形をしている。前足と後ろ足が存在し、歩幅も大きい。地上で走るのに最適な形だ。そのうえ翼も付いている。長い尻尾と翼でバランスをとり、樹上でも問題なく生活できるように進化したのだ。
さらに、彼らには鳥類のような嘴はなく、代わりに狼を彷彿とさせる立派な牙が生えていた。このことからも分かる通り、彼らは鳥類からではなく、哺乳類から進化しているのだ。雌個体には乳首も付いていた。
内臓を調べてみないと分からないが、恐らくは体内に子宮が存在するはず。
しかしその内臓がこれまた不思議で、翼を収納するためか、あばら骨の部分が内側にへこんでいるのだ。これでは消化器官や心臓などに悪影響が出る。子宮があるのなら、胎児の生育にも絶対に良くないはず。
そう思っていたら、彼が羽を広げて落ち着いた瞬間、あばら骨が膨らんだのだ。まるで内側の内臓が活力を取り戻したかのように。
詳しくはわからないが、地上で走るときはあばら骨を凹ませ、休む時はこれを元に戻す。そうやって内臓の活動をコントロールしているんだろう。
なんとも完璧な生物だ。こんなもの、自然の進化の中で生まれたとはとても思えない。まさに、誰かが意図的に作り出したかのような生物である。ゆえに、どんな罠が通用するのか、皆目見当もつかない。
「それなんだがなぁ、吾輩も具体的にどんな罠が通用するのかは分からん。だからこそ、吾輩もウチェリトも今まで手を焼いていたのだ。だが、だからといって何もしないわけにもいかん。プロツィリャントは森の生態系を乱す常習犯なのだ」
彼らは繁殖能力こそ低いが、生存能力は異様に高い。以前に起きた旱魃の際も、多くの生物が打撃を受けその数を減らした中、彼等だけはケロッとした表情でいつも通りの生活を送っていたそうだ。
プロツィリャントは旱魃で数を減らすことはなかったが、他の植物、動物は数を減らしている。雑食性の強い彼らは手当たり次第に魔獣を襲い始め、結果この森の生態系のバランスは崩れてしまったのだ。村の作物に手を出し始めたのも、もとを正せばそこが原因である。
旱魃の以前からも、彼らはこの森で好き放題やっている。大型の肉食獣ですら、彼らを捕獲対象にできないのだ。強力な雑食性の魔獣が如何に危険か良くわかる。
しかしやはり、俺にもどうすれば彼らの行動を抑制できるのか分からない。
例えば村により大きな壁を作ったとしても、彼らには飛行能力と垂直の木をも登る登攀能力がある。意味はないだろう。
地上に仕掛け、そこを踏み抜いた瞬間縄が縛られ捕獲する罠。
あれを用いるのも不可能だろう。数匹は捕らえられるだろうが、学習されれば今度は空中から襲ってくるはずだ。
「もういっそのこと、そっちもウチェリトさんに頼めないんですかね。トンビの群れが制空権を握ってくれれば、プロツィリャントも下手に動けないはずですし」
「それは無理だろうな。この森に住むトンビは、多くが昼行性だ。プロツィリャントとは活動時間が異なる。それに、いくら精霊種のトンビであっても、森の地と天を自在に移動できる奴らを捕らえるのは至難の業。何より、プロツィリャントにも若干ながら、精霊の血が混じっているのだ。舐めてかかると手痛い反撃を喰らう」
なるほど。俺の感覚が麻痺していたが、本気で隠れている彼らをこうも簡単に見つけられたのは、ロンジェグイダさんがいたからだ。逆を言えば、彼の協力なくしてプロツィリャントを捕獲するのは難しい。
であればやはり、罠を考え出して村だけでも守る方針の方が現実的か。この森に住むプロツィリャント全てを相手するのは不可能だ。数を減らす、という作戦は使えそうもない。
「じゃあ、村に着いてから改めて考えますか。三人寄れば文殊の知恵、って奴ですよ。二人じゃ思いつかないことも、村人たちと協力すれば意外にあっさり解決するかもしれません。ここを抜けたら、もうすぐ村につくはずですよ」
深い森の中だが、かすかに潮のにおいが漂ってきた。俺の強化された嗅覚ならば、このごくわずかなにおいすら感知できる。そして、これが帰るべき村のにおいであることも、手に取るようにわかった。
歩いて森を抜けると、視界は一気に広がる。森と海辺の境界線がハッキリしているのだ。
見えてくるのは村の畑。それも、恐らくこのプロツィリャントに荒らされたもの。それから、夜盗蛾に食われた水田も見えてきた。俺たちの村だ。
村の外壁付近まで行くと、昨日と同じくウチョニーが出迎えてくれる。隣には賊を閉じ込めた石の牢も見える。
「お帰り、ニー。頼まれてたこと終わらせておいたよ。賊から引き出した情報は……あとにしよっか。その人をお出迎えする方が先かな? あと、その可愛い子も」
「そうしてくれ。この方は精霊種の長、ロンジェグイダさんだ。森の調査を手伝ってくれている。今日は、このプロツィリャントが恐らく畑荒らしの犯人ではないか、というところまで分かったんだ」
俺は個人的な研究用に捕まえてきたプロツィリャントを大いに撫でまわしつつ、ウチョニーにロンジェグイダさんを紹介する。しかし、俺の言葉に真っ先に反応したのは彼女ではなく……。
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