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第二章 アストライア大陸
第四十話 魔法講習
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「まずは簡単な着火魔法から始めてみようか。俺が炎を出すから、これをよく見て、その熱を実際に感じて、魔法を覚えていくんだ」
後日。俺は浜辺に老人衆を集めて、魔法の伝授を始めた。
若い衆はまだ畑仕事だの漁業だのやることがあって、魔法に集中できる時間はとれないそうだ。
彼らの適正魔法は炎系統。習得は早く、威力を向上させるのも簡単。しかしその反面、応用を利かせるのが難しい魔法系統である。
ウチョニーが言うには、人間種が持つ、一般的な魔法系統だそうだ。
俺は自分の指先から小さな炎を出して皆に見せる。そして次に、この熱量を感じさせた。希望する者には、実際に触らせておくと良い。魔法的性質を持つ炎が、普段使っている炎とは若干違うことに気付ければ尚よしだ。
「よし、取り敢えず一周したな。じゃあ次は、実際に魔法を使ってみろ。たぶんあんまり使ってないだろうから勝手が分からないだろうが、まずは胸のあたりの筋肉を意識してみると良い。そして次は指先だ」
俺も人間の身体に詳しいわけじゃないが、アストライア族の解剖学では、人間の魔法は魂臓と手が深く関わっているそうだ。
普通の生物は、身体のどの部分からも魔法を行使できる訳じゃない。基本的には、手や足と言った部分からしか、魔法を扱えないのだ。
というよりむしろ、手や足が魔法を使えるように進化した、とも言えるな。
身体の末端部分には、魔法細胞と呼ばれる物が多く存在する。これに、己の属性に適した魔力を流すことでエネルギーに変換、魔法を行使しているわけだな。
一応魔法細胞は身体の全ての部位に存在するが、魔法と呼べるほどのパワーを出すにはやはり手や足でないといけない。
タイタンロブスターの場合は、脱皮の効力によってこの細胞を増やし、体中から魔法を放つことも出来るようになる。
魔法を使うのは筋肉を使うのと一緒で、本来なら誰しもが生まれたときに出来るはず。
しかし現実にそうなっていないのは、魔法の歴史が新しいからだろう。まだ本能的に扱えるほど、魔法が身体に定着していないんだ。
それもそのはず。魔力がこの世界に持ち込まれたのは、ここ数千年の話だ。むしろそんな短期間で、魂臓という臓器を生成するまで進化できたのことの方が異常である。まだ、誰に教わるでもなく行使できるような段階ではない。
しかし一度魔法の感覚を知ってしまえば、思い出すかのように行使できるのが魔法だ。俺の魔法を見て、その魔力を感じて、そこにあるはずのない熱量を捉える。これだけで、魔法が自分の中にあるのだと気付けるのだ。
俺は腕の中で寝ているスターダティルの背中を撫でた。
コイツだって、魔法を自ら習得できるような知能はないのだ。しかし、実際に風系統の魔法を行使できている。これこそ、生命の神秘だろう。
しばらくすると、だんだん魔法の片鱗を見せ始める者が出てきた。
まだ炎とは呼べない、ごく小さな火の粉だが、それでも確かに魔法で生み出した熱。立派な炎系魔法である。
一人が成功すると、その度に歓声が上がった。皆、初めて触れる魔法というものに喜んでいるのだ。
俺の幼少期を思い出すな。ひとつの魔法を覚えるごとに、自分がとんでもない存在になっていくのを感じていた。とても懐かしい。
「炎系魔法の出力を上げるのは簡単だ。単純に送り込む魔力を増やせばいい。筋肉に力を入れるのと同じで、指先の魔法細胞に集中するイメージだ。やってみるといい。ちょっと面白いことが起きるぞ」
火の粉を出せるようになった者から、次は出力を向上させる訓練に入る。
炎系統は出力を上げるだけなら簡単で、魔法を覚えたての人間でも簡単に炎を出せるようになる。ま、初日ならガスコンロくらいの火力が関の山だが。普通はな。
突如、出力を上げる訓練を始めたものの中から、とんでもない火力を出すものが現れた。キャンプファイヤーを彷彿とさせるほど天高く燃え上がる炎は、とどまることを知らないといった様子で出力を上げていく。
周囲の人間はこれに慌てすぐさま距離をとった。炎を扱うと聞いて、やはりみんなそれなりに心構えをしてきたのだろう。対応が早い。
件の老人も、この炎を止めようと魔力を抑え始めた。これはいかん。
「オイオイやめんな、むしろもっとだ。お前はもっと火力を出せる。どんどん魔力を送り込んでいくと、その内気持ちよくなってくるぞ。ホラ、これはお前が出した炎だ。これを見ていると、なんだか気持ちが高ぶってこないか?」
俺にそう言われ、老人は炎の出力をさらに上げる。
屋内なら危険なことこの上ないが、ここは青空の下。可燃物なんて何もない浜辺だ。もっと自由に炎を扱っていい。
しかし思った通りだ。これはウチョニーの研究だが、魔法細胞というのは魔法を使ったことがなくても、身体の成長と同時にある程度鍛えられるものだそうだ。何故そうなるのかは、未だに研究途中だが。
そして魔法細胞は、筋肉の老化よりも遥かに遅いペースで弱体化する。
幼い子どもに魔法を教えるのなら、恐らくガスコンロ程度の炎が限界だろう。
しかし老人は、この魔法細胞が成長している。初めて魔法に触れ、己の限界がどこにあるのか分からない状態だ。
であれば、魔法細胞をとことん虐めぬいて限界を見出すのが先。
恐らくあの老人は、つまっていたパイプに水を通すような心地よさを味わっているに違いない。今まで使われることのなかった魔法細胞に、これでもかというほど魔力を注いでいるのだ。
数十秒後、老人は疲れてしまったのか、浜辺に座り込んだ。どうやら魔力が限界のようだな。それと、手を震わせている。魔法細胞も、疲弊しているようだ。
魔法細胞は年齢とともに成長するが、魂臓は魔力を生成する器官であり、普段魔力を使わなければ当然成長しなくなる。この老人は、使える魔法の威力に対して、魂臓で生成し、体内に蓄積していた魔力の量が少なすぎたのだ。
「最終的な威力は家屋半焼ってところか。初日にしちゃ充分だ。ただ、魔力の少なさがネックだな。老人だとこれから改善できるかは分からないし。……まあいい。みんな、彼を見習ってジャンジャン魔法を使ってくれ。とにかく今日は、自分の魔法の限界を知ること!」
俺の言葉に応え、皆が魔法を放ち始める。最終的な威力は個人差があるが、やはり幼い子どもであれば不可能な火力を発揮している。魔術師としてはかなりのレベルだ。アストライアの戦士には遠く及ばないが。
しかし、彼らにこのまま魔法を教えていて意味があるのだろうか。
魂臓や魔力を保存する細胞は、言わずもがな人体の一部だ。老人であれば、それだけ鍛えるのが難しくなる。現時点で数十秒しか持たない魔法なら、持続性には期待できなそうだ。
次々と地面に座り込み、楽しそうに談笑を始める老人たちを見て思う。彼らに、俺の最新の魔法を扱えるようになるほどの伸びしろが、果たして残されているのだろうか。
正直なところ、老人衆ではなく、やはり若い衆を鍛える方がいいのではないかと思う。
「でもま、村人が魔法を使えることが分かっただけ収穫か。ちょっと教えるだけでこれなら、その内もっと魔術師が溢れる村になる。みんな楽しそうだし、魔法ってのは生活を豊かにしてくれる道具だ。教えて損、ということはないだろうな」
彼らにはこれから、村を防衛する罠の作成をしてもらう。ひっつき爆弾よりは簡単な仕組みのものを、新しく開発済みだ。
ってか、ムドラストが魔改造したひっつき爆弾はいろんな属性が混じってて、とても人間が作り出せるような代物じゃなかった。
とにかくこの村は彼らのもの。彼らが自分の力で守れるようになるまで、俺は付き合ってやるつもりだ。
後日。俺は浜辺に老人衆を集めて、魔法の伝授を始めた。
若い衆はまだ畑仕事だの漁業だのやることがあって、魔法に集中できる時間はとれないそうだ。
彼らの適正魔法は炎系統。習得は早く、威力を向上させるのも簡単。しかしその反面、応用を利かせるのが難しい魔法系統である。
ウチョニーが言うには、人間種が持つ、一般的な魔法系統だそうだ。
俺は自分の指先から小さな炎を出して皆に見せる。そして次に、この熱量を感じさせた。希望する者には、実際に触らせておくと良い。魔法的性質を持つ炎が、普段使っている炎とは若干違うことに気付ければ尚よしだ。
「よし、取り敢えず一周したな。じゃあ次は、実際に魔法を使ってみろ。たぶんあんまり使ってないだろうから勝手が分からないだろうが、まずは胸のあたりの筋肉を意識してみると良い。そして次は指先だ」
俺も人間の身体に詳しいわけじゃないが、アストライア族の解剖学では、人間の魔法は魂臓と手が深く関わっているそうだ。
普通の生物は、身体のどの部分からも魔法を行使できる訳じゃない。基本的には、手や足と言った部分からしか、魔法を扱えないのだ。
というよりむしろ、手や足が魔法を使えるように進化した、とも言えるな。
身体の末端部分には、魔法細胞と呼ばれる物が多く存在する。これに、己の属性に適した魔力を流すことでエネルギーに変換、魔法を行使しているわけだな。
一応魔法細胞は身体の全ての部位に存在するが、魔法と呼べるほどのパワーを出すにはやはり手や足でないといけない。
タイタンロブスターの場合は、脱皮の効力によってこの細胞を増やし、体中から魔法を放つことも出来るようになる。
魔法を使うのは筋肉を使うのと一緒で、本来なら誰しもが生まれたときに出来るはず。
しかし現実にそうなっていないのは、魔法の歴史が新しいからだろう。まだ本能的に扱えるほど、魔法が身体に定着していないんだ。
それもそのはず。魔力がこの世界に持ち込まれたのは、ここ数千年の話だ。むしろそんな短期間で、魂臓という臓器を生成するまで進化できたのことの方が異常である。まだ、誰に教わるでもなく行使できるような段階ではない。
しかし一度魔法の感覚を知ってしまえば、思い出すかのように行使できるのが魔法だ。俺の魔法を見て、その魔力を感じて、そこにあるはずのない熱量を捉える。これだけで、魔法が自分の中にあるのだと気付けるのだ。
俺は腕の中で寝ているスターダティルの背中を撫でた。
コイツだって、魔法を自ら習得できるような知能はないのだ。しかし、実際に風系統の魔法を行使できている。これこそ、生命の神秘だろう。
しばらくすると、だんだん魔法の片鱗を見せ始める者が出てきた。
まだ炎とは呼べない、ごく小さな火の粉だが、それでも確かに魔法で生み出した熱。立派な炎系魔法である。
一人が成功すると、その度に歓声が上がった。皆、初めて触れる魔法というものに喜んでいるのだ。
俺の幼少期を思い出すな。ひとつの魔法を覚えるごとに、自分がとんでもない存在になっていくのを感じていた。とても懐かしい。
「炎系魔法の出力を上げるのは簡単だ。単純に送り込む魔力を増やせばいい。筋肉に力を入れるのと同じで、指先の魔法細胞に集中するイメージだ。やってみるといい。ちょっと面白いことが起きるぞ」
火の粉を出せるようになった者から、次は出力を向上させる訓練に入る。
炎系統は出力を上げるだけなら簡単で、魔法を覚えたての人間でも簡単に炎を出せるようになる。ま、初日ならガスコンロくらいの火力が関の山だが。普通はな。
突如、出力を上げる訓練を始めたものの中から、とんでもない火力を出すものが現れた。キャンプファイヤーを彷彿とさせるほど天高く燃え上がる炎は、とどまることを知らないといった様子で出力を上げていく。
周囲の人間はこれに慌てすぐさま距離をとった。炎を扱うと聞いて、やはりみんなそれなりに心構えをしてきたのだろう。対応が早い。
件の老人も、この炎を止めようと魔力を抑え始めた。これはいかん。
「オイオイやめんな、むしろもっとだ。お前はもっと火力を出せる。どんどん魔力を送り込んでいくと、その内気持ちよくなってくるぞ。ホラ、これはお前が出した炎だ。これを見ていると、なんだか気持ちが高ぶってこないか?」
俺にそう言われ、老人は炎の出力をさらに上げる。
屋内なら危険なことこの上ないが、ここは青空の下。可燃物なんて何もない浜辺だ。もっと自由に炎を扱っていい。
しかし思った通りだ。これはウチョニーの研究だが、魔法細胞というのは魔法を使ったことがなくても、身体の成長と同時にある程度鍛えられるものだそうだ。何故そうなるのかは、未だに研究途中だが。
そして魔法細胞は、筋肉の老化よりも遥かに遅いペースで弱体化する。
幼い子どもに魔法を教えるのなら、恐らくガスコンロ程度の炎が限界だろう。
しかし老人は、この魔法細胞が成長している。初めて魔法に触れ、己の限界がどこにあるのか分からない状態だ。
であれば、魔法細胞をとことん虐めぬいて限界を見出すのが先。
恐らくあの老人は、つまっていたパイプに水を通すような心地よさを味わっているに違いない。今まで使われることのなかった魔法細胞に、これでもかというほど魔力を注いでいるのだ。
数十秒後、老人は疲れてしまったのか、浜辺に座り込んだ。どうやら魔力が限界のようだな。それと、手を震わせている。魔法細胞も、疲弊しているようだ。
魔法細胞は年齢とともに成長するが、魂臓は魔力を生成する器官であり、普段魔力を使わなければ当然成長しなくなる。この老人は、使える魔法の威力に対して、魂臓で生成し、体内に蓄積していた魔力の量が少なすぎたのだ。
「最終的な威力は家屋半焼ってところか。初日にしちゃ充分だ。ただ、魔力の少なさがネックだな。老人だとこれから改善できるかは分からないし。……まあいい。みんな、彼を見習ってジャンジャン魔法を使ってくれ。とにかく今日は、自分の魔法の限界を知ること!」
俺の言葉に応え、皆が魔法を放ち始める。最終的な威力は個人差があるが、やはり幼い子どもであれば不可能な火力を発揮している。魔術師としてはかなりのレベルだ。アストライアの戦士には遠く及ばないが。
しかし、彼らにこのまま魔法を教えていて意味があるのだろうか。
魂臓や魔力を保存する細胞は、言わずもがな人体の一部だ。老人であれば、それだけ鍛えるのが難しくなる。現時点で数十秒しか持たない魔法なら、持続性には期待できなそうだ。
次々と地面に座り込み、楽しそうに談笑を始める老人たちを見て思う。彼らに、俺の最新の魔法を扱えるようになるほどの伸びしろが、果たして残されているのだろうか。
正直なところ、老人衆ではなく、やはり若い衆を鍛える方がいいのではないかと思う。
「でもま、村人が魔法を使えることが分かっただけ収穫か。ちょっと教えるだけでこれなら、その内もっと魔術師が溢れる村になる。みんな楽しそうだし、魔法ってのは生活を豊かにしてくれる道具だ。教えて損、ということはないだろうな」
彼らにはこれから、村を防衛する罠の作成をしてもらう。ひっつき爆弾よりは簡単な仕組みのものを、新しく開発済みだ。
ってか、ムドラストが魔改造したひっつき爆弾はいろんな属性が混じってて、とても人間が作り出せるような代物じゃなかった。
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