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第二章 アストライア大陸
第五十三話 魔法生物学!
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「はい、取り敢えず翼の筋肉と、こっちは魂臓。あと前足と、これは口内の皮をひっぺがしたものだよ。戦闘中見てて思ったけど、やっぱり竜種って翼に魔法細胞が多いと思うんだよね。あからさまに翼から魔法を放ってたし!」
「ありがとうウチョニー。ちょうど俺もそう思っていたところなんだ。多分、獣龍ズェストルの強さは、この翼に起因しているんだろう。あ、それと、骨も剥がしておいてくれるかな。俺の仮説だと、魔法細胞は骨髄から発生しているんだ」
「おっけ~。他のは全部ご飯にしても大丈夫かな? ニーの研究だと、内臓はあんまり関係ない感じだったよね。アタシの方も内臓は重要視してないし、何よりロンジェグイダさんから聞いたんだ~。ズェストルの内臓は食べれるところが多いんだって!」
「それは良いな。よし、内臓と腹の肉は全部食用にしちゃってくれ。他の精霊種と同じく、腹の周辺は魔法細胞が少ないはずだからな」
ウチョニーから様々な部位の筋肉を受け取り、次の指示を出す。食事のこととなると、ボンスタたちも口を出せるから、彼等にも解体を手伝わせよう。
あいや、ボンスタは俺の方にしようかな。金属器具の使い勝手を説明しておきたい。
「ニーズベステニーさんは面白い研究をしているんですね。この肉が、強さに関わっているんですか? 俺にはとても想像が付きませんよ。いったいどういう理論なんです?」
「……難しいことを聞いてくるな。アストライア族で研究されている魔法理論を一から説明するとなると、一ヶ月やそこらでは足りないんだが。まあ端折って言えば、生物の体内には魔法細胞というものがあってな、これが魔法を起こしている本体なんだ。これは、生物によって数も違うし、性質も若干異なる。そこで、絶対強者であるズェストルの魔法細胞を研究すれば、何か見つけられるんじゃないかという話だ」
「なるほど、半分くらいは分かりましたよ。でも、そんなの調べてどうするんですか? ニーズベステニーさんと獣龍じゃ生物として根本的に違う。身体の作りだって違うんですから、そんなこと調べても……! もしかしてアレですか? この間ウチョニーさんに魂臓を調べさせて、気付いたらウチョニーさんが人間の姿になってた! まさか、ニーズベステニーさんもああいうこと出来ちゃうんですか!」
本当に聡い男だ。今の話から、どう転んだらウチョニーの手術に結びつくのか。
しかし言っていることは正しい。まさにあの手術と同じく、ズェストルの特殊な魔法細胞を移植だの複製だのして強くなろうというお話なのだ。
「大当たりだボンスタ。お前はもしかしたら、暗殺者なんかよりも研究者の方が向いているかもしれないな。いっそのこと、俺の技術の全てをお前に教えてやろうか? 手先の器用なお前なら、ともすれな俺でも辿り着いていない新発明が出来るかもしれない」
「そいつぁ大袈裟ですよ。でも、興味はあります。ひとまずこの実験を一緒に見守らせてもらえますか? 最強生物の体内なんて、見る機会はほとんどないですからね!」
一歩引いているが、ボンスタも興味津々の様子だ。随分興奮している。
分かるぞボンスタ。生き物の中身を見るのって、結構面白いよな。グロとかじゃなく、細胞とかを見たりその活動を観察したり。生物の中には未知が詰まっている。
「まずはナイフの扱い方からだな。これは今後の戦闘にも役立つから、よく見ておけ」
注意を促し、俺は肉を薄く切っていく。これは翼の筋肉だ。おそらく、体内で最も魔法細胞の多い場所とされている。ここからならば、良質なサンプルが回収できるはずだ。
「おお! 石包丁なんかよりもずっと刃が通りますね! こんなに滑らかに肉を切断できるなんて! 今後の戦闘にも役立つというのはつまり、今使っている武器よりも攻撃性が高いということですか」
「そうだ。金属は叩けば薄くなり、その上頑丈だ。ちょっとやそっとでは壊れない。熱を通せば加工も容易く、非常に多彩な武器を作り出せる。入手は少々手間だが、それをするだけの価値が金属にはある。とりわけ、鉄は最も重要な金属だ」
言いながら翼の筋肉を皿に乗せ、今度は前足、次は口内という風に肉をスライスしていく。それぞれ、獣龍が魔法を放つ際に動かしていた部位だ。これらにも、魔法細胞が大量に存在すると考えられる。
「そしたら今度は、皿に移した肉を観察するぞ。ここからは、見ているだけのお前には良くわからないだろうが……まあ何をしているかは説明してやる。これから、この筋肉に含まれている魔法細胞を観察するんだ」
俺は身体強化で視力を大幅に強化し、まずは翼の筋肉を注視する。
通常、生物の肉眼では細胞ほども小さな物体を観察できないものだが、魔法で視力を強化すれば充分に可能だ。
「肉を見つめていますけど、これはいったい何をしているんですか? というか、俺には何も見えないんですが」
「魔法細胞の数を数えている。普通の人間に見えないのは当然だ。人間の細胞はせいぜい10マイクロメートル前後。この獣龍であっても、50マイクロメートル程度だ。対して人間が肉眼で見える大きさは100マイクロメートル以上の物体。1ミリの十分の一だ。人間に細胞は見えなくて当然ということだな」
「な、なるほど。ですがニーズベステニーさんには見えている。それはつまり、視力を強化すれば、その細胞という奴を観察できるわけですね。目だけを重点的に強める身体強化なんて聞いたこともないですが……」
ボンスタもこの学問が大分わかってきたようだな。そうだ、この世界での生物学は、まず視力を強化する魔法を手に入れなければ話にならない。
ボンスタと会話しつつ、俺は俺で記録をとっていく。まだ紙なんてものは出回っていないから、木の皮を薄くしたものに筆で記しているわけだが。
「ふむ、なるほどな。予想通り、翼部分の魔法細胞は突出して多い。しかし、他の部位の魔法細胞も決して少ないわけではないな。タイタンロブスターや人間に比べれば、獣龍ズェストルのそれは異様なほどに多いと言える。だがこれでは、魔法の出力と回転スピードに、魂臓の働きが追いつかないはず……」
このズェストルという生物、身体のあらゆる部位の魔法細胞が、他の生物に比べて五倍以上も多い。これは明らかに異常な数値だ。
対して魂臓の大きさは、身体の大きさとの割合を導き出すと、タイタンロブスターとさほど変わらない。
「取り敢えず考えられるのは二つ。一つは、魂臓の内部に俺たちとは異なる構造を持っている可能性。これほどの出力を支える量の魔力を生成できる器官が存在するかもしれない。そしてもう一つは、この魔法細胞。何らかの方法で、出力に対して必要な魔力の量を節約できるのかもしれない。ひとまず、この二つを重点的に調べようか」
少し専門的な分野に入ったせいか、ボンスタはもう話に付いてこれていない。まあ、そもそも魔法理論も生物学も説明していないのだから、当然と言えば当然だろう。
彼を置き去りにして、俺は実験を進めていく。
大皿の上に風系の魔力を数滴たらし、魔法細胞の一部を近づけた。風系の魔法は獣龍ズェストルを代表する魔法だ。何らかの反応を示すはずである。
魔法細胞は吸い付くように魔力を吸収し、直後小さな風を生み出した。何の指向性もない、死んだ魔獣の魔法である。
「出力はタイタンロブスターの細胞よりも強く、効果時間はそれと同程度。これで分かった。確実に、この魔法細胞には魔力を節約する何らかの器官が存在する。それを俺に移植できれば、魔力効率は跳ね上がるはずだ。これは、研究がはかどるな……!」
「ありがとうウチョニー。ちょうど俺もそう思っていたところなんだ。多分、獣龍ズェストルの強さは、この翼に起因しているんだろう。あ、それと、骨も剥がしておいてくれるかな。俺の仮説だと、魔法細胞は骨髄から発生しているんだ」
「おっけ~。他のは全部ご飯にしても大丈夫かな? ニーの研究だと、内臓はあんまり関係ない感じだったよね。アタシの方も内臓は重要視してないし、何よりロンジェグイダさんから聞いたんだ~。ズェストルの内臓は食べれるところが多いんだって!」
「それは良いな。よし、内臓と腹の肉は全部食用にしちゃってくれ。他の精霊種と同じく、腹の周辺は魔法細胞が少ないはずだからな」
ウチョニーから様々な部位の筋肉を受け取り、次の指示を出す。食事のこととなると、ボンスタたちも口を出せるから、彼等にも解体を手伝わせよう。
あいや、ボンスタは俺の方にしようかな。金属器具の使い勝手を説明しておきたい。
「ニーズベステニーさんは面白い研究をしているんですね。この肉が、強さに関わっているんですか? 俺にはとても想像が付きませんよ。いったいどういう理論なんです?」
「……難しいことを聞いてくるな。アストライア族で研究されている魔法理論を一から説明するとなると、一ヶ月やそこらでは足りないんだが。まあ端折って言えば、生物の体内には魔法細胞というものがあってな、これが魔法を起こしている本体なんだ。これは、生物によって数も違うし、性質も若干異なる。そこで、絶対強者であるズェストルの魔法細胞を研究すれば、何か見つけられるんじゃないかという話だ」
「なるほど、半分くらいは分かりましたよ。でも、そんなの調べてどうするんですか? ニーズベステニーさんと獣龍じゃ生物として根本的に違う。身体の作りだって違うんですから、そんなこと調べても……! もしかしてアレですか? この間ウチョニーさんに魂臓を調べさせて、気付いたらウチョニーさんが人間の姿になってた! まさか、ニーズベステニーさんもああいうこと出来ちゃうんですか!」
本当に聡い男だ。今の話から、どう転んだらウチョニーの手術に結びつくのか。
しかし言っていることは正しい。まさにあの手術と同じく、ズェストルの特殊な魔法細胞を移植だの複製だのして強くなろうというお話なのだ。
「大当たりだボンスタ。お前はもしかしたら、暗殺者なんかよりも研究者の方が向いているかもしれないな。いっそのこと、俺の技術の全てをお前に教えてやろうか? 手先の器用なお前なら、ともすれな俺でも辿り着いていない新発明が出来るかもしれない」
「そいつぁ大袈裟ですよ。でも、興味はあります。ひとまずこの実験を一緒に見守らせてもらえますか? 最強生物の体内なんて、見る機会はほとんどないですからね!」
一歩引いているが、ボンスタも興味津々の様子だ。随分興奮している。
分かるぞボンスタ。生き物の中身を見るのって、結構面白いよな。グロとかじゃなく、細胞とかを見たりその活動を観察したり。生物の中には未知が詰まっている。
「まずはナイフの扱い方からだな。これは今後の戦闘にも役立つから、よく見ておけ」
注意を促し、俺は肉を薄く切っていく。これは翼の筋肉だ。おそらく、体内で最も魔法細胞の多い場所とされている。ここからならば、良質なサンプルが回収できるはずだ。
「おお! 石包丁なんかよりもずっと刃が通りますね! こんなに滑らかに肉を切断できるなんて! 今後の戦闘にも役立つというのはつまり、今使っている武器よりも攻撃性が高いということですか」
「そうだ。金属は叩けば薄くなり、その上頑丈だ。ちょっとやそっとでは壊れない。熱を通せば加工も容易く、非常に多彩な武器を作り出せる。入手は少々手間だが、それをするだけの価値が金属にはある。とりわけ、鉄は最も重要な金属だ」
言いながら翼の筋肉を皿に乗せ、今度は前足、次は口内という風に肉をスライスしていく。それぞれ、獣龍が魔法を放つ際に動かしていた部位だ。これらにも、魔法細胞が大量に存在すると考えられる。
「そしたら今度は、皿に移した肉を観察するぞ。ここからは、見ているだけのお前には良くわからないだろうが……まあ何をしているかは説明してやる。これから、この筋肉に含まれている魔法細胞を観察するんだ」
俺は身体強化で視力を大幅に強化し、まずは翼の筋肉を注視する。
通常、生物の肉眼では細胞ほども小さな物体を観察できないものだが、魔法で視力を強化すれば充分に可能だ。
「肉を見つめていますけど、これはいったい何をしているんですか? というか、俺には何も見えないんですが」
「魔法細胞の数を数えている。普通の人間に見えないのは当然だ。人間の細胞はせいぜい10マイクロメートル前後。この獣龍であっても、50マイクロメートル程度だ。対して人間が肉眼で見える大きさは100マイクロメートル以上の物体。1ミリの十分の一だ。人間に細胞は見えなくて当然ということだな」
「な、なるほど。ですがニーズベステニーさんには見えている。それはつまり、視力を強化すれば、その細胞という奴を観察できるわけですね。目だけを重点的に強める身体強化なんて聞いたこともないですが……」
ボンスタもこの学問が大分わかってきたようだな。そうだ、この世界での生物学は、まず視力を強化する魔法を手に入れなければ話にならない。
ボンスタと会話しつつ、俺は俺で記録をとっていく。まだ紙なんてものは出回っていないから、木の皮を薄くしたものに筆で記しているわけだが。
「ふむ、なるほどな。予想通り、翼部分の魔法細胞は突出して多い。しかし、他の部位の魔法細胞も決して少ないわけではないな。タイタンロブスターや人間に比べれば、獣龍ズェストルのそれは異様なほどに多いと言える。だがこれでは、魔法の出力と回転スピードに、魂臓の働きが追いつかないはず……」
このズェストルという生物、身体のあらゆる部位の魔法細胞が、他の生物に比べて五倍以上も多い。これは明らかに異常な数値だ。
対して魂臓の大きさは、身体の大きさとの割合を導き出すと、タイタンロブスターとさほど変わらない。
「取り敢えず考えられるのは二つ。一つは、魂臓の内部に俺たちとは異なる構造を持っている可能性。これほどの出力を支える量の魔力を生成できる器官が存在するかもしれない。そしてもう一つは、この魔法細胞。何らかの方法で、出力に対して必要な魔力の量を節約できるのかもしれない。ひとまず、この二つを重点的に調べようか」
少し専門的な分野に入ったせいか、ボンスタはもう話に付いてこれていない。まあ、そもそも魔法理論も生物学も説明していないのだから、当然と言えば当然だろう。
彼を置き去りにして、俺は実験を進めていく。
大皿の上に風系の魔力を数滴たらし、魔法細胞の一部を近づけた。風系の魔法は獣龍ズェストルを代表する魔法だ。何らかの反応を示すはずである。
魔法細胞は吸い付くように魔力を吸収し、直後小さな風を生み出した。何の指向性もない、死んだ魔獣の魔法である。
「出力はタイタンロブスターの細胞よりも強く、効果時間はそれと同程度。これで分かった。確実に、この魔法細胞には魔力を節約する何らかの器官が存在する。それを俺に移植できれば、魔力効率は跳ね上がるはずだ。これは、研究がはかどるな……!」
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