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第二章 アストライア大陸
第六十九話 水中最強
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ドゥフは強い、異常なほどに。ドゥフは頑丈だ、並び立つものがいないほどに。
しかしそれは、得意な盤面を用意している場合に限る。この水中では、俺たちタイタンロブスターは奴相手に圧倒的有利に立ち回ることが可能だ。
素早い水の刃を放つドゥフだが、その攻撃の悉くをアーキダハラが消滅させていく。
当たれば即死もあり得る魔法に、彼は勇気と信念でもって突撃し、そして真正面から受け止め続けているのだ。あれほど格好のいい男を、俺は知らない。
対して俺は、奴に何かダメージを与えられないかと魔法を練る。殺傷を目的とするのならばやはり吸魔の魔法が一番良いだろうが、それ以外にも奴を警戒させる何かが必要だ。現状、ドゥフに対して有効な攻撃を持っているのはアーキダハラだけであり、それゆえ奴は俺になど見向きもせずアーキダハラに攻撃を続けている。
だが、俺が持つ魔法の中に、魔法で構成された生物にダメージを与えられるものは存在しない。特にドゥフのような、決まった形の存在しない精霊に対しては、俺の魔法は致命的に相性が悪かった。
ならばどうやって奴に俺を警戒させるべきか。ひとつ単純なことを言うのならば、奴の攻撃を阻害するのが良いだろう。ダメージを与えられずとも、攻撃を邪魔されれば奴も俺を見るはずだ。
幸いにも、俺の最も得意とする魔法は奴と同じ水系魔法だ。それも、この海域にはあらかじめちょっとした細工を仕込んでいる。
「アーキダハラ、作戦通り今から10秒間魔法攻撃にチェンジだ。その間は俺が持つ!」
アーキダハラは俺にアイコンタクトを送り、言葉の通り攻撃に転向する。
空間系魔法で一瞬にしてドゥフの背後に回り、得意の空間切断を喰らわせようというのだ。ダメージにはならないが、奴の形を崩すことができる。
しかしアーキダハラの情報にもあったように、ドゥフはやはり達人だ。
目線なのか、身体の動きなのか、いったいどこからそれを感知したのかは分からないが、ドゥフはアーキダハラが転移するよりも先に拳を振っていた。
アーキダハラの空間転移は、言わずもがな目に見えるはずはない。超スピードなどではなく、真にゼロ秒で移動が可能なのだ。ゆえに、未来予知でもできなければこれに対抗することはできない。速度の限界を突破しているのだ。
だが、どうやらドゥフにはそれに近しいことが出来るようだ。その理屈はまったくわからない。だが、事実ドゥフはアーキダハラの動きに反応できている。
このままではアーキダハラの顔面が潰される。そんなところまで奴の拳が接近した瞬間、不自然にドゥフの右腕が切断された。まだアーキダハラの空間切断は届いていない。けれどドゥフの拳は、もうアーキダハラを貫くことは出来なかった。
そして即座に、アーキダハラは無防備の背中に向けて空間切断を放つ。
ドゥフの上体と下体が真っ二つに分かれ、そのまま海を漂ったのだ。さしものドゥフも、これには驚愕の表情を隠せていない。
「いったい、どういうことだ! 何故俺の腕が切断されたのだ!」
あまりに予想外の事態だったのか、ドゥフは激昂しやたらめったらに魔法を放つ。
精霊というのは理不尽なもので、全身の何処からでも魔法を行使することが可能なのだ。身の危険を感じると、全身から一斉に魔法を放ち外敵を排除する。
しかし、この水系魔法の悉くさえも、ドゥフの腕と同じように消滅していく。
今度もまた、アーキダハラの魔法ではない。彼は再度攻撃を狙い、少し離れたところからドゥフの攻撃が止むのを待っていた。
「この魔力、この気配……。まさか、貴様ニーズベステニー、何かやっているな!? この海域に何をしたのだ! 精霊同士の戦いに魔獣ごときが水をさしおって、絶対に許さんぞ! 貴様はアーキダハラを殺してからにと思っていたが、それは止めだ! 貴様から殺してくれる!」
……思った以上に、ドゥフは激昂してくれていた。よほど、精霊同士の戦いを神聖視していたのだろう。彼にとって、アーキダハラとの闘争は他にないものだったのだ。
だが、その感覚は俺には分からない。奴はまだ、自分が個人であるとでも思っているんだろう。実際はまったく違う。奴は一国の主であり、この戦いは小規模ではあるが、戦争の一部なのだ。その中に、決闘のような形式は必要ない。ただ敵を殺すのみだ。
ドゥフは次々に魔法を放ってくる。水の刃、弾丸、圧力の壁など実に多彩な魔法を用いているが、そのどれもが俺に近づくことさえできなかった。ドゥフの肉体から離れた瞬間、その魔法は消滅していくのだ。
そしてその隙に、アーキダハラが再び転移し今度は頭部を切断する。
魔法に集中していて身体を戻すことすら億劫にしていたドゥフは、もう上半身から頭さえも外れてしまった。生首から魔法を放つその姿は、異様そのものである。
「……ちょっとかわいそうだから、答え合わせをしてやるよ。俺の体液さ。この海域には、一日掛けて俺の体液を充満させておいた。その全てに、俺が所有権を持つ魔力が含まれている。流石のお前も、これを覆すことはできないだろう」
魔力というのはもちろん筋肉や内臓に蓄積されていくが、体液にも当然含まれているのだ。そして、体液は筋肉などとは違い治癒魔法で作り出すことが容易である。ゆえに、たった一日でこの海域を操るのに充分な割合を分泌することができた。
これを手伝ってもらいたいがために、わざわざ逸れたメルビレイを探しに行ったのだ。メルビレイの圧力砲は、効率よく体液を出すことができる。今の俺にとってメルビレイとは、単体ならばその程度の存在である。
「前の戦闘ではお前から水の制御権を完全に奪うことはできなかったが、この海域なら俺の方が制御権が上だ。お前が操れる海水は、この場には一ミリリットルだって存在しないのさ! そして、淡水の魔法的比重は海水に劣る!」
そう、海の魔獣が大河や湖の魔獣よりも強いのは、まさにこのためである。
魔法で生み出す淡水は、魔法で生み出す海水に貫かれる。生息域が違えば当然魔法の性質も変わるものだが、これがあるために海の魔獣は強いのだ。
そして、水の精霊ヴァダパーダ=ドゥフは淡水を操る。海で、それも俺の魔力が充満するこの海域でならば、奴の魔法も目に見えて弱体化するのだ。
「周囲にある水を利用するのと、魔法で水を作り出しそれを利用するのとでは訳が違う。なるほど、俺は貴様ら相手に魔力を節約しようとしていたから、逆にそこを突かれて辛酸をなめたのか。ならば、もう出し惜しみなどせんぞ!」
状況の不利など無視して、ドゥフは魔法を練る。一から魔法で水を作り出し、それを撃ちだそうというのだ。
「喰らえタイタンロブスター。水の精霊が水中系最強ということを見せつけてやる。マディストリームッ!!」
ドゥフから放たれる超強力な水圧の嵐。それは俺の魔法で弱体化していようとも、なお無類の強さを発揮するものであった。水中で見ると、メルビレイの圧力砲などとは比べ物にならない重圧である。
「ゲートッ!」
俺は即座にゲートを生み出し、奴の攻撃を別の場所へと移動させていく。この魔法はどれほど強力な魔法であっても関係なく防げるため、非常に重宝している。しかしその分、消耗はすさまじく多い。元々俺は空間系の魔力の割合が少ないが、それが既に尽きようとしていた。アーキダハラも、連続では転移できない様子である。
「……おっまたせ~ッ! 一仕事終わらせてきたよ~!」
突如、ドゥフから放たれていた水流の嵐が消滅する。瞬間移動と見紛うほどのスピードでドゥフの顔面を殴り飛ばした、ウチョニーの乱入によって。
しかしそれは、得意な盤面を用意している場合に限る。この水中では、俺たちタイタンロブスターは奴相手に圧倒的有利に立ち回ることが可能だ。
素早い水の刃を放つドゥフだが、その攻撃の悉くをアーキダハラが消滅させていく。
当たれば即死もあり得る魔法に、彼は勇気と信念でもって突撃し、そして真正面から受け止め続けているのだ。あれほど格好のいい男を、俺は知らない。
対して俺は、奴に何かダメージを与えられないかと魔法を練る。殺傷を目的とするのならばやはり吸魔の魔法が一番良いだろうが、それ以外にも奴を警戒させる何かが必要だ。現状、ドゥフに対して有効な攻撃を持っているのはアーキダハラだけであり、それゆえ奴は俺になど見向きもせずアーキダハラに攻撃を続けている。
だが、俺が持つ魔法の中に、魔法で構成された生物にダメージを与えられるものは存在しない。特にドゥフのような、決まった形の存在しない精霊に対しては、俺の魔法は致命的に相性が悪かった。
ならばどうやって奴に俺を警戒させるべきか。ひとつ単純なことを言うのならば、奴の攻撃を阻害するのが良いだろう。ダメージを与えられずとも、攻撃を邪魔されれば奴も俺を見るはずだ。
幸いにも、俺の最も得意とする魔法は奴と同じ水系魔法だ。それも、この海域にはあらかじめちょっとした細工を仕込んでいる。
「アーキダハラ、作戦通り今から10秒間魔法攻撃にチェンジだ。その間は俺が持つ!」
アーキダハラは俺にアイコンタクトを送り、言葉の通り攻撃に転向する。
空間系魔法で一瞬にしてドゥフの背後に回り、得意の空間切断を喰らわせようというのだ。ダメージにはならないが、奴の形を崩すことができる。
しかしアーキダハラの情報にもあったように、ドゥフはやはり達人だ。
目線なのか、身体の動きなのか、いったいどこからそれを感知したのかは分からないが、ドゥフはアーキダハラが転移するよりも先に拳を振っていた。
アーキダハラの空間転移は、言わずもがな目に見えるはずはない。超スピードなどではなく、真にゼロ秒で移動が可能なのだ。ゆえに、未来予知でもできなければこれに対抗することはできない。速度の限界を突破しているのだ。
だが、どうやらドゥフにはそれに近しいことが出来るようだ。その理屈はまったくわからない。だが、事実ドゥフはアーキダハラの動きに反応できている。
このままではアーキダハラの顔面が潰される。そんなところまで奴の拳が接近した瞬間、不自然にドゥフの右腕が切断された。まだアーキダハラの空間切断は届いていない。けれどドゥフの拳は、もうアーキダハラを貫くことは出来なかった。
そして即座に、アーキダハラは無防備の背中に向けて空間切断を放つ。
ドゥフの上体と下体が真っ二つに分かれ、そのまま海を漂ったのだ。さしものドゥフも、これには驚愕の表情を隠せていない。
「いったい、どういうことだ! 何故俺の腕が切断されたのだ!」
あまりに予想外の事態だったのか、ドゥフは激昂しやたらめったらに魔法を放つ。
精霊というのは理不尽なもので、全身の何処からでも魔法を行使することが可能なのだ。身の危険を感じると、全身から一斉に魔法を放ち外敵を排除する。
しかし、この水系魔法の悉くさえも、ドゥフの腕と同じように消滅していく。
今度もまた、アーキダハラの魔法ではない。彼は再度攻撃を狙い、少し離れたところからドゥフの攻撃が止むのを待っていた。
「この魔力、この気配……。まさか、貴様ニーズベステニー、何かやっているな!? この海域に何をしたのだ! 精霊同士の戦いに魔獣ごときが水をさしおって、絶対に許さんぞ! 貴様はアーキダハラを殺してからにと思っていたが、それは止めだ! 貴様から殺してくれる!」
……思った以上に、ドゥフは激昂してくれていた。よほど、精霊同士の戦いを神聖視していたのだろう。彼にとって、アーキダハラとの闘争は他にないものだったのだ。
だが、その感覚は俺には分からない。奴はまだ、自分が個人であるとでも思っているんだろう。実際はまったく違う。奴は一国の主であり、この戦いは小規模ではあるが、戦争の一部なのだ。その中に、決闘のような形式は必要ない。ただ敵を殺すのみだ。
ドゥフは次々に魔法を放ってくる。水の刃、弾丸、圧力の壁など実に多彩な魔法を用いているが、そのどれもが俺に近づくことさえできなかった。ドゥフの肉体から離れた瞬間、その魔法は消滅していくのだ。
そしてその隙に、アーキダハラが再び転移し今度は頭部を切断する。
魔法に集中していて身体を戻すことすら億劫にしていたドゥフは、もう上半身から頭さえも外れてしまった。生首から魔法を放つその姿は、異様そのものである。
「……ちょっとかわいそうだから、答え合わせをしてやるよ。俺の体液さ。この海域には、一日掛けて俺の体液を充満させておいた。その全てに、俺が所有権を持つ魔力が含まれている。流石のお前も、これを覆すことはできないだろう」
魔力というのはもちろん筋肉や内臓に蓄積されていくが、体液にも当然含まれているのだ。そして、体液は筋肉などとは違い治癒魔法で作り出すことが容易である。ゆえに、たった一日でこの海域を操るのに充分な割合を分泌することができた。
これを手伝ってもらいたいがために、わざわざ逸れたメルビレイを探しに行ったのだ。メルビレイの圧力砲は、効率よく体液を出すことができる。今の俺にとってメルビレイとは、単体ならばその程度の存在である。
「前の戦闘ではお前から水の制御権を完全に奪うことはできなかったが、この海域なら俺の方が制御権が上だ。お前が操れる海水は、この場には一ミリリットルだって存在しないのさ! そして、淡水の魔法的比重は海水に劣る!」
そう、海の魔獣が大河や湖の魔獣よりも強いのは、まさにこのためである。
魔法で生み出す淡水は、魔法で生み出す海水に貫かれる。生息域が違えば当然魔法の性質も変わるものだが、これがあるために海の魔獣は強いのだ。
そして、水の精霊ヴァダパーダ=ドゥフは淡水を操る。海で、それも俺の魔力が充満するこの海域でならば、奴の魔法も目に見えて弱体化するのだ。
「周囲にある水を利用するのと、魔法で水を作り出しそれを利用するのとでは訳が違う。なるほど、俺は貴様ら相手に魔力を節約しようとしていたから、逆にそこを突かれて辛酸をなめたのか。ならば、もう出し惜しみなどせんぞ!」
状況の不利など無視して、ドゥフは魔法を練る。一から魔法で水を作り出し、それを撃ちだそうというのだ。
「喰らえタイタンロブスター。水の精霊が水中系最強ということを見せつけてやる。マディストリームッ!!」
ドゥフから放たれる超強力な水圧の嵐。それは俺の魔法で弱体化していようとも、なお無類の強さを発揮するものであった。水中で見ると、メルビレイの圧力砲などとは比べ物にならない重圧である。
「ゲートッ!」
俺は即座にゲートを生み出し、奴の攻撃を別の場所へと移動させていく。この魔法はどれほど強力な魔法であっても関係なく防げるため、非常に重宝している。しかしその分、消耗はすさまじく多い。元々俺は空間系の魔力の割合が少ないが、それが既に尽きようとしていた。アーキダハラも、連続では転移できない様子である。
「……おっまたせ~ッ! 一仕事終わらせてきたよ~!」
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