魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第25章 ブラックに自分から染まっていく

第1447話 わが社は専門家もそろえてございます。

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それから10分後になると…2人の女性が、パルマキア王国の謁見に間に入ってきた。
「…こういう案件で呼ぶのはつらいだわさ。そちらがこの案件の主導者…トップだわさ?」
 政治のことは政治家に聞け。すなわち鳥海を呼びつけ解決を依頼した。
「…これは本気ですか?」
 ついでにエナリシア(柴崎)さんも一緒。財務も頼むところだ。
「この件はそっとしておくつもりだったが…ここは草原が関わる。なら会長案件と判断した。」
「草原?」
「全員そこに座れ、後、おっちゃん、島原も連れて来い。今のこの国の現状を説明する。」

 全員を奥の絨毯の間と呼ばれる全員が床に座るリビングルームに全員が集められ、私が黒板を持ち、その上に…地図を張る。
「その地図は?」
「これが…現在分かっている全世界地図だ。この国の状況はこの国に来る前に調査しておいてある。その時にここが”最貧国”の一個であることもわかっていた。」
「最貧国!」
「王子、少し怒らないでほしい。現状を知らない限り…改革も、方針も定まらない。まずこれが全世界地図だ。この地図を持つ者はダンマスでもごく少数というより私しか持っていない。」
 正確な空撮地図なんて現代でもめったにない地図だからだ。
「まずここが、ザガートン北部、の諸国連合9国のある地域だ。」
 そう言って地図の左上の小さい箇所に丸を付ける。
「…え?」
「この山脈を超えた。このかなり大きい箇所が…ザガートンと呼ばれる国だ。今回鉄が送られてくると言われている国だ。ここと戦争していることに、ここではなっている。だがまあ、小さすぎてというか軍隊を向ける利点がない為に山を越える戦端を開いていないのが事実だ。」
 指で丸を描きザガートン国を囲むその面積は明らかに諸国連合9国よりも領土が大きい。
「結構でかいだわさ。」
「で、ザガートン国は亜人同盟…というダンマス連合が協力している。これが大量の轍を隣国リラシルトとか、こっちの諸国に販売している。といっても隣のリラシルトというもう一個の大国が商売で諸国に密輸するだけで向こうの感覚としては小商いらしい。」
「そんな事に!?」
「それ位ザガートン各地に売ったもののついでだな。だから例の検問所から奥に商売に来ないんだ。行っても利益が薄いと思われているうえにこの〇…ザガートン国の積材を超えるだけで、ゴーレム車で4か月かかる。私の持っている改造車でもう少し短くできるが、これが歩きの行商となると一年以上かかる。ついでの南の巨大な黄色い箇所が…通称”大砂海”。ここは縦だけでも前にタミさんに改めて測定してもらって盾で2か月かかる。横は3国足した程度に広い南北分断の象徴だ。」
「砂の海・・・山の南がこんな事に…。」
「村はあるかもしれんが確認できん。基本人は住めないし、南北を渡る専門の商人はキャラバンと呼ばれ南から衣類を売りに行き、北から食料や鉄を買っていく。この南がザガートン南部。俗称というか現状は数百の国に分かれた国の地図を書こうにも滅びたり盗賊が国家で一旗揚げる為に国の記載ができないエリア。それがザガートン大陸だ。」
「こんなに小さいのですか?我が国は。」
「知らない者も多い。ザガートン国にとっては諸国は狙う価値がないから狙われてないだけの国だ。で、これが…その諸国の地図だ。」
 次に諸国連合の地図を出す。中央の川を基にマス目上の9つの国がある。」
「なんか正方形だわさ。」
「それに近い国境だな。この川が運輸の中心で、私達はこの北部、この位置に国がある。」
 私がわざと、地図にナイフを刺す。ついでに黒板は木の板でもあるので、ナイフは刺さる。
「南に2国。と言うより端だわさ。」
「そう、この立地がまずまずい。連中が訝しがるのは…この立地が陸の孤島だって事が1番だ。」
「はい?」
「この二個下の…平原みたいな国、ここが例のリラシルト商人が物を売って買える出入口だ。ここが鉄の唯一の出入り口で、ここは検問で押さえられ、この国以外は陸地なので、ザガートンとの貿易ができないんだ。」
「そういう事だわさ!」
「きついですね。」
「鉄ってそんな事になっていたのですか!?」
「そう、だから連中は鉄があるということ自体・・・おかしいと思っている。そしてもう一つ、この国と諸国連合がなぜザガートンの関係でも戦争しているか…だが…そこがダンマスと関係がある。」
「そうい事だわさ。一応ここからは有料会員だわさ。アチシ達…マルワール帝国と、千鳥万花に忠誠を誓うなら…交渉して来てやってもいいだわさ。」
 極めポーズでびしっと指さす…鳥海が極めポーズをしている
「…え?」
「どこです?さっきの話に出ませんでしたよね?マルワール帝国。」
 …まあそうなるよな、今までの話のどこにも、マルワール帝国が出てないんだからな。
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