1,512 / 1,528
第26章 休む間に世界が変わる
第1503話 攻めるのが嫌だから懐柔という手が使えない相手もいる。
しおりを挟む
実は急いで旅をする事はないが…タブレット経由コア経由の検察をしつつ。位置の確定。あとは戦力の確認をコンちゃんに依頼して…そのまま私達は旅を繰り返すことになった。急げば黒川に察知されるし…大きなことが分かっても…それ自体はずっと続いてきた事態だ。
「けどそう言えば…。」
「なに?」
メイド服を着ているとはいえポアンはいつも通りだった。
「大森林から攻勢を受けているとは聞いている。それがあってホワルカナン国は…下手な万里の長城より大きい壁を作ってその上その上に都市を配置して…大森林と区別しているのだ。侵攻があるという事は…向こうは気が付いていないか…いるのかわからんが…例の三つのダンマス側は攻撃の意志があるという事だ。」
「攻撃する…てことですか?」
「大方無自覚の侵攻って奴だ。自分達には命令に従うように書いておいたモンスターをスポナーで大量にばらまき国家を形成させ…大方ダンジョンのある地域に大量に住まわせる…そうする事でDPを稼ぎつつ進行のすきを窺っていたという事だ。」
「でもどうするんです?」
「今のところ接触もする気はない。」
「何でです?」
「そうだな、そういう変にいこじな連中は考え方も固くて…偏見に満ちている。人間やダンマスには悲しいかな言語が通じてるようで通じてないような…壊れた連中もいるのだよ。」
クレーマーなんかがそうだ。会う言う連中は何か見つけては攻撃し、悦に浸る。攻撃したいだけで、しかも無自覚な事が多いから…説得なんて聞かなくなっている。だからこそ…聞くだけの苦情係が欲しくなるんだ。ただ、そうとは限らないし…戦争にはまだ3人のダンマスがいるというだけで…
「そう言えばその情報をパンダ同好会でしたっけ?連中に渡さないんです?」
「それはないな…むしろ私達は連中が弱まってくれる方が嬉しい。かといって連中を取り込む気にはなれん。」
「意味が分からないよ?」
「連中を取り込むと彼らの過去もこっちが肯定したことになる。連中がパンダと敵対した過去だ。それを容認したとなれば、当然パンダと話がこじれる。最悪こっちが謝罪の上にこっちに極めて不利となる。だから仲間に取り込むことは出来ない。かといってこっちが滅ぼすというのはそれはそれで…連中の警戒網に穴をあけ、大森林の中層まで行かれて…領地を広げられ、こっちが攻められる可能性を引き上げる。緩衝地帯として機能している大森林は我々からしたらこのままの方が楽なんだ。」
「都合がいいって事?」
「そうだ。あと10のダンマスが独立している…中層も勢力的には魔王軍はおろか…黒川たちにも…スキュラにも負ける程度だとみてる。」
「あれ?それが比較対象ってどうなんですか?」
「言っちゃあ悪いが、ドランはそれ等より…ダンジョン全体の戦力は上だぞ。魔王軍は違うが…スキュラ全体とドランのダンジョンひとつが戦ったら…ドランが勝つ公算が高い。この強さに重きを置き…ドラゴンが連携できる知性があり…属性的欠点も薄い。魔人もよっぽど鍛えない限り…ドラゴンには勝てん。種族的にな。かといってこっちの資金力としたたかさを持つドランは地味に厄介だ。敵で会えば優先的に倒すべきターゲットだ。それ位の強さはある。」
「会長より?」
「会長は会長できついが…ドランほどの立ち回りの美味さと清濁併せ持つ覚悟がない。ああ見えて…前に魔王バトルの映像見せただろ?それにわがダンジョンに来た時の映像も。」
「そうですね、ステータスで上なオウルさんとか…あしらってましたもんね。」
「そうだ。あれこそドランの強さだ。だからこそ、もう少し落ち着いて欲しいが…。」
「そこは仕方ないですよ。動画でしたっけ、映像の作成者でしょ。」
「そうだ。ネタを求めて東西を回る。そういう性分だ。だから…まあこっちはゆっくり待つさ。」
「そうですね。」
「けどそう言えば…。」
「なに?」
メイド服を着ているとはいえポアンはいつも通りだった。
「大森林から攻勢を受けているとは聞いている。それがあってホワルカナン国は…下手な万里の長城より大きい壁を作ってその上その上に都市を配置して…大森林と区別しているのだ。侵攻があるという事は…向こうは気が付いていないか…いるのかわからんが…例の三つのダンマス側は攻撃の意志があるという事だ。」
「攻撃する…てことですか?」
「大方無自覚の侵攻って奴だ。自分達には命令に従うように書いておいたモンスターをスポナーで大量にばらまき国家を形成させ…大方ダンジョンのある地域に大量に住まわせる…そうする事でDPを稼ぎつつ進行のすきを窺っていたという事だ。」
「でもどうするんです?」
「今のところ接触もする気はない。」
「何でです?」
「そうだな、そういう変にいこじな連中は考え方も固くて…偏見に満ちている。人間やダンマスには悲しいかな言語が通じてるようで通じてないような…壊れた連中もいるのだよ。」
クレーマーなんかがそうだ。会う言う連中は何か見つけては攻撃し、悦に浸る。攻撃したいだけで、しかも無自覚な事が多いから…説得なんて聞かなくなっている。だからこそ…聞くだけの苦情係が欲しくなるんだ。ただ、そうとは限らないし…戦争にはまだ3人のダンマスがいるというだけで…
「そう言えばその情報をパンダ同好会でしたっけ?連中に渡さないんです?」
「それはないな…むしろ私達は連中が弱まってくれる方が嬉しい。かといって連中を取り込む気にはなれん。」
「意味が分からないよ?」
「連中を取り込むと彼らの過去もこっちが肯定したことになる。連中がパンダと敵対した過去だ。それを容認したとなれば、当然パンダと話がこじれる。最悪こっちが謝罪の上にこっちに極めて不利となる。だから仲間に取り込むことは出来ない。かといってこっちが滅ぼすというのはそれはそれで…連中の警戒網に穴をあけ、大森林の中層まで行かれて…領地を広げられ、こっちが攻められる可能性を引き上げる。緩衝地帯として機能している大森林は我々からしたらこのままの方が楽なんだ。」
「都合がいいって事?」
「そうだ。あと10のダンマスが独立している…中層も勢力的には魔王軍はおろか…黒川たちにも…スキュラにも負ける程度だとみてる。」
「あれ?それが比較対象ってどうなんですか?」
「言っちゃあ悪いが、ドランはそれ等より…ダンジョン全体の戦力は上だぞ。魔王軍は違うが…スキュラ全体とドランのダンジョンひとつが戦ったら…ドランが勝つ公算が高い。この強さに重きを置き…ドラゴンが連携できる知性があり…属性的欠点も薄い。魔人もよっぽど鍛えない限り…ドラゴンには勝てん。種族的にな。かといってこっちの資金力としたたかさを持つドランは地味に厄介だ。敵で会えば優先的に倒すべきターゲットだ。それ位の強さはある。」
「会長より?」
「会長は会長できついが…ドランほどの立ち回りの美味さと清濁併せ持つ覚悟がない。ああ見えて…前に魔王バトルの映像見せただろ?それにわがダンジョンに来た時の映像も。」
「そうですね、ステータスで上なオウルさんとか…あしらってましたもんね。」
「そうだ。あれこそドランの強さだ。だからこそ、もう少し落ち着いて欲しいが…。」
「そこは仕方ないですよ。動画でしたっけ、映像の作成者でしょ。」
「そうだ。ネタを求めて東西を回る。そういう性分だ。だから…まあこっちはゆっくり待つさ。」
「そうですね。」
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
パーティーの役立たずとして追放された魔力タンク、世界でただ一人の自動人形『ドール』使いになる
日之影ソラ
ファンタジー
「ラスト、今日でお前はクビだ」
冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。
一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。
「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」
そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。
これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。
7/25男性向けHOTランキング1位
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる