魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第一章 流れ者の村

第3話 妥協して、犬耳に機能がはないがアクセサリーで要求する

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「でも犬ですね…。」
「狼だ。」
 思いっきり悪態をつくが。実際これから測量とかしてもらい、建築の助けとなってもらうべく…まずは僕が変身する。その姿は生前懐かしい…せっかくなので学生の頃の自分だ。若い方が
フレッシュ感出てる。本当は獣人にしたかったので、犬耳もつけておく、一応不老らしいので、侮られない程度に、それでいてい普通に見える外見にした。本当はファンタジー的に獣人にしたかったが、実はまだ無くて、妥協案でこれにした。
「で、変身先が…」
「まあね、僕はこの姿に愛着がないわけでもない。スキルが育てばまだほかにもあるしね。」
 実は事前交渉で選んだのはこのダンジョンの特性スキルだ。いくつもある中で、10000DPまでなら二つ選んでいい事になった。ランダムだと一万越えたスキルが来る可能性もあるが建築士に合う1万以上のスキルもないので、これを選んでおいた。後、生前の知識のスキルは元々つける予定だったので建築学は…おまけでついている。
…とはいえ…、
「ちょっといつもより目線が高いような。」
「…事象確認、問い合わせます…確認完了…照合完了。それは変身の特性で、気分に応じて、ある程度身長が変化するそうです。ちゃんと身長とか頭でイメージしないと裸にも…。」
 あ、裸じゃないか…。変身変身。
「衣装は意識すればつけれるので、付けておきましょう。眼福眼福。」
「…君?」
「基本コアはあなたの魔力から生み出された人格です。性格設定はありますが。基本はあなたと一心同体です。」
 これはさんざん言われた。ダンジョンコアが壊されるか、僕が死ぬとダンジョンは破壊され、所属していたモンスターも消滅する。
「だからこそ聞きたい、なんで、ダンジョンよりダンジョン領域を?」
「まずは木を切って…そう言えばクエストモードというのを聞いたが?」
「チュートリアルです。これをこなしていけばあなたはDPも貰え、そして特典も手にして、ダンジョンを作る素材も手に入ります。まずはこれでダンジョンマスターのすべてを学ぶべきです。」
 そう、これが後発組のダンマスがえられる先行との差を埋める機能である”クエストモード”だ。が!
「それをやりつつ、ダンジョンを作っていこう。」
「はい、まずはこちら、これがタブレットになります。」
 そう言ってコアが光ると、真下に板がおちて来る。
「それがダンジョンを加工させ、ダンジョンマスターの証である”タブレット”です。これは最初にあなたが意識した”知識の結晶”の形となります。これを持っている限りあなたはどこでもダンジョンを改造できます。まずはそれを拾い、タッチしてください。」
 僕は拾い。タッチパネルに触れると、なじみある画面が出てきて、たくさんのアイコンがある。
「一応内部にはダンジョン作成系のほかに最初にDPを払い”測量”があるので私は計算が得意です。」
 これも交渉の末勝ち取ったものだ。聞いた話、ローマ時代よりちょっと進んだくらいだと、計測は現代社会に比べるまでもない。道具があってもこの計測ができるかどうかで道具の精度や出来る建物に圧倒的な差が生まれる。また、思い出召喚の存在内に”建築道具”が含まれている事は神様に聞いて確認済みだ。サンドペーパー含み、アンチョコの建築学の教科書含み…。
「えっと非常に高いんですけど?」
 並んでいる数字のカウントを見ただけでくらっと来る、その位全部高い、
「もうショップ見たんですか?お早いですねぇ…。」
「いやいや、見るっしょ。」
「見ちゃうんですか?」
「ここはもう少しあっさり目でも…。」
「分かりました。」
「でも…。」
 ちょっと意外だったのはノコギリ一個12万DPと書かれた文字だ。確かに思い出召喚には僕の思い出に残る建材や工具、しかも工具を作る”工業機械”まである。但しこれ。数万DPから数億DPまである。さっき言った本も1240万DPだ。極めて高い。これは予想外だ。食べ物でも数千から数万する。但しパンとスープが10DPで買える。が確か…。
「これ、確かダンマスは…。」
「はい、一応モンスターは食べなくていいらしいのですが、基本それはダンジョンモンスターです。マスターは餓死します。」
「うん、食べよう。」
 いろいろ計算と違って来てるぞ。不老でも不死ではない。餓死もする。となると食べ物もあるが…。…安い工具を探さないと…どうする…。
「少しずつではありますが、ダンジョン領域では100㎡1DP一日にもらえます。なので、10DPはもらえます。また、現在は保護期間ですので、領域を得るまでは一か月は誰もこのダンジョンの
存在を感知できず、ダンジョンバトルを挑めません。」
「そう、それを感じていたから、だが、まずは領域を稼ぎ、木を切る。木を切る。」
「大事なんですね。」
 そう、工具がまさか十数万DPとか高額だと思わなかった。これでは計画にあった”ログハウス建築計画”が台無しになってしまう。
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