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第一章 流れ者の村
第43話 慈悲は与えて様子を見る物
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「では、娘はこっちに来て荷車を奪われ…。」
「はい、しかも荷車は我らが逃げた時に…。」
…鳥海さん大方、うちのショップ見て買ったな。
「で…。」
現在、手錠を付けた盗賊団と、そして、村の自治会長という…報告の小さい王様でなく、少し恰幅のいいおじさんと、各商店主が来ていた。
「できればあなた様に、ここを守って欲しいのです。帝国がこちらに攻めて来るそうで、その抑えに入って欲しいのです。」
「ふむ、娘はこっちに来たのは本当だね。そして、去っていったと。」
「はい、いつの間にか…できればあの土人形の事を聞きたかったのですが、我らが武功で追い出したと、王城は言うので。」
「ふむ、そうか、ならウルフェ。伝書バトを送れ。連絡を取ればこちらに来るであろう。荷車でないならしばらくすれば戻るだろうが…。」
「私達は…。」
「人を殺すならいつでもできる。だが、この地において人材は有限。心を入れ替えるなら、私のために働くなら、改めて君たちを雇用しよう。君たちもだ。」
「私たちもですか?」
「これから、あの皮鎧を作った集団の元に本来は娘が交渉し、買い付ける予定だった。が、この草原ならばきっといい皮が取れるであろう。そこで娘に彼らを連れて来てもらう。」
実際、生育状態から計算すると本来のパークボアは山の中ではなく、平原が生息地だと思うからね。
「それはどれでしょうか?」
「これだ。」
取り出したのは、原材量産中のノーマルレザーアーマーだ。
「どうだね?」
流石に商人たちがざわつく。このレザーアーマー…どうだろう?一応こっちで鑑定した植物で補強してあるけど…。
「ここまで品質のいいレザーアーマーは初めてです。ですから驚きました。」
それはそうだろう、現在これをスキャニングさせると
井原化工レザーアーマー:22000DP
TIPS:タンニンの渋で毛を取り、カシューナッツオイルでコーティングしたレザーアーマー。はっきり言って文明超過レベル。市場に出し過ぎるとこれ罰則対象だからね。注意。
とでるからだ。どうも、最高品質っぽいな。が、数は出せないな…罰則として何かが起きそうだ。
「この品質の鎧に値段はつけれません。王が付けても遜色ないレザーアーマーです。」
「だろうな、そう言うつもりで作っている。これだけの物ゆえ売れなかったのだ。」
流石に商店たちがざわつく。
「ならばその職人たちがこちらに来ると。」
「ああ、呼び寄せるつもりだ。で、この町・・・私は今決めたぞ。私たちは放浪の旅をしていたが…君たちがいいのなら、ここを拠点に商売をしていいかね?」
「…お願いします!」
盗賊含め全員が頭を下げ、地面にこすりつけた。これで、ここは制圧完了だ。
「でも父上、なぜ、盗賊共も仲間に加えたのです?」
「連中は監視下にあるなら大丈夫だろう。お前にはこの辺にいる難民たちをこっちに寄せる仕事がある。魔法を使ったふりをして 家を作ればいい。」
建物の中を観察し、荒らされている箇所をダンジョンが直していく、村人が合流してまとまっていけば、ここがどうも人口4百人でどうも近隣の人口を集めて…9百に行くかどうかの人数だということが発覚した。この王様、実際、結構圧制だったらしいな…。税金はともかく、しばらくは守護に入ろう。
「こういう時に軍部は実際こけおどしでいいとはいえ、安心感を与えるには欲しいのだよ。」
実際警備会社に一生連絡しない。そんな安全地帯でも、警備会社の警備は売れていた。それを思うと安全だと思うというのは十分生活を潤すのだ。
「そう言うものですか?」
「そう言うものだ。」
ウルフェがわきを歩き…現在こっちの別動隊は、ダンジョンの位置を検証しつつウルフェの部下10名が巡回に入っている。ゴーレムが2体この館の門番として立っている。
「で、どうします?」
「私はしばらく南の町を他者に購入させないように包囲した後、放置するつもりです。まずは家を建てたい。特にこの辺には多くの市民が難民として存在しています。ここが安定したと知れば、当然、人々がここに来るでしょう。その為にはここを安定させる必要があります。」
「は!」
「それにレザーアーマーの職人となった彼らと。パークボアのエリアをこっちに移して、できれば、バークボアの上位モンスターも解放しておきたいです。」
もともと私は、何らかがない限り、今はダンジョンでログハウスを作っている。で、今度からはゴーレムが木こりとして使えるが、これに問題がある。ゴーレムは全て”ダンジョンモンスター扱い”で”自分を主体に進化できない”という欠点がある。すなわち…進化できるモンスターたちに比べレベル上限という意味では、まったく良い所がない
というのがポイントだ。なので出来るだけ必要数以外は”スポナー召喚”がいいのだが、このスポナー実は制作限界数があり、1Fごとに3つだ。ランダム配置も可能だが、3種類まで。後はその枠を一フロアごとに買ったうえでとなる、ついでに”ダンジョン領域全てで1F”扱いなので、パークボアのスポナーをフル回転させているが、これだけだと、実は大きな皮が取れず、皮鎧も2体分の皮が欲しく、それを何層も重ねてるので、実際3つ作るのでさえ工房の限界に近い。しかも、食肉が発展してくる頭と全、この皮も再利用先として優遇される。今後に期待できる分野でありながら・・・皮が無くて死にそう。ということである
「なのでマスは娘たちを待ちます。そして私はしばらく地下に潜ります。君に警備を任せます。後の処理の仕込みだけするので。」
「分かりました。しばらく警備と、あとやっておくことは?」
「不満を聞いておいてください、食料を配ることも視野に入れてます。今は春から夏、食料がない場所ではないですからね。」
「わかりました。」
人が余裕がなければ、家を建てたり増えたりしません。
「はい、しかも荷車は我らが逃げた時に…。」
…鳥海さん大方、うちのショップ見て買ったな。
「で…。」
現在、手錠を付けた盗賊団と、そして、村の自治会長という…報告の小さい王様でなく、少し恰幅のいいおじさんと、各商店主が来ていた。
「できればあなた様に、ここを守って欲しいのです。帝国がこちらに攻めて来るそうで、その抑えに入って欲しいのです。」
「ふむ、娘はこっちに来たのは本当だね。そして、去っていったと。」
「はい、いつの間にか…できればあの土人形の事を聞きたかったのですが、我らが武功で追い出したと、王城は言うので。」
「ふむ、そうか、ならウルフェ。伝書バトを送れ。連絡を取ればこちらに来るであろう。荷車でないならしばらくすれば戻るだろうが…。」
「私達は…。」
「人を殺すならいつでもできる。だが、この地において人材は有限。心を入れ替えるなら、私のために働くなら、改めて君たちを雇用しよう。君たちもだ。」
「私たちもですか?」
「これから、あの皮鎧を作った集団の元に本来は娘が交渉し、買い付ける予定だった。が、この草原ならばきっといい皮が取れるであろう。そこで娘に彼らを連れて来てもらう。」
実際、生育状態から計算すると本来のパークボアは山の中ではなく、平原が生息地だと思うからね。
「それはどれでしょうか?」
「これだ。」
取り出したのは、原材量産中のノーマルレザーアーマーだ。
「どうだね?」
流石に商人たちがざわつく。このレザーアーマー…どうだろう?一応こっちで鑑定した植物で補強してあるけど…。
「ここまで品質のいいレザーアーマーは初めてです。ですから驚きました。」
それはそうだろう、現在これをスキャニングさせると
井原化工レザーアーマー:22000DP
TIPS:タンニンの渋で毛を取り、カシューナッツオイルでコーティングしたレザーアーマー。はっきり言って文明超過レベル。市場に出し過ぎるとこれ罰則対象だからね。注意。
とでるからだ。どうも、最高品質っぽいな。が、数は出せないな…罰則として何かが起きそうだ。
「この品質の鎧に値段はつけれません。王が付けても遜色ないレザーアーマーです。」
「だろうな、そう言うつもりで作っている。これだけの物ゆえ売れなかったのだ。」
流石に商店たちがざわつく。
「ならばその職人たちがこちらに来ると。」
「ああ、呼び寄せるつもりだ。で、この町・・・私は今決めたぞ。私たちは放浪の旅をしていたが…君たちがいいのなら、ここを拠点に商売をしていいかね?」
「…お願いします!」
盗賊含め全員が頭を下げ、地面にこすりつけた。これで、ここは制圧完了だ。
「でも父上、なぜ、盗賊共も仲間に加えたのです?」
「連中は監視下にあるなら大丈夫だろう。お前にはこの辺にいる難民たちをこっちに寄せる仕事がある。魔法を使ったふりをして 家を作ればいい。」
建物の中を観察し、荒らされている箇所をダンジョンが直していく、村人が合流してまとまっていけば、ここがどうも人口4百人でどうも近隣の人口を集めて…9百に行くかどうかの人数だということが発覚した。この王様、実際、結構圧制だったらしいな…。税金はともかく、しばらくは守護に入ろう。
「こういう時に軍部は実際こけおどしでいいとはいえ、安心感を与えるには欲しいのだよ。」
実際警備会社に一生連絡しない。そんな安全地帯でも、警備会社の警備は売れていた。それを思うと安全だと思うというのは十分生活を潤すのだ。
「そう言うものですか?」
「そう言うものだ。」
ウルフェがわきを歩き…現在こっちの別動隊は、ダンジョンの位置を検証しつつウルフェの部下10名が巡回に入っている。ゴーレムが2体この館の門番として立っている。
「で、どうします?」
「私はしばらく南の町を他者に購入させないように包囲した後、放置するつもりです。まずは家を建てたい。特にこの辺には多くの市民が難民として存在しています。ここが安定したと知れば、当然、人々がここに来るでしょう。その為にはここを安定させる必要があります。」
「は!」
「それにレザーアーマーの職人となった彼らと。パークボアのエリアをこっちに移して、できれば、バークボアの上位モンスターも解放しておきたいです。」
もともと私は、何らかがない限り、今はダンジョンでログハウスを作っている。で、今度からはゴーレムが木こりとして使えるが、これに問題がある。ゴーレムは全て”ダンジョンモンスター扱い”で”自分を主体に進化できない”という欠点がある。すなわち…進化できるモンスターたちに比べレベル上限という意味では、まったく良い所がない
というのがポイントだ。なので出来るだけ必要数以外は”スポナー召喚”がいいのだが、このスポナー実は制作限界数があり、1Fごとに3つだ。ランダム配置も可能だが、3種類まで。後はその枠を一フロアごとに買ったうえでとなる、ついでに”ダンジョン領域全てで1F”扱いなので、パークボアのスポナーをフル回転させているが、これだけだと、実は大きな皮が取れず、皮鎧も2体分の皮が欲しく、それを何層も重ねてるので、実際3つ作るのでさえ工房の限界に近い。しかも、食肉が発展してくる頭と全、この皮も再利用先として優遇される。今後に期待できる分野でありながら・・・皮が無くて死にそう。ということである
「なのでマスは娘たちを待ちます。そして私はしばらく地下に潜ります。君に警備を任せます。後の処理の仕込みだけするので。」
「分かりました。しばらく警備と、あとやっておくことは?」
「不満を聞いておいてください、食料を配ることも視野に入れてます。今は春から夏、食料がない場所ではないですからね。」
「わかりました。」
人が余裕がなければ、家を建てたり増えたりしません。
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