魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第2章 村と街とダンジョンと

第67話 挨拶の破壊力

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「ファクターの指定は待ってもらう事は可能ですか?」
 説明会は又続いていた。ダンマスである限り必須の、利権の為だ。
『管理はこちらのコアで行いますが、ファクター未定である場合、あなたのダンジョンは開けません。又ルール「ファクターの指定は待ってもらう事は可能ですか?」
 説明会は又続いていた。ダンマスである限り必須の、利権の為だ。
『管理はこちらのコアで行いますが、ファクター未定である場合、あなたのダンジョンは開けません。又ルールは再設定となり、あなたのダンジョンが開かれた直後に”専属契約”を購入しないとそのダンジョンから”双方”出られません。注意してください。』
「またもしばらくお預けね。」
「ちょっと後悔しましたよ。かわいいから好きですが…。モフモフで。あ。鳥海さんに見つかると困りますね。私もペットに興味があるのでこれにしましたが…。ファクターの割引はどうなります?」
「2倍部分は固定です。但し、割引はどっちも適応されます。権利優先です。元々家はモンスターは全部2倍ですので、気にしなくていいですし、新しいファクターの効果で減額は消えません。』
「いいわね。」
 女王様が一人増えた感じだな、私が外だとこうなるのか、覚えておこう。が追加で250万DPか。これは痛いですが、ダンジョンはもしかして…。
「モンスターの扱いはどうなります?」
『どっちも独立管理となります。が、移籍が可能です。但し同じ肉体となるで、命令権は統一されてどっちでも可能です。これに伴い、モンスター所持数が全て2倍となります。拡張も双方可能です。』
「これは大きいですね。ランキングも二つですしね。ただしファクターですか…。今の現状見てから、決めろというのも難しいですね…。」
「マスター…???」
「どうしました?ミヨちゃん?」
 どうも人間の姿で来たのは今日はモアレと付き添いをやらせておいたミヨちゃんだ。
「マスターが増殖してない?コアさん?」
『マスターが進化して、双頭になりました、もう一体はマスターでありマスターでない存在、双頭の首でございます。』
「初めまして、お嬢さん。私はミラージェ、井原であり、マスターであり、新しいマスターよ。」
「きゅぅ。」
 あれ?ミヨちゃんが気絶してしまった。
「んだ場?どうし…。マスターが増えただ!」
「タミさん。」
『説明はした方がいいですか?』
「やあ、お嬢さん、私はミラージェ。マス・・・。」
 言う前に折り重なるように二人は気絶していた…いや,どうしたんだこれ。
「コア、どうしたらいい?これは?挨拶さえできないのだが?」
『分かりました。一度ストックに格納します。但し、移籍するモンスターもお考え下さい。その者はミラージェ様の第一の僕として、仕えるモンスターですから。』
「分かった。」

「ダメだ、あれは…。」
『大丈夫ですか?』
 二人を隔離し、別の部屋にコアは連れ込んだものの、意味が解らなかった。
「すまないコア、オウルに緊急連絡、後ウルフェは?」
『あの子た、こっちで狩りでした、レベル10ボアを探してくるのでもう少しで帰ってきますよ。』
「最近頑張って、数秒意識を閉じる事で、マスターの尊顔を直視せず、やり取りできるようになっただが…まさか増えるとは。」
「2倍は卑怯だって。あれは破壊力だけで死ねるって。」
 流石に新主人ができると思わず、つい見た瞬間に心を射止められるとは思わなかった。これはタミさんも一緒で二人がそろっている瞬間から記憶がない。
「呼ばれたので来たんだな?ホッホッホ。」
 オウルが、鳥の状態でやってきたころにはタミさん以外は全員動物の状態だった。
「きょうのマスターえぐいから、えぐい位かっこいいから、マジマジ。」
「いつも麗しいぞ、主は、」
「だから破壊力違うって、いつもより何倍だろう?」
「んだ、分からんだ。」
「要領を得ぬな…。どういうことだ?」
『マスターが進化して、オルトロスになられました。それに伴い、あいさつに行ったのですが…。』
「そうか、ついに行かれたか。ふむ、長かったん。」
『そしたら、見に行った者たちがことごとく討ち死にしまして。」
「ホッホッホ、修行が足りぬの、儂がイッチョ行って来て、挨拶して見せようぞ、」
「コアさん、最悪の時は頼んだよ。」
「行ってくるぞ?ちゃんと感想を言ってやるからな…。」
 オウルを見送る二人は、可愛そうな被害者を見る目だった。
「帰ったが、コアに招集されたんだが…。緊急事態と聞いたぞ、後これお土産。どんぐりな。」
「いつもありがとね、マスターに、挨拶行ったら?進化したんだって。」
「ほう、一応今度の警備体制聞かないといけないから、行かないとな、行ってくる。」
 すぐに踵を返し、ウルフェも去って行ってしまった。
「ふっふっふ。」
「黒い子だよ。」
「いやあ、いいじゃん、少しは私達の…。」
『すいません、そこどけてもらえますか、負傷者2名、転送します。』
「やっぱり。」
「んだべ、ちょっとどくべ、目覚まし終わったべ?」
 二人が退くと、そこに落ちるように、フクロウと狼が落ちてきた。
「あれは別の意味でやばいぞ、お前ら、」
 オウルの目が真剣だった。真剣通り越した血走った目だった。
「あのお方、あの天使スマイル、本気でダメだ。あのまま3分あそこにいたら、昇天しそうだ。」
『マスターからの命令です。復帰したら、もう一度…。』
 それに4人が出を天井に向ける、コアに向けたつもりだろう。
「ちょっと待って、深呼吸させて、」
「んだ。ちょっと対策考えるべ。」
「いつもなら笑い飛ばして、こっそり目をつぶるのだが…。それさえだめだ、今回、あざといんだ、あの笑顔。」
「私も、膝が笑ったぞ、普通に…。」
「あ、お姉ちゃん。」
「ウルフェ達が、呼ばれたから見に来たぞ。」
 モアレたちが篭に木の実を載せ家の中に入っていていた。
『マスターの進化が終わったので、顔合わせを行いたいとのこと。なので…おいで下さい。」
「先にどうぞ。」
 4人が手を出し、奥の通路を指す。
「よくわからんが、行ってくる、大丈夫かお前ら?」
「今日は木の実しか取れなかったから・・。」
「大丈夫だ、前聞いたらこれを漬けて、何か作ると言っていたぞ、あと炒めるだっけ?」
「そうだよ…。」
 しゃべりながら行く二人を見送りながら…。そっと通路の先を除くと…。
『キャー可愛い!ふわふわー!』
『その獣は何だ?ん?新しいお前?何だそれ?』
 騒ぐ隣人たちをじっと4体のモンスターは見つめていた。
「そこまで、んだな。」
「そうよね、負けられない。行ってこよう。」
「分かった。みんな一緒だぞ、膝に力が入らなくなったら。お願いな。」
「ホッホッホ、分かった、支えよう、」
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