魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第13章 新入社員と改革のススメ

第485話 建築家の真髄は、困難な建築で現れる

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「まずは全員を集めさせてもらった。今回は大プロジェクトになる。」
 集まってもらったのは井原建築事務所メンバー。ミヨちゃん。ウルフェ、コン、タミさん、オウル。モアレ、ポアン、エナリシアはついでだ。この7名となる。
「どういう事だ?」
「まず、魔法が使えない上に納期も厳しい。そして何より、工程表が一番厳しい。」
「どういう事だ?」
 モアレが手をあげる。
「まずリラシルト側が求めているのが”ホテルの情報開示”だ。安全が理由だが、かなりの情報量を只取りするつもりだまず設計図の提出。そして、リラシルトに建築する際はそこに必要は作業工程表を行政区に提出する必要がある。これらの書類は全部スキュラ側がやってくれる。が、問題はその書類の元となる工程表と設計図が速すぎても遅すぎてもいけない。」
 そう、作業工程表が出る以上…特殊な魔法や製法は使えない。変な物を出せば、大方酷い目に遭う。
「その上で、豪華にしなくてはならない。だからこそ。問題が多すぎる。」
「…そうなのか?」
「お姉ちゃん。」
「そしてホワル国側の要求は”貴族邸宅”だ。客間8室に護衛が2千名。それの宿泊地を込にした今までに変わらない食事、そして特産品の海産物などの食事、および小麦などの食事ができるキッチンだ。ほぼ陣地作成のノリだ。これらを全部リラシルトが支払う事だ。後火酒もだ。」
「…それ無茶じゃない?」
「お姉ちゃん、本来は私達それくらい偉いんだよ?」
「それを丸投げしたんでしょ?マスター断ってもいいんだよ?」
 ミヨちゃんを含め、全員が頷いていた。
「…まあ…普通に考えれば無茶だろうな。その為、まず全員をザガートン大陸のリラシルトに向かってもらう。そして…。私も調査に向かう。調査期間は三日。この3件の建物のうち2件の島以外の箇所を2か月以内に完成させる。島はそれから2週間がめどだ。」
「私でもわかるぞ、それは無茶すぎるぞ!」
 モアレが怒鳴る。
「お姉ちゃん。」
「納期とかは、これでも何とかする。で、私はパーツの生産に入る。ウルフェ、コン、タミさんは私の手伝いを頼む。」
「ん?」
「ミヨちゃん。オウル。モアレ、ポアンは視察に行き、向こうの建築様式そして、ぜいたく品のリサーチを頼む。」
「どういう事だ?」
「こう言う”短時間の建築”に特化した工法があるのだよ。許可も取りやすいやつがな!」
 建築家にとってこういう無茶は数多い。特に店などでは流行に沿った食品店などで、こういう無茶はいくらでも見た。やらせてもらう、建築家の真髄って奴をな!
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